[過去ログ] プリキュアでエロパロ11 (745レス)
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247(1): うららとシロー 4/4(終) 2012/10/21(日) 15:11:46.20 ID:SAdx74Jc(4/4)調 AAS
「もうシローったら…何考えてたんですか、私の方が恥ずかしかったじゃないですか」
「な、何をって別に…すまなかった」
後ろで手を組んだうららは赤面しながら少し怒ったような顔で、渋い顔をしてうららのカバンを持つシロップを問い詰めていた。
二人は夜の人気の無い、住宅に囲まれた小さな通りを、うららの家に向かって歩いていた。
鷲尾は大通りで二人を降ろし、シローにうららを家まで送るように頼むと、車で去って行った。
これは二人で話をしておきなさいということだな、とうららは思っていたが、
シローは今日の罰としてうららの重い荷物を持たされた上に叱られるのだ、と思っていた。
「だって知らなかったんだ…うららが歯が痛くて歯の医者に行ってたなんて」
納得できない様子だったシローも、さすがに途中からは申し訳なさと恥ずかしさの混ざった声で言った。
大食いで知られるうららだが、最近多忙だったことも重なって歯の負担が大きく、虫歯が出来ていたのだという。
「でもそれならそうと俺に言ってくれても良かっただろ?
俺はお前の役には立てないのかよ」
「見せたくなかったんです、情けなくて。
だって私の笑顔は…みんなの物なんですから。早く治してから見せたかったんです、みんなに」
「そうか。うららの笑顔は、みんなの物だもんな」
他の仲間達がこの遣り取りを聞いたら、うららはそこは「みんなの」ではなく「あなたの」と言うところだし、
シローも「みんな」の一人として納得して良いのだろうか、と苦笑したかもしれない。
二人は立ち止まるとお互いを見合って、静かに微笑みあった。
少し間があってから歩き出すと、うららが悪戯っぽい笑顔を浮かべてシローを見つめながら、口調を変えて言った。
「私が仕事のためなら男の人と寝るような、そんないけないことする子に見えたの?シロー」
「だ、だって恥ずかしそうなうららの声を聞いてると…」
「ふーん。男の子ってああいうのに弱いんだ」
「おい、そんなことは…」
「だって、感じてたんでしょう」
「そ、その…」
バツの悪い顔をしてシローがそっぽを向いた次の瞬間、うららの唇がシローの唇に重なった。
まただ。どうしてこう何時も、キスの時はうららから先にされてしまうんだろう。本当は自分から包み込んであげたいのに。
どうももじもじしてしまう自分に嫌気が差したのもつかの間、シローは瞳を閉じて顔を寄せているうららを一瞥すると、彼女の髪と肩を撫でた。
うららのカバンが道に落ちてしまったが、二人は気にせずにしばらく堅く抱き合っていた。
か細い体を支えるシロップの目は優しかった。
唇を離したうららの上気した顔に、シローはまたドキッとしてしまったが、それに気がついたうららは、またも悪戯っぽい顔で言った。
「キスと同じように、私の初めてもシローにあげちゃおうかな」
「○、○◆□×■※〒ー!」
「演技ですよ、演技。シロー夕食はまだでしょう、今夜は家でカレーを食べて行って下さいね」
駆け出して門の中に入っていったうららを、真っ赤な顔をしたシローは見つめていた。
249(1): 2012/10/21(日) 15:23:43.17 ID:2lKCdR7H(1)調 AAS
>>244-247
GJ!!
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