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【友達≦】幼馴染み萌えスレ16章【<恋人】 (730レス)
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◆H676uvqZmA
2008/12/16(火) 00:13:54
ID:dCSqBSLW(4/11)
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548: ◆H676uvqZmA [sage] 2008/12/16(火) 00:13:54 ID:dCSqBSLW Jの喜劇 【3/9】 俺の心情を知ってか知らずか、夏実はきょとんとこちらを見てくる。まるで親鳥の 餌をまつ雛のように無邪気に。 「おかげで趣味の菓子だけじゃなく、料理全般対応できるようになった。両親働いてて、 姉貴にだけ手伝わせるわけにいかないから、家事もできるぞ」 兄貴は舌も肥えているしやればできるくせにやらない。現に独り暮らしが成立しているんだから、 そこそここなせるはずなんだ。あのパソコンオタクは無駄に器用なくせにいらんことにしか 力をかけない。やけになってさらに重ねると、佐々木が俺の両肩をつかんだ。 「純太。オレと結婚して下さい。パートは週三、五時間のレジ打ちぐらいでオッケーだから」 「専業じゃないなら断る。それぐらいの甲斐性見せやがれ。三食昼寝付きなら考えてやらんこともない」 「要求たけぇ! オレだって胸のない野郎なんてお断り――」 「だめー! じゅんたは私と結婚するんだもん。昔、約束したんだからあっ。 私がじゅんたがいいなって言ったらいいよって言ったんだから!」 俺らの軽口に夏実が手の中のジャンボシューを握りつぶさんばかりの勢いで待ったをかけた。 焦る必要がないと思うんだけどな……。 「まあ、もう二人は婚約済みなの? うらやましいわー」 「お断り――なんて言うと思ったか! オレだって本気よ? 松原。そんなに言うなら その約束とやら、話してもらおうかっ」 馬鹿どもが夏実をあおる。佐々木、お前胸がない野郎はいやなんじゃないのか。 都合よく言ったことを撤回するな。 俺らの様子をうかがっていたクラスメイト達の輪が心なしか狭まった気がする。 これなんていうイジメですか。 「いや、昔のことだから。なぁ? 夏実」 「じゅんた、大丈夫! ちゃんと私がせつめーするから」 そう言うことではないんだ。さすがにこないだ聞いたばかりだから俺だって思い出してるし。 何でそんなに輝いてるんですか。夏実さん。 そして何でこういう日に限って次の授業が自習だったりするんだろうか。 「――というわけで、じゅんたは一緒にクッキーを作ってくれて、そのときに約束したんだー。 だからね、佐々木っちには悪いけどじゅんたのことは諦めてね」 こうして、五限目の三分の一を使って夏実クッキー事件はクラスメイト全員の知るところとなった。 しかもこの前俺に話したときよりも細かく説明。今までうらやましいかった夏実の記憶力を 恨んだのは初めてだ。 「ふーむ。そうれじゃあしょうがないか。松原からプロポーズして、純太がオッケーしたんだもんな」 佐々木がしぶしぶ、といった感じで頷く。それに合わせて笑顔でいた夏実が急に固まった。 「私からプロポーズ……? あ、ダメ! やっぱりなし。なしにして、じゅんた」 ギギギと音がしそうなくらいゆっくりとこっちを見ると、まだ飛べない小鳥が羽ばたきの 練習をするみたいに、体の横と顔の前で腕や手を振る。 「何でだよ?」 「決まってるじゃない! プロポーズされるのは女の子の夢だからっ。ちなみに理想その一は、 観覧車のてっぺんで。その二、クリスマスイルミネーションをバックに。その三は、 オーシャンビューのレストランでシャンパングラスの中から指輪。その四は」 「いくつあるんだよ」 「女の子の夢は無限大だから。というわけでノーカウントねっ」 俺の溜息を了承と取ったのか、夏実は元通り笑顔になって理想のストーリーを本田のママと語り始めた。 演劇畑の本田とは演出面で趣味が合うみたいだ。少女漫画育ちだからとはわかっているけど、 挙げられた理想はどれも強烈に羞恥心を刺激してくれる。想像しただけで背中というか、 両腕というか、全身がむず痒い。夏実と少女漫画仲間の姉貴も同じような夢を持っているんだろうか……。 ■□■□■□■ http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1221583669/548
