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【友達≦】幼馴染み萌えスレ20章【<恋人】 (990レス)
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981
:
かおるさとー
◆F7/9W.nqNY
2010/11/14(日) 01:05:50
ID:zmneRkTn(10/13)
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981: かおるさとー ◆F7/9W.nqNY [sage] 2010/11/14(日) 01:05:50 ID:zmneRkTn 目を、開ける。 「なあ、華乃」 「ん……?」 「何かに悩んでいるなら、何でも言ってくれよ。言えないことなら仕方ないけど、俺にできる ことなら力になるからさ」 「……」 華乃は、寂しげに微笑んだ。 その顔に混じる微かな色が、俺の胸をざわつかせた。 その色を消してやりたいのに、彼女の微笑みがそれを拒絶しているようで。 「優しいね、涼二は」 その言葉に、俺はなぜか隔絶感を覚える。 「でも、大丈夫。こうして抱きしめてもらえるだけで私は安心できるから」 「……こんなことくらい」 「大丈夫だから」 華乃はそっと顔を持ち上げると、微笑とともに唇を寄せた。 彼女が俺に送るキスは、いつも優しく、温かい。 俺はそれを受けると、何もできなくなってしまう。いたわるような優しさに包まれるようで、 安らぎとともにそれを受け取ることしかできない。 ただ、そのときはなぜか、受身になりたくないと思った。 たぶんその優しさが、どこか儚く見えたからだろう。 俺は華乃をしっかり抱きとめると、そのキスに正面から応えた。お互いが混ざり合う ように深い口付けは、依存し合っているようでもあった。 舌を出し絡めると、気持ちが高ぶってくる。俺は興奮を抑えるのに必死だった。華乃の ようにもっと優しくしたいと思うのに、それができているかわからない。そこまで気を回せ ない。これは経験の少なさもあるだろうか。こいつだって俺と似たり寄ったりのはずなのに。 少しは心に入り込めているだろうか。こいつの中に、俺はどのように存在しているの だろう。 唇を離しても、舌にはまだ余韻が残っていた。ひりひりしたしびれが、舌先から内側に 伝播していくようだ。まるで酒のように。 自分も多少酔っているのかもしれない。 「……」 華乃の目が俺の顔を捉える。不安定な今の心が読まれるんじゃないかと、つい目を 逸らした。 「……やっぱりいっしょに寝たいな」 「……」 俺もできればそうしたい。 しかしこれ以上はダメだ。このまま何もなく終わるわけがないし、こんな状態でこいつを 抱いても後悔するだけだろう。お互いに。 少し惜しい気はするが、俺は体を離した。代わりに手を握ってやる。 「お前が眠るまでいてやるよ。そうすれば少しは不安もなくなるか?」 華乃は眉根を寄せた。眠たげにも見えるその顔で、 「お母さんみたい」 「それはこっちの台詞だ」 「ふふ……、そう見える?」 「毎日炊事洗濯掃除とやってくれるからな」 「お母さんといけないことするの?」 「やめろ、気色悪い」 手をつないだまま馬鹿な話を続けた。 http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1268119221/981
目を開ける なあ華乃 ん? 何かに悩んでいるなら何でも言ってくれよ言えないことなら仕方ないけど俺にできる ことなら力になるからさ 華乃は寂しげに微笑んだ その顔に混じる微かな色が俺の胸をざわつかせた その色を消してやりたいのに彼女の微笑みがそれを拒絶しているようで 優しいね涼二は その言葉に俺はなぜか隔絶感を覚える でも大丈夫こうして抱きしめてもらえるだけで私は安心できるから こんなことくらい 大丈夫だから 華乃はそっと顔を持ち上げると微笑とともに唇を寄せた 彼女が俺に送るキスはいつも優しく温かい 俺はそれを受けると何もできなくなってしまういたわるような優しさに包まれるようで 安らぎとともにそれを受け取ることしかできない ただそのときはなぜか受身になりたくないと思った たぶんその優しさがどこかく見えたからだろう 俺は華乃をしっかり抱きとめるとそのキスに正面から応えたお互いが混ざり合う ように深い口付けは依存し合っているようでもあった 舌を出し絡めると気持ちが高ぶってくる俺は興奮を抑えるのに必死だった華乃の ようにもっと優しくしたいと思うのにそれができているかわからないそこまで気を回せ ないこれは経験の少なさもあるだろうかこいつだって俺と似たり寄ったりのはずなのに 少しは心に入り込めているだろうかこいつの中に俺はどのように存在しているの だろう 唇を離しても舌にはまだ余韻が残っていたひりひりしたしびれが舌先から内側に 伝播していくようだまるで酒のように 自分も多少酔っているのかもしれない 華乃の目が俺の顔を捉える不安定な今の心が読まれるんじゃないかとつい目を 逸らした やっぱりいっしょに寝たいな 俺もできればそうしたい しかしこれ以上はダメだこのまま何もなく終わるわけがないしこんな状態でこいつを 抱いても後悔するだけだろうお互いに 少し惜しい気はするが俺は体を離した代わりに手を握ってやる お前が眠るまでいてやるよそうすれば少しは不安もなくなるか? 華乃は眉根を寄せた眠たげにも見えるその顔で お母さんみたい それはこっちの台詞だ ふふそう見える? 毎日炊事洗濯掃除とやってくれるからな お母さんといけないことするの? やめろ気色悪い 手をつないだまま馬鹿な話を続けた
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