[過去ログ] 【逆レイプ】男が女に犯されるやつ 11スレ目 (781レス)
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113(3): 没落貴族モノとか。 2009/07/01(水) 20:58:57 ID:Uc703E6B(1)調 AAS
生きた心地がしない。手の震えが止まらない。
恐怖や畏怖を……はたまた、屈辱と諦めを一緒くたにした液体を頭蓋骨という名の鋳型に流し込まれ、出来上がってしまった鋳物。
それが、父が毒を盛られて亡くなり、大陸に名を轟かせてい“た”僕の―――ヴェルディン家は没落。今まで良くしてやっていた者達にも裏切られ、挙句の果てには、親の敵に召使としてこき使われている僕の正体だった。
最初復讐に燃えていた自分も何処へやら。今ではこうして、怯えながら親の敵である―――ダングルベール家の娘、ダングベール・フォン・アルマに、値踏みするようにねめつけられて震えている。
彼女の青みがかった濃灰色の瞳と白皙は、出会えた場所が場所ならば素直に見据える事が出来ただろうし、もしかしなくても見惚れていたかもしれない。
でも今僕が出来るのは、なるべく目を合わせないように、少し俯きながら着せられている―――女中が着るようなエプロンドレスを握りしめて、恐怖と闘うことだけ。
「ヴェルディン君」
まるで不幸を嘲笑うかのように、僕の苗字を耳元で囁いてきた。ゾクゾクと何か冷たいものが背筋を突き抜け、膝が笑い始めようとする。
返事をしなければならない。それは分かってる。けど、掠れた声しか出ない。
「あ……あぅ」
「ヴェルディン君、どうしたの?」
「い、いえっなんでも…………ないです」
「なんでもないようには、見えないのだけれど」
僕の顎か掴まれ、無理やり目を合わせられる。父が倒れてからふさぎこんでしまった僕が、周りを見たくないからと余り切ろうとはしなかったプラチナブロンドの前髪。その間から彼女の瞳が覗いてきた。
『魔女』と呼ばれ、実の両親にも恐れられている……と他の召使から聞いた少女の眼は意外なほどに慈愛に満ちていた。その眼を見てたじろいだ僕は思わず目を逸らそうとするが、彼女の力は存外強かった為に抵抗することを早々諦める。
「どうして、怯えているの?」
優しげな彼女の口調に、鋳物と化していた筈の脳味噌は混乱に包まれる。
父を殺して僕の家を滅茶苦茶にし、召使としてこき使い、時に辱めてくれた。そういう人間に対して抱くべき感情は、先も述べたとおり。恐怖や畏怖か、または、屈辱と諦めだけである筈なのに、自分は一瞬目の前の相手が愛おしく見えてしまった。
「あ、あの、それはっ………」
「それは?」
顔は見た事はないが、僕の母が今でも生きていたのならば、こんな優しい声なのだろうとふと思った。
のも束の間。
自分の意志とは関係なしに、僕は跪いた。跪かされたと言った方が良い。
地面に頭を押し付け、すり付け、胸の辺りを抑え、口をあけて呻きながら苦しみに耐えようとする。
―――彼女が突然、僕の鳩尾に何かを押しつけた所為だった。
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