[過去ログ] パワポケでエロパロ22 (971レス)
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256: 2011/10/03(月) 20:44:39.58 ID:mtKw9iN/(1)調 AAS
真央はそれをみてニヤニヤしてるんですかね
257: 2011/10/03(月) 20:53:19.96 ID:sUfDKMwN(1/2)調 AAS
7主カワイソスwww
258: 2011/10/03(月) 21:22:53.24 ID:4vxRmCxA(1)調 AAS
>>249
なかなか面白い展開ですね。ちょっと考えてみようかな。
259: 2011/10/03(月) 21:23:03.33 ID:XD6ghqVw(1)調 AAS
7主はきっと真央と既ににゃんにゃんした後なんだよ
260: 2011/10/03(月) 22:25:15.06 ID:sUfDKMwN(2/2)調 AAS
猫だけにか。
261: 2011/10/04(火) 01:46:08.23 ID:/oxvyMaY(1/49)調 AAS
ここに初投稿する者です。
ポケ13の木村冴花のエロパロです。至らぬ所が多々あるかと思いますがよろしくお願いします。※陵辱描写注意です。
262(1): 2011/10/04(火) 01:55:22.12 ID:/oxvyMaY(2/49)調 AAS
人は数多の中に自らを見いだし、我を持つものは彼を求め、
その享有点に、一つの繋がりを結んできた。
しかしそれが始祖より始まる生命の「義務」にすぎないとしたら。
愛情とは、欲望に付加されるものにすぎないのだろうか。
「Reciprocal affection」
いまだに残暑を残しながらも、夕刻が迫ると肌寒さを感じるようにもなった九月中旬。
私はとある球場にいた。自宅からは電車で小一時間の、
某プロ球団のフランチャイズ本拠地球場だ。
この日ここで行われている試合は、今シーズン後半戦の、
リーグのAクラス攻防を繰り広げる球団同士の激突。
観客動員数も普段より多く、球場には観客らによる熱気が渦巻いている。
私の座っているバックネット裏前列席からは、
打者と投手との対決する姿が目と鼻の先に一望できる。
投手の投げ込んでくる投球や、打者のフルスイングの勢いさえも
身近に感じ取ることが出来る、球場で最も野球を肌で感じられる席だ。
普通はなかなかチケットが取れない優等観客席であるが、
幸いなことに私には元プロ野球選手だった父の遺した「コネ」が多少はある。
それ利用すれば、こんな席を取ることも一般人に比べて幾分か容易になるのだ。
今回も下準備通りにいい席を取れたな、と我ながら心中で会心を得る。
263: 2011/10/04(火) 01:57:55.39 ID:/oxvyMaY(3/49)調 AAS
この日、眼前で繰り広げられているプロ野球デーゲームは、
プレイボールからはや三時間近くが経過し、試合は既に佳境に差し掛かっていた。
夕日は西に傾き、球場に黄金色の陽が射す。
ここからだ、注目しなくてはならないのは。プロ野球選手の子として産まれた故に、
それぐらいの野球への観察眼は自然と身に付いている。
先程得た会心を心の中にしまい込み、私は自らが座る座席の前に設置した三脚に備え付けてある、
ビデオカメラのピントを合わせ直す。
何故にビデオカメラを球場に持ち込んでいるかというと、その答えは簡単。
いわゆる「偵察」だ――。
九回表が始まり、後攻のチームが守備に入る。そしてマウンドに登るピッチャー。
今回私がマークしているのはこの投手だ。この試合に先発し、
ここまで僅か一失点、そして被安打は四本に抑える好投を続けている。
今シーズン、ここまでに先発投手として確かな成績も挙げており、
球界でも三本の指には入る良投手である。いわゆる球界のエースとも言える。
264: 2011/10/04(火) 02:02:46.47 ID:/oxvyMaY(4/49)調 AAS
この投手の弱点を、見つける。
それが、今日この球場まで足を運んだ最大の理由だ。
私は改めてそう確信するとグラウンドのインプレイに見入った。
カメラが残してくれる映像だけでは、偵察には不十分だ。
その試合での雰囲気や感じたこと。それさえも拾い上げてやるのだ。
そのために、片手にはメモ帳をも携帯しているのだ。
すべては、あの人の手助けを、少しでもするために――。
…………
今でもはっきりと覚えている、あの人との初めての出逢い。
それは私の高校時代、混黒高校附属開拓分校へ入学したばかりの一年生の時だった。
265: 2011/10/04(火) 02:06:41.59 ID:/oxvyMaY(5/49)調 AAS
『今日から開拓分校で一緒に勉強することになった小波君だ。ほら、あいさつしろ』
『小波です、よろしくお願いします』
将来を約束されたハズの野球エリートだった彼はたった一度の歯車のズレにより、
本校から開拓分校へと「都落ち」してきた。
『俺の席は……えっと、君の隣か』
『あ……』
『……俺の顔に何か付いてる?』
『あ、い、いえ別に。よろしく。私は、木村よ。教科書は大丈夫?』
『ええと、最初は何の授業だっけ?』
『農業科学』
『へ???』
『しょうがないわね、ほら、私のを貸してあげるから』
『あ、ありがとう』
初めて小波君を見た時から……彼の事が気になっていた。一目惚れだったのかもしれない。
266: 2011/10/04(火) 02:10:49.79 ID:/oxvyMaY(6/49)調 AAS
彼以外にも混黒本校から「都落ち」をしてきた生徒はいる。
だがその多くは本校と分校の「落差」に耐えられずに挫折する者ばかりで、
退学や非行へ走ることもしばしばあった。しかし彼は違った。
野球選手として本校に復帰すべく、部としての機能を果たしていない開拓分校野球部を彼は、
野球が満足に出来ない身でありながらも活気づけていく。
開拓分校の生徒にはない、類いまれな向上心、統率力、人望。それが周囲を強く惹きつけていた。
そんな彼の熱心な姿は都落ちしてきてからはや一ヶ月足らず、
同学年だった女子達にとっては注目の的になっていた。
言うまでもなく……私も、その一人だった。
『え、木村がマネージャーを?』
『気が利かないかもしれないけど。今日から、よろしくね』
『とんでもない、皆から聞いてるよ。父親が元プロ野球選手なんだって?
野球部のマネージャーとして不足なしじゃないか。頼りにしてるよ、こちらこそよろしくな』
『う、うん……よろしくね』
267: 2011/10/04(火) 02:16:08.58 ID:/oxvyMaY(7/49)調 AAS
気がつけば、私は野球部のマネージャーになっていた。
心惹かれた彼に少しでも近付きたいから、という単純な理由だった。
それ以来、放課後の野球部の活動時間が私にとって待ち遠しくなった。
部活になれば、小波君の一生懸命な姿を見られる。
小波君の手伝いが出来る。小波君と、話す時間が出来る――。
私の仄かな想いは日に日に大きくなっていく。
抑えられなくなるほどに。だけど、同時に不安も大きくなっていく。
もしも、私の片想いだったら。抑えられないこの想いが、彼に届かなかったとしたら――。
そんな考えが脳裏を過ぎる度に、キュッと締め付けられるような鋭い痛みが、胸に走る。
思春期の女性が経験する、恋愛への苦い思いだ。
伝えたい、この想い。だけど怖い。もしも拒まれたら、私はどうしたらいいのだろう。
もしそうなった場合、きっと大きな心傷を負ったまま、
野球部のマネージャーを続けていかなくてはならない。
それも皮肉なことに、恋い焦がれた彼のすぐ傍らで。
小・中学校時代と、まともな恋愛経験などしたことのなかった私には自信がなかった。
どうしても一歩を踏み出す勇気がなく、踏みとどまるだけだった。
268: 2011/10/04(火) 02:18:08.91 ID:/oxvyMaY(8/49)調 AAS
『あ、ちょっと待った。いつも野球部でいろいろと世話になってるだろ。
今度、映画でも一緒に行かないか?』
『えっ……あ、うん。いいよ、オッケー……』
『そっか、じゃあさ、今度の日曜にでも行こうよ。また、連絡するからさ』
『う、うん……よろこんで』
そんな私の気持ちに気付いてくれたのか、はたまた偶然か。
歩み寄ってきてくれたのは、彼の方だった。
映画に誘ってくれた時、顔が赤くなって、恥ずかしくなったけど、嬉しくって……
夜も眠れなくなったのもはっきり覚えてる。
それをきっかけに、私達は少しずつではあったけれども距離を縮めていった。
彼をよりいっそう手助けし、支えていきたい。
もちろん、単なる野球部マネージャーとしてだけでなく。
彼にとって、相応しい人になるために――。
小波君が本校へ戻るチャンスを蹴り、開拓分校で野球をしていく決心をした日に、
私はそう心の中で決心をした。
269: 2011/10/04(火) 02:21:59.27 ID:/oxvyMaY(9/49)調 AAS
それから高校三年間、小波君との付き合いの中で様々な出来事があった。
彼がきっかけとなり、打ち解けることのできた、ジナイダさんとの触れ合い。
最期に現役時代のような元気を見せてくれた、お父さんとの永遠の別れ。
そして彼が連れていってくれた、甲子園での栄光――。
楽しい事ばかりじゃなく、苦しいことも辛いことも沢山あった。
決して人前では見せないと決めたはずの涙を流したこともあった。
だけどどんなときでも、傍らには彼がいてくれた。
私の想いに、彼はいつも答えてくれた。
打倒混黒本校、そして甲子園という野球部における第一目標を成し遂げるため、
二人きりで居られる時間は少なかったけれど、その少ない時間を
お互い大切にすることで、私達の心はいつしか深く通じ合うようになっていた。
やがて高校卒業後、彼はプロの世界に身を投じた。
そして私はプロとなった彼をサポートするための知識を得るべく、大学へ通っている。
二人の進路はそれぞれ別の道になってしまったけれど、
私達の距離が離れるということはなかった。
なぜなら、同棲生活を始めたからだ。
270: 2011/10/04(火) 02:24:13.66 ID:/oxvyMaY(10/49)調 AAS
もともと、この話を提案してくれたのは小波君の方だった。
父親を亡くしジナイダさんもいなくなってしまい、たった一人残された私を気遣ってくれたのだ。
プロ野球では新人は必ず球団寮に入らなくてはならないという決まりがあるらしいが、
彼はこのためにわざわざそれを免除してもらったらしい。
球団側も、「元プロを親に持つ者とならば」ということで同棲することに
しぶしぶ目をつぶってくれたようだ。
勿論、この勝手ともとれる行動により彼はチーム首脳からは目を付けられることとなってしまった。
私はそのことが心配で彼に尋ねたこともあるが、
『関係ないさ。俺が活躍さえすれば黙ってもらえるし、絶対そうしてやるんだ』
と力強く答えてくれたのだった。
そんな彼の気遣いに、私は断る道理などなく、彼の優しさへ心から感謝しながら快諾した。
それに、甲子園を湧かせた大型ルーキーとして球界から期待を注がれている彼を支援するためにも、
私も同棲生活はうってつけであると思ったから。
271: 2011/10/04(火) 02:27:01.96 ID:/oxvyMaY(11/49)調 AAS
そこで彼が野球に打ち込めるよう、炊事、洗濯、家事等の一切を私が受け持つことにした。
遠征以外の時は、彼は家に帰ってくる。その時は精一杯のもてなしをし、
彼にリラックスをしてもらおうと努力し、工夫も凝らした。
プロアスリートに適した栄養バランスを考慮した食事を作りもしたし、
すり減らしてくる野球道具の手入れも手伝った。
いつも持ち帰ってくる山のような洗い物も翌日には使えるように洗濯した。
大学との両立はさすがにハードであったけれども、彼のためを思うと苦にはならなかったし、
充実した日々を過ごせていると実感してもいた。
二軍のファーム戦とはいえ彼の活躍を聞くたび、
私も自分のことのように嬉しくなったし、もっと頑張ろうと思えた。
当の小波君もプロの多忙さと過酷さに揉まれながらも、
プライベートの時間は私と二人でいることを大切にしてくれた。
家に帰ったときはその日の疲れも見せず、尽きることなく話しもしたし、
フリーの日には一緒に外へ連れていってくれたりもした。