の喜劇 俺の心情を知ってか知らずか夏実はきょとんとこちらを見てくるまるで親鳥の 餌をまつ雛のように無邪気に おかげで趣味の菓子だけじゃなく料理全般対応できるようになった両親働いてて 姉貴にだけ手伝わせるわけにいかないから家事もできるぞ 兄貴は舌も肥えているしやればできるくせにやらない現に独り暮らしが成立しているんだから そこそここなせるはずなんだあのパソコンオタクは無駄に器用なくせにいらんことにしか 力をかけないやけになってさらに重ねると佐木が俺の両肩をつかんだ 純太オレと結婚して下さいパートは週三五時間のレジ打ちぐらいでオッケーだから 専業じゃないなら断るそれぐらいの甲斐性見せやがれ三食昼寝付きなら考えてやらんこともない 要求たけぇ! オレだって胸のない野郎なんてお断り だめー! じゅんたは私と結婚するんだもん昔約束したんだからあっ 私がじゅんたがいいなって言ったらいいよって言ったんだから! 俺らの軽口に夏実が手の中のジャンボシューを握りつぶさんばかりの勢いで待ったをかけた 焦る必要がないと思うんだけどな まあもう二人は婚約済みなの? うらやましいわー お断りなんて言うと思ったか! オレだって本気よ? 松原そんなに言うなら その約束とやら話してもらおうかっ 馬鹿どもが夏実をあおる佐木お前胸がない野郎はいやなんじゃないのか 都合よく言ったことを撤回するな 俺らの様子をうかがっていたクラスメイト達の輪が心なしか狭まった気がする これなんていうイジメですか いや昔のことだからなぁ? 夏実 じゅんた大丈夫! ちゃんと私がせつめーするから そう言うことではないんださすがにこないだ聞いたばかりだから俺だって思い出してるし 何でそんなに輝いてるんですか夏実さん そして何でこういう日に限って次の授業が自習だったりするんだろうか というわけでじゅんたは一緒にクッキーを作ってくれてそのときに約束したんだー だからね佐木っちには悪いけどじゅんたのことは諦めてね こうして五限目の三分の一を使って夏実クッキー事件はクラスメイト全員の知るところとなった しかもこの前俺に話したときよりも細かく説明今までうらやましいかった夏実の記憶力を 恨んだのは初めてだ ふーむそうれじゃあしょうがないか松原からプロポーズして純太がオッケーしたんだもんな 佐木がしぶしぶといった感じでくそれに合わせて笑顔でいた夏実が急に固まった 私からプロポーズ? あダメ! やっぱりなしなしにしてじゅんた ギギギと音がしそうなくらいゆっくりとこっちを見るとまだ飛べない小鳥が羽ばたきの 練習をするみたいに体の横と顔の前で腕や手を振る 何でだよ? 決まってるじゃない! プロポーズされるのは女の子の夢だからっちなみに理想その一は 観覧車のてっぺんでその二クリスマスイルミネーションをバックにその三は オーシャンビューのレストランでシャンパングラスの中から指輪その四は いくつあるんだよ 女の子の夢は無限大だからというわけでノーカウントねっ 俺の溜息を了承と取ったのか夏実は元通り笑顔になって理想のストーリーを本田のママと語り始めた 演劇畑の本田とは演出面で趣味が合うみたいだ少女漫画育ちだからとはわかっているけど 挙げられた理想はどれも強烈に恥心を刺激してくれる想像しただけで背中というか 両腕というか全身がむずい夏実と少女漫画仲間の姉貴も同じような夢を持っているんだろうか
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