[過去ログ] お姫様でエロなスレ14 (382レス)
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212: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:03:11.93 ID:RWuYSBzl(1/23)調 AAS
他のスレに途中まで投下して、3年ほど放置していたパロディの加筆修正、完成版。
特殊嗜好を含むため、こちらに投下する。
元ネタ:「妖ノ宮」っていう和風姫ゲー。
属性:女性向け男女恋愛、ハゲ、スカトロ、カニバリズム要素、SM要素。
苦手な人は注意して下さい。
■登場人物
妖ノ宮(あやしのみや)……あやかしと人間の混血児。趣味は放火。
法縁(ほうえん)……妖ノ宮の婿。僧形の超絶イケメンカリスマ指圧師。
五光夢路(ごこう・ゆめじ)……妖ノ宮の後見人。あやかし討伐組織の総長。
火炎車(かえんしゃ)……妖ノ宮のお友達。人を喰う凶悪な妖怪。
213: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:05:01.26 ID:RWuYSBzl(2/23)調 AAS
『妖ノ宮』
あやかしと人間が共生する、極東の神秘の島国、八蔓(ハチマン)。
呼び名の由来は、「かつて八柱のオロチがツルのように絡まり合い、生まれた土地」とされる伝承。
多種多様な都市国家が群雄割拠し、成り立っている列島である。
人の子もあやかしも、激しく短い一生を送り、天寿を全うすることは少ない混沌の時代であった。
このハチマンにおいて、国内の医療市場を牛耳る存在が慈院(じいん)である。
慈院とは、老若男女を問わず、広くハチマン中に顧客を抱える、指圧治療師の組合。
まだ医療技術の未発達だったハチマンにとって、貴重な医の担い手と言えた。
彼らを統率するのは、余酪(よらく)地方の領主にして慈院総元締め、法縁(ほうえん)。
彼はしたたかな野心家の男で、医療の独占状況をよいことに、甘い汁を吸う稀代の悪党だった。
法縁は筋金入りの守銭奴。
自分が頭首に代替わりしてからは、慈院の運営をカネ儲け主義に走らせる。
治療費を法外に吊り上げ、暴利を貪ったのだ。
また横領、脱税、贈収賄、そしてセクハラ、パワハラ、しかもマザコンのうえにロリコン……
あらゆる不正行為と、神技の域とまで称される「癒しの指」の技術を悪用し、勢力拡大に成功してゆく。
その狡猾さから頭角を現した法縁は、さらに盤石の地位を得る。
国家連合の盟主、主君筋である神流河(かんながわ)国の姫宮をめとり、みごと逆玉の輿に乗ったのだ。
半人半妖であることから、妖ノ宮(あやしのみや)とあだ名される、弱冠十六歳の少女。
彼女は、志半ばにして非業の死を遂げたハチマンの英傑、覇乱王(はらんおう)、
神流河正義(かんながわ・まさよし)の遺児。
乱世に咲きし可憐な悪の華である。
この姫君が法縁をみそめ、弱みを握って彼を脅迫し、求婚した。
そして互いに利害の一致を見た結果、めおとの契りを結んだのだ。
妖ノ宮は人食い鬼の放火魔だったので、法縁とは悪党同士お似合いだった。
時期を同じく、覇乱王の四人の重臣、四天王による覇権争い
「四天相克(してんそうこく)」の動乱も収束。
妖ノ宮を奉戴していた五光夢路(ごこう・ゆめじ)派閥の勝利をもって、幕を閉じる。
妖ノ宮が神流河国の王になり、妖ノ宮と法縁はめでたく盛大な祝言を挙げた。
ふたりは今まで以上に一致団結し、弱き民からカネを巻き上げ、苦しめ続けた。
これは、そんな悪鬼のような夫婦の物語。
214: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:07:50.90 ID:RWuYSBzl(3/23)調 AAS
<一>開幕
ここは首都、百錬京(ひゃくれんきょう)の西に位置する傘下都市――余酪(よらく)地方、慈院本部。
自然豊かな山々に囲まれた、堂々たる山門。
山門をくぐると、広大な敷地には白砂が撒かれ、閑静清浄なおもむきの木造建築が構えている。
時刻は宵の口。
等間隔に並ぶ吊り灯ろうが、入り組んだ回廊の夜闇を照らしていた。
大勢の門弟たちを養う大所帯である立派な屋敷。
景観からも裕福な暮らしがうかがえる。
それは、弱者たちの屍の上に築かれた栄華だった。
そんな悪徳領主の館にて、新妻の妖ノ宮(あやしのみや)は、ひとり文机に向かっていた。
普段は百錬京の風雲城で生活し、政務を処理しているのだが、今は用事があり慈院本部に滞在していた。
世間を欺くためのインチキ二重帳簿をつけている最中である。
こうした悪事にも平然と手を染める娘だが、彼女は見目麗しかった。
容姿だけを見れば、蝶よ花よと育てられた人畜無害な深窓の美姫。
まるで幼女の面影を残す和人形だった。
しかしちまたでは「大妖を母に持ち、妖術でもって人心を操る」と噂され、
畏怖の対象となっている妖女である。
「おなかすいた……ごはん、まだかなぁ」
記帳する筆を置いて一息つくと、空腹をつぶやく。
と言っても、先ほど夕餉を済ませたばかり。
ふっくらと炊きあげた、在田産の最高級白米をたらふく喰ったばかりである。
厨房におやつを貰いに行くか、または妖ノ宮の精神世界「真なる座所」に潜り、
お供のニンジンと戯れるか、それとも、どこかに放火して気分転換でもするか……。
悩んでいると、ふいに食べ物の気配を感知する。
「あっ、おいしそうな匂いが近づいてくる」
しばらく待っていると、荘厳な錦絵をあしらった襖を引き開き、薫香を連れて和室に入る者があった。
僧形の青年――伴侶の法縁(ほうえん)である。
「ヌフフ……妖ノ宮、今帰った。いい子に留守番しておったか?」
「あら。お帰りなさい、あなた」
中立組織、調停(ちょうてい)の都、松左京(まつさきょう)の往診から帰邸した彼に、
妖ノ宮は可愛らしく抱きついた。
よろめく法縁。
「おっと、危ない。ヌフッ、どうした。わしが居なくて淋しかったか? ヌフフフ」
