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◆女性に捕食されるされるスレ◆ 二口目 (572レス)
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腐肉(P.N.)
2010/02/07(日) 23:11:59
ID:sz329SO2(2/2)
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365: 腐肉(P.N.) [sage] 2010/02/07(日) 23:11:59 ID:sz329SO2 警官はあまりの事に悲鳴を上げる余裕も無く、何が何だか分からぬ間に解体されていく自分の身体を見つめた。 色々な部位を一瞬で切り落とされたために、身体のバランスを取るのが難しくなっているようで、警官はサーカスの熊のように滑稽なステップを踏む。 踊る警官の背後に、2刀のスライサーを手にした佳奈が現れた。正確にはさっきから居たのだが、この時初めて見えた。 佳奈は血に塗れたぎらつく刃物を高らかに翳すと、止めの一撃を加えた。 警官の身体は3枚卸しになった刺身用の魚のように、背骨を軸に両脇にぼとりと肉の塊を落として倒れた。 「無用心。」 佳奈はスライサーの刃先で肉の塊を突き刺して言った。それを大きく開けた口元へ運ぶと、血の滴るそれをぱくりと頬張った。 その光景に美和は吐き気を催しその場に蹲った。 「食べる?」 佳奈は別の破片を千絵に向かって放る。千絵はぱくりと口を開けて血飛沫を上げながらそれをキャッチすると、ごくりと呑み下した。 「げふっ」 佳奈がゲップをする。 「うぅ、これ癖になるかも。」 「人が来る前に、帰ろう。」 千絵が美和を無理やり立たせながら言う。 「これ、持って帰っても良い?」 佳奈は足元に散らばった警官の残骸を指差して尋ねる。 「良いよ。余ったら、今度の家には冷凍庫もある。」 佳奈は嬉しそうに、スライサーを入れて持ち歩いているトートバッグに肉片をかき集め始めた。それを見て再び込上げる反吐を堪えている美和に、千絵はそっと囁いた。 「血生臭いの、好きなんだ、私よりも。良かったね、君をここまで連れて来たのが私の方で。」 千絵は少年の周りを一周してくっくと笑う。 「佳奈だったら、君もう死んでたよ。」 --------------------------------------------------------------------------- 環境庁の対策本部へ連絡が入ったのは、それから1時間後の事であった。翌朝、環境庁長官は辞意を表明した。 当然表向きには公表されていないが、事前に村雨管理官によって西東京団地事件の生存者、周防美里の再検査を進言されていたにも関わらずそれを却下した事で、 周防美里と保護先である日下部家が襲撃された責任を取るためである。 その間、村雨管理官は秘かに日下部家を張っていた伊豆波辰朗より、周防美里がまだ生きており、“オブジェクトD”と行動を共にしているとの報告を受けた。 「辻褄が合いませんね。」 村雨は電話の向こうの伊豆波に向かって言った。 「これまで私は、“D”が何らかの理由があって“オブジェクトC”を殺すために行動していると考えていました。ですが“連れ去った”となると話が変わってきます。」 「周防美里は、本当に普通の人間である可能性があります。保護しますか?」 村雨は少し躊躇したが、すぐに答えを出した。 「いいえ。これまでの経緯からして、“D”は明らかに何かの意図を持って行動しています。しばらくこのまま様子を見ます。引き続き、報告を。」 そう言って彼は電話を切った。 現在“オブジェクトD”が周防美里を人質に潜伏中の「劔持」と表札の掛かった民家から少し離れた公衆電話ボックスの中で、伊豆波はチッと舌打ちして呟く。 「どこまで冷血なんだ、あの男は…。」 村雨はオフィスのブラインドを上げた。ビルの向こうの空はもう白み始めている。彼は、今にも眠りから覚めようとしているその街を見渡した。 