[過去ログ] 【ゼロの使い魔】ヤマグチノボル総合36 (760レス)
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286: せんたいさん ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:19:41 ID:zerfz1/p(1/10)調 AAS
エロキュルケktkr
>>274蝶GJ

さてすっかり遅くなったけど
>>134『亡国の王女』つづきいきまーす
287: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:20:34 ID:zerfz1/p(2/10)調 AAS
目を覚ますと、粗末な藁のベッドに寝かされていた。
見上げる天井は隙間も見える板張り。どこかの納屋のようであった。

…あれ…?ここは…?

目を覚まして数瞬の間は、記憶が混濁していて自分の置かれている状況が理解できなかった。
しかし、大きく息を吸い込んだ瞬間、否応なしに現実が襲い掛かる。
吸い込んだ息とともに、鼻腔の奥に蘇る生臭い雄の臭い。
ジョバンニの精液が、イザベラの口の中に染みこんでいた。

「うぇっ!えほっ、えほっ!」

気持ち悪さに咽こみ、両手をついてベッドの脇のむき出しの地面に吐く。
胃液と、精液の混合物が逆流し、さらなる不快感を呼ぶ。

「おえ…おええ…」

涙を流しながら、最後の一滴まで吐き出す。
そして、嘔吐が終わると、慌てて自分の身体を確認する。
あの時とは違う、粗末な貫頭衣。
そして何より、汚れていない自分の身体。
そこまで確認して、あの救出劇が夢ではないと、ようやく認識できた。
ほっとしたのも束の間、自分の状況を思い出す。
そう、自分の身が窮地にあることに何ら変わりは無い。
王家が潰えて、国を追われる身であることに変わりは無い。
しかも、イザベラは今完全に身一つだけである。
他に頼るものもいない。期せずして天涯孤独の身となったのである。
そう思った瞬間、とんでもない悪寒が身体を走りぬける。
毛布も何も無い藁を敷き詰めただけのベッドの上で、イザベラは自らを抱きしめ、震える。
そこへ。
きしんだ音を立て、納屋の扉が開く。

「あ、目が覚めましたか」

やってきたのは、イザベラを助けた銀髪の少年。皮鎧は脱いで、普通の白いシャツに皮のズボンといった出で立ちだ。
手には、湯を満たした木桶と、タオルを抱えている。

「…大丈夫ですか!?」

少年は震えるイザベラの様子がただ事ではないことを見て取り、慌てて駆け寄る。
そんな少年に、イザベラは思わず怒鳴ってしまう。

「あ、あなた、いったい何者なの!?何が目的なの!?」

ソレより前にすることがあるだろう、と言ってしまってから後悔する。
しかし、なんと少年は、そんなイザベラに笑いかけた。

「はは。もう大丈夫です。僕はあなたに酷いことしたりしません。
 申し遅れました、僕はガリア北花壇騎士、エミリオといいます」
「え?…北花壇騎士…?」

イザベラは驚いた。
ガリアには各方角の花壇ごとに騎士団がある。
しかし、日の差さない北側には花壇はない。従って、公式に北花壇騎士団、というものは存在しない。
王家直属の、汚れ仕事を片付けるための、裏の騎士団。それが北花壇騎士団である。
この少年が、その一員だというのだ。
そして驚くイザベラに、少年は続ける。
288: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:21:25 ID:zerfz1/p(3/10)調 AAS
「…っていっても見習い、っていうか騎士に任命される前に王家がなくなっちゃったんですけど」

なるほど。
この少年は、その実力を買われ、北花壇騎士団に組み入れられるところだったのだ。

「…任命の書状がきて、王都に出てきたらこの有様で。
 …あなたの悲鳴が聞こえたから、助けに走った次第です」

その話を聞いて、イザベラはほっとする。
エミリオは、自分の正体を知らない。きっと今も、自分のことを貴族の娘か何かのように思っているのだろう。
だから、彼が自分にとって脅威となることはない。今のところは。
そう、今のところは。
もし、この少年が自分の正体を知ればどうなるか。
それを想像せずにはいられなかった。
そして考える。
彼を、味方に引き込む方法を。
自分の正体を知っても、自分を裏切らない方法を。
思案を巡らせるイザベラに、エミリオは語りかける。

「あなたの名前、お聞きしてもいいですか?」

尋ねながら、湯に浸したタオルを差し出す。
はっとして床を見ると、自分の吐いたものが飛び散っていた。
イザベラは真っ赤になってタオルを受け取り、顔を拭く。
そんなイザベラに、エミリオはやさしい言葉をかける。