ヌフフ、と不気味に笑いながら、幼妻の丸い頭をやわらかく撫でる。
「別に! ちっとも淋しくなんてなかった。調子に乗らないで、つるっぱげ」
「…………」
慈院は剃髪し法衣をまとうことを制服としており、彼も紫の衣と贅沢な金襴の袈裟を身につけている。
聖職者のなりをしているものの、法縁は汚れきった男である。
215: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:11:50.18 ID:RWuYSBzl(4/23)調 AAS
まず人相から邪悪で、絵に描いたようなふてぶてしい面構え。
年の頃は「おっさん」と形容するにはまだ早いが、
かと言って「お兄さん」と呼ぶのもそろそろ厳しい、微妙なところ。
見るからに胡散臭い人物である。
妖ノ宮は、夫に座布団を勧めながら言った。
「座って。外は寒かったでしょう、すぐにお茶を淹れるわね。夕餉は食べてきたの?」
「ほれ、これは土産じゃ。腹をすかして居るのではないかと思ってな。
包みを解いてみろ。おぬしの好きな饅頭が入っている」
「わあい! お菓子大好き。おまんじゅう、ちょうだい」
嬉しそうに土産を受け取り、茶器の用意を始める妖ノ宮。
新たな金ヅルの資産家を掴んできた法縁は、上機嫌だった。
「喜べ、妖ノ宮。調停の大貴族から、また“暖かいご支援”を頂戴したぞ。
まったく笑いが止まらぬなぁ! ……ヌフ、ヌフハハハハ! 力こそ正義! カネこそが正義なのだ!」
この「暖かいご支援」という言葉は、脅迫による搾取を意味している。
脅迫は法縁の十八番である。
彼は医療従事者でありながら、甘美な権力の味に魅入られしカネの亡者だった。
「悪さばかりしていると、そのうち罰が当たるわよ。法縁殿」
「フン……どの口が言っている。罰なぞ当たりゃせんよ。
なにせ我が慈院は、天下の妖ノ宮様の加護を受けているのだからな」
過日の跡目争い「四天相克(してんそうこく)」を勝ち抜いた妖ノ宮は、覇乱王の正式な後継者。
王婿の恩恵を享受した慈院も、今や揺るぎなき組織である。
自らも趨勢に乗ろうと、ハチマン各地の有力諸侯が、法縁への取り入りに躍起だった。
「ヌ、おぬし」
ふいに何事か気づき、目を眇める法縁。
妖ノ宮の小作りなかんばせを、しげしげと眺める。
「ははあ、ちと顔色が悪いな。疲れが溜まっていると見える」
「そう? 確かにおなかは、すいてるけど……」
妖ノ宮は夫を見上げ、小首をかしげた。
「……おぬしは常に腹をすかしておるな」
本人は頓着しなかったが、実際のところ、彼女は心身ともに疲弊していた。
神流河(かんながわ)国の新しい君主として、激務をこなす毎日……。
それなりに楽しく幸せではあったが……甘くも何ともない、法縁とのあわただしい新婚生活。
共に過ごす時間すら、ろくに確保できない日々が続く。
新天地の慣れない仕事に戸惑う場面も多く、無理が重なったのである。
「どれ、久しぶりに施術してやろう。湯で身体を温めて来い」
「でも。あなたも疲れているでしょう? 往診から戻ったばかりだもの。今日はもう休んで」
「なに、おぬしに体調を崩されでもしたら、わしが困るのでな。
ゆっくりと……時間をかけて……揉みほぐして……癒してやろう……ヌフフ!」
どうやら法縁なりに、妖ノ宮を心配しているらしかった。
216: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:15:09.56 ID:RWuYSBzl(5/23)調 AAS
<二>指圧
湯浴みを終えて妖ノ宮が戻る。
寝所の座敷はよく暖められ、畳にはすでに布団が敷かれていた。
軽く焚いた香のただよいが、彼女の身体をふわりと包んだ。
「ほれ、ここへ来い」
僧装を解き、法縁は白衣姿となって待っていた。
彼の手招きに応じ、布団の上にちょこんと正座する妖ノ宮。
湯あがりの着衣は薄い寝間着のみ。
カラスの濡れ羽色の髪を高く結いあげてまとめ、人外の証である尖耳を露わにしている。
袖をたくしあげ襷を結び、法縁は張りきって腕まくりをした。
膝立ちになって妖ノ宮の背後に陣取ると、肩の触診を始める。
「……ずいぶんと、身体を酷使しているようだな」
熟達した治療師は、患部に触れるだけで相手の体調を読み取ってしまう。
「んっ、そこ」
押し揉まれた部位が痛気持ちよく、妖ノ宮は思わず鼻を鳴らす。
眉上で切り整えられた前髪を掻き分け、法縁の手指がこめかみを押さえると、ゆっくり円を描く。
「わしの指は癒しの指。力を抜き、わしに全てを委ねるのだ。
雲オロチの腕に抱かれているが如き、極楽浄土へと連れて行ってやろう!」
幼妻の耳元でそう囁いてから、彼はほくそ笑んだ。
――生命維持の源とされる、生気と血液を気血という。
気血の循環系として、人体をすみずみまで巡る道すじが経絡。
おもに十二本の経脈があり、五臓六腑から出発し、全身を一巡りして再び戻ってくる。
これらの経路上にそって点在する要所が、いわゆるツボ、経穴である。
健康に変調をきたすと、それが経絡を通じて関連ある経穴に伝わり、凝りやへこみ、
皮膚のざらつきとなって現れる。
指圧とは、経穴を刺激することによって内臓諸器官に働きかけ、気血の流動を促進し、
自然治癒力を引き出す手技療法のひとつである。
また慈院の指圧術「癒しの指」は、人間の身体能力を一時的にだが、
劇的に増強するといったことも可能とし、軍事にも重宝されていた。
特に頭首である法縁の技量は群を抜いていた。
217: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:17:49.92 ID:RWuYSBzl(6/23)調 AAS
――華奢な四肢が、敷布の上でうつぶせになっている。
力加減を誤って扱えば、たやすく折れてしまいそうな身体である。
法縁はその細身に馬乗りになって跨った。
爪を短く切り揃えた指先で、背の柔肉に位置を定める。
そっと親指を投じると、彼の商売道具が……じわり、と掛け布に沈み込んだ。