遠征に行ってしまった時も、私を気遣って電話をしてきてくれることもあった。
272: 2011/10/04(火) 02:29:04.03 ID:/oxvyMaY(12/49)調 AAS
そういうわけで、同棲してから、彼も私も今のところは順調だったといえる。
お互いに生活がうまくいっていることが嬉しかったし、
それだけでなく二人の距離もしっかりと密になっている。
そんなある日、転機が訪れた。
同棲を始めてから約半年後の八月の下旬、
小波君が入団一年目にしてついに一軍昇格を果たしたのだ。
本人の話では一軍での自分と同じポジションに故障者が出て、
その穴を埋めるため一時的に駆り出されただけだというが、勿論これは大きなチャンスだ。
一軍の舞台でもいきなり大きな結果を残せれば、
そのまま一気に中核メンバーの中へと割り込むこともできるのだから。
しかし、いくら何でもそこまで上手く事が運ぶほど甘くはないのがプロの世界。
一軍昇格後、小波君は代打などで数度か出場機会を与えられた。
しかしここまで目立った結果はまだ残せてはいない。
273: 2011/10/04(火) 02:32:18.27 ID:/oxvyMaY(13/49)調 AAS
彼は野手であり、走攻守共にある程度はバランスの取れたオールマイティーな選手だ。
その中でも一番のウリは、勝負に強い打撃力だ。
高校時代、彼の打撃は開拓野球部にとって最大の得点源であったし、
ライバルであった投手の雨崎君を打ち崩し、甲子園への切符をもぎ取ったのも彼だ。
その打撃力をもってしても、プロの第一線の投手陣には、まだまだかなわないようだった。
当然と言えば当然なのかも知れない。ほんの一昨年まで、金属バットを握っていた高校球児に、
プロの一軍投手が容易に活躍などさせてくれはしない。
けれどそうも言ってはいられない。折角の一軍昇格の機会で、目立った活躍が残せなければ、
来シーズンは再びファームに降ろされることは確実だ。
ここで何か残していかなくては、一軍定着は大きく遠のくことになってしまう。
274: 2011/10/04(火) 02:36:17.46 ID:/oxvyMaY(14/49)調 AAS
――何とか彼の力になってあげたい。今までと同じままではいけない。
そう考えた私が始めたのが、「偵察」だった。彼の所属する球団と同リーグに属する球団の一軍投手から、
これからシーズン終盤にかけて対戦する可能性のある投手のデータを集める。
手間と暇をとても費やさなくてはならないが、不可能ではなかった。
幸いにも大学からは長期の夏期休暇が出ていたから時間はあった。
偵察といっても、高校でのマネージャー経験や亡き父親の遺してくれた
プロ野球関係の資料を活かせばするべきことは明確だ。
ナイターなどは毎日録画でチェックし、要注意すべき相手投手の特徴や配球などは全てまとめておく。
それだけでなくどうしても気になる投手は、こうして近くの球場まで出向いて、試合を直に見て偵察する。
275: 2011/10/04(火) 02:39:49.59 ID:/oxvyMaY(15/49)調 AAS
言葉にすれば簡単だけれども、やはり難解な作業だ。正直、大学での勉強などより遥かにしんどい。
それに、マークした投手がきちんと彼と当たってくれる保証はない。
代打起用のために不定期の出場であるし、さらにはマークしていない投手と当たる可能性もある。
そうと分かっていても、私は偵察を続けたし、小波君にデータをきっちり与え続けた。
何もしないよりもマシだし、当然だけれども、少しでも彼の力になることはしてあげたかったから。
その成果はまだ明確に出たとは言えないが、小波君も私の採ってきた投手資料は家に帰るたび、
欠かすことなく真剣に目を通してくれていた。
その真摯な姿勢に私は自分の頑張りが小波君の役に立っているのだと思ってとても嬉しくなった。
そして確信した。決して無駄にはならない、と。そう信じて今もこうしてカメラ片手に、
球場まで足を運んでいるのだから。
276: 2011/10/04(火) 02:43:51.73 ID:/oxvyMaY(16/49)調 AAS
………
「ストライク、バッターアウツ!ゲームセット!」
九回表の攻撃が終わり、主審が試合の終了を告げた。
この時点で先攻チームは得点が後攻チームに及ばず、よって九回裏の攻撃は不要で決着がついたためだ。
結局のところ、私のマークした先発投手は九回を投げきり完投勝利を挙げた。
最終回には相手打線の反撃で得点圏にランナーを背負いこそしたが、
ピンチでは変則的な配球により後続を巧みにシャットアウトした。
なるほど、ああいう投球もするのか、なかなか貴重なデータが採れたな、
と関心しながら、私は早々にカメラと三脚をコンパクトにまとめて帰り支度をする。
この後ヒーローインタビューなどがあるが、それを見ていたところで資料にはならないし、
ぐずぐずしていると球場からの帰宅ラッシュの大混雑に巻き込まれる。早々に退却するのが得策だろう。
277: 2011/10/04(火) 02:48:06.63 ID:/oxvyMaY(17/49)調 AAS
それに……今日は、あの人が遠征から帰ってくる日だ。家でのもてなしもしなくては。
そうと分かっていれば、家路を急ごう。
冴花は観客席を立つと、足早に球場出口へ向けて歩き出した。
……その後ろをつけてくる、怪しげな影に気付くことはなかった。
…………
帰りの列車内は大混雑だった。恐らく私と同じように、観客らの帰宅混雑に巻き込まれまいと考えた人達だろう。
しかし元々シーズン終盤戦の大事な局面の試合であったため観客の数自体が多すぎたらしい。
つまり早めに球場を出たところで、結局は混雑を免れなかった。
それにただでさえ夕刻で帰宅ラッシュの時間帯なのだ。
もはやパーソナルスペースなど確保不能な車内で、私が座る目の前で電車に揺られながらすし詰めにされた立ち客がひしめいている。
天井からぶら下がった吊革に空いているものはなく、乗客数の多さを窺わせる。
主要駅までは、車内はしばらくこの状態が続くだろう。
278: 2011/10/04(火) 02:53:09.35 ID:/oxvyMaY(18/49)調 AAS
こんな混雑の中であったが、私は幸運にも座席を取ることに成功していた。大学への通学で培った、席取りテクニックのおかげだ。
ただ唯一の誤算は、私がいるこの車両が女性専用車両ではないということ。
いつも大学への通学に利用している路線は痴漢の件数が多いという噂があるため、
対策として普段から女性専用車両に乗車する癖をつけてきた。
おかげで通学を始めて半年、被害にあったことはない。
それが今回は、乗車駅のホームがただでさえ混んでいて、女性専用車両の停止する位置まで
たどり着くことすら出来なかったのだ。この混雑では、今更仕方がないのではあるが。
(途中で空いてきたら、移動すればいいかな)
私は、そう楽観視していた。というのも別車両に乗ってしまったとは言え座席を取れたことは大きいし、
なにも女性が私一人しかいないというわけでもない。
辺りを見回せば、私と同じように女性専用車に乗りそびれた女性客も多々いる。
……何より、座席に座っている私にはどうにもこうにもしようがないであろう。
279: 2011/10/04(火) 02:55:12.08 ID:/oxvyMaY(19/49)調 AAS
うん、我ながら、冷静な分析だな。と彼女が心中で頷いているとその時、
バッグに入れていた携帯電話が振動していることに気づいた。
特に焦ることもなく、ゆっくりと携帯を取り出す。
が、画面を見た途端に冴花の表情に変化が起きた。 冴花は画面に出た名前を目にし、少しだけ頬を緩ませて微笑んだ。
振動していたのはメールを受信したからだった。メールの送信者名には、彼の名があった。
201×年9月○日17:20
件名:無題
本文:
今日も偵察ご苦労さま!家に着くのは8時頃になると思う。
今日も晩ご飯期待してます!
〜end〜
280: 2011/10/04(火) 02:57:13.08 ID:/oxvyMaY(20/49)調 AAS
とても簡潔な内容ではあるが、こういう細かな気配りをしてくれるのも小波君の良いところの一つだ。
わざわざ連絡してくれなくとも、こっちは普段の彼のスケジュール管理も手伝っているから、帰る時間くらいは把握しているのに。
冴花はクスッと笑いながら、メールの返信を打ち込んだ。
201×年9月○日17:22
件名:Re:
本文:
了解。帰ったら今日の偵察結果、見せるね。
晩ご飯は帰ってからのお楽しみ!
〜end〜
メール送信の完了を知らせる画面を見届けると、携帯を鞄にしまい私はホッとひと息ついた。
そういえば、小波君が家に帰るのも久し振りな気がする。
一軍になって以来、遠征や泊まり込みをすることが増えた。
やはり二軍の時よりやることは増えて忙しくはなるし、今が踏ん張り所だからだと、以前話していた気がする。
それで私自身少し寂しい思いはしているけれど、大事な時期なんだ。だからこうして、偵察もしているんだから。
281: 2011/10/04(火) 02:59:16.73 ID:/oxvyMaY(21/49)調 AAS
だからこそ今までのように、一緒にいられる時間は密度の濃いものにしないと。
……今日の晩ご飯、いつもより頑張っちゃおうかな。
そう考えると、また自然と笑みがこぼれた。我に返って車内であることに気付き、慌てて引っ込めた。
だけどこういう物思いふける時間も悪くはない。心が安らぐような気持ちになれるから。
そんな風に考えているうちに、まぶたが次第に重くなってくる。
今日一日、球場まで偵察に出向いた疲れが出てきたのと、座席に座れた安心感からか、眠気が襲ってくる……。
(今くらい、いいかな……)
私の心はすっかり弛緩し、意識も朦朧として心地よい眠気に身を預けることにした。
列車のほどよい微かな振動が、より一層それに拍車をかけていた。
私はすっかりと忘れてしまっていた。途中で女性専用車両に乗り換えることを。
282: 2011/10/04(火) 03:01:19.32 ID:/oxvyMaY(22/49)調 AAS
…………
不意に、口元に奇妙な感触がした。何か粘性のあるものを口に押し付けられた、そんな感じが。
(んん……な、なにこれ……?)
未だ残る眠気を振り払いながら、私は重いまぶたをゆっくりと開けようとする。
と、その時、今度は何かが胸に触れる感触がした。
それにより今度こそ眠気は一気に吹き飛んでしまい、私は目を開いた。
すると、自分の左右に座った男達が、それぞれの手で私の胸を掴もうとしていたのだ。
(えっ!?)
目に入ってきた光景が、理解し難く思考を当惑させる。
まどろみによって朦朧とした意識が、より一層私を混乱させる。
そうしている間にも、左右の男達は胸を好き勝手にまさぐる。
ブラウス越しに上から撫でてみたり、指でつついたり、軽く揉んでみたり。
そのたびに私の身体に背筋がぞくりとするような、鋭利な痺れのような感覚が細かく走る。
283: 2011/10/04(火) 03:19:44.09 ID:/oxvyMaY(23/49)調 AAS
まだ冴えてこない思考回路であったが、それだけである一つの結論が浮かぶ。
痴漢だ。
私はとっさに声をあげようとした。が、予想外の事が起きる。
声が、出ない。
「……!」
そこで初めて気がついた。自分の口の周りに一枚、ガムテープが貼られている。
先程感じた口元の異質な感触はこれのせいだったのだ。声が出せないのも、これのせいだ。
いや、口だけじゃない。膝の上に乗せていた両手を縛るように、ここにもぐるぐる巻きにガムテープが巻き付けられている。
両方とも、間違いなくこの目の前にいる痴漢達が仕掛けたものだろう。
ふと気がつけば、あんなに沢山いた他の乗客達の姿はいなくなってしまっている。
あれから少し眠っただけのつもりだったのに、随分と寝込んでしまったらしい。
それですっかり、女性専用車両に移ることも失念してしまった。私としたことが……とんでもない失態。
284: 2011/10/04(火) 03:21:49.01 ID:/oxvyMaY(24/49)調 AAS
浅はかだった。主要駅を過ぎれば、一気に客数が減るのは分かっていたのに。なんて馬鹿だったんだろう。
……いや、こんなことを考えている場合じゃない。このままでは、目の前の男達に好き勝手されてしまう!
