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【俺の妹】伏見つかさエロパロ20【十三番目のねこシス】 (807レス)
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585
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風(後編) 30/63
2011/07/18(月) 10:22:38.60
ID:8mgfk2k0(14/48)
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585: 風(後編) 30/63 [sage] 2011/07/18(月) 10:22:38.60 ID:8mgfk2k0 「あやせさんは、椀のお茶を半分ほど飲んだら、椀の飲み口を懐紙で拭い、その椀を高坂さんにお渡しくだ さい」 あやせが、言われた通りに飲み口を懐紙で拭い、それを俺の方にそっと差し出してきた。 あやせから受け取った茶碗には、細かい泡が微かに残ったお茶が、椀の底の方に溜まっていた。 「高坂さんは最後の方ですから、残ったお茶をゆっくりでいいですから、全部飲んでください。飲み終えた ら、わたくしがその茶碗を引き取りに伺います」 「分かりました」 俺は保科さんが点ててくれたお茶をゆっくりと味わった。なるほど。濃い茶というだけあって、先日、 禅寺で飲んだものよりも格段に濃厚な味わいだ。しかし、変な苦味は全くない。おそらく最上級の抹茶を 使い、かつ保科さんの点て方が上手なのだろう。 「では、椀は、わたくしにお返しください」 俺の前にやってきた保科さんに空になった茶碗を差し出した。 茶椀を受け取った保科さんは、炉の前に座り直し、懐紙で茶碗を丁寧に拭っている。 「ひとまずは、これでよいでしょう。後片付けは、野点が無事に終わってからですね」 それから保科さんは、「え〜と、炉の電源は……」と呟きながら、何かのスイッチを切ると、正座して いた俺たちに、茶室を出るように促した。 練習はこれでお仕舞いらしい。時計を見ると、午後三時十分前だ。時間的にも頃合いだな。 この練習がなかったら、とんでもないことになるところだった。そもそも、一つの椀で回し飲みすること すら認識していなかったんだから、ぶっつけ本番だったら、あやせがパニックになったかも知れない。 「では、お兄さん。先に参ります」 そのあやせが、つと立ち上がって、茶室の出入り口に向かっていく。俺も、立ち上がって、あやせの後に 続こうとした。だが、 「……?!」 立ち上がることはできたが、両足に違和感を覚え、俺は不覚にもよろめいてしまった。 「高坂さん、どうかなさいましたか?」 保科さんが心配そうに見詰めている。 「な、何でもありません。ちょっと、足がもつれただけです」 取り敢えずは、そう言い繕った。しかし、何なんだ、この唐突に感じた足の異常な痺れは。 こっちに来てからというものの、下宿は座り机だったから、正座には慣れているはずだった。実際、時折、 膝を崩すときはあったが、何時間でも座っていられた。それなのに……。 「高坂さん、もしかしたら、ズボンがきついんじゃありませんか?」 「え?」 そうかも知れなかった。今風のスリムなシルエットが仇になったようだ。椅子に座る程度では何も問題は ないが、正座では膝を目一杯曲げるから、細身のズボンだと生地で血管を無用に締めつけてしまうんだろう。 「今は、そうしたスリムなスーツが多いですから仕方がないのでしょうけど、困りましたね……。 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1308729425/585
あやせさんは椀のお茶を半分ほど飲んだら椀の飲み口を懐紙で拭いその椀を高坂さんにお渡しくだ さい あやせが言われた通りに飲み口を懐紙で拭いそれを俺の方にそっと差し出してきた あやせから受け取った茶碗には細かい泡が微かに残ったお茶が椀の底の方に溜まっていた 高坂さんは最後の方ですから残ったお茶をゆっくりでいいですから全部飲んでください飲み終えた らわたくしがその茶碗を引き取りに伺います 分かりました 俺は保科さんが点ててくれたお茶をゆっくりと味わったなるほど濃い茶というだけあって先日 禅寺で飲んだものよりも格段に濃厚な味わいだしかし変な苦味は全くないおそらく最上級の抹茶を 使いかつ保科さんの点て方が上手なのだろう では椀はわたくしにお返しください 俺の前にやってきた保科さんに空になった茶碗を差し出した 茶椀を受け取った保科さんは炉の前に座り直し懐紙で茶碗を丁寧に拭っている ひとまずはこれでよいでしょう後片付けは野点が無事に終わってからですね それから保科さんはえと炉の電源はときながら何かのスイッチを切ると正座して いた俺たちに茶室を出るように促した 練習はこれでお仕舞いらしい時計を見ると午後三時十分前だ時間的にも頃合いだな この練習がなかったらとんでもないことになるところだったそもそも一つの椀で回し飲みすること すら認識していなかったんだからぶっつけ本番だったらあやせがパニックになったかも知れない ではお兄さん先に参ります そのあやせがつと立ち上がって茶室の出入り口に向かっていく俺も立ち上がってあやせの後に 続こうとしただが ?! 立ち上がることはできたが両足に違和感を覚え俺は不覚にもよろめいてしまった 高坂さんどうかなさいましたか? 保科さんが心配そうに見詰めている な何でもありませんちょっと足がもつれただけです 取り敢えずはそう言い繕ったしかし何なんだこの唐突に感じた足の異常なれは こっちに来てからというものの下宿は座り机だったから正座には慣れているはずだった実際時折 膝を崩すときはあったが何時間でも座っていられたそれなのに 高坂さんもしかしたらズボンがきついんじゃありませんか? え? そうかも知れなかった今風のスリムなシルエットが仇になったようだ椅子に座る程度では何も問題は ないが正座では膝を目一杯曲げるから細身のズボンだと生地で血管を無用に締めつけてしまうんだろう 今はそうしたスリムなスーツが多いですから仕方がないのでしょうけど困りましたね
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