的確な取穴だった。
体重を乗せ、奥に深く圧を入れる。
「……ぁ、ぅ〜っ……いぎぃぃ……」
えも言われぬ圧痛に、押し殺した呻きがあがる。
「ほら、まだ無駄に力んでおるぞ。遠慮するな、声を我慢することはない」
「ぁっ、は、ぅ〜!」
「次はこちらの経穴だ!」
枕に顔を埋めた妖ノ宮は、押し寄せる快痛の波に呑まれていった。
秩序ある規則的な指さばき。
この妙技を、唯一いつでもどこでも無料で味わえるのが、妻である妖ノ宮の特権だった。
次第に、体内を回る気血の流れが調整されてゆく。
筋肉の緊張はやわらぎ血流も良好、可動域が増え、細胞が見る見ると活性化した。
「段々と身体が軽くなって来たであろう」
「……ふぁ……は、ぁ……」
切れ目のない加圧に合わせ、妖ノ宮は穏やかに呼吸する。
彼女はふわふわと夢見心地をたゆたっていた。
酒に酔ったような酩酊感に眠気をもよおす。
妖ノ宮はまどろみ――何かを尋ねる法縁の声も、意識の遠くに聞こえる。
全ての工程を消化する頃、彼女は健やかな寝息を立てていた。
218: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:20:47.03 ID:RWuYSBzl(7/23)調 AAS
<三>B面
「……妖ノ宮、妖ノ宮。これ、妖ノ宮よ。わしの姫」
「ん……ほうえん、わたし、眠ってたの……?」
低い呼び声に覚醒した妖ノ宮は、のろのろと布団から起き出した。
寝惚けまなこを小さな両手で擦っている。
「む、目覚めたか。さあ、これをお上がり。わしの煎じた薬湯だ。気分が落ち着く。熱いから気を付けてな」
そう言って、湯気のたち昇る陶器を載せた盆を差し出す。
妖ノ宮が眠っている間に淹れたものだ。
「いい匂い……いただきます」
愛情たっぷりの施術に安らいだ妖ノ宮は、屈託なく微笑んだ。
渋くこうばしい風味を楽しみながら、法縁手製のお茶をすする。
すぐに身体の芯から温まり、発汗する。
「おいしい。法縁殿、ありがとう。疲れが抜けて、すっかり楽になりまし――」
「さあて、では最後の仕上げといこうかの。身に付けているもの全て脱いで、そこに横になれ」
述べようとした礼を法縁が遮った。
予想外の指示にきょとん、とした後、妖ノ宮は頬をプクッと膨らます。
「……すけべ。今夜はいや」
「はて、助平なのはどちらだか。わしはただ、ヌッフフ! 総仕上げに必要であるから、
脱げと言っているまで。いったい何を期待しておるのかな」
「変なことしないで下さいね」
彼の怪しい笑みに疑いの眼差しを向けながら、釘を刺す。
「ああ。しない、しないぞ。だからとっとと脱ぐ! ヌフ、ヌフフフフフッ!」
「する癖に……」
布団から枕をどかし、替わりに折りたたんだ数枚の手拭いを重ねて置く。
生まれたままの姿になった妖ノ宮は、それを顎の下にし、腹ばいに寝そべった。
行燈の淡い照明によって、しなやかな裸身がぼうっと浮かびあがる。
白いうなじに、汗で湿ったおくれ毛が貼りついている。
「よいか、妖ノ宮。治療こそ我が命。そう、万人の幸せこそが……
いや、おぬしの幸せこそ、わしの幸せ。ヌフ、ヌフフフ……」
わざとらしく殊勝な物言いをする法縁。
何か言い返そうと妖ノ宮が身じろぎしたとき、大きな手が静かに脊柱へ乗せられた。
労わるような、心地よい熱を帯びる厚い皮膚。
――言葉が出てこなくなってしまう。
ただそこに触れられているだけで、掌から放出される慈しみの「気」が、体内に浸透するようだった。
219: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:23:41.78 ID:RWuYSBzl(8/23)調 AAS
法縁は薬箱から小瓶を取り出し開封した。
粘り気のある液体を適量手に垂らし、しばらく体温であたためる。
「ゆくぞ、妖ノ宮よ」
「ひゃ、何ですか? 冷たい。ぬるぬるする」
「これか? これはな、ただの潤滑液だ。指の滑りを良くする、な」
植物から抽出した精油を用い、法縁が調合した非常に高価な品だ。
ほのかに立ち込める陶酔的な香気には、催淫効果がある。
「ぷぷ……くすぐったい」
背のこそばゆさに耐えかね、妖ノ宮はくすくすと笑い出した。
「こら、笑うでない。いい子だから大人しくしておれ」
震える脇腹にとろみを広めながら注意する。
「なによ、子供あつかいしないで。私はもう子供じゃない」
柔らかな女体の背面をゆっくり按摩しながら、円滑液をなじませてゆく。
少女の透明感あふれる肌が、法縁の手によって一層ピカピカに磨かれる。
――やはり布越しに触れられるのと、素肌へ直に触れられるのとでは、違う。
男女の肌同士の摩擦が、妖ノ宮にもどかしい劣情を喚起させるのだった。
入念に下地を作ってから、法縁は頃合いを見計らって話しかける。
「それにしても、けしからん。実に、けしからんなあ」
言うと、粘液で濡れ光るプリプリの尻たぶを鷲掴みにした。
「全くけしからん尻じゃ。ようし、こうしてくれる!」
「ぁう! 嘘つき、いやらしいことはしないって約束したのに。法縁のはげ。つるっぱげ!」
「ヌフ!? 禿げ、禿げだと!? なんと。まさか女房から禿げ呼ばわりされるとは!
わしはもう立ち直れぬ。……ヌフハハハッ、こやつ! この鬼嫁めぇ」
「誰が鬼嫁なの。もう一度言ってみなさい!」
焚きつけられた法縁は反撃に出た。
仙骨の辺りにある窪みに指を添えると、ぐっぐっと、手際良く押し広げる。
「あっあっ、やぁんっ」
妖ノ宮の身が跳ねた。
潤滑油のぬめりを使い、男の太い指が尻の割れ目を往復する。
尻えくぼの凹みや足のつけ根を圧し、菊蕾に指先を当てて振動させると、いじらしい嬌声があがる。
法縁は、実に楽しそうに弾力ある双臀をこねくり回した。
「ほうれ、ほうれ! どうした、そんなに尻を振って」
卑猥な手つきから逃れようと、妖ノ宮はむっちりした小ぶりの尻山を持ち上げ、左右に捩じる。
それが意図せず挑発的な動きになってしまう。
「ぃや、だめ、ほうえん、法縁ったら! 妖怪髪なし。すけべな人は嫌い!