そう思った私は身を左右によじって、男達の手を振り払った。
しかし次に男達は両手を使って、私の身体を座席に押さえつけてきた。
合計で四本にもなる男性の腕に戒められては、女性の力では身動きが取れない。
(ど、どうすればいいの!?)
困惑する頭で必死に知恵を絞る。
かつて、今は亡き母の教えで護身術の剣道をたしなんでいたが、
竹刀はおろか棒切れ一本持っていない今は使いようがない。
そんな私に、両側の痴漢達がいやらしく歪めた表情を見せ付けてくる。
285: 2011/10/04(火) 03:24:31.67 ID:/oxvyMaY(25/49)調 AAS
「へへ、今日のは上物な分よく暴れるなあ」
向かって左側の男はそう言いながら、舐めるような視線を冴花の身体に這わせる。
白色のブラウスを押し上げる豊満な胸。
プリーツスカートからすらっと伸びるしなやかな脚。
座席に押し当てられている、ふっくらとしたふくよかな尻にまで。
「だろ、球場でこんな上玉がひとりでいるんだもんなあ」
今度は向かって右側の男がそう言いながら、にやけた顔を冴花の顔に近寄せてきた。
興奮し湿り気を帯びた男の息遣いが間近に迫り、彼女に悪寒を与えた。
冴花には男達の言葉の意味が分からなかったが、唯一理解できたのは、
この男達が球場からずっと自分をつけてきたということだけだった。
そしてこの時初めて、冴花ははっきりと恐怖を感じていた。
(やめて、放して!)
体を揺すって抵抗を再開し、私はそう叫んだ。
が、ガムテープをされている閉じられた口では、満足に声なんてでない。
「う」とも「ん」ともつかない、くぐもった声が発せられるだけだ。
286: 2011/10/04(火) 03:26:46.89 ID:/oxvyMaY(26/49)調 AAS
「ふふ、頑張って声出しても無駄だよ?この車両は俺たちしかいないし、ちゃんと仲間が他の車両も見てるんだからなあ」
(えっ、仲間……?)
「後で交代するんだから、それまで楽しませてくれよなあ、くくく……」
(そんな、こいつらだけじゃなくて、まだ他にもいるの……?)
男達の言葉を受けて、私の心の中に、絶望感が流れ込んでくる。
気付いた時には、もう手遅れだった。こいつらは、手馴れているんだ。集団で、計画的にこういうことをするのに。
じゃあ、一体私はどうしたら……。
「観念したみてえだなあ」
男の言葉に、私はハッとして我に返った。抵抗を止めてしまったほんの一瞬の隙の出来事だった。
片方の男が、私の着ているブラウスに下から手をかけてきた。
287: 2011/10/04(火) 03:28:51.36 ID:/oxvyMaY(27/49)調 AAS
(だめっ!)
そう思ったが、遅かった。
ボタン付きのブラウスにも構わず、男は一気にそれをまくり上げた。
勢いが強く、ボタンが一つ弾け飛んで車両の床に転がっていった。
「すげぇ、綺麗なカラダしてるじゃねえの」
(いや!こんな……っ!)
ブラウスがまくり上げられ、へその辺りから、胸元までの肌がさらけ出される。
すっと引き締まったくびれの浮かぶウエスト。
そのさらに上には純白のブラと、それに包まれた、ほどよく豊かに発育した双乳。
そして普段からの摂生の取れた規則正しい生活の賜物か、健康的でシミ一つない、
きめ細やかな絹のような色白肌が、その二つの魅力を大いに際立たせている。
男達は年甲斐もなく目を輝かせながら、冴花の流麗な女の胴体に見入っていた。
しかし冴花にはその目の奥にどす黒い欲望が渦巻いているのがわかった。
彼女は羞恥に堪えきれず顔を赤くし、思わず顔を横に背けた。そしてまた抵抗を再開する。
288: 2011/10/04(火) 03:31:03.60 ID:/oxvyMaY(28/49)調 AAS
「これも取ってしまうぜ」
しかし男達はそれでも物足りないようで、というより、さらに触発された様子で、今度はブラにも手を伸ばす。
それを見た冴花は驚愕に目を見開き、さらに抵抗を強めた。
(だめっ、ダメっ!それまで脱がされちゃったら……っ!)
最後の砦であるブラまで剥がれてしまっては。私は決死の思いで左右に体を揺さぶった。
しかしそんな私の抵抗する姿さえも楽しんでいるかのように、男達は不気味に笑っている。
「ほら、暴れんなよ」
すると片方の男がすっと体を動かし、背後から冴花を羽交い締めにした。
(あっ……!)
それだけで抵抗が一気に制限された。
そしてその間にもう片方の男は、冴花の前に回る。もはや身動きのない冴花。男はブラを、今度こそ両手で捉えた。
「そおら!」
289: 2011/10/04(火) 03:33:05.32 ID:/oxvyMaY(29/49)調 AAS
(いやっ……!)
そのまま男は、ブラも上へと強引にまくり上げてしまった。最後の砦も、いともあっさり越えられてしまった。
「へへへっ、すげーな!胸もめちゃくちゃいいぜ」
「大きさも形もいい……頑張ってつけた甲斐あったぜえ」
ぷるん、と上下に揺れながら乳房が露出させられ、それを目にした男達は口々に感嘆の言葉を漏らした。
巨乳とまではいかないでも、歳相応以上に豊かに実り、そして美乳とも評せる整えられた形をした、透き通るような果肉。
彩として、桜色の乳首が中心に添えられている。
そんなものを目の前にして、男達の興奮は一気に高まっていた。
一方の私は気が気でない。
自分の胸なんて、異性ではあの人にしか見せたことなどないのに。
彼にしか……小波君にしか、見せたことのない女性の大切な部分を、他の男に無理矢理に見られ、
視姦されているという事実が、私の心に大きすぎるショックを与えていた。
だけど、落ち込んでいる暇など痴漢達が与えてくれるわけがなかった。
目の前の男が、両手で私の胸を鷲掴みにしてきたのだ。
290: 2011/10/04(火) 03:35:25.94 ID:/oxvyMaY(30/49)調 AAS
「柔らかいな、それでいて、張りもある」
「んぅっ……んんんーー!んッ!」
(やめて、触らないでよ!いやっ!)
前の男が、乳房をこね回すように揉みながら、まるで評価するかのように言う。
汗ばんで熱をもった手の感触が乳房を通して伝わってきて、とても嫌悪感がした。
「へへへっ、こんな子なかなかいねえよなあ。アンタすげーぜ」
後ろの男はというと、背後から顔を乗り出させ、目下で弄ばれている生の胸を見て満足げに言った。
そんな風に、口々にいくら賞賛する言葉を聞いても全く嬉しくなかった。
小波君と付き合ってから、体を重ねた時。彼も同じように、私の体を誉めてくれたことがある。
好きな男性にそう言ってもらえたのだから、女性としては素直に嬉しいものだ。
だけど、彼の場合はそれだけじゃない。
291: 2011/10/04(火) 03:37:30.86 ID:/oxvyMaY(31/49)調 AAS
彼とは高校からの長い付き合いの中で、お互いの心を知り、思いを通わせ合い、長い時間と深い理解を経て、繋がり合ったのだ。
だからこそ、彼の言葉には心から私の事を気遣い、想ってくれているという目には見えない温かみが込められていた。それ故、私は彼の言葉に心底から素直に嬉しくなり、歓喜の涙さえ流した。
しかし目の前にいるこの痴漢達は、ただ私の外側の見目形の感想を、乏しい語彙で表しているだけ。私の内なる面など何も分かっていない。
そんな者に誉める言葉を投げ掛けられても、嬉しいわけがない。
――だって私の身体はこんな連中に好きに弄ばれるためにあるんじゃない。
――私が、本当に好きな人のために……。
292: 2011/10/04(火) 03:39:35.53 ID:/oxvyMaY(32/49)調 AAS
「んんーーッ!」
思わず、私は塞がれた口の中で声を上げた。電流が流れるような鋭い感覚が体に走った。
前にいる男に、左右の乳首を摘まれたのだ。
「へへ、感じてるのか?」
「ガムテープがなければ可愛い喘ぎ声が聞けるんだろなあ……へへへっ」
違う、違う、感じたりなんかしてない――。
私は心の中で反論する。
今は耐えなきゃ。耐え続けて、助けを待つしかないんだ。
そうだ。ここは、動いている電車内。じきに次の駅につく。
そうすれば、そこで何とか逃げることが出来るかもしれないし、駅にいる人が気付いてくれるかもしれない。
今は助かる機会をじっと待つしかない。目の前の男達の、痴漢行為に耐えながら……。
拘束された身なりに、私はそう考えを張り巡らした。
「ん……んっ……」
その間にも、目の前の男は胸への愛撫を続けている。
乳首を指で摘んだり、引っ張ったり、押し込んだり、コロコロと転がしてみたり。
そのたびに冴花の身体に僅かながら官能的な痺れが走る。思わず声が出てしまいそうになるときもあるが、喉の奥で必死に押し殺す。
293: 2011/10/04(火) 03:41:36.59 ID:/oxvyMaY(33/49)調 AAS
声を出せば、感じているのだと男達を思わせ、さらに興奮させることになってしまう。冴花にとってそれは癪であった。
だから、歯を食いしばってこみ上げる官能をこらえるのだ。
「く……っ、ん……」
こんな奴らにされても、気持ち良くなんかない。気持ち悪いだけ。
感じたりなんかするもんか。感じたりなんか……。
そう何度も何度も、自分に言い聞かせる。
「ぷっくりと膨れて、乳首とってもおいしそうだよ。もしかして凄く感じてくれてる?」
そんな私の心を見透かすかのように、前にいる男が卑猥な言葉を投げ掛けてくる。
私はその言葉にギョッとして、思わず自分の胸に視線を向ける。男の言うとおりだった、悔しいけれど。
強引に脱がされて羞恥心を煽られたところに、そこへの愛撫を幾度も重ねられた結果、
冴花の両乳首は鮮やかな紅色に充血し、ピンと上を向くようにして小さく勃っていた。
小波に愛撫をしてもらう時と、彼女の体中に起こるその反応は全く違わない。それは仕方がないのだ。
相手が違えど、快感を与えられる行為を受けている冴花は変わりないのであるから。
294: 2011/10/04(火) 03:43:37.27 ID:/oxvyMaY(34/49)調 AAS
それでも、信じたくない。体は受け入れても、心は受け入れたくない。
だから私は、引き続き胸を触られても、口元をギュッと噤んで、堪えようとした。
「我慢なんて、しなくてもいいのになあ」
乳首が相当気に入ったのか、前の男は胸の薄紅の部分だけを徹底的に弄ってくる。
硬くしこったそこを、指先で強く押したり、別の指とで挟んだり……。
先程までと打って変わり、粗さが目立つ愛撫になっている。それだけ、男の方も息を荒くし興奮しているのか。
次第には、痛みを感じる程にまでなってくる。
だけどそれは私にとっては好都合だ。
時折走る鋭い痛みのおかげか、情にほだされる私の意識がそのたびにはっきりと呼び覚まされるのだ。
(こんなくらい、なら……)
そんな考えが頭の端に浮かんだ、その時。
「おい、そろそろ変われよ。てめえばっか」
今まで背後で鼻息を荒くして冴花を羽交い締めにしているだけだった後ろの男が、そう言った。
295: 2011/10/04(火) 03:45:41.21 ID:/oxvyMaY(35/49)調 AAS
「ちぇ……し、仕方ないなあ」
「へへっ、押さえてろよ、前と後ろを変わるぜ」
(えっ?)
