[過去ログ]
お姫様でエロなスレ14 (382レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
174
:
ユゥとメイリン10 3/8
2012/07/03(火) 20:18:36.25
ID:drYjBdNg(4/10)
調
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
174: ユゥとメイリン10 3/8 [sage] 2012/07/03(火) 20:18:36.25 ID:drYjBdNg なんとなく、僕は邸の南側に足を向けた。いつかメイリンが言っていたのだ。一人になりたいときそこへ行くと。 北向きの庭園には、まだ僅かに残雪があった。けれど南向きの庭にはもう雪は無く、代わりに白い梅の花びらが 残雪のように地面を彩っていた。 清冽な香りの中、梅園の一角に、大き目の庭石が配置されている場所がある。そうっと足音を殺して近づくと、 庭石の向こうにメイリンの細い編み髪が見えた。膝を抱えて座り込んでいる。 「メイリン。」 僕が声を掛けると、彼女はびくっと肩を震わせた。 「何で泣いてるの。」 メイリンは目を真っ赤にして泣きはらしていた。ひっく、としゃくりあげる声が聞こえる。 「もう、いいもん。ユゥだって、いきなり言われても困るだろうし。」 はっきり聞く前からいきなりいいもんとか言われても困る。まだ返事をする暇さえ与えられていない。 メイリンの顔を覗き込むように、僕は腰を下ろす。泣きはらした顔も、やけに可愛い。 「まだ聞いてない。」 「ユゥはいつだってわたしに、つれないもん。一緒にいるのは良くても、結婚するのは嫌なんだ。 わたしが、我儘だから?」 妙な方向に考えが暴走してるみたいだ。どうしてそこで泣いてるのか、訳が分からない。メイリンと 結婚するのを嫌がる男なんて、いるはずないのに。 「メイリンに、我儘なところなんてないよ。」 メイリンは、いつだって優しくて、思い遣りがある女の子だ。邸の使用人たちだってそう言っている。 「じゃあ、じゃあ、わたしと、結婚する?」 「する。」 もちろん即答した。考える必要が、あるとは思えなかった。むしろメイリンが泣く必要が分からない。 メイリンはそこで、いきなり飴を貰った子供のように顔を上げる。 「本当? 嫌々じゃない? わたしが、自分の領地に受け入れないって言ったから。」 もう涙は止まっている。まったく女の子は変わり身が早い。 「嫌がる理由が無いよ。」 「だって、ずっと返事、くれなかったし。」 「聞いてないものには、返事のしようが無いよ。」 メイリンはだって、と口を尖らせる。そのさますら、食べてしまいたいほど可愛い。 「あのさ、そういう種類の伝言をユイウ様経由で伝えようとしても、永遠に伝わらないと思うよ。僕だって、 妹がそういう状況だったら、伝えたって言って死んでも伝えないと思うし。」 あのユイウ様が、可愛い妹のメイリンからの結婚の打診なんてことを、どんな理由があっても僕に 伝えるとは思えなかった。というか、突然の話で全く実感が湧かない。 メイリンは、だって兄上様が二人とも、ちゃんと伝えてあるって言ったもの! と何度も繰り返す。 どうやら、メイリンと兄君たちの間では、メイリンからの求婚の申し入れは伝えたものの、僕が迷って 返事を引き延ばしているという話になっていたようだ。 どうして僕がそんな勿体ないことをするものか。冗談もいい加減にして欲しい。 そしてメイリン自身は、女性がそういうことを言い出すのははしたない、というしきたりに渋々従って 直接問いただすのは控えさせられていたらしい。普段の積極性からは考えられないが、婦人学とか 持ち出され、「婦女子のはしたない行為は最も嫌われる」と言いくるめられてたとかなんとか。 http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1324607051/174
なんとなく僕は邸の南側に足を向けたいつかメイリンが言っていたのだ一人になりたいときそこへ行くと 北向きの庭園にはまだ僅かに残雪があったけれど南向きの庭にはもう雪は無く代わりに白い梅の花びらが 残雪のように地面を彩っていた 清な香りの中梅園の一角に大き目の庭石が配置されている場所があるそうっと足音を殺して近づくと 庭石の向こうにメイリンの細い編み髪が見えた膝を抱えて座り込んでいる メイリン 僕が声を掛けると彼女はびくっと肩を震わせた 何で泣いてるの メイリンは目を真っ赤にして泣きはらしていたひっくとしゃくりあげる声が聞こえる もういいもんユゥだっていきなり言われても困るだろうし はっきり聞く前からいきなりいいもんとか言われても困るまだ返事をする暇さえ与えられていない メイリンの顔を覗き込むように僕は腰を下ろす泣きはらした顔もやけに可愛い まだ聞いてない ユゥはいつだってわたしにつれないもん一緒にいるのは良くても結婚するのは嫌なんだ わたしが我だから? 妙な方向に考えが暴走してるみたいだどうしてそこで泣いてるのか訳が分からないメイリンと 結婚するのを嫌がる男なんているはずないのに メイリンに我なところなんてないよ メイリンはいつだって優しくて思い遣りがある女の子だ邸の使用人たちだってそう言っている じゃあじゃあわたしと結婚する? する もちろん即答した考える必要があるとは思えなかったむしろメイリンが泣く必要が分からない メイリンはそこでいきなり飴を貰った子供のように顔を上げる 本当? 嫌じゃない? わたしが自分の領地に受け入れないって言ったから もう涙は止まっているまったく女の子は変わり身が早い 嫌がる理由が無いよ だってずっと返事くれなかったし 聞いてないものには返事のしようが無いよ メイリンはだってと口を尖らせるそのさますら食べてしまいたいほど可愛い あのさそういう種類の伝言をユイウ様経由で伝えようとしても永遠に伝わらないと思うよ僕だって 妹がそういう状況だったら伝えたって言って死んでも伝えないと思うし あのユイウ様が可愛い妹のメイリンからの結婚の打診なんてことをどんな理由があっても僕に 伝えるとは思えなかったというか突然の話で全く実感が湧かない メイリンはだって兄上様が二人ともちゃんと伝えてあるって言ったもの! と何度も繰り返す どうやらメイリンと兄君たちの間ではメイリンからの求婚の申し入れは伝えたものの僕が迷って 返事を引き延ばしているという話になっていたようだ どうして僕がそんな勿体ないことをするものか冗談もいい加減にして欲しい そしてメイリン自身は女性がそういうことを言い出すのははしたないというしきたりに渋従って 直接問いただすのは控えさせられていたらしい普段の積極性からは考えられないが婦人学とか 持ち出され婦女子のはしたない行為は最も嫌われると言いくるめられてたとかなんとか
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 208 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
ぬこの手
ぬこTOP
0.087s