「酷い目に逢いましたね。もう大丈夫ですから」

屈託の無い笑顔で、イザベラを見つめる。
その瞳と視線を合わせた瞬間、きゅん、とイザベラの中で音がする。
彼女の今までの人生の中で、こんな風に何の打算もなく、自分の心配をしてくれる者などいなかった。
王族であるがゆえ、仕方なく優しくしたり、媚びへつらう者ばかりだった。
そして、イザベラは口を開く。

「…イザベラよ」
「え?」
「私の名前。イザベラ」

エミリオは思わずきょとんとする。
なぜなら、その名前は、本来自分が仕えるはずであった、王家の姫の名前。
そして彼は気づく。
今目の前にいる彼女の髪の色が、ガリア王家由来の青い色であることに。

「え?イザベラ…王女様?」

エミリオの目が点になり、そして。
思わずずざざぁっ!と後ずさり、床に膝をつき、首を垂れる。

「しっ、知らぬこととはいえっ!不敬を致しました、申し訳ありませんっ!」

エミリオの豹変した態度に、イザベラは思わず悲しくなった。
さっきまで、何の打算もなく接してくれた男の子ですら、ここまで変えてしまうほど、それほど王家の名前は重いのだ。
この時ほど、イザベラは王家の生まれであることを煩わしく思ったことは無かった。
289: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:22:34 ID:zerfz1/p(4/10)調 AAS
…ってちょっと待て。

よく考えてみると。

…王家、なくなったんじゃなかったっけ。

そう。
ガリア王ジョゼフ一世は崩御し、ガリアの王冠はシャルロット王女の手に還った。
そして、今、自分はただのイザベラ。
王家の一員でもなんでもない、一人の女。
だがしかし、それを世間は認めないだろう。そして、目の前の少年も。
だったら。
イザベラは考えた。

…ただの女に、なってしまえばいいんだ。

そうするには、どうすればいいか。
答は簡単だった。
自分の胸の奥で脈打つ器官が、それを教えてくれていた。
イザベラは心を決め、言葉を口に出す。

「いいわよ、そんな畏まらなくても。もう王家ないんだし」
「はっ、えっ?し、しかし」
「それとも何?私をロマリアに突き出す?それともここで殺す?」
「そ、そんな畏れ多い!」

イザベラは慌てながらも態度を変えないエミリオにだんだんムカついてきていた。
まだ膝をつき首を垂れたまま、視線を合わそうともしないエミリオの前に、イザベラは立つ。

「もうただのイザベラなんだってば。ただのオンナなの。
 それにお金も持ってないし。仕えても給金だってビタイチだせないわよ」
「し、しかしですね」
「あーもう!」

イザベラは怒ったように言い放つと、エミリオの前に屈んだ。
そして、下からエミリオの顔を両手で包み込むと。
無理やり、その唇を奪った。
目を白黒させて王女の口付けを受ける騎士。
しばらく唇を重ねた後、イザベラはエミリオの顔を固定して、無理やり自分と目を合わさせながら、言った。

「…た、助けてくれたお礼!あげるから!」
「は、はぁ」

思わぬ展開に呆気にとられ、エミリオは呆ける。
そして、今のキスがお礼なのだと、『勘違い』してしまう。

「は、あ、ありがたき幸せです!わ、私騎士として王家に」

そして考えてきていた騎士叙勲の際の口上を述べようとして。
目の前で展開される光景に目が点になった。
イザベラは、エミリオの目の前で、着せられていた貫頭衣を、勢いよく脱ぎ去ったのだ。
思わずエミリオは前かがみになる。
若さ溢れる10代前半、高貴な女性の裸を見て元気にならないはずがない。
実際、先ほど汚れた寝巻きを着替えさせる際にも、溢れる情欲を抑えるのに必死だったのである。
290: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:23:53 ID:zerfz1/p(5/10)調 AAS
イザベラはそのまま、ころん、と藁葺きのベッドに仰向けに寝転ぶ。
素肌に当たる藁の先端がチクチクと不快だったが、そんなことは気にしていられない。
なにせ、一世一代の大舞台なのだから。

惚れた人に、初めてを捧げるという。

ほとんど一目ぼれである。
まるで物語の王子様のように自分を窮地から救ってくれたエミリオに、イザベラは一目ぼれしていたのだ。
早鐘のように鳴り響く心臓を宥めながら、イザベラは言葉を搾り出した。