突然の交代に、私は戸惑った。今度はいったい後ろの男になにをされるというのか。体が身震いし、あらためて恐怖心が芽生える。
「へへへっ、さっきからこの胸を弄りたくてしょうがなかったんだ」
前に交代した男が、舌なめずりをするように言う。息は荒く、目は欲望で血走っている。
後ずさりたくなるような面持ちで、私は息を呑んだ。
だがその時同時に、私の体の底がキュンと疼き、熱くなってくることに、私は気付いてしまった。
(なに、この感じ……)
心に言い知れない不安がよぎった。いや、これは不安じゃない……。
別の男に何をされるのか分からないという恐怖心とともに、
その男が今度はどんな官能をもたらしてくれるのだろうかという、
女の「性」が求める原始的本能が、首をもたげようとしていたのだ。
296: 2011/10/04(火) 03:47:42.38 ID:/oxvyMaY(36/49)調 AAS
私が思い描く、純真な女性が持つべき「つつしみ」。
それを捨て、本能的な女としての「性」のみを求めるあられもない姿は、小波君にしか見せたことはない。
そして今でもそれを彼に見られることには、顔から火が出てしまいそうになるほどのとてつもない羞恥心が伴う。
本来ならば恥ずべきそんな本能が、こんな所で私の心の奥底でかすかに目覚めだして、そして、
理性もろとも私自身を飲み込もうとしているのではないか。
こんな痴漢達を前にして……。
もしそのとき、私は一体どうなってしまうんだろう?どうしたら、いいんだろう?
そんな恐るべき予感を私は感じてしまったのだ……。
(助けて、小波君……助けてっ……)
心の中で私は、強くそう念じた。泣きたい気分になった。
297: 2011/10/04(火) 03:53:12.26 ID:/oxvyMaY(37/49)調 AAS
「へへ、ただ我慢するだけじゃつまらねえだろ?もっと楽しませてやんよ」
そんな私の心中にはお構い無しに、前についた男が、せせら笑いを浮かべながら手元に何かを取り出した。
チューブ薬品のようなものだ。その蓋を開き、チューブを搾って白い液状のクリームを男は自らの人差し指に乗せた。
「これは即効性の媚薬でな、これでもっと気持ち良くしてやるよ」
「ん、んう!んんんーーうぅっ!」
(いや、そんなのつけないで!)
私はまた体をよじって、抵抗をした。無駄と分かっていてもそうするしかない。
今度は得体の知れない薬を、体に盛られようとしているのだから。
だがやはり後ろに交代した男にしっかりと拘束されていて満足に抵抗できているとは言い難い。
そもそも両腕が依然ガムテープで拘束されたままのため、抵抗する術がほぼないのだ。
298: 2011/10/04(火) 03:55:19.47 ID:/oxvyMaY(38/49)調 AAS
「んっ!んぁん……!」
抵抗むなしく、とうとう男の指先が右の乳房の先に触れてしまった。
そのまま男は胸全体を揉み込むようにして、クリームを馴染ませていく。
白い液は乳首を中心にして、乳房がてらてらと光沢を帯びるほどにまで塗布される。
それが済むと同様に左の胸にも同じ作業を施す。
ひんやりとして冷たいクリームの感触に、冴花は心地よさを禁じ得ない。
同時に、乳房がどんどん熱くなり、火照りを帯びてくるのを感じた。
即効性の媚薬はすぐさま彼女の体に浸透し、彼女の感度をより尖鋭化させた。
(なにこれ……?体が、熱い……)
頭が痺れ、何ともいえない気だるさが全身を包んでいく。
「へへ、それじゃいくぜえ」
前の男はそう言うと、待ってましたとばかりに冴花の両乳房を揉み上げた。
「んぁああんんッ!」
その瞬間に、今までで最大の官能が体中を駆け巡った。
体は弓なりにのけぞり、艶めいた甲高い喘ぎがほとばしった。
299: 2011/10/04(火) 03:57:25.03 ID:/oxvyMaY(39/49)調 AAS
「ははっ、いい反応するじゃねえか!ガムテープしてんのに喘ぎ声まで出してよ」
「ん!んんっ!んぁ……!ァァん……あっ!あああ……!」
男は冴花の反応に気をよくしたのか、さらに胸への愛撫を強めていく。
断続的に与えられる堪えがたい快楽に、冴花はただ座席の上でよがることしかできなかった。
「次はこういうのはどうだ?」
さらに前の男は大きく口を開くと、今度は右の乳房にむしゃぶりついた。
硬い乳首をほぐすように、ねっとりとした舌を絡みつけてくる。
「や、んん……!んぁあっ……やあっ!……んぁぁん!」
一度決壊してしまった堤は、絶対に水流を止めることはない。
それと同じように、一度極大に官能を受けてしまった冴花は、
今までと同様に声を抑えようと努力しても、なかなかそれが出来なかった。
感度を飛躍的に高められた胸を弄られるたび、無意識に嬌声が溢れてしまう。
(こんなこと、望んでないのに、どうして……どうして、こんなに気持ちよくなってしまうの!?)
300: 2011/10/04(火) 04:07:45.19 ID:/oxvyMaY(40/49)調 AAS
と、その時だった。後ろからするりと手が伸びてきた。
その手は冴花が気付くよりも早くプリーツスカートの中へと侵入し、まだ最愛の彼しか知らない冴花の女性器への門を開こうとしていた。
「手持ち無沙汰だから、俺はこっちを触らせてもらおうかな」
そう言ったのは後ろに回った男だった。
冴花の抵抗が弱まって、後ろから拘束する必要が無くなってきたのを見計らい、今度は魔手を下へ伸ばしてきたのだ。
「んふぅ!んん、んッ!んぅう!」
(や、やめて!そ、そこは……!)
その危機感を抱いた刹那、体の下から突き上がってくるような電流走る。
「んはぁぁぁあん!!!」
「うわ、もの凄く濡れてるよ。淫乱なんだね、君は」
後ろの男は優越感を滲ませた口調でそう冴花に囁いた。そして、今度は両手をスカートの中に潜らせ秘所への愛撫を開始する。
左手で冴花の濡れた一点を責め、もう片方の手は彼女の下半身を縦横無尽に撫でる。
特に豊満な尻が気に召したのか、手のひらをぴったりと密着させてじわじわとなぞるように這わせ、
かと思うと急に揉み込むように強くさすりまくった。
301(1): 2011/10/04(火) 04:09:54.82 ID:/oxvyMaY(41/49)調 AAS
「お尻、大きいね。プリっとして張りがあって弾力も凄いよ。おっきなマシュマロみたいだ」
後ろの男がここで再び、冴花の体を賞賛する言葉を発する。だがもはや冴花の耳には届いていない。
胸を、秘所を、大切な女性の体の二大性徴を責め立てられ、
際限なく打ち寄せる官能の荒波に揉まれた冴花は、もう止まらない。
体全体がどんどん火照り、熱を帯びてくる。
(だめっ……このままじゃ、このままじゃ、私っ……!)
体の底、女性器の最奥が、彼女の意思とは無関係に熱く激しく燃え上がり始めた。
快感と嫌悪感が、彼女の心を苦しめる。そして同時に、彼女の体に如何ともしがたい興奮を駆り立てる。
あれだけ必死にこらえていた喘ぎ声は人のいない車両全体へ響くほどにまでなっていた。
もはや性の監獄となった列車は依然と走り続ける。
「ふふ、たくさん溢れてるよ。体がぴくぴくして、可愛らしいね」
後ろの男の秘所への愛撫により分泌された愛液が、少しずつ彼女の太腿を伝って座席へ染み込み汚していく。
だがもうそんな事さえも、今の冴花には見えてはいない。
302(1): 2011/10/04(火) 04:12:10.28 ID:/oxvyMaY(42/49)調 AAS
「お尻、大きいね。プリっとして張りがあって弾力も凄いよ。おっきなマシュマロみたいだ」
後ろの男がここで再び、冴花の体を賞賛する言葉を発する。だがもはや冴花の耳には届いていない。
胸を、秘所を、大切な女性の体の二大性徴を責め立てられ、際限なく打ち寄せる官能の荒波に揉まれた冴花は、もう止まらない。
体全体がどんどん火照り、熱を帯びてくる。
(だめっ……このままじゃ、このままじゃ、私っ……!)
体の底、女性器の最奥が、彼女の意思とは無関係に熱く激しく燃え上がり始めた。
快感と嫌悪感が、彼女の心を苦しめる。そして同時に、彼女の体に如何ともしがたい興奮を駆り立てる。
あれだけ必死にこらえていた喘ぎ声は人のいない車両全体へ響くほどにまでなっていた。
もはや性の監獄となった列車は依然と走り続ける。
「ふふ、たくさん溢れてるよ。体がぴくぴくして、可愛らしいね」
後ろの男の秘所への愛撫により分泌された愛液が、少しずつ彼女の太腿を伝って座席へ染み込み汚していく。
だがもうそんな事さえも、今の冴花には見えてはいない。
303: 2011/10/04(火) 04:15:04.34 ID:/oxvyMaY(43/49)調 AAS
溢れんばかりの快感をその女体に蓄積され、躊躇もなく体をくねらせてよがる。
普段の知性的な彼女の姿はもはや見る影もなく、本当の意味での女の性の姿が、
痴漢達にさらされるだけ。
こんな連中に、すっかりもう私は好きにされてしまっているんだ。
好きなように回され、好きなように性欲解消に欲望をぶつけられている……。
否定しようもない事実に、私の心も打ちのめされた。
「そらっ、イッてしまえよっ」
「ほら、ほらっ!」
男達が、猛る。目の前の美しい女を堕とそうと、猛りを上げる。
前の男が左の乳首を甘噛みし、右の乳首を強くつまみ上げる。
それと同時に後ろの男が、濡れそぼったクリトリスを指先でこすりあげた。
「やぁんっ!あ、ぅあっ……んああああぁあああぁぁぁんっっっ!!!!」
その時、私の頭の中が真っ白に塗りつぶされた。
体がぴんと張りつめてにそり返り、今までにない大きな嬌声があがった。
それを我慢出来るはずがなかった。
胸に塗られたおかしな薬の効果も相まってか、今までにない快楽感を、私は味あわされた。
紛れもなく私の体は、絶頂へと達してしまったのだ。望みもしない男達の、手によって……。
304: 2011/10/04(火) 04:17:05.68 ID:/oxvyMaY(44/49)調 AAS
「はぁ……はぁ……ん……はぁ……」
体からいっきに力が抜けて、そのまま私は座席へと横たえた。
体がびくびくと震え、体中を染め上げたエクスタシーの余韻に私は浸される。
同じ、同じ感覚だ……。
いつも小波君が私と体を重ねるたび、私に与えてくれる絶頂と……。
それは大きな背徳感を伴う穢れとして忌むべきものであるが、
それとともに、かけがえのない、彼との深い愛の証でもある。
それが、他の男に汚された……。
望みもしない男に、イカされてしまった……。
愛する男性にしか許してはならないような行為を私は全く見ず知らずの、
それも痴漢などという愚劣な連中に許してしまった。
その否定しようもない事実が、余韻が醒めて徐々に戻る思考とともに私に重くのしかかってきた。
(ごめんなさい……小波君……私、わたし……)
私は涙を流した。
卑劣な痴漢達への怒りよりも、自らの軽率さ、そして浅ましさへの悔恨。
そして、唯一愛する男性を裏切ってしまったという罪悪感に。
305: 2011/10/04(火) 04:19:28.51 ID:/oxvyMaY(45/49)調 AAS
もう、わからない……。
どうしたら、いいの……?