このどこかに、怪物が潜んでいるのだ。だがじきに一つの終局が訪れる、彼はそう確信していた。 蓮杖千絵の行動は少々予想外だが、彼にとっては目的はその行動の理解ではなく、彼女が彼らを“C”の元へ導いてくれさえすれば良いのだ。 彼女は間違いなく村雨の知らない情報を独自に得て行動している。その直感の鋭さ、行動力、大胆さは獣の本性によるものなのか。敵ながら天晴。 部下にしたいくらいだ、と村雨は思った。 [続] http://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1257596973/365
警官はあまりの事に悲鳴を上げる余裕も無く何が何だか分からぬ間に解体されていく自分の身体を見つめた 色な部位を一瞬で切り落とされたために身体のバランスを取るのが難しくなっているようで警官はサーカスの熊のように滑稽なステップを踏む 踊る警官の背後に刀のスライサーを手にした佳奈が現れた正確にはさっきから居たのだがこの時初めて見えた 佳奈は血に塗れたぎらつく刃物を高らかにすと止めの一撃を加えた 警官の身体は枚卸しになった刺身用の魚のように背骨を軸に両脇にぼとりと肉の塊を落として倒れた 無用心 佳奈はスライサーの刃先で肉の塊を突き刺して言ったそれを大きく開けた口元へ運ぶと血の滴るそれをぱくりと頬張った その光景に美和は吐き気を催しその場にった 食べる? 佳奈は別の破片を千絵に向かって放る千絵はぱくりと口を開けて血飛沫を上げながらそれをキャッチするとごくりと呑み下した げふっ 佳奈がゲップをする うぅこれ癖になるかも 人が来る前に帰ろう 千絵が美和を無理やり立たせながら言う これ持って帰っても良い? 佳奈は足元に散らばった警官の残骸を指差して尋ねる 良いよ余ったら今度の家には冷凍庫もある 佳奈は嬉しそうにスライサーを入れて持ち歩いているトートバッグに肉片をかき集め始めたそれを見て再び込上げる反吐を堪えている美和に千絵はそっといた 血生臭いの好きなんだ私よりも良かったね君をここまで連れて来たのが私の方で 千絵は少年の周りを一周してくっくと笑う 佳奈だったら君もう死んでたよ 環境庁の対策本部へ連絡が入ったのはそれから時間後の事であった翌朝環境庁長官は辞意を表明した 当然表向きには公表されていないが事前に村雨管理官によって西東京団地事件の生存者周防美里の再検査を進言されていたにも関わらずそれを却下した事で 周防美里と保護先である日下部家が襲撃された責任を取るためである その間村雨管理官は秘かに日下部家を張っていた伊豆波辰朗より周防美里がまだ生きておりオブジェクトと行動を共にしているとの報告を受けた 辻が合いませんね 村雨は電話の向こうの伊豆波に向かって言った これまで私はが何らかの理由があってオブジェクトを殺すために行動していると考えていましたですが連れ去ったとなると話が変わってきます 周防美里は本当に普通の人間である可能性があります保護しますか? 村雨は少ししたがすぐに答えを出した いいえこれまでの経緯からしては明らかに何かの意図を持って行動していますしばらくこのまま様子を見ます引き続き報告を そう言って彼は電話を切った 現在オブジェクトが周防美里を人質に潜伏中の持と表札の掛かった民家から少し離れた公衆電話ボックスの中で伊豆波はチッと舌打ちしてく どこまで冷血なんだあの男は 村雨はオフィスのブラインドを上げたビルの向こうの空はもう白み始めている彼は今にも眠りから覚めようとしているその街を見渡した このどこかに怪物が潜んでいるのだだがじきに一つの終局が訪れる彼はそう確信していた 蓮杖千絵の行動は少予想外だが彼にとっては目的はその行動の理解ではなく彼女が彼らをの元へ導いてくれさえすれば良いのだ 彼女は間違いなく村雨の知らない情報を独自に得て行動しているその直感の鋭さ行動力大胆さは獣の本性によるものなのか敵ながら天晴 部下にしたいくらいだと村雨は思った 続
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