もうっ、……お、おしりやめてぇ……っ」
桃尻への執拗な責めは続いた。
何という尻への執念。
彼女の尻は法縁のお気に入りなのだ。
220: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:27:16.90 ID:RWuYSBzl(9/23)調 AAS
内腿の際どい箇所に触れられたとき、妖ノ宮はとうとう本音を漏らした。
「嫌なの。顔が、見えないままなのはいや……あなたの顔、見たい……だから」
「よしよし、では前もしてやろうな」
涙目になって請われた法縁は、嬉々として応じた。
彼の言葉を聞き、妖ノ宮は気だるげに上体を起こす。
そっと顔を寄せ、首に細腕を回し、口づけをせがむ仕草を見せる。
「法縁殿……」
「それはまた後で、な」
「…………」
制止された妖ノ宮は、何とも複雑な表情を浮かべるのだった。
少女の火照った肉体があおむけに横たわる。
すかさず、晒された下半身の茂みに保温用の手拭いが被せられた。
妖ノ宮は胸の前で両腕を交差させ、乳白色のなだらかな丘陵を抱き隠している。
「……どうせ、小さいと思ってるんでしょ」
目をそらし、脈絡なくつぶやく妖ノ宮。
「は、何のことだ?」
「大きくて綺麗な患者さんだったら嬉しいんでしょ、浮気者」
あどけない彼女は、まだ幼児体型の域を出ていない。
慎ましく控えめな膨らみである。
「待て、わしはまだ何も言っとらんぞ。浮気もしておらぬし。何故ならば命が惜しいからな。
それに患者のことは、骨と筋肉の集合体としか思っていない」
そして、患者は「カネを運んでくる物体」でしかない。
「言わなくても分かってるんだから……」
むくれる妖ノ宮。
法縁は、女性患者に平気でセクハラじみた施術をするため、浮気の心配がある。
黙ってさえいれば、彼は引目鉤鼻の純和風イケメン……
ハチマン一の男前である(と妖ノ宮は思っている)。
やきもちを妬くのも無理はない。
「ん。しかしまあ、おぬしが気に病んでいると申すのなら。
ヌフフフ、たっぷりと時間をかけて……わしが乳を大きくしてやろう」
ポキポキと得意げに指を鳴らす法縁。
「お願いします、法縁先生」
「よかろう、万事わしに任せておけ。おぬしの乳は責任を持って育てる。今夜は寝かさんぞ!」
彼は歯を出して力強く笑いかけた。
221: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:30:56.70 ID:RWuYSBzl(10/23)調 AAS
<四>A面
法縁は姿勢を正し、仰臥する妖ノ宮のあたま側に座り直した。
蛇を彷彿とさせる、切れ長の鋭い双眸が、彼女を逆さまに覗き込む。
……妖ノ宮は、自分がまるで俎上の魚にでもなったかのような錯覚に陥った。
生殺与奪の権を握られ、今から好き勝手に料理されようとしている。
三枚におろされるのかも知れない。
手の平に円滑油をまぶして補充し、作業に取りかかる法縁。
指先で、体側に深く重くらせんを描いてゆく。
心臓を目指し炙るように熱を送ってゆく。
「しかし、おぬし。よく喰う割に全く太らんな。面妖な。これもあやかしの血か?
育ち盛りだろうに、どこもかしこも、ちっこい」
按摩する手の流れを止めぬまま、そう述べる。
「……お黙り。ちっこいって言わないで。法縁なんてもう知らない。
仕返しに、髪が一生はえてこない呪詛をかけてやる!」
「ハッ、やれるもんならやってみれ。散髪代の節約になって調度いいわい」
「イーッだ!」
彼の憎まれ口に、妖ノ宮は歯を剥き出しにして威嚇した。
「何がイーッだ、だ。めんこいのう。これでも喰らえ」
彼女の額にぱちん、とデコピンをお見舞いする。
「いたっ」
その攻撃に妖ノ宮はますます膨れた。
「これ、その奇怪な顔は止めろ。せっかくの別嬪が台無しじゃぞ」
「ぷしゅう」
法縁は膨張した頬を親指と人さし指で挟んで潰し、強制的に空気を抜いた。
肉を掬いあげて放し、握って絞り、波立たせる。
圧を変化させながら、表皮に円運動を加える。
大きく揉んだり、小さく揉んだり――抑揚をつけ、筋肉のこわばりを取りのぞき、経絡を流す。
施術に集中している彼の表情は、職人のものだった。
凛々しくすらあった。
一方妖ノ宮は、焦燥感にかられていた。
閉じられた薄いまぶたが震えている。
血行の良くなった雪肌には赤みが増し、細かい汗に濡れた胸が、切なげに上下している。
いつまで経っても、法縁が核心に触れようとしないのだ。
222: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:34:05.83 ID:RWuYSBzl(11/23)調 AAS
幼い乳頭はすでに勃ちあがっていたが、時おり気紛れな指先が掠めていくのみで、もどかしい。
平らな腹の産毛を逆撫でる、遊ぶような指遣いに、焦れる。
催眠にかかったように朦朧とし、意識が落ちそうになると、たちまち性感によって掬い上げられ、
その度に入眠から引き戻される。
生かさず殺さずを保つ「蛇の生殺し状態」だった。
――もっと強い刺激が、決定的な刺激が欲しい。
妖ノ宮の眦から、恍惚の涙が一すじ伝った。
「……おねがい、意地悪しないで……はげてるくせに……」
「なんだ、泣くな。どうして欲しいのか言ってみろ」
落涙を爪の甲で拭いながら、なだめる法縁。
「口づけしてほしい……あと、その……す……」
「す?」
「……吸って」
「何を」
「胸、吸ってほしいの……」
「そうそう、そうやって素直に申せば良いのだ」
立場の優位を確かめて満足したのか、彼は恩着せがましく言った。
「よし、今おぬしの貧乳を――
ヌ、ヌファーッ!! お母ちゃぁぁぁぁん! コラッ、わしの頭を齧るなァーーッ!!」
なんと、屈み込んだ坊主頭に、妖ノ宮がガブリと噛みついた。
法縁が血のにじむ頭皮をさすると、小さな歯形が残っている。
「ヒギィ、は、歯形が、歯形が付いた! まったく凶暴なおなごじゃな。
もっと、優しくしてくれても良いのではないか!?」
「あなたが悪いのよ、貧乳って言うから。いい気味!」
煽り耐性の高い法縁も、頭を齧られてさすがに怒ったのか、妖ノ宮の希望に応えなかった。
代わりに下肢を覆う厚手の手拭いに腕を伸ばす。
「――さて! そろそろいくか。長らく待たせたな」
「えっ、そっちはしなくていい……」
最後の防具を引っぱられ、慌てて鼠径部を押さえる妖ノ宮。
しかし抵抗虚しく、あっけなく引き剥がされる。
「おや。この染みは何だ?」
「…………」
妖ノ宮は赤面し睫毛を伏せた。
彼女の尻の下には、淫水の染みが広がっていた。
223: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:37:34.45 ID:RWuYSBzl(12/23)調 AAS