こんな事をされてしまって……。
小波君――あの人が知ったら、一体私の事をどう思うだろうか。
もしかしたら私のことを嫌ってしまうかもしれない。
もしかしたら、私の前から、いなくなってしまうかもしれない……。
いや、いやだ、それだけはいや……。
でもあの人に嘘なんて……つけない。つきたくない。
じゃあ、私は一体どうしたら……?
心の底からの動揺を受け、私は混乱をしていた。
これまでの私の思い出、そしてこれからの私の将来への思い、
全てに泥を塗られ汚されたような感じがして……暗澹たる気持ちになった。
「ふふ、気持ちよくなってるねぇ。でもまだこれからだよ」
「へへっ、それじゃ本番に入らせてもらおうか」
(……!)
その男の言葉に、私は一気に我に返った。男の発した「本番」という言葉。
さしもの私にも意味はすぐに分かった。
306: 2011/10/04(火) 04:23:08.79 ID:/oxvyMaY(46/49)調 AAS
(……それだけは……!本当に、それだけはだめ!このままだと、ほんとうに犯されちゃう!)
が、私が行動を起こすより興奮状態にある男達の行動の方が早かった。
逃げる間もなく、片方の男が私の体を強引に掴みそのまま電車の床にうつ伏せに押し倒される。
「ンンッ!んん……!!」
「へへぇ……もう我慢出来ねえや。先に犯らせてもらうぜぇ」
「ふん、仕方ないなぁ」
ここでも、痴漢達は手馴れた連携を発揮する。
片方が冴花の体を四つん這いにさせたままがっちりと拘束し、そしてもう片方が後ろから行為をしようというのだ。
カチャ、カチャという金属音。冴花は背後の男がベルトを外しているのだと理解した。そこから男が行おうとすることは一目瞭然だ。
ガムテープをされている口で、彼女は喉を必死に搾って声を出した。
307: 2011/10/04(火) 04:29:40.15 ID:/oxvyMaY(47/49)調 AAS
「やめ、やめ…てっ!それ……だけは……絶対だめっ!」
「ありゃ、テープが取れたのかい」
「へへ、そんなこといっちゃって。本当はこうしてほしかったんだろ?見知らない俺たちに触られてイッちまうような、淫乱のくせに」
「そ、そんな、違う!私は、私には……」
イカされた、という言葉の十字架をちらつかされて、私は動揺を隠せなかった。
そうしている間にも、背後の男がスカートをめくり上げ、ショーツをもずり下げる。
あっと言う間に下半身が露出させられてしまった。
「いい尻してるじゃねえか。こいつは胸よりも楽しめそうだぜぇ」
背後の男が息も荒くつぶやく。そのまま両手で冴花のたわわな尻を掴み、後背位の体勢を作った。
(もう、だめ……)
私の目の前が、快楽にぼやけて、薄れていく。私の中の女が、堕ちてしまう。
抵抗しようとしても、もはやそんな力もなく、男に拘束されてしまうだけ。
心だけは屈しないと決めたのに、それさえも官能の前に崩れ去ろうとしている。
このまま、痴漢達の慰み物になってしまうしかないのか――。
308: 2011/10/04(火) 04:35:42.05 ID:/oxvyMaY(48/49)調 AAS
背後に、大切な女性の部分に猛々しいものが近付いてくるのを感じた。もう、どうあがいても逃れられない。
(ごめんなさい……小波君……)
最後の一瞬、頭の中に彼の姿が浮かんだ。自然と大粒の涙が溢れて、頬を伝い滴り落ちていった――。
…その時。
後編へつづく
後編予告
性欲は、ヒトの本能から産まれる怪物であった。
純真を汚された冴花には安らぎなどあるはずもなかった。それは青天の霹靂。
迫り来る苦悩と脳裏をよぎるかつての想い。
その狭間で疲れ果てた彼女は自らの在るべき所へと心を飛翔する。
そこで先で彼女は何を見るのか……。
309(4): 2011/10/04(火) 04:40:20.47 ID:/oxvyMaY(49/49)調 AAS
以上です。
余りにも長大すぎる連投、大変失礼致しました。
また、途中でsageがなっていなかったり、
>>301と>>302が間違って二重投稿されています。
誤字脱字も散見しています。
以後は投稿時の注意を徹底致します。
310: 2011/10/04(火) 08:26:21.48 ID:IEwOhTCy(1)調 AAS
>>309
長編GJ!
後半も期待してます
311: 2011/10/04(火) 13:05:59.54 ID:ahv8bbrN(1)調 AAS
>>309
GJ!
約40レス…以前あった千羽矢連載を除けば史上最長編ではないだろうか。
しかもそれでまだ前編とか…お疲れ様です。
まぁ文章量的には20レスでも収まりそうなので、次回は1レスにもう少し詰め込んだ方がいいかも。
凌辱物は大好物なので、後篇も期待してます。
312: 2011/10/04(火) 20:14:53.93 ID:nJBsBNwd(1)調 AAS
陵辱っていいよね
心が安らぐわ
313: 2011/10/04(火) 22:02:43.92 ID:OoDVYYe9(1)調 AAS
心理描写が良いなあ、GJ
314: 2011/10/05(水) 01:06:25.39 ID:PwKWrwmm(1)調 AAS
予告て
315: 2011/10/05(水) 01:38:17.97 ID:G/kpDbiU(1)調 AAS
>>309
意に反する快楽に晒される描写といい、安定の痴漢たちといい、いい仕事してますな。
後編も期待させて頂きます。
レスの長さはこのぐらいでもいいと思うけど。
まぁ長くしたくとも、忍法帳の都合で無理という可能性も考えられる。
●がないと、まともに投下できるレベルまで一週間はかかるからなぁ。
316(1): 2011/10/05(水) 19:33:25.05 ID:bGiMLZVO(1/10)調 AAS
>>249>>250に触発されてちょっと書いてみました。
まぁ多大にコレジャナイ感はあるかと思いますが、一応漣ものではあるのでご容赦下さいw
タイトルは「sweet battle」
317: 2011/10/05(水) 19:34:32.51 ID:bGiMLZVO(2/10)調 AAS
どうも、フリーターの十二波です。
今、俺の目の前でくうくうと眠りこけているのは先日俺の彼女になった、浅井漣。
場所は俺の住んでいるアパートで、時刻は零時を少し回った所。
よし、状況説明終了。
更に付け加えるなら、さっきまで漣の手料理を二人で食べて、お酒を飲みながら借りて来たDVDを見ていたら
いつの間にか漣が酔いつぶれて、ベッドに上半身を預けて眠ってしまっていた。という感じだ。
「さて、どうしたものか…」
20歳を越えているとは思えない程あどけない寝顔を眺めながら、そう呟く。
とりあえず一人で見てもつまらないのでDVDを止めて、ビールの空き缶等を片づけたりしていたのだが
もうやる事が無くなってしまった。
いや厳密には野球ゲームの練習等いくらでもあるのだが、今のこの状況を思うとそれ等をする気にはなれない。
傍らに横たわるあまりにも無防備な少女(若干厳しいか?)を、どうにでも好きに出来る状況なのは確かで
その事に動揺して、心を落ち着ける為に掃除等をやっていたのだが、一向に収まる気配が無い。
…いやまぁ、何ガキみたいな事を言ってるんだと言われても仕方ないが
彼女といっても、そういう関係になったのはつい最近で、まだキス位しかしていないプラトニックな関係としては
降って沸いたようなこのチャンスに心が弾むのは仕方ない事だろう。二つの意味で。
…とりあえず、スカートでも捲ってみるべきだろうか?
べきだろうか?というのも何言ってんだお前、という話だが、据え膳食わぬは男の恥というありがたい金言もある事だし
ここは衝動に身を任せて、多少のセクハラ位はしないと、逆に失礼というものかもしれない。
…まぁ漣ならそんな事をしなくても頼めばいつでも、という気もするけれど、それはそれと言う事で。
女子は皆少なからず、夜這いというシチュエーションに興味があるというしな。
318: 2011/10/05(水) 19:35:35.05 ID:bGiMLZVO(3/10)調 AAS
「………よし、行くぞ」 そっ…
高まる鼓動を抑えて、漣のスカート(プリッツスカートだったか?)の裾に手を伸ばす。
漣を起こさないように、そろりそろりと慎重に、だ。
今日履いているのはいつもよりミニな物なので、そこに至るまでに見える肉感的な太股の魔力にも俺はやられているのだが
そこで満足しては男が廃る。
いやでも本当素晴らしいなコレ。絶対領域とは良く言ったものだ。
「………ゴクリ」 ぐっ
遂に、裾に俺の右手の指先が掛かる。既に手汗が凄いが、ここで滑らせて離す訳にもいかない。
質の良い生地の感触を感じている指先に、全神経を集中させたまま、そろりそろりとそれを上へと上げて行く。
ドッドッドッドと心臓の鼓動のスピードは天井知らずだが、それは無視。
今迄見えそうで見えなかった、太股の上の部分が、徐々に露わになって行く事にかつてない興奮を覚える。
さぁ…後少しだ。あともうほんの少しで理想郷(アガルタ)が―――――
「………十二波さん?」
―――――あれだけ弾んでいた心臓が、完全に停止しました(後の十二波談)
319: 2011/10/05(水) 19:36:50.50 ID:bGiMLZVO(4/10)調 AAS
「も、もう!寝ている女の子に何をやってるんですか!十二波さんは!!」
どうも、変態フリーターの十二波です。
今、俺は自分の部屋で正座しています。フローリングなので冷たいし痛いです。
そして俺の目の前でベッドに腰掛けて、顔を真っ赤にして(元から酒で赤かったけれど)俺を叱っているのが、俺の彼女の浅井漣様です。
よし、状況説明終わり。
「ま、全く。油断も隙も無いですね。私を酔わしてどうするつもりかと思ったら…」
いや、酔ったのは完全に漣の自己責任だと思うんだけど。
止めないとどんどんハイペースで飲んじゃうからなぁ…まぁそういう所も可愛いんだけど。
「…そ、そりゃあ寝たふりをして誘ったのは私ですけど、ま、まさかいきなりあんな事を…。
恥ずかしくて思わず声を出しちゃったじゃないですか…(ぼそっ)」
「え、何か言った?」
「何でも無いです!」
お約束でこう返したものの、バッチリ聞こえてるんだけどね。
まぁ実は薄々そうだろうと勘付いてはいたので、分かっていたとして行動が変わっていた訳では無いけど。
以前漣が読んでいた女性誌そのままのシチュエーションだしなぁ。
320: 2011/10/05(水) 19:37:49.51 ID:bGiMLZVO(5/10)調 AAS
「これは罰を与えないと駄目ですよね、十二波さん?」
「いや、同意を求められても困るけど」
結局漣の望む行動取ってたんだから、むしろご褒美が欲しい位だよなぁ。
まぁ俺は本質的にMなので、罰もご褒美と転換されるから、どうなっても得になるんだけど。
「口答えしないでくださいっ」 ぐりぐり
そう言って、漣が正座をしている俺の頭の上に足を乗せて来た。そして少し遠慮がちにぐりぐりと踏んでくる。
内心では、何このご褒美と柔らかい足の感触に狂気乱舞している俺だが、外面は男のプライドを見せなければならない。
ここは残念だが、何すんだと文句の一つも言って止めてもらわなければ。
何するんだ、止めろよ漣。
「きゃっほー!ありがとうございます漣様!!」
「な、何喜んでるんですか変態!本当に変態ですね十二波さんは!」
しまった。内心と外面を逆にしてしまった。
漣がびくっとして足をどける。あぁ残念。
「ゴメンゴメン、でも漣も何か楽しそうだったじゃない。ぞくぞくしてたんでしょ?」
「な、何を言ってるんですか…か、勝手な妄想で勘違いしないでください!」
「ちなみに踏んでる時、パンツ丸見えだったよ。高い位置に居るんだから気を付けないと」
「えっ?き、きゃあああああむぐっ」
漣が悲鳴を上げそうになったので、慌ててその口を手で抑える。
危ない危ない、こんな事で世間評価を下げる訳にはね。
この程度なら角部屋なので、周りの人に聞こえたという事も無いだろうけど、隣の典子ちゃんは大丈夫かな?