「ほ、ほかにあげるもの、ないから」
「は、はひ」
「わ、私を抱きなさい!
 け、結構高値みたいだから!十分でしょ?」

先ほどの商人とメイドのやりとりで思いついた台詞を言ってみる。
確かに、エミリオにとってこの申し出は破格の報酬であろう。
何せ、自分の仕えるべき王女が、その身体を自分に捧げるというのだ。
というより、エミリオだって健全な男子である。
騎士叙勲の暁には、王女とお近づきになって云々、なんて妄想だってしていた。
それがまさか。
まさかこんなカタチで訪れるとは。
だがしかし。

「え、えと。そのですねえ」

エミリオは焦っていた。
こんな時、どうすればいいのかさっぱりわからなかったのだ。
辺境貴族の末弟に生まれ、各地の騎士団で盗賊狩の日々を送っていた彼には、いままでこういう機会は無かった。
むしろ、女の子と付き合ったことすらないのである。
混乱するなというほうに無理があった。
そして。
逆サイドではイザベラも混乱の極みだった。
勢いでここまでしてしまったものの。
心臓はまるで早鐘のよう、体中火照って火が着きそう、視界は溢れてきた涙と興奮で歪んでいる。
恥ずかしい。恥ずかしくて死にそう。
でも、こうするしかないのだ。
もう身体一つしか残っていないイザベラは、あとは突っ走るしか道は無かった。
そして。
もう一つの要因が、イザベラの背中を押した。

どくん。

心臓が鳴った。
さっきまでの早鐘のような鼓動とは違う、重く、深い鼓動。
そして、視界に桃色の靄がかかりはじめる。
息が荒くなり、背中に当たる藁の先端が、ぴりぴりと電流を発し始める。
それから間を置かず、腰の奥が熱を帯び始めた。
そこは、本で知識だけはあった場所。
子宮。
先ほど商人に使われた薬が、完全にイザベラの体中に回ってしまったのである。

「はっ…はぁっ…はぁっ…!」

荒い息をつき、真っ赤な顔をしているイザベラの異変に、前かがみになって耐えていたエミリオが気づく。

「だ、大丈夫ですかっ?王女様っ?」

声を掛けるが、どうやら聞こえていないようだ。イザベラは荒い息をつきながら、苦しそうにしている。
291: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:24:40 ID:zerfz1/p(6/10)調 AAS
仕方なしに声を届けるため、エミリオはイザベラに近寄っていく。
イザベラがベッドに横たわっていたので、自然と覆いかぶさる形になった。
そして。

ぎゅむ。

イザベラの両腕が一瞬で、エミリオの首を捕まえた。

「え?」
「大丈夫じゃ、ないわよ…っ!
 も、ガマンできないっ…!」

そして、不自然な格好でイザベラに覆いかぶさっていたエミリオと、位置を入れ替える。
不意をつかれ、あっさりとマウントを取られるエミリオ。

「え」

仮にも騎士候補である自分があっさりと上を取られたことよりも。
エミリオは、尋常でないイザベラの表情に驚いた。
頬が真っ赤に上気し、耳までばら色に染まり、目は泣きそうなほど潤み、そして口からは甘い甘いため息が漏れている。
その火照ったため息が、ふわりとエミリオの鼻先にかかる。甘い、甘い雌の香りが、エミリオの鼻腔をくすぐった。
その瞬間、エミリオの全身の毛穴がぞわり、と逆立つ。
雌の誘惑に、雄の本能が応え始めていた。
自然界では、本来雄に選択権はない。雌に選んでもらうため、雄は雌を誘うようにできている。
しかし、今この場では真逆の事が起きていた。
雌が、雄を誘っている。遺伝子レベルで雌に逆らえない雄は、悲しいかな反応するしか道は無い。
その証拠に。
エミリオの下半身には、顔に見合わぬ立派な山ができていた。
もちろん、イザベラが目をつけたのはそこ。
そして彼女の中によぎるのは、先ほどのおぞましい行為。
無理やり男性器を口に含まされ、射精された。
イザベラは、びんびんに薄いズボンを押し上げているエミリオを指差した。そして。

「ね、ねえ。男って、コレ咥えてもらうのってきもちいいの?」

エミリオもひょっとして、ああいうのが好きなのだろうか。
そう思ったイザベラは、素直にその質問を口にした。
もちろん、エミリオにそういう経験どころか、そういう行為などあることすら知らない。
しかし、普通に自分でいじってもキモチイイのだ。
女の子の口で咥えてもらったら、それはきっと。

