[過去ログ] パワポケでエロパロ22 (971レス)
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903: 2011/12/12(月) 00:12:21.43 ID:exsZGt6j(1/11)調 AAS
>>902
忍び装束とか卑猥な(ry
あんまり5ネタは見かけないですね、そして全て屈辱注意とはww
909: 2011/12/12(月) 07:30:18.65 ID:exsZGt6j(2/11)調 AAS
投下します、注意書きです
1、雑談ネタのようなものです、エロはございません
2、13までの設定で書いていたものを14になって入ったものを編集改変しているので
  矛盾等が出てしまっていることがあるかもしれません
  (時期的には14トゥルーエンド後)
3、五十鈴さんの旦那≠和那の彼氏 ここでは主複数説で行かせて頂きます
  (と言うかカズルートの10主って、結構頭よかったような気が・・・)
4、7主・七瀬 10主・十河 11主・井伊 12主・十二湖 4主・河島でお送りします
以上が駄目だと言う方ははスルーして頂けると有りがたいです、では。

 幸せを掴んだ人たち

ヒーローたちが集まる空間、何時も以上に空気が悪い……

「ど、どうしたの?」

同じように戸惑うピンクが質問する。

「……………なんでもない」
「そうや、何でもあらへんで、解ったか?」
「そうよ、放って置いて頂戴」
「はぁ……」

十二湖もピンクの付き添い出来たのだが、あまりの居心地の悪さに肩身が狭い。
910: 2011/12/12(月) 07:30:38.70 ID:exsZGt6j(3/11)調 AAS
「よし、今から現地に行く事を提案するで!」
「……………許可します」
「いいわよ」

話は勝手に進み、十二湖とピンクが理解できないまま話が進む

「あの〜行くってどちらへ?」
「日出島や」
「ゑ?」

日の出島……その名前を聞いた十二湖の記憶が間違っていなければ、大神選手(今は引退したが)の出身高がある島で、
しかも、定期便も少ない離れ小島のだったと思い返した。

「ど、どうやって行くんですか?」
「心配するな、船は準備できとる!」

そういうと港までやって来た、立派な船が置いてあり、ヒーロー達は全員で搭乗した

「ところで一体何があったの?」

あまりにも状況がつかめないので、ピンクも流石に強めの口調で言い寄った。

「……………母親の味」
「はぁ?」
「そう、井伊ったら先輩の選手の奥さんが作った料理が美味しい美味しいって、そればっかりだったのよ?」
「……ああ、そう言うことか」

十二湖はなんとなくだが彼女達の怒りを理解した、しかし巻き込まれたほうはいい迷惑だと少し涙を流した。

「……………何故泣いている?」
「いえ、ゴミが入っただけです」
「とにかく今日は日の出島に行くっていう話だったのよ、だからどんな人でどんな料理だったのか調べにいくの」
「「はぁ……」」

無関係の二人は帰りたくなった、しかしもう手遅れだった。

「見えてきたで〜」

そう、日の出島はもう肉眼視できる場所にあったのだ。
911: 2011/12/12(月) 07:31:13.79 ID:exsZGt6j(4/11)調 AAS
そのころ、日の出島の神社では……

「うまいうまい!」
「おい、十河! がっつくなよ」
「すいません、お招きいただいて……」
「いえいえ、食卓が賑やかなのは良いことです」

ニコニコとした表情で、3人が自分の料理を美味しそうに食べているのを見ていた。

「でも流石に作りすぎましたね……」
「玲泉張り切ってたからね」
「男の方が3人もくるとなるとどのくらい作っていいのか、少々感覚が麻痺してしまったみたいですね」

どっさりと並ぶ料理、5人どころかその倍の人数で食べる量である。

「そうだな……カズにも食べさせてあげたかったなぁ」
「おい、それは言わない約束だろう……」
「まぁ、そう思うよね……真央ちゃん」
「朱里……」

自分の彼女も連れて来たかったが、たぶん無理だろうと誘いもしなかったことを後悔する3人だった。

「お三方にはそれぞれ思い人がいらっしゃるみたいですね」
「「「もちろん!」」」
「その気持ちはきっと分かってもらえますわ、もしかしたら近くで聞いているかもしれませんね」
「まさか……」
912: 2011/12/12(月) 07:31:41.71 ID:exsZGt6j(5/11)調 AAS
廉也はそう言ったが、外にいる3人は相当焦っていた。