もう寝ているだろうから、起こしてしまってなければいいけど…。
321: 2011/10/05(水) 19:38:52.29 ID:bGiMLZVO(6/10)調 AAS
「〜〜〜〜〜!!」どんどん!
「あ、ごめん漣」
漣の口を塞ぎっぱなしだった事に気付き、手を離す。
慌てていたので、ベッドに押し倒す様な感じになってしまった。
すぐに離れて元の正座の体勢に戻る。その際に漣が残念そうな顔をした気がしたのは気のせいでは無いだろう。
「はぁっはぁっ。も、もう十二波さん!私を殺す気ですか!究極の愛ですか!」
漣がぜえぜえと息をつきながらそんな事を言う。
何言ってんだこの娘は。ヤンデレの資質があるとは思っていたが…気を付けないとな。
「いやいや、この時間に大声はマズいでしょ。ただでさえ大家さんの心証微妙なのに」
「十二波さんが悪いんですよ!あ、あんなに密着して…息は出来ないし心臓はドキドキするわで大変だっ…って何を言ってるんですか私は!?」
「いや知らないけど。一つ言うなら…どういたしまして」
322: 2011/10/05(水) 19:39:42.08 ID:bGiMLZVO(7/10)調 AAS
そんなこんなで漣が落ち着くまで数分かかった。
その間にコーヒーを入れに行き、戻って来ると漣は枕に顔を埋めてゴロゴロしていた。
恥ずかしさを抑える為と見せかけて、俺の匂いを堪能していると読むがどうだろうか?人の事言えんがこの娘も大概だと思う。
まぁそんな所も可愛いんだけどね。
「ほら漣。コーヒーだ」 コトッ
「あ、ありがとうございます…」
お礼を言って手に取る。顔の赤さは大分引いて…いや、そうでもないが酔いは大分冷めてるみたいだ。
いつもより少し苦めにしてみたけど、必要なかったかな。
「う…に、にがぁ…」 コトッ
「あぁやっぱりか。待ってろ漣、ミルクと砂糖を取って――んむっ!?」
取ってくる。そう言おうとした俺の口は塞がれた。さっきのをそのまま逆にした様な感じだが、大きく違う点が一つ。
「んーーーちゅぽっ。えへへっこれで甘くなりました」
それは俺の唇を塞いだのは手ではなく、漣の唇という事。
あまりの不意打ちに数秒呆然として、口の中に一緒に流れて来たコーヒーを喉に入れる。
…確かに甘い。
323: 2011/10/05(水) 19:40:29.11 ID:bGiMLZVO(8/10)調 AAS
「ふふん。さっきから主導権を握られっぱなしでしたけど、これで形勢逆転です」
押し倒された形なので、至近距離にある漣の顔が小悪魔的に笑みを作る。
それを見て、ようやく俺も仕返しをされた事を理解して苦笑いを浮かべる。口の中は甘いが。
「あぁ、やられたよ。これは予想外だった」
素直に降参して、掌を上に掲げる。
「ふふふ、何か有耶無耶になってましたけど、元々は悪戯をした十二波さんへのお仕置きですからね。
ここからは私の好きにやらせてもらいますよっかぷっ」
そんな事を言いながら、俺の首筋に噛みついて来た。勿論甘噛みだけど。
「ふ、ふふん。そうはいかないな漣。不意打ちにやられたのは事実だが、ここから俺の変態性で
再逆転を狙ってやるぞ。ふっ!」
「ひゃんっ!の、望む所ですよ。負けませんからねっ」
その後、二人の変態カップルの主導権の握り合いは続き
漣がミルクを俺がコーヒーを口に含んで、キスでカフェオレを作るという馬鹿な遊びをしたりもして、夜は更けて行った。
…勝負の決着は、当分着きそうも無い。
324: 2011/10/05(水) 19:41:19.32 ID:bGiMLZVO(9/10)調 AAS
おまけ(次の日の昼)
「ん、やぁ典子ちゃん。おはよう」
「…何がおはようですか、十二波さん。もうとっくにお昼ですよ」
「あははちょっと眠れなくてね。…って典子ちゃんも随分眠そうじゃない?目に隈があるよ」
「ええ…ちょっと昨日は『どこかのお隣さんが五月蠅くて眠れなくて』」 ドドドド
「そ、そうなんだ…」 ビクッ
「ねぇ十二波さん。今日私、カレーを作り過ぎてしまいそうな気がするので、夜部屋に行っても良いですか?」
「え…そ、そうだね。作り過ぎてしまいそうな気がするんじゃ仕方ないね」
「そうだ。どうせずっとお掃除サボってるんでしょ?折角だから今やっちゃいますね」
「え!?そ、それはちょっと困るかな…」
「どうしてです?やましい所が無いなら別に問題無いですよね?ついでにお洗濯も…」
「十二波さーん!スミマセン、部屋に忘れ物をしてしまったみたいで……誰です?そこの女の子」
「十二波さん。誰です?この年増は」
「「「…………………………」」」
325(5): 2011/10/05(水) 19:46:09.45 ID:bGiMLZVO(10/10)調 AAS
以上です。少しでも>>249のご期待に添えられたなら幸いです。
攻めているつもりが攻められていたというのは好きなシチュなので、もっとSっ気を出したものは書いてみたいですね。
それをするなら白瀬か准か梨子か…。
326: 2011/10/05(水) 21:00:53.08 ID:jkXVBaXO(1)調 AAS
>>325
GJ!
相変わらずのバカップル、典子しっとかわいい
327: 2011/10/05(水) 21:30:48.71 ID:R/hWPkat(1)調 AAS
乙
続編を書いてくれるととても嬉しいなって
328: 2011/10/05(水) 21:52:47.10 ID:QZ4xse4K(1)調 AAS
>>325
>> えへへっこれで甘くなりました
>>…確かに甘い
あまぁぁぁい!!
フッキーの罠にかかって振り向く位あまぁぁぁい!!
そしてGj!
329: 2011/10/05(水) 23:08:58.11 ID:bm5s1ec5(1)調 AAS
>>309>>325
GJ!
330: 2011/10/05(水) 23:11:53.67 ID:uFrn7SgC(1)調 AAS
>>325
いいぞ、この変態
もっとやれ
もっと踏んでください
331: 2011/10/06(木) 01:20:02.54 ID:QYnQ/XxZ(1)調 AAS
>>325
GJ!
流石の甘さだな。
漣なら寝た振りで最後までヤらせて既成事実作らせそうだなーと思ってたら予想通りで吹いたw
332: 2011/10/06(木) 23:18:05.60 ID:+1fZBg66(1)調 AAS
最近投下が多くていいね
333: 2011/10/07(金) 08:04:10.99 ID:WtwrP5eu(1)調 AAS
他の人の投下を見てたら自分までモチベが上がってくるな
10月は誕生日のキャラも多いから書くネタは多そうだ
334: 名無しさん@ピンキー 2011/10/07(金) 22:02:08.35 ID:v8zjmcXR(1/3)調 AAS
あまいのかーなら季節から考えるとハロゥィン?
335: 2011/10/07(金) 22:05:51.85 ID:wPi5qpyK(1)調 AAS
女の子がお菓子を要求したけど持ってなくて主人公を襲うって言うのが定番だけど
逆に主人公がお菓子を要求するって言うのはどうだろうか
336: 2011/10/07(金) 22:14:15.32 ID:eiPs1BfW(1)調 AAS
絶望先生ネタで"お菓子あげるからイタズラさせて"とか
337: 名無しさん@ピンキー 2011/10/07(金) 22:22:42.49 ID:v8zjmcXR(2/3)調 AAS
それだとていばんのキスネタが・・・
338: 名無しさん@ピンキー 2011/10/07(金) 23:19:43.90 ID:v8zjmcXR(3/3)調 AAS
秋といえば・・・運動会!!
339: 2011/10/08(土) 00:49:16.05 ID:r3Py+2U/(1)調 AAS
ヘルガの出番か!
340: 2011/10/08(土) 09:10:39.42 ID:w4i/bz9l(1)調 AAS
ブルマでやんす!(バンバン)
341: 2011/10/08(土) 13:25:28.86 ID:rIEgMOPp(1)調 AAS
お断りします!
342: 2011/10/08(土) 23:08:56.13 ID:Amz0g7Va(1)調 AAS
体育祭がイベントになってたのは10だけだっけか
3年目の体育祭について考えると面白そうだね
343(1): 2011/10/09(日) 02:05:38.63 ID:4KIyiMGz(1/2)調 AAS
漣と典子がヤンデレ対決したらどうなるかなぁ
344(2): 2011/10/09(日) 03:11:05.53 ID:7MN+glhg(1)調 AAS
とりあえず漣は同棲しにくるな
そして毎晩隣に聞こえるように大声でアンアン
345: 2011/10/09(日) 08:31:32.14 ID:YDSm3A0Q(1)調 AAS
くそっ>>344がツボすぎる!
責任とって書いてくれ
346: 名無しさん@ピンキー 2011/10/09(日) 19:23:15.93 ID:pEC/WW2i(1/5)調 AAS
やめろww大家さんくるぞ
347: 2011/10/09(日) 21:56:00.36 ID:cygegWqg(1)調 AAS
明日は体育の日なので、誰か体操服プレイを書ける猛者はいないのか
348: 名無しさん@ピルキー [sagu] 2011/10/09(日) 22:17:23.58 ID:pEC/WW2i(2/5)調 AAS
体操服プレイかあー キャラ選びの時点で・・・
もし選べたとしても難しいと思うよ。
349(1): 2011/10/09(日) 22:30:08.50 ID:qTyAsAr+(1)調 AAS
10で体育祭とか題材に出来そうだな
奈桜、桜空、五十鈴が陸上部ってポイントがあるし
漣なら体育の日だからと言ってわざわざコスプレして仕掛けてきそうだが
つーか、漣は凄く動かしやすいな
350: 名無しさん@ピルキー 2011/10/09(日) 23:02:33.40 ID:pEC/WW2i(3/5)調 AAS
五十鈴は何となくかけそうだな
351: 名無しさん@ピルキー 2011/10/09(日) 23:07:52.99 ID:pEC/WW2i(4/5)調 AAS
体操服が着れないオチとか
さらは・・・恥ずかしくて逃げ出す?
ナオは・・・・・・
352: 2011/10/09(日) 23:13:56.75 ID:kJEuYURX(1)調 AAS
ナオ「どうですか?彼女がブルマ姿ですよ?興奮しちゃいました?」
353: 名無しさん@ピルキー 2011/10/09(日) 23:26:19.43 ID:pEC/WW2i(5/5)調 AAS
ほかにも超能力ぐらいのドジを起こす人がいたな。
354: 2011/10/09(日) 23:57:46.58 ID:4KIyiMGz(2/2)調 AAS
>>344
なるほど…参考になりました。ありがとうございます。
355: 2011/10/09(日) 23:59:00.31 ID:rwTQ5omW(1)調 AAS
>>343
嫉妬深いのとヤンデレはまったくとは言わんが別物だと何度(ry
356: 2011/10/10(月) 00:12:05.53 ID:W+TF6kkc(1)調 AAS
そういう展開にしたらって事じゃないの?
似合うっちゃ似合う二人だしw
357: 名無しさん@ピルキー 2011/10/10(月) 00:30:52.03 ID:F1P9ZPiF(1/2)調 AAS
ヤンデレってナニ?