法縁は骨盤を手の平で揺さぶり、熱と振動を深部まで――子宮まで響かせる。
女陰は、とっくに溶けそうな程ふやけていた。
さやに収まった肉豆は腫れ、固く芯を持っている。
彼は肉豆の根元をとんとんと軽く叩き、点圧して潰した。
また、蜜汁でぬめる会陰を点圧する。
「んっ、ぁんぅ……」
そうすると、妖ノ宮の中心に、甘く痺れるような腹圧がかかった。
「! ほうえん、まって。やめて」
妖ノ宮が唐突に、働く手を払いのけようとする。
「途中では止められぬなぁ」
しかし抗議は一蹴される。
彼女は法縁の下で必死にもがいた。
内腿同士をいらいらと擦り合わせている。
「か、厠にいきたいの……さっき飲んだお茶が……」
治療によって代謝が活性化し、先ほど摂取した薬湯が排出されようとしているのだ。
「ヌフフ、ならば此処ですればよい。わしの目の前で」
悪趣味な要求に唖然とする妖ノ宮。
「なに言ってるの……あ……出ちゃう、お小水が……嫌、いやぁ」
生臭坊主の陰湿な笑み。
「わしとおぬしの仲ではないか、今更恥ずかしがることも無かろう? ん?」
「見ないで。み、見ちゃだめ! おしっこ、みないで……おしっこするところ、みちゃだめぇ……」
羞恥と混乱によって、呂律がうまく回らない。
法縁は、五指でわざと彼女の下腹部を圧迫した。
外部から促され膀胱が決壊する。
「ぁあ、あーっ! おさないで……ミヤ、いっちゃう、みゃいっちゃ――」
きれいな放物線を描いて噴き出す、黄色い液体。
男に鑑賞されながら、はしたなくも大股開きで放尿する。
脆く儚げな肢体がわななき、脱力した。
……辺りには湯気が立ち昇る。
恥辱を与えた張本人は彼女に覆い被さり、嫌味ったらしく顔を寄せ、さらに追い打ちをかけた。
「ヌフハハハッ! こやつ、小便を引っかけよった! そんなに気持ち良かったか、この淫乱が」
「……ぐすっ、でちゃった……もうやだ、この男……」
彼女は己のみじめさに泣き濡れた。
これでは、神流河の王の威厳も何もあったものではない。
しかし、ほっと解放感もあった。
224: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:41:20.59 ID:RWuYSBzl(13/23)調 AAS
<五>(∪^ω^)わんわんお
――座敷中に、パシャパシャと水の爆ぜる音が響く。
たらいに張った湯で、法縁が両手を清めている音だ。
布団にくるまった妖ノ宮は、それを離れて聞いていた。
全身に塗り込められていた潤滑液は、蒸したおしぼりで丁寧に清拭され、
汚れた寝具は清潔な新品と交換されている。
商売道具の手入れが完了すると、法縁はニヤニヤしながら振り返った。
「何か言うことは?」
目が合った途端、妖ノ宮は慌てて顔を引っ込める。
頭から掛け布団を被り、彼の視線から隠れてしまう。
「ぅ〜っ」
恥ずかしそうな、くぐもった呻き。
「……私が悪いんじゃないもん」
「わしが悪いんでもないもん」
法縁が意地悪く茶化すと、妖ノ宮は貝のように押し黙り、布団から出てこなくなった。
「ミヤ」
法縁にしては珍しく、妖ノ宮の本名を呼ぶ。
……自分の男から本名で呼び掛けられてしまっては、さすがに無碍に出来ない。
ミヤ姫――妖ノ宮は、おずおずと顔を現わした。
赤く染まった鼻頭や、泣き腫らした目元がいとけない。
「機嫌を直せ。いい加減、出ておいで」
法縁は、様子をうかがう彼女から布団を力づくで引っぺがし、抱きすくめた。
すると妖ノ宮が、彼の白衣の衿にいきなり腕を突っ込んだ。
「法縁、法縁、こちょこちょ〜」
腋の下から腰にかけて、こちょこちょと肋骨をくすぐり始める。
「ヌファッ、ヌヒャヒャヒャヒャヒャ! こら、よせ! アヒャヒャヒャヒャ、やめんか! ヌフフフッ!」
「こちょこちょ〜、法縁、こちょこちょ〜」
キャッキャとじゃれつく妖ノ宮から逃れ、法縁が身を捩ると、ふたりは縺れて後ろに転倒した。
取っ組み合いになり、布団の上でごろごろと転がる。
はだけた着物の合わせから法縁の男体が覗く。
指圧師とは、足腰にひどく負担のかかる職業……強健な肉体でなければ続かない、重労働である。
加えて、彼はカネ儲けのためにハチマン中を東奔西走する、忙しい男。
チラつく胸筋や腹筋は健康的で逞しい。
――露出した男の外皮は、妖ノ宮に食欲を誘発した。
彼を経口摂取したい衝動にかられたが、今は抑える。
喰おうと思えば、いつでも喰えるのだ。
225: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:44:13.93 ID:RWuYSBzl(14/23)調 AAS
「ちゅっ」
どさくさに紛れ、妖ノ宮は相手の口を啄ばんだ。
不意をつかれた法縁が驚いた顔をすると、彼女はエヘヘ、とはにかんだ。
「ふむ。どうしたものかな……おぬしの所為で、こんなことに成ってしまったぞ」
こともなげに言うと白衣の裾をぺろんとめくり、欲情の証を見せつける。
「あなたの、おっきくなってる」
前を張らした下帯は先走りでぐっしょりと濡れ、中身が透けて見えている。
ずっと妻の艶容を眺め、辛抱していたのだから当然だ。
「責任を取って頂けますかな、妖ノ宮先生」
褌の隆起を指でスーッと逆撫でながら、声色を作る妖ノ宮。
「いいでしょう、今度は私が癒してあげましょう。ぬふふ」
「ン? 何だそれは。わしの真似か?」
「うん。あなたのマネ。ぬふ、ぬふふふ」
「…………」
一瞬、剣呑な表情になって口を噤むが、法縁はすぐに相好を崩した。
「ヌフフ」「ぬふふ」
互いに顔を見合わせ、ふたり仲良くヌフフ、とほくそ笑む。
そんな和やかな空気の中、急に妖ノ宮の語調が変わった。
法縁を睥睨しながら鋭く言い放つ。
「ところで法縁、私は誰ですか? あなたはさっきから誰と口をきいているの。
生意気よ。いつもみたいに、可愛くおねだりしなきゃダメ」
法縁は少しムッとするが、潔く観念した。
「……わん」
社会的地位も名誉もある男性が、何の迷いもなく犬の鳴き真似を始める。
「わん! わんわんっ! この法縁めは、貴女様のイヌでございます!
わんわんわん! (∪^ω^)わんわんお!」
「そんなに大きくして。ほんとにイヌみたい、あなたはイヌよ! イヌイヌ!」
「貴女様こそ、八蔓に降臨せし凄艶なる天女、妖ノ宮様。まさに火のオロチの化身!
神流河に咲き乱れし不滅花! 我が慈院の守護女神! カネの生る木……金の卵、
じゃなかった客寄せパンダ! いや、ええと列島の真の支配者、麗しき女帝!
わたくしめと婚姻して頂きたい位でございます! あ、もうしてるか」
「そうじゃないでしょう、法縁。聞こえないわ、もっと大きな声でいって! このろりこん」
ずっと年若の、十六歳の少女から命令される彼の姿は、無様だった。
法縁は妖ノ宮に逆らえないのだ。
「はい、喜んでー! 妖ノ宮様を嫁に頂き、身に余る僥倖! 恐悦至極! 妖ノ宮様バンザイ!