「ま、まさか気づかれたんか?」
「そんな訳無いわ……素人に感付かれるくらいなら、私たちもうとっくにこの世にいないわよ?」
「ブラック、あなたが一番落ち込むわよね? 元々隠れるのがあなたの能力なんだからねぇ?」
「……………黙って」

おちょくられて、怒りを露にする真央に思わぬ声が聞こえた。

「いや、確かに可能性はある……そこの茂みとかね」
「!?」

真央はビクッとした、まさか気配に気づかれているのだろうか? そう思うと心拍数が上がった。

「いや……ただの猫かもしれないなぁ〜?」
「に……にゃ〜お」

まるで条件反射のように猫の物まねをしてしまった真央、暫く沈黙が続いた……そして。

「まさか本当にいるとは……出てきなさい」
「……………ごめんなさい」
「他の子もいるんじゃないかな?」

七瀬がそう言うと、茂みでゴソゴソ相談を始める残りのヒーロー達

「バレとる……どうする?」
「もうこの際出て行ったらどうですか?」
「そうね、もう無駄な足掻きだし……」

諦めてぞろぞろ出てくる、そんな4人に玲泉は言った。

「作った料理が無駄にならなくてよかったです」

ニコニコした笑顔に、見つかったほうは完全に脱力した。
913: 2011/12/12(月) 07:31:57.91 ID:exsZGt6j(6/11)調 AAS
「うまいうまい! こんなの久々や!」
「だろ?」

十河と和那が狂喜しながら料理を食べ進める、井伊も朱里も窘める気がうせたのか自分のペースで食事をする

「どうでしょうか? お口に合いますか?」
「ええ……美味しいです」

少々悔しそうに朱里はつぶやいた、全く料理なんてものをしない自分とは、
天と地ほどの差があるのをまじまじと実感した。

「すいません、一般人の俺まで……」
「いえいえ、私たちにはあなた方の事情はよく分かりませんけど、ゆっくりしていってくださいね」
「う゛〜いい人だ〜」
「あ、バカ! ラッキョウ食べたな!」

ピンクが酔っ払っているのを見て、廉也と玲泉は笑い出した。

「君たちは個性豊かだな」
「まぁ、まぁ……そうですね」
「……………おもしろい?」
「ええ、とても」

結局バカ騒ぎをして、アルコールの入った男5人はそのまま眠ってしまった。

「うへへ〜」
「ラッキョウ臭い……離れなさい」
「本当に面白い方ですね」

眠りこけた5人を和那が運んでいる間に、玲泉と真央は食器を片付けていた。

「あ〜!!」

不意に和那が叫んだ、何事かと思って近寄ってみると、すやすやと子供が寝ていた。

「……………あなたの子供?」
「ええ、有名な選手に囲まれたもので疲れて眠っていたんです」
「まったく……大声出したら起きちゃうじゃない」
「面目ない……」

落ち込む和那だったが、その視線は子供のほうに向いていた。

「かわいいなぁ……やっぱり子供はええわ」
「……(コク)」
「まぁ、悪いものじゃないわ……あなたはそのラッキョウ臭い口で近づかない!」

えぇ〜とぶぅたれる、ピンクも含めて4人はまじまじと子供の寝顔を見ていた。

「私たちの宝物です……色々つらいこともありましたけど」
914: 2011/12/12(月) 07:32:14.67 ID:exsZGt6j(7/11)調 AAS
終始笑顔だった玲泉がすこし真剣な顔をした。

「なぁ、ウチ……奥さんの話を聞いてみたいんや、そりゃ思い出すのが辛い事もあるかもしれないけど……」
「……………私も」
「たしかに……何だか普通の人の経験はしていないわね」