358: 2011/10/10(月) 05:56:55.43 ID:rZizNE98(1)調 AAS
>>349
漣はヲタ属性あるからマニアックなネタを本人がいかにもやりそうで違和感無いしベタ惚れだから多少無茶も効く
当然バカップルだから甘いネタやらせるには最高
同じヲタ属性という点ではカスミンも動かしやすいかなあという気もするんだが、漣は暴走しやすそうだからなあw
359: 名無しさん@ピルキー 2011/10/10(月) 07:36:55.64 ID:F1P9ZPiF(2/2)調 AAS
ゆかりちゃんネタがないから3主がゆかりちゃんの運動会を見に行くというネタはどうだろうか
360(1): 2011/10/11(火) 01:00:26.86 ID:wScUGkUj(1/2)調 AAS
奈桜だと書きやすいと思って、いろいろおさらいしてたら
体育祭が9月4週で、3年目で奈桜帰ってくるのが10月1週だった…
361: 2011/10/11(火) 01:25:31.22 ID:qnlhsmDc(1/2)調 AAS
そういや体育祭は10でイベントであったけど
文化祭って今までイベントであったっけ?
362(1): 2011/10/11(火) 01:30:57.21 ID:rHmFuaBs(1)調 AAS
13の収穫祭?みたいなのは…違うか
>>360
別にそこまで本編にこだわらなくてもよくね?
体育祭までに退院出来ましたってことで
363: 名無しさん@ピンキー 2011/10/11(火) 01:51:50.50 ID:hWfSYxV1(1/3)調 AAS
7の某彼女ルートであったとおもう
364: 2011/10/11(火) 02:00:09.69 ID:wScUGkUj(2/2)調 AAS
>>362
いや、冷静に考えてみれば退院したてだからきつい運動は無理なんじゃないかなって
まあ、別に奈桜だけなわけじゃないんだし他にもいろいろ考えてみようかね
365: 2011/10/11(火) 18:54:55.53 ID:hWfSYxV1(2/3)調 AAS
>>360もういっそ13とかのイベントをねつぞうしたら?
366: 2011/10/11(火) 19:29:18.32 ID:qnlhsmDc(2/2)調 AAS
エロパロだからある程度はなんだってありなんだしね
367: 2011/10/11(火) 21:09:42.07 ID:s2kCSSJZ(1)調 AAS
本編じゃできないからこそ、SSにする価値があると思わんかね
368: 2011/10/11(火) 23:56:45.92 ID:hWfSYxV1(3/3)調 AAS
〜ある日の屋上〜
ここで一人の男子生徒がある人を待っていた
「もうきていたのですね。」
やっときた。俺がまっていた人物、そして俺の彼女芳月さらだ。
「あんまり遅いから。で、なに!その格好は!。」
少し遅いツッコミをするとさらは顔を赤らめて答える
「っこ、小波君が喜ぶかと思いまして。」
なんと!ふだんあまり肌を見せないさらが体操服を着ているのだった!
「すごくかわいいよさら!今のさらのたのみならなんでもきけれそうだ!」
あっ しまった。前にもこういうことを言って・・
ダダダダダッ
あっと言う間にさらは逃げてしまった。
「いったい俺はどうすれば・・・」
その少年の声に答えるものはいない。
369(1): 2011/10/12(水) 00:12:22.37 ID:dDQzMOcM(1)調 AAS
さらのssでした。初投稿です!
あとぼくはエロが書けません。本当にすいませんでした。
370(2): 2011/10/12(水) 00:32:12.30 ID:DClNCRrm(1/3)調 AAS
4をやり直してて思ったんだけど、主人公に学ランのグラフィックが無いのはやっぱわざとかな?
山田くんや島岡くんとか、他のチームメイトにはユニフォームと学ランの両パターンあるのに。
371: 2011/10/12(水) 00:55:57.32 ID:5ShUP9dq(1/2)調 AAS
>>369
小ネタ乙
>>370
いつでもユニフォームなのはパワプロ本家からの伝統じゃないかw
たまにメタネタで使ってるくらいだし
でもまあ知ってる限りでは
1・OP、10・桜空グッド、13・OP
で学ラン姿を確認できるな、4・7は確か無かった
372: 2011/10/12(水) 05:04:09.67 ID:sNbdO/6c(1/9)調 AAS
どうも、キオです。今回は1の由紀で書いてみました。
タイトルは「救出作戦」です。
373: 2011/10/12(水) 05:04:56.90 ID:sNbdO/6c(2/9)調 AAS
私がそれを知ったとき、私の心は絶望のどん底に突き落とされた。
憧れだった小波先輩に彼女が出来たなんて!!それも明日香先輩でなく、得体の知れない人なんかと…
それ以来、私は部活動で小波先輩を見る度に悲しくなって、涙を押さえるのが精一杯だった。
ある日のこと、突然後ろから肩を叩かれた。私が振り向くと水原先輩がいた。
「石田さん、話があるのだけど…いいかい?」
話…?何だろう、水原先輩がわざわざ会いに来るなんて珍しい。気になったので私はその話を聞くことにした。
「それで…話というのは何ですか?」
「それなんだけど、どうやらキャプテンはあの人にかなり悩まされているようなんだ。この前僕に相談してきてね」
それを聞いて私は驚いた。そして期待に心が膨らんだ。
もしかしたら小波先輩とあの人が別れるかも知れない…そうなれば私にもまたチャンスが…!!
「そっ…それで私の所に来たのは…!?」
私はそれ以来あの人がグラウンドに姿を現すのを待った。そして小波先輩を見ても以前のように悲しみに襲われる事はなくなった。
そして普段通りにマネージャーとして活動しているうちに、遂にその時は訪れた。
「ふふーん、小波君にお弁当を作って来たです」
グラウンドにあの人…小波先輩が別れようとしている荒井紀香が現れた!!それにしてもお弁当にカレーライスって…
「あ…ありがとう…」
小波先輩はそのカレーライスを食べるのを暫く躊躇したものの、意を決して口に運んだ。
「あ…相変わらず不味い…」
「ふふーん、ごめんなさいです、また作り直して来るです」
そう言って荒井紀香はグラウンドを去ろうとした。だけど私は彼女に用がある。私は荒井紀香の肩を掴み、彼女を引き止めた。
「あの…私、ここのマネージャーを務めている石田由紀って言います!あなたと話がしたくて…今からお茶でもいかがですか?」
「ふふーん、構わないです。早速行くです」
こうして私達は近くの喫茶店に入っていった。ここまでは計画通り…
私達は他愛のない話を暫く続けた。そして私は彼女をお茶に誘った目的を果たすべく、荒井紀香に質問を仕掛けた。
「それじゃあ、紀香さんが嫌いなタイプってありますか?」
さあ、かかってくれるか!?
「ふふーん、マニアは嫌いです。人類の敵です」
…かかった!!私は心の中でガッツポーズをした。
「へ、へぇ…私は趣味で人を見たりすることはないので…あ、もうこんな時間!失礼します!!」
374: 2011/10/12(水) 05:05:40.78 ID:sNbdO/6c(3/9)調 AAS
私は情報を手に入れるや否や喫茶店を後にした。…マニア。これがあの女の嫌いなタイプ。…計画通り。
今の私はきっと疑いの目を自分から逸らす事に成功した新世界の神のような表情をしているに違いない。
翌日、早速水原先輩に話しに行った。昼休みの教室、水原先輩は丁度昼食をとっていた。
「あ、先輩!一緒にお昼食べませんか?話もあるので…」
「ああ、いいよ。それで話っていうのは…?」
私は空いている席に座って弁当箱を机に置いた。
「それなんですが…」
今日の練習が終わり、9人の部員が部室で着替えている。私とようこ先生は外で待っている。
暫くして小波先輩と亀田先輩が一緒に出てきた。
「それで、そのマニアショップはどこにあるんだ?」
「まあまあ、これから連れて行ってあげるでやんすから焦っちゃだめでやんす」
二人がこんな会話をしている。水原先輩が亀田先輩に頼んだに違いない。
私は二人に「お疲れ様でした!」と声をかけて二人を見送った。
私もマネージャーとしての仕事を一通り終えた後に帰路についた。
その夜、私が部屋で勉強をしていた時に家のインターホンが鳴った。
「はーい、今出ますよ」
私が入口のドアを開けると、そこには亀田先輩がいた。
「こんばんはでやんす」
「か…亀田先輩!?どうしてここに…!?」
「どうしてって、由紀ちゃんに用があるからに決まっているじゃないでやんすか」
私が突然の来訪に慌てる一方、亀田先輩は冷静だった。
「そうですか…でもどうしたんですか?用があるなら部活の終わりでも良かったのに…」
「いや、今にならないと駄目な用件でやんす。まずはこれを…」
亀田先輩はそう言ってビニール袋を私に差し出した。
「小波君とあのバカ女を別れさせるための秘密兵器でやんす。これを使えば小波君は完璧にマニアになりきれるでやんす」
私が袋の中身を見ると何かの服が入っていた。これって…もしかしてコスプレ…
「それじゃあ、今からコレを使った作戦を教えるでやんす」
現在、午前二時。私は今小波先輩の家の前にいる。小波先輩の自室は二階にあるそうで、
亀田先輩曰く屋根を伝って登って常時施錠が解かれている窓から入れるらしい。
私はこれから小波先輩の自室に突入する。
眠っているであろう小波先輩の隙を突いて置いてある等身大のフィギュアを隠し、小波先輩を起こして誘惑する。
そして今私は亀田先輩に渡されたコスチュームを着ているので正体が私という事は気づかれない。
375: 2011/10/12(水) 05:06:05.24 ID:sNbdO/6c(4/9)調 AAS
私はザイルを使って屋根に登り、二階に到達。そして開いている窓から小波先輩の部屋に入る事に成功した。
小波先輩の部屋はとても綺麗で、足場に困る事はなかった。だけど…小波先輩の姿がない。
もしかしてトイレに起きたのかもしれない。私は入口付近の物音に注意しながら辺りを見回した。
等身大のフィギュアは…あった!!クローゼットのすぐ近くにあったので私はクローゼットを開けてそこにしまおうとした。
私がクローゼットを開けると、そこには小波先輩が体育座りでクローゼットの中に入っていた。そして小波先輩はクローゼットを開けられるや否や…
「うわああああっ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさーーい!!」
「えっ…ちょ、何ですかっ!?」
完全に動転している小波先輩を見て私も慌ててしまった。小波先輩に一体何が…!?
「…ってあれ?何だ、さおりちゃんか…さおりちゃん!?」
小波先輩はようやく私に気付いた。さおりちゃんというのは私が今着ている服の元々のキャラクターの名前で、やっぱり小波先輩は正体が私だと気付いていない。
「どうしたの、あなたは何に怯えているの?」
私は小波先輩に向かって優しく語りかけた。
「あ…悪魔が…悪魔が来る…!!」
悪魔…?一体何だろう?私は疑問に思った。その瞬間、入り口のドアが開かれる音がした。家族が入ってきたのかと思って後ろを振り向くと…
「ふふふーーーん!!こんばんはです」
そこには荒井紀香が…!!私は小波先輩の言葉の意味をよく理解できた。まさか夜な夜な襲ってくるなんて!!