わしは八蔓一の果報者でございますーー!! どうぞ何なりと、お申し付け下さい」
とかなんとか胡散臭い慇懃無礼な台詞を吐きながら、彼は平身低頭する。
226: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:48:26.44 ID:RWuYSBzl(15/23)調 AAS
問いが核心に迫ってゆく。
「では、私とおカネと、どっちが大事なの?」
「無論カネだ!」
即答。
その刹那――空中に青い鬼火が生まれる。
色素の薄い、妖ノ宮のとび色の瞳が変化した。
瞳孔が縦に細く開き、化け猫のような黄金の虹彩に輝く。
同時に室内が鳴動する。
妖ノ宮から赤黒い燐光が立ち昇り、周囲に渦巻き妖気が充満した。
「あ、熱い! あちち」
法縁にも火の粉が降りかかる。
「違いました今のは間違いました! 誤解です!! ――嘘だ、悪かった。わしが悪かったから
妖術はよせ妖術は! 勿論、貴女様でございますよ。ひと目拝見したその時から、ずっと
お慕い申し上げておりました! あなた様だけに忠誠を誓っております!! 失言をお許し下さい」
全身に脂汗をにじませながら、法縁はただちに言い改めた。
「かっこいいから許す」
薄い皮の下に潜めていた毒婦の気性が、表出する。
「謝って、最後にハチマンの皆さんにあやまって! 私も一緒に謝るから」
「畏まりました! 八蔓の皆様、この度は私ども夫婦が圧政を敷き、搾取に次ぐ搾取を重ね、
誠に申し訳ございません!!!! しかしながら、このまま皆様方の尻の毛まで毟り取る
予定でございますので、そのつもりで宜しくお願い申し上げます!!」
「ククク……法縁、クックック……ハチマンのみなさん、ごめんなさい」
「……ったく。これで満足か。やれやれ、仕様のない奴じゃ。気が済んだのなら、はよう奉仕せい」
ご機嫌取りに必要な儀式は果たした、とばかりに、法縁はさっと手の平を返す。
妖ノ宮は脱力した。
何ごとか、わずかに思案する素振りを見せる妖ノ宮。
次の瞬間――妖ノ宮は猛烈な勢いで法縁に襲いかかった。
「法縁ンーーーーッッ!!」
主の叫びに応え、忠実に呼び返す法縁。
「妖ノ宮様ァアーーーーッ!!!!」
イエ゛アアアアア。
妖ノ宮と法縁は絡まり合い、布団に倒れ込んだ……。
227: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:51:29.75 ID:RWuYSBzl(16/23)調 AAS
<六>情交
時刻はすでに深更。
「変なにおい」
湯浴みを済ませていない男の股ぐらに顔を寄せ、妖ノ宮はくんくんと鼻を鳴らした。
紅葉のような愛くるしい手が褌を解けば、黒々とした陰毛と張りつめた肉茎が現れる。
彼女はさっそく魔羅に悪戯をし始めた。
「くすっ……へんなの」
いちいち弾む様子を面白がって、肉塊を人さし指でツンツンとつつく。
「……人の物で遊ぶでない。それはおぬしの玩具ではないのだぞ」
「なに言ってるのよ。これは私のよ」
「いや、まあ確かにおぬしの物でもあるが……」
気を遣って陰部を清拭しようとする男の手を、妖ノ宮は止めた。
「待って。そのままでいい」
妖ノ宮は糸を引く先端を頬張るために、「あーん」と口をいっぱいに開いた。
「入らない」
「あまり無理をするな。おぬしは口が小さい」
口に含むことを諦めた彼女は、茎に白魚の指を添え、外周を確かめながらゆっくり上下に擦り始めた。
同時に、体外に放り出された無防備な内臓――重たげにぶら下がるふぐりを優しく揉み転がした。
「ぬふぅ……」
浮いた血管を舌で巻き、鈴口をえぐると、妖ノ宮の頭上で吐息が聞こえる。
「……おぬしの口撫は指圧より気持ちいい……女人とは恐ろしいものよ」
吸茎に浸っているのか、あんなに饒舌だった法縁の口数が少なくなった。
今まで夫から指導されてきた通りの技巧を、しばらく続ける。
すると睾丸が根元に迫りあがり、それは吐精が近いことを知らせていた。
「まずい、離せ。おぬしの口が汚れる。ぬ、あぁっ……」
煮えたぎった子種が一気に男根を駆けあがる。
妖ノ宮は陰茎を吐き出すが、代わりに、噴出する白濁が顔にかかってしまった。
「すまん。大丈夫か、目に入らなかったか?」
「うん。だいじょうぶ」
焦り、乾いた手拭いで放たれた精液を優しく拭き取ってやる法縁。
それまで飄々としていた彼の表情が、女を渇望する男の表情になっていた。
「妖ノ宮、そろそろ我慢ならぬのだが……」
いまだ彼の硬度は保たれている。
「わかってる」
――妖ノ宮の内臓に入りたいのだと、理解する。
妖ノ宮が髪に挿していたかんざしを抜くと、黒絹がサラサラ肩に滑落した。
「法縁」
宙に舞い散る漆黒の光沢が、許しの合図だった。
228: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:54:00.73 ID:RWuYSBzl(17/23)調 AAS
二つの息づかいが混じり合い、夜気に溶ける。
長く濃厚な前戯を終え、ふたりは櫓がけの体位で交わっていた。
すでに互いに汗まみれだった。
――肌を重ねて密着すると、どうしようもなく愛おしさが込みあげる。
妖ノ宮は相手の口を吸い、尖った鷲鼻と耳を愛咬した。
彼のこめかみに光る汗を舐め、顎の輪郭を舌先で辿り、突き出した咽喉ぼとけに赤い舌を這わせる。
「また大きく……」
妖ノ宮の腹の中で、法縁がさらに反り返った。
坊主頭を抱きかかえ、せわしなく腰を振る。
「んっ、ぁ……はぁ、あなたが、好き……っ! 愛してる」
剥き出しの乳頭に吸いついていた法縁は面をあげ、妖ノ宮と目線を合わせた。
「もちろん、わしも愛しているよ――――カネの次にな!!」
拝金主義者に相応しい、いっそ清々しい程の返答。
「あっそ!」
妖ノ宮は彼を乱暴に押し倒し、時雨茶臼へと移行する。
「はぁ、はぁ……ヌフフ。そんなに締め付けて。妖ノ宮様は、本当に騎乗位がお好きですなあ!」
天に伸ばした両手で白い乳房を玩弄しながら、そう揶揄する。
「言っちゃだめぇ!」
照れ隠しに平手打ちを喰らわす妖ノ宮。
頬を張られた法縁は、仕返しに下から激しく突きあげた。
「……この、人を尻に敷きおって!」
「んっ、ん……あっ、あ、あぁん……っ」
若々しく丈夫な胸筋に手を置き、彼女は必死に縦揺れに耐える。
間もなく、情事の終息も見えてくるという頃。
「ぁあ! やぁ……また、またお小水が……」
「妖ノ宮よ、我が君」
尿意に身震いする彼女に向かって、法縁は神妙に願い出た。
「貴女様のご聖水、どうぞ、わたくしめの口にお出し下さい」
「……このオスイヌ」
高貴さすら帯びる声音で悪態をつくと、腰を浮かせて移動し、躊躇なく愛する男の顔面に座る。
顔面騎乗された法縁は、充血した陰唇をくわえ、音を立てながら愛液を味わった。
ふたりの間で、あたたかな聖水の授受が行われる。
「ごぼ、げほぉごぼっ」
下賜された黄金の水流が法縁の口から溢れ、呼吸を塞ぎ、次々と首筋にこぼれ落ちる。
「ありがとう、ございます。かはっ、た、大変おいしゅうございます……ぉごほっ」
彫りの深い精悍な面立ちをみっともないアヘ顔に歪め、彼は飲尿した。
そして射精した。