「い、いや、きもちいいんじゃないでしょうかねえ・・・たぶん」

思わず反射でそう応えたエミリオに。

「じゃあ、してあげる」

イザベラは、油断していたエミリオのズボンをずり下げてしまった。
初心な表情と幼い顔には似合わない、太く長い立派な一物が露になる。
イザベラはそのまま、屹立したエミリオの男性器に顔を寄せていく。

「ちょっ、姫様っ?な、何をっ!?きたないですよっ!?」

しかし、エミリオのその声はイザベラに届かない。
イザベラは、立ち昇る雄の臭いで、完全に理性が吹き飛んでいた。

…なに、この、におい…。
…あたま、ぐらぐら、するぅ…。

完全に回った媚薬がイザベラの脳髄まで溶かし、思考を奪っていた。
292: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:25:48 ID:zerfz1/p(7/10)調 AAS
今の彼女の頭には、目の前の雄を貪ることしかなかった。
目覚めた雌は、そのまま口を開け、目の前の雄に喰らい付いた。
しかしエミリオのモノは大きく、小さなイザベラの口の中には納まりきらない。
なぜなら、先刻自分の口の中を犯し、善がっていた雄がいたから。
選んだ雄を喜ばせること。それが、雌の本能だった。
イザベラはつたない舌使いと、貪欲なまでの吸い上げで、エミリオを喜ばせようとする。

「う、うわぁっ?」

初めての感覚に、エミリオは悲鳴を上げ、腰を跳ねさせる。
自慰しか知らない初心な少年に、この衝撃はきつすぎた。
勝手に腰が痙攣し、無意識にイザベラの口を犯す。
腰をグラインドさせ、悲鳴を上げるエミリオに、イザベラの中に奇妙な満足感が満たされていく。

…キモチ、いいんだ…。私のクチ、気持ちいいんだ…。

思わず嬉しくなり、頬をすぼめてさらに吸い上げ、舌を絡ませる。
そして、口で雄を味わいながら、イザベラの奥で、心臓以上に熱く脈打ちはじめた場所があった。
雄を受け止める場所。大陰唇から始まり、陰道、子宮から、卵巣までが脈打っていた。
目の前の雄を貪れと、本能が吼えていた。
左手を沿え、ぢゅうぢゅうと唾液ごと男性器を吸い上げながら、イザベラは切なく震えている大陰唇を右手で撫で回す。
その痴態を見せ付けられ、あまりにも苛烈に吸い上げられ、たまらずエミリオが弾ける。

「だ、だめですっ、ひめさまっ!」

イザベラの口の奥、喉の入り口で、エミリオは初めての口淫で果てた。
どくどくどくどくと、熱い大量の精液が、イザベラの喉と脳髄を焼く。
ジョバンニの精液はあまりの気持ち悪さに吐き出してしまったが、エミリオの精液は違った。
エミリオのそれは、まるで、濃いワインのように、イザベラを酔わせた。
なかなか止まらないエミリオの射精を、んくんくんくと喉を鳴らしながら、イザベラは飲み込んでいく。

…まずい…ずるずる…でも…。
…あたまが、くらくらするあじ…。

…だいすき…。

欲求にまかせ、尿道に残った精液まで残らず吸い上げ、イザベラはぷは、とまだ勃起の収まらないエミリオを吐き出す。

「はっ、はっ、はぁっ」

射精を残らず吸い上げられたエミリオは、藁葺きのベッドの上で大の字になり、荒い息をついている。
そんな雄を見て、雌は支配欲をそそられる。
口の端から零れる涎と精液の混合物を拭おうともせず、イザベラは薄ら笑いを浮かべながら、高くそそり立つエミリオをまたぐ。
そのまま腰を下ろせば、イザベラはエミリオを完全に捕食できた。
混濁した理性と、覚醒した野生、そして王族の矜持が、イザベラを高貴で淫乱なイキモノに造り替えていた。
あまりに淫らな笑みで、イザベラは自らに指を沿え、割り開いて、腰を落としていく。

「…それじゃあ、受け取りなさい?一生感謝するのよ。いいね?」
「え…?なに…?」

口淫の衝撃に半分意識の飛びかけていたエミリオは、そう応えるのが精一杯だった。
ぶつん、と二人の間で何かの裂ける音がした。
童貞の雄が、処女の雌に食われた瞬間であった。
肉の裂ける痛みがイザベラを襲う。しかし。
そんなちっぽけなものなど洗い流すほど、強烈な快感が彼女を襲う。
膣の襞の一枚一枚がむき出しの神経器官となり果て、くわえ込んだ熱い雄の槍を感じ取っていた。
イザベラの性器では余るほどのエミリオの性器が、王女の子宮顎を叩くまでの数瞬で、イザベラは、絶頂に襲われていた。
目の前が白く染まり、体中の筋肉が痙攣し、腰の奥の器官が勝手にもぐもぐと雄を咀嚼する。
294: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:26:53 ID:zerfz1/p(8/10)調 AAS
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ああああああぁぁぁぁぁっ!?」