「ふふーん、あなたは誰です?」
そして荒井紀香は私に向かって尋ねてきた。
「私はさおり、太一君をマニアにする為の洗脳を施しに来たの。そして今、洗脳は終わったわ。これで太一君は正真正銘のマニアよ」
私は自分でもびっくりするくらい淡々と出任せを話した。小波先輩は何が何だか判らないという表情でキョトンとしている。
「ふふーん、だったら力ずくで元に戻すです」
そう言って荒井紀香は私をどかして小波先輩に近付こうとした。しかし…
「無駄よ、私が洗脳を解くか私が死ぬかしない限り元には戻らないわ」
それを聞いた荒井紀香は私の首を両手で掴んだ。
「ふふーん、だったら早く洗脳を解くのです。さもなければあなたを殺すです」
そう言って荒井紀香は手に力を入れ始めた。私の首を絞める力がどんどん強くなっていく。息が…苦しい…
376: 2011/10/12(水) 05:06:29.54 ID:sNbdO/6c(5/9)調 AAS
私…こんな所で…死んでしまうの…!?嫌よ、まだ告白もしていないのに…!!小波先輩…助けて…
その時、突然私は荒井紀香の手から解放され、息が楽になった。
気が付くと小波先輩が私を庇うように大の字で荒井紀香の前に立っていた。
「さおりちゃんに手を出すなんてこの俺がさせないぞ…!!」
その時の小波先輩がどんな顔をしているかは判らなかったけど、荒井紀香はそれを見て怯んでいた。
「帰れ、二度と俺達に関わるな…!!」
小波先輩が短く言い放つと荒井紀香は逃げるようにいなくなってしまった。それに安心した私はホッと溜め息をついた。
「所で…由紀ちゃんまでこんな時間に俺の家に来てどうしたんだ?」
安心しきった所に小波先輩は私に質問してきた。
「え…いつの間にばれたんですか!?」
「うん、声で丸わかりだったよ。それに俺を洗脳するって言うのは…」
うう…声色で気付かれるなんて…仕方がないので私は洗いざらい全てを小波先輩に話した。
「へぇ…それは皆には感謝してもしきれないな」
「勿論です!!皆キャプテンの事を気にかけてるんですから!!」
私が力強く言うと小波先輩は微笑んだ。
「はは、こんなにも仲間に気にかけて貰える俺は幸せ者だなぁ」
小波先輩の言葉に私も顔が綻んだ。その時、小波先輩が私をじっと見つめて顔を真っ赤にしている事に気付いた。
そう言えば今私は小波先輩と二人っきり。これってもしかして…告白の大チャンス!?私は思い切って口を開いた。
「それに…私はキャプテンとしてだけじゃなくて一人の男の人として先輩が好きですから…だから夜這い同然の事までして…」
「由紀ちゃんっ…!!」
突然小波先輩が私に抱きついてきた。
「俺だって…由紀ちゃんが入部してからはいつも野球と由紀ちゃんの事で頭が一杯で…いつも良い所を見せようと思って頑張って来たんだ。だから…その言葉…嬉しいよ!!」
まさかの告白返し。私は嬉しさのあまり涙が溢れた。互いの気持ちがわかって、私達は唇を重ねた。
好きな人に捧げたファーストキスは砂糖を舐めたと錯覚するくらい甘かった。
「由紀ちゃん…」
唇を離すと小波先輩は私を優しく押し倒した。ああ、小波先輩が…ずっと憧れだった小波先輩が私を抱いてくれる。
私が黙って首を縦に振ると小波先輩はまた私に口付けをした。今度は舌も絡めたディープキス。
キスを終えると、小波先輩は私の服に手をかけた。
「服…脱がすよ」
私は首を縦に振る。
377: 2011/10/12(水) 05:07:11.41 ID:sNbdO/6c(6/9)調 AAS
小波先輩は慣れないながらも丁寧に私の服を脱がし、遂に私の上半身はブラ一枚になった。
「由紀ちゃんの肌…真っ白でとっても綺麗だ…」
小波先輩の視線が私の素肌に集中する。小波先輩の褒め言葉は私を更に興奮させた。そして気が付くと私は自分からブラを外し、乳房を露わにしていた。
その途端、小波先輩は私の胸を揉み始めた。
「由紀ちゃんの胸…とっても柔らかい…」
「あんっ…せん、ぱぁい…」
私は揉まれる毎に快感がこみ上げ、思わず変な声を出してしまった。
小波先輩に揉まれた私の胸の乳首は固くなりきっていた。突然、小波先輩が両方の乳首をつまむように持った。
「ひぅぅぅっ!?」
全身に電流のような快感が襲った。頭が真っ白になる。私の体が小さく痙攣し、暫く何も考えられなかった。
ぼやけた目で小波先輩を見るとパジャマのズボンの一部分が異様に膨れ上がっていた。あ…小波先輩も私の裸で興奮してたんだ。
「先輩…今度は私が…」
そう言って私は小波先輩のズボンを脱がした。小波先輩のモノが限界まで大きくなっているのがわかった。
以前部室の掃除をしている時に偶然見つけたエッチな本を参考に私は小波先輩のモノを掴んで上下に動かし始めた。「うぁっ…!!由紀ちゃんっ…それ、凄い…!!」
小波先輩は腰を仰け反らせて声を上げた。気持ちいいのかな…?
「どうですか、小波先輩…私、ちゃんと出来てますか?」
「ああ、とっても良いよ。凄く気持ちいい…」
暫くしていると小波先輩のモノから透明の液体が出て来始めた。そしてさっき以上に膨らんでいるような…?
「うっ…!!由紀ちゃん、もうやめて…!!限界が…」
小波先輩に言われて私はとっさに手を止めた。小波先輩は息を切らしている。
「はぁ、はぁ…あ、危なかった…由紀ちゃんの服にかけちゃうところだった…」
小波先輩は私の服を汚さないようにするためにやめさせたのかな…?そう考えた私は下半身のスカートやショーツを脱ぎ、一糸纏わぬ姿になった。
当然、私の秘部も露わになる。そこはいつの間にか濡れていた。
「先輩が良くても、私はこのままじゃ収まりがつかないんです…先輩、来て下さい…」
私は無意識のうちに小波先輩と一つになりたがっていた。そして小波先輩はそれを聞いてか、唾をゴクッと飲んだ。
「わかった。由紀ちゃん…痛いと思うけど、出来る限り優しくするよ…」
そう言って小波先輩はモノを私の秘部にあてがった。
378: 2011/10/12(水) 05:07:51.36 ID:sNbdO/6c(7/9)調 AAS
そしてゆっくりと私の中に入っていく。そして私の処女膜を小波先輩のモノに破られ、その瞬間私の全身に痛みが広まった。
「んっ…」
だけど、憧れの小波先輩と一つになれた喜びの方が大きかったから私は痛みに耐える事が出来た。
「ぁ…先輩に…私の初めて…あげちゃった…」
小波先輩は私に極力痛みを感じさせないようにする為か、ほんの僅かしか動いていない。そうしているうちにだんだん痛みが和らいでいった。
「先輩…もう平気ですから…動いても良いですよ…」
「わかった、動くよ…」
宣言通り、小波先輩は動きを早め始めた。
「あ、は…先輩のが…入ってきてます…」
私の体に胸を揉まれたときのような快感が流れた。
「由紀ちゃんの中…凄く、締め付けてくる…」
小波先輩の顔は気持ちよさそうに緩んでいた。小波先輩の腰の動きは次第に激しさを増し、私もそれに併せて声を上げていた。
今は小波先輩と一つになっている事しか考えられない。ただ、とても気持ちいい。
いつの間にか私の腕は小波先輩を抱きしめており、足は小波先輩の腰に固定されていた。
「あぅっ、あっ、あん、せんっ…ぱいっ…」
「由紀ちゃんっ…もうそろそろ…」
小波先輩のモノは私の中で更に大きくなった。そして小波先輩の腰の動きは限界まで激しくなっていた。
「良いですよ、中に…中に出して下さいぃっ!!」
「由紀ちゃん…由紀ちゃんっ、由紀ちゃんっー!!」
小波先輩は私の名前を叫びながらモノを私の一番奥に突き入れた。
「先輩、好き、です…大好きぃー!!」
その瞬間、小波先輩のが私の中で爆発した。小波先輩の精子が勢い良く放たれてゆく。
私は小波先輩を受け入れた。そしてお腹の中が熱くなってゆくのを感じながら、意識が遠のいていった…
翌朝、私は小波先輩のベッドの上で目を覚ました。
日曜日だから授業はないけど練習はある。だから私も学校に行く。
私と小波先輩が部室に着くと、荒井先輩が突然三人揃って土下座をした。
「むーん、姉さんが迷惑をかけたんだなぁー」
「むーん、申し訳ないんだなぁー」
「むーん、姉さんにはよく言っておいたんだなぁー」
この時、私は初めて荒井紀香が荒井先輩の姉であると知ったのだった。
379(5): 2011/10/12(水) 05:08:34.04 ID:sNbdO/6c(8/9)調 AAS
終わりです、いかがでしたか?
この前の明日香の作品(『死神の再来』というタイトルでまとめwikiに載ってます)同様また紀香が登場、そして荒井三兄弟のキャラがおかしいという…
荒井三兄弟については前回の時から意識していました。1で一回だけ甲子園優勝を果たした際に明日香が彼女で、尚且つ三兄弟が大活躍したので…
具体的には走力、肩力共にAで内野安打から二盗、三盗までして得点に結び付けて守備では鉄壁の外野陣になって出塁をことごとく防いで…
まぁそれの影響で荒井三兄弟の扱いを良くしようと考えるに至った訳です。
さて、最近ハロウィンの時期なのでそれで何か書こうかな…?
380(1): 2011/10/12(水) 07:52:51.44 ID:vsgN84hJ(1)調 AAS
>>379
GJ!
ザイルで登る由紀を想像してちょっと笑ってしまったw
>>370
容量の問題もあるかも知れないけど
主人公は仕方ないとして彼女の服装グラを少し増やしてほしいんだよなあ
6の詩乃は巫女服以外に制服と私服グラがあったし
381: 2011/10/12(水) 08:52:49.09 ID:sNbdO/6c(9/9)調 AAS
>>379のおまけです(連投規制にかかってしまったので誰かがレスするまで待っていました)
ジリリリリリ…
聞き慣れない目覚ましの音で私は目を覚ました。そして私は見慣れない部屋におり、やや大きめのパジャマを着ていた。
「おはよう、由紀ちゃん」
後ろから小波先輩の声がした。そうだ、私は昨日の夜小波先輩と…
思い出した途端、恥ずかしくて顔が真っ赤になった。
「あ、おはようございます」
私は恥ずかしさを紛らわすために返事をした。
ふとその時小波先輩のデジタル式の目覚まし時計が目に入った。日曜日の午前八時半。確か授業はないけど練習はあるはず。
「ああ、九時に出れば集合時間に間に合うよ。朝御飯の用意をしてるから先に着替えてなよ」
小波先輩のその言葉で私が着てきた物があのさおりちゃんのコスチュームだった事を思い出した。
どうしよう、これじゃ学校に入れない…今から家に取りに戻ったらまず間に合わない。
その事を小波先輩に告げると、小波先輩も唸ってしまった。その時、進藤先輩の家が小波先輩のすぐ近くにあった事を思い出した。
進藤先輩に制服を借りればいいんだ!!そう思った私は彼女の家に足を運んだ。
「はーい…ってあら、由紀ちゃんじゃない。こんな朝早くにどうしたの?」
「実は昨晩小波先輩の部屋に私服で夜這いしたせいで制服がなくて…はっ!?」
その時私は口を滑らせて本当のことを進藤先輩に話してしまった。そのことに気付いたときに血の気が引いた。
「くすくす、太一君ったらいつの間にモテモテになってたんだ?それで制服を貸して欲しいのね?良いわよ、上がって頂戴」
進藤先輩の反応は意外とあっさりしていた。私は進藤先輩の部屋で着替えを済ませると朝御飯までご馳走してくれた。その時に…
「さて、私も早く心臓を治さなきゃね。その時は…由紀ちゃんと太一君と私の三人で楽しみましょう?」
進藤先輩はそんな事を言った。堂々とした二股発言に度肝を抜かれた私だったけど、進藤先輩ならいいかなとも思った。
382: 2011/10/12(水) 23:32:11.13 ID:5ShUP9dq(2/2)調 AAS
>>379
GJ
ハロウィンネタ楽しみにしてますぜ
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