自分達とは比べようとは思わないが、彼女も色々な経験をしてきたのを感じて話を聞きたくなったのだった。

「そうですか……私の話でよければ」

お膳の前に座る玲泉の反対側でピンク意外は行儀よく座った、ピンクはと言うとお膳に顎を乗せている。

「私の母親が島が戻ってきたときに、私はそのお腹の中にいました……そして私が幼いのときに焼身自殺しました」
「周りの視線に絶えられなかったんやな……」
「ええ、その後暫くはお祖母様と二人で暮らしていました……」

振り返るように淡々と話す玲泉、そしてと呟くと。

「廉也さんとの出会いは高校時代です」
「あ! ウチもや!」
「……………私も」
「そうなんですか? ……でもその出会いから3年間私はとても辛い思いをしました」

例え自分のせいだったとしても……

「どういう意味や?」
「これを信じるのはあなた達次第ですが……廉也さんはこの島に来たときに呪われてしまったんです……」
「呪い?」
「呪いねぇ〜超能力やら願望が現実化する世界なら普通にあるんじゃないの〜?」

ボカ! っと真央がピンクを黙らせると玲泉は続けた。

「この日の出島には慰霊碑があります、戦争が終結してやっと平和な時代が来る……そうしたら自分達の大好きな野球が出来る、
 そう思って帰島していた島の野球部の人たちは、一人を除いて皆が機雷の接触で船ごと沈んでしまいました」
「一人は無事だったんか?」

玲泉は首を振って否定した、
その一人は特攻隊として戦死しており、その選手と後を追って自殺した彼女も慰霊碑に共に名前を刻まれていると付け加えた。

「救いが無いわね……」
「廉也さんはその慰霊碑を倒してしまったんです……」
「そうか、それでその選手達に呪われて……」

それに対しても玲泉は否定した。

「呪いを掛けたのは私のお祖母様なのです……」
「……………なぜ?」
「河島廉也……亡くなった戦死者であり、お祖母様の恋人でもありました」
915: 2011/12/12(月) 07:32:34.80 ID:exsZGt6j(8/11)調 AAS
朱里が首をかしげた。

「ちょっとまって、あなたの旦那さんもたしか河島廉也選手……ですよね?」
「ええ、更にこの写真を見ていただければ分かります」

差し出された写真を見て4人は驚いた、古いの写真には目の前の女性とその旦那が高校時代なら
こんな感じだったのだろうと、思わせる姿があったからだ。

「……………そっくりだった?」
「はい、お祖母様はそれを見て廉也さんに呪いを掛けました、甲子園に出てもらうために」
「そっか〜じゃあ奥さんはそれを分かっていて辛かったんやなぁ……」
「はい……板ばさみでしたから」

4人が首をかしげると、玲泉は言った。

「私はあの人が甲子園へ行くのを邪魔していましたから」

4人は更に意味が分からないという表情をした

「呪いを掛けるのはとても生命力を使います、私はお祖母様にその願いをかなえさせたくなくて野球部の妨害をしました」
「なるほど……」
「でも廉也さんはそれを否定しました、私がお祖母様さんが嫌いだからお祖母様の願いをかなえさせまいとしたことを話したとき
 廉也さんは、私がお祖母様が好きだったから、野球部が優勝してお祖母様が生命力を使い果たすのを止めたかったからと……
 そして私が妨害していたことも許してもらいました」
「すごいなぁ……ウチやったら妨害した奴を絶対に許さへんやろうし……」
「きっとあなただから許したのね〜」

ピンクはそう言うと朱里がたしなめた。

「それもあるかも知れないけど……結果的に自分達が甲子園に行くことができた、そう思ってるから許したんじゃないかしら?」
「そうですね……お祖母様のことを先に話しましたが、そのときもお祖母様を恨んだりする様子は無かったですね」
「……………とても優しい人」
「はい、だから私も好きになりましたし、真実を打ち明けるまではとても辛かったんです」