229: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 04:58:30.10 ID:RWuYSBzl(18/23)調 AAS
<七>睦言
法縁は情事の後の一服をしていた。
その表情にはさすがに疲労の色が見える。
……若い奥方を貰うと、いろいろ大変なのだ。
脇息に体重を預け、横にいる妖ノ宮の寝姿を見おろす。
「人の縁とは不思議なものだな。よもや、あの妖ノ宮と夫婦になろうとは」
紫煙をくゆらせ、遠い目をしながら独りごちる。
「まあ、おぬしは男の趣味が抜群によいから、仕方ないな。さすがは覇乱王のご長女」
誰に聞かせるでもなく、遠回しな自画自賛をする。
風邪をひかぬよう、布団を首元まで引きあげ掛け直してやると、ちょうど彼女が目を醒ました。
「明日もまた早い。今しばらく休んでおれ、ミヤ」
「……あなたは寝ないの? 一緒に寝よう。腕枕してくれると嬉しいな」
誘いには応じず、ただ曖昧に笑いかけ、法縁は黒糸の束をくしゃりと梳いた。
それから小気味よい音を立てながら、片手で煙草盆に灰を落とし込む。
その様子を目に入れた妖ノ宮は、好奇心にかられて手を伸ばした。
「ねぇねぇ。それ、どんな味がするの? 吸ってみたい」
「駄ぁ目だ、身体に悪い。子供が喫むものではない」
煙管を高く掲げられ、届かぬようにされてしまう。
「けちはげ」
小さく毒づく。
「ムッ、あのな、何度言ったら分かる。これは禿げではなく、剃髪と言うてだな……まあよい、覚えておれ。
そんなことより、今度二人きりで温泉にでも行って、ゆっくり子作りするか……」
楽しげな旅行計画を立てる彼に、そっとしな垂れかかる妖ノ宮。
「だったら、あなたを食べてみたい」
「……は?」
法縁は固まる。
「お友達の火炎車(かえんしゃ)さんがね、教えてくれたの。欲の皮がつっぱった人間は、
特別においしいんですって。そう、例えばあなたみたいに強欲な人は、
踊り食いしてもよいほどに絶品で、嚥下した後も身体によくなじむの」
物騒な固有名詞を耳にし、法縁は警戒するように目を細めた。
「ほう。一時期八蔓中を荒らし回っていた大妖が、確か火炎車とかいう名だったな?
最近はふっつり姿を消したと聞いているが……」
彼は探るような視線をむける。
「なるほど……つまりおぬしは、あやかし討伐組織“赤月”に身を置きながら、
天敵である大妖とも通じておったと言うわけか。ヌフフフ。本性を現わしよったな、女狐め。
で、そのお友達の火炎車さんとやらは、今どこにおる?」
230: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 05:01:51.96 ID:RWuYSBzl(19/23)調 AAS
妖ノ宮は腹をさすり禍々しく微笑んだ。
そして赤い舌をぺろりと出すと、舌舐めずりする。
「脂が乗っていておいしかった。てへぺろ」
予想通りの回答。
「それは妬けるな」
底冷えのする原始的な恐怖が、法縁にヒタヒタと忍び寄る。
「分かったぞ。ひょっとして、アレか。わしとの結婚は体目当てか。おっかない女が居たものじゃな」
――当たっている。
ある意味、肉体目的で正しい。
冗談めかして言うものの、彼は蒼白になっていた。
「全くおぬしには、騙されたわ。四天相克の折りは、てっきり
座敷牢で飼い殺しにされている仔猫かと思うて近付いてみたが……
ところがどっこい、腹をすかした猛虎が爪を研ぎながら待ち構えて居たのだからな。
おぬしの毒牙にかけられ、可哀想なわし様ちゃん!」
強気に皮肉ってから、彼は恐ろしい事実を確認しようとする。
「わ、わしを喰う気か?」
尋ねた相手は何も答えない。
「……構わんよ」
先に法縁が言葉を続ける。
「この魂、喰わせてやっても。おぬしになら」
想定外の一言に驚き、双瞳を見開く妖ノ宮。
「わしはな、おぬしに惚れとる。骨の髄まで。おぬしもわしにゾッコンなのであろう?」
それは強烈な愛の告白だった。
が、法縁はすぐにハッとし、急いで訂正する。
「……と、言うのはほんの冗談じゃ。今のは口が滑った。――そんな目でわしを見るな」
妖ノ宮は獲物を狙う狩人の顔つき……捕食者の眼光で法縁を見つめていた。
「饅頭でも喰うか? ほれ」
「うん。食べる」
まんじゅうをやるから喰わないでくれ、と言わんばかりの体で話題をそらす。
法縁が帰路で買ってきてくれた、お土産のおまんじゅうである。
さっそく渡された包みを解き、妖ノ宮は悪戯っぽく笑う。
「あーげない。ぜんぶ私の」
栗鼠のように頬袋を膨らませ、むしゃむしゃと夢中でむさぼる。
「ヌフフ、食い意地が張っておるのう。慌てるな、良く噛んで喰え」
彼はおもむろに頑丈な腕を差し出し、面倒臭そうに添い寝をした。
「喰い終わったら、さっさと寝ろ。ご所望通り腕枕をしてやる」
妖ノ宮は口元についたアンコを拭うと、素直に寝床に潜ったのだった。
231: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 05:04:47.27 ID:RWuYSBzl(20/23)調 AAS
<八>夢
法縁!法縁!法縁!法縁ンぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっアッー!あぁああああああ!!!
法縁法縁法縁んンぅううぁわぁああああ!!!髪がない☆
あぁクンカクンカ!金襴の袈裟クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!
お線香のいい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!法縁たんの禿げ頭をツルツル撫でたいお!ツルツル!あぁあ!!
間違えた!キュッキュと頭磨きしたいお!キュッキュ!キュッキュ!
禿げ禿げキュッキュ!ツルツルキュッキュ…きゅんきゅんきゅい!!
マジHAGE1000%☆ハチマン一禿げの似合う男!!
慈院焼却の法縁たんかわいかったよぅ!!お母ちゃぁぁぁぁん!
あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
異人追放令されて良かったね法縁たん!あぁあああああ!かわいい!法縁たん!
キモかわいい!あっああぁああ!(∪^ω^)わんわんお!!!
立ち絵もかっこい…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!そう言えば立ち絵なかったぁぁぁぁあああ!!!!
しかも顔グラ一個しかない!!!!あ…イベントスチルもよく考えたら…
法 縁 ち ゃ ん は スチルが一枚 し か な い?
にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
鶴田画伯の美人画みたいな顔してるよねっ!!攻略所要時間たったの30分!!!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!
ハッチマーン!!フッジサーン/^o^\意問山ァ!!ヌフフぅぅうあああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!四天相克なんかやめ…て…え!?