処女とは思えないような、濁った獣のような声を上げ、イザベラは生まれてはじめての絶頂に焼かれた。
それは、この上ない喪失感だった。
そして、この上ない快楽だった。
『おんな』になった瞬間に訪れた最高の快楽が、イザベラを襲っていた。
そして。
イザベラの膣襞はまるで百本の舌のようにエミリオの茎を嘗め回し、イザベラの子宮口は彼女自身の唇の代行と言わんばかりにエミリオの鈴口に激しく吸い付く。
口の中とは比べ物にならないイザベラの器に、エミリオも。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

腰をびくんと跳ねさせ、ごぼりとイザベラの中で弾けた。
その射精は一度では収まらず、ごぷん、ごぷんと何度もイザベラの中で何度も精液を吐き出す。
そのたびにイザベラの細い身体が跳ね上げられ、青い長い髪と膣道を揺する。

「ひ!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁぁ!」

イザベラを再び襲った絶頂は、今度は彼女の視界を紅に染める。
苦痛にすら感じる凄まじい快感が、イザベラの神経を焼き切った。
大量の精液を受け、どさ、とイザベラの身体がエミリオの上でくず折れる。
そして、腰を持ち上げて射精していたエミリオも。

「う…あぁ…」

腰をかくん、と落とし、気を失ってしまった。
295: 亡国の王女 ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:29:14 ID:zerfz1/p(9/10)調 AAS
目を覚ますと、オヒメサマが隣で微笑んでいた。
隣で。
自分のやったことを思い出す。エミリオの顔が真っ赤になる。
そして。

「うわぁぁぁぁぁぁっ?」

王女と同衾してることに思い至り、裸のまま、土むき出しの床にひざまづき、首を垂れる。
そしてその口からスムースに流れ出す謝罪の文句。

「も、申し訳ありません!私、とんでもないことを!」

げし。

そんな銀髪の頭を、裸の足が踏みつけた。

「コラ。何謝ってるの。アレはお礼だって言ったでしょう」
「は、え、しかし」

ここまできてまで態度の変わらないエミリオに、イザベラは苛立つ。
だが、思い直す。

「そんなに気にするならいいわよ。分かったわよ。
 一生かけてその罪償いなさい。いいね」

言いながら、両足をキレイにくみ上げ、はだしのつま先でエミリオの顎を持ち上げ、自分の方を見上げさせる。
エミリオから見たイザベラはもちろん裸だったが。
エミリオの今まで見てきた世界で、最も可憐で高貴な、お姫さまであった。

「そうね。とりあえず」
「は、はひ」

無理やり顎を持ち上げられているせいで、間抜けな返事になってしまう。
そしてイザベラは、わがままを言った。

「なんだか甘いものが食べたいわ」
「へ?」

一瞬意味が分からず呆けてしまうエミリオ。
そんなエミリオに、くすり、と笑いながら、いつもどおりの酷薄な、それでも少しは愛情の篭った笑顔で。

「いますぐに。
 この意味分かったら、さっさとなさい?
 ちょっと、ちゃんと聞いてるの?エミリオ?」

間抜けな顔で自分を見上げる愛しい騎士に、イザベラは言った。

「は、はい、ただ今!」

慌ててベッドに置かれていた服を着込んで、外に出て行くエミリオ。
残されたイザベラは裸のまま、ころん、とベッドに横になる。
そして、今この場にいない愛しい人に向けて、言った。

「一生掛けて償わせてあげるわ。
 今日の鈍感っぷりをね。私の王子様♪
 一生、面倒みさせるんだから。私のワガママは半端ないわよ♪」

くすくす笑いながら、とりあえず最初は庭付き一戸建てかしら、と粗末な藁のベッドで夢想するイザベラだった。
296
(4): せんたいさん ◆mQKcT9WQPM 2009/01/19(月) 01:31:28 ID:zerfz1/p(10/10)調 AAS
あーイタイイタイ。オリキャラ出すとイタくてかなわんわ。
ここまでお付き合いいただいた方には最大級の感謝と謝罪を。
すいません今後オリキャラネタは控えるんでかんべんしてつかーさい。

んじゃねゆ。ノシ
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