ふぅ〜とため息をつくと、玲泉は立ち上がった

「すいません、長いお話につき合わせてしまって……お茶でも入れますね?」
「ああ、ウチも手伝いますわ」

和那も立ち上がると二人で台所に向かった。
916: 2011/12/12(月) 07:32:46.38 ID:exsZGt6j(9/11)調 AAS
「終わりよければ全てよしか……」
「……………どうしたの?」
「私の結末はどうなるのかしら? このまま本当に終わって、平和に暮らせるのかしら?」
「……………怖いの?」

朱里は首を振った。

「いいえ……ただ生き残りたいと思ったわ、一時かも知れないけど……やっと掴んだ幸せだから」

今度結婚式を挙げる朱里は強く決意したように呟いた。

「私も〜」
「……………そう」

注がれたお茶を飲みながら4人はそれぞれの思いにふけった。

「ウチは決めたで! 奥さんみたいなおしとやかで優しいお母さんになるんや!」
「あなたに出来るのかしら?」
「出来るかなやい! なるんや!」
「頑張ってくださいね」
「あ、あの……私今度結婚するんですけど、奥さんはどんな感じだったんでしょうか?」
「あ〜それ気になる〜!」

ヒーロー達と玲泉は、結局夜が更けるまで話をしていた……

「んが……? 何やここ?」
「頭痛い……」
「んん?」
「あら、そのまま眠ってしまったみたいですね……」
「……………油断しすぎ」

真央一人だけが起きており、男性陣の寝床で七瀬の布団に潜り込んでいた。

「あ、リーダーずるぃ! ウチも入るで〜」
「ちょっと! その巨体で暴れないでよ!」
「朱里さん? 折角ですから朝食のお手伝いをお願いできますか?」
「そうですね……お願いします」

日の出島が日の光に包まれるとき、幸せを掴んだ人々が語らいすごすのだった。
917: 2011/12/12(月) 07:32:59.53 ID:exsZGt6j(10/11)調 AAS
おまけ

和那 「ところでリーダー? なんで七瀬選手と喧嘩したんや?」
真央 「……………メジャー」
朱里 「それがどうかしたの?」
真央 「……………行きたがってたのに、隠していた……私が重みになっているからいけないと思って喧嘩した」
ピンク「そうだったの……」
真央 「……………そのまま別れたほうがいいと思って連絡もしなかった、でも逆に彼を困らせてしまった」
和那 「それはあかんて……」
真央 「……………だから今度は二人でメジャーに行く」
ピンク「え?」
朱里 「ちょ、ちょっと待ちなさいよ! 日本のヒーロー業はどうするのよ!?」
真央 「……………レッドが居る」
和那 「そうか〜そうや! 十河もきっとメジャー行きたい筈や、先に行ってまとってや!」
朱里 「井伊も行きたがるかしら……あいつとは結局黄金バッテリーだし」
和那 「そうや! 井伊も来てメジャーを制圧するんや!」
ピンク「ねぇ、人の話し聞いてる、野球選手の奥さん達!? 私だけ仲間はずれじゃない!!」
玲泉 「(廉也さんもいきたかったのかしら……? メジャーリーグに)」

十二湖「はぁ……野球選手か」
井伊 「まぁ、他にも方法はあるさ」
十河 「気にするなよ……なぁ?」
七瀬 「真央ちゃん……」
河島 「七瀬くん、自分の世界に浸らないの……」

おまけ2

井伊 「ところで十河、お前去年辺りからだんだんボロボロになっていくんだが、何があったんだ?」
十河 「な、何でもねーよ!」
十二湖「浮気でもしたんですか? 俺もピンクに誤解されてひどい目にあったし」
十河 「浮気はしていない! 高校時代の同級生に会ってそこの子供が可愛かったからプレゼントとかしてただけだ!」
井伊・十二湖「「……ロリコン?」」
七瀬 「失礼な! 真央ちゃんは立派なレディだ!」
河島 「七瀬くん、自分の世界からでてきなさい……」
918: 2011/12/12(月) 07:35:04.89 ID:exsZGt6j(11/11)調 AAS
以上です、長文になってしまいましたが・・・
自分の歴史観はこんな感じだと、皆さんの作品が楽しみです
(とりあえず二股が正史であろう10主には少しひどい目にあってもらいましたがね)
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