見…てる?白無垢スチルの法縁ちゃんが私を見てる?
パッケージ裏の法縁ちゃんが私を見てる!法縁ちゃんが私に話しかけてる!
夢路派の法縁ちゃんがカネを無心してる!!
法縁ちゃんが私に暖かいご支援を要求してる!!!貴様にやるカネなどない!!
よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!自害しない私!
いやっほぉおおおおおおお!!!私には法縁ちゃんがいる!!
やったよ伽藍!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミック版の法縁ちゃああああああああああああああん!!
あ!コミック版には出番ないんだった!!!テヘッペロペロ!
いやぁあああああああああああああああ!!!!あっあんああっああんあ御影様ぁあ!!
エ、エクレール!!有為吟帝ぃいいいいいい!!!輝治ぅううう!!
ヌフフフううっうぅうう!!私の想いよ法縁へ届け!!余酪の法縁へ届け!
232: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 05:07:37.16 ID:RWuYSBzl(21/23)調 AAS
<九>終幕
気持ち良さそうに大イビキをかく法縁。
腕枕をしていたはずが、いつの間にか、彼の方が妖ノ宮の胸に潜り込んでいる。
「……ヌフ、ヌフフフ……おカネ様……むにゃむにゃ……」
おカネの夢を見ているのだろう、幸せそうな寝言である。
妖ノ宮は吹き出した。
「ふふっ……愛い奴め」
おカネと固く契りを結んでいる、残念なイケメン。
彼の人生の真の伴侶は、おカネ様なのだ。
つるりと剃りあげた坊主頭の丸みを撫で回すと、先ほど妖ノ宮が作った歯形が、今も残っている。
「頭つるつる〜はげはげ☆」
法縁の頭部は、妖ノ宮のお気に入り。
数ある男の髪型の中でも、一番かっこいい髪型はツルッパゲである。ね☆
――何の悩みごともなさそうな寝顔を眺めていると、深い愛情が湧くと同時に、猛烈な食欲も覚える。
妖ノ宮の眼前に出現した男達の中で、一番おいしそうだった男が法縁だ。
彼はあやかしにとって、とびっきりのご馳走……しかも毒入りのご馳走である。
邪悪な魂の中で燃え盛る欲望の炎が、あやしの血を騒がせる。
妖ノ宮は、まつりごとの世界に生きてきた娘。
邪魔な政敵を妖術で祟り殺す、焼き殺す、喰い殺し吸収するなどと言うことは、日常茶飯事だった。
ときに、親しい友人や血を分けた兄弟までも手にかけた。
法縁も同じようなものだ。
悪意にまみれた過酷な人間関係を処理し、仲間を利用しまた利用され、蹴落とし、
踏みにじってでものし上がる。
この激動の時代、彼ほど強く悪く明るい男でなければ、生きてはゆけない。
しかもこの男は、罪悪感と言うものを一切持たぬ根っからの悪党である。
彼のような白アリ系男子を王配に選んだ妖ノ宮は、きっと為政者として失格、不正解。
自分の民の慟哭が、今も痛いほど耳に聞こえているというのに。
悪妻は百年の不作、されど悪夫は千年の飢饉。
男の破壊力と、恋に狂った女人の破壊力は、それほど凄まじいのだ。
恐らく法縁などは、ハチマンの表舞台から消えるのが正史だったはず。
それが、偉大なる八龍のご意思だっただろう。
しかし妖ノ宮が延命し、歴史を歪めてしまった。
ならば彼の生命に、彼女が最後まで責任を持たなければならない。
233: 妖ノ宮 2012/07/15(日) 05:10:33.63 ID:RWuYSBzl(22/23)調 AAS
妖ノ宮と法縁は一蓮托生の共犯者。
ふたりの行く末には、間違いなく破滅が待っている。
こんな悪辣で危うい生き様をしていては、長生きなど出来ない。
土に還らず幽冥に落ちる。
あるいは――調停から人類の敵と見なされ、宇宙の理にのっとり、全ては人の子らの未来のために
粛清されるかも知れない。
それでも妖ノ宮は、法縁と共に生きたいと思っている。
そして、いつか彼を「真なる座所」に招きたい。
ただし、あくまで両者合意のうえに行われなければならない。
そう、彼が「妖ノ宮の血肉の一部に、養分になりたい」と意思表示したとき。
互いが一つに溶け合うときなのだ。
翌朝。
外で雀がチュンチュンと囀っている。
「ふぁぁ……」
起床した妖ノ宮の視界に、金と紫の色彩、金襴の袈裟と紫の僧衣が現れた。
それは、朝の身支度をしている夫の後ろ姿だった。
手拭いを使いキュッキュと頭磨きしている。
妖ノ宮は背後からそろそろとにじり寄り、首に飛びついて元気に挨拶する。
「おはよう。法縁殿」
「……おぉっと。ヌ、脅かすな。心の臓が止まるかと思ったぞ。おはよう、妖ノ宮」
背中にまろやかな胸を押しつけられ、法縁は満更でもないようだった。
まあ、ただのちっぱいだが。
一緒に朝餉の膳をつつくふたり。
ヌフフ、と微笑みながら、法縁は妖ノ宮に語りかけた。
「妖ノ宮。我々は今以上に、もっと儲けねばならん。おぬしにも贅沢させてやりたいし、
これから生まれて来るであろう子供の為にもな」
妖ノ宮もいつものように笑い返す。
「そうね。じゃあ、私は法縁のことを全力で守る」
――八蔓という名の島に、神流河という国があり、妖ノ宮と呼ばれる姫がいた。
彼女の傍らには、いつも僧形の指圧師が寄り添っていたという。
ふたりという災いに内側からじわじわと破壊され、あらゆる不正義が横行し、国は荒廃した。
崩壊する世界の中で、妖ノ宮と法縁がどうなったのか。
それは後世に伝わってはいない。
――――終 劇――――
ヌフフ
234(5): 妖ノ宮 2012/07/15(日) 05:13:16.91 ID:RWuYSBzl(23/23)調 AAS
以上。
元ネタは、政治的な駆け引きを行いながら、自分の派閥を形成し
だいたい1年間をかけてヒロインの婿を探す姫ゲー。
婿候補は、あらゆる属性から厳選された20名近くのイケメン達。
下は16歳から、上は300歳まで幅ひろい年代の男が揃っている。
青い肌の半魚人、銀色の狼男、40代のベテラン忍者、狐耳の陰陽師……と、よりどりみどり。
最終的に選択した婿によって、ヒロインの人生と国の歴史が変化する。
多数いる婿候補の中でも、ひときわ異様な空気を放っているのが今回の法縁。
ゲーム中では、とっ捕まえて牢屋にぶち込むことも、妖術を使ってサクッと喰うことも出来る。
じっとりと暗い雰囲気のオカルトめいた作品ですが、良ゲーだと思います。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ
ぬこの手 ぬこTOP 0.063s