[過去ログ] 【友達≦】幼馴染み萌えスレ16章【<恋人】 (730レス)
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337: 2008/11/08(土) 20:51:12 ID:IbJ2Xlnj(1)調 AAS
確かにこないだからすごくうざいです><
流れの間はまだ我慢できたが…スレ違いなんだからもうやめてくれ
338: 2008/11/09(日) 07:46:03 ID:J2QPXSG0(1)調 AAS
空気を読むって凄い大事だよね
自己主張が激しいのは酷くウザいよね
339: 2008/11/09(日) 12:04:04 ID:bd5Grns2(1)調 AAS
元々誘導されたんじゃなくて隔離させられたんだって理解できてないのが可哀相だ
340: 2008/11/09(日) 12:07:49 ID:hP/WsUXn(1)調 AAS
発想の転換だよナルホド君
「体験談を語る」んじゃなくて「体験談をもとにSSを書け」ばいいんだよ!
341: 2008/11/09(日) 12:08:35 ID:y0IJNnEP(1)調 AAS
幼馴染みが自己主張してくるならいい
342: 2008/11/09(日) 13:09:47 ID:bkmr3WRh(1)調 AAS
幼馴染みの胸が自己(ry
343: 2008/11/09(日) 15:16:44 ID:4npufVOU(1)調 AAS
主張のつつましい胸もそれはそれで(ry
344: 2008/11/10(月) 09:11:08 ID:3yZoLCmj(1)調 AAS
俺の息子が自己(ry
345: 2008/11/10(月) 13:17:55 ID:KC/PG5A5(1)調 AAS
それはつつましかったり包まれていたりすると悲(ry
346
(2): 小ネタ。超サディスティックな幼馴染み 2008/11/10(月) 15:45:41 ID:I8gh+dPQ(1)調 AAS
 おそらく朝。目が覚めてからも視界は暗い。アイマスクで視力を奪われ、ギャグを噛まされ、耳に被せられたヘッドホンからは大音量で女の喘ぎ声が流れ続けてる。
 身体も大の字に伸ばされたまま動けず、手足をベッドの脚へと手錠で繋がれていた。
 こんな事をする奴は一人。俺の幼馴染みで同じ高校二年。ヘッドホンから流れてる喘ぎ声の主、先月付き合い始めた、真道 硝子(しんどう がらす)。
 その証拠に、唯一自由な触覚を徹底的に責めて来ている。
 舌で俺の胸からヘソまでを舐めながら、人肌に温められたローションたっぷりのオナホールでペニスを扱く。
 にゅこにゅこと卑猥な水音を立て、爆発寸前の尿道から精液を搾り取ろうとしてる。
 ぎゅっぽ、ぎゅっぽ、ぎゅちゅぎゅちゅ、ぎゅっちゅ! ぎゅっちゅ! ぎゅっちゅ! ぎゅっちゅ!
 肉厚なヒダを絡み付かせ、カリを引っ掛けるように上下に擦り、俺の乳首を指で弾く。
 途端に全身が震え、オナホールの中へと精液を中出しした。
 硝子は射精した後も暫く手コキをヤメない。痙攣する俺を見て楽しんでるんだ。だって……硝子は超が付く程のSだから。

 「気持ち良かった頼光(よりみつ)?」
ヘッドホンとアイマスクが外され、怪しく微笑む幼馴染みの顔が映る。
 そして俺を跨ぎ、胸の上に腰を下ろす。右手にはオナホールを持ったまま。
 「ゴメン……私ね、頼光の困ってる顔を見るのが好きなの。頼光を困らせれば困らせるほど興奮するのよ……だから、ねっ」
 俺の眼前で跨いだ姿は変わらず、左手で自らのスカートを捲くりあげる。
 すると見える筈の下着は見えず、無毛の肌と幼い縦スジが見えた。
 「今日は、さ……頼光の精子で……ふふっ、妊娠しちゃおうかと思うの♪」
 硝子は楽しげに中指と人差し指でヴァギナを広げ、その上に中出ししたばかりのオナホールを添える。
 俺は必死に首を横へと振り続けるだけ。

 「んん〜? 不満そうな顔ね、そんなに嫌なの?」
 コクリ。頷く。

 「そんなに妊娠させたくないの?」
 頷く。

 「そんなに自分が出した精子を着床させたくないの?」
 もう一度。

 「へぇ〜、そう……頼光ってば、オナホールには中出しできるのに、私には膣内シャセイできないって言うのね?」
 首を横に振る。って言うか、俺は硝子とセックスした事さえ無い。童貞のままだ。いつも口までで終わり。
 「ムカツクわね……ムカツクから、頼光をパパにしてやるわっ!」
 硝子はオナホールの挿入口を下に向けると、ギュッと強く握って絞り、精液とローションの混ざった白液を、ヴァギナの中へと流し込んで行く。
 「はぁぁっ……着床させられちゃってるよぉっ、わたし処女のまま妊婦さんにされちゃうよぉっ♪」
 流し込んだ後は指を挿れてぐちゅぐちゅと掻き混ぜ、俺の精液を奥へと押し入れている。
 俺は涙を流して泣き、幼馴染みは全身を震わせて喜んだ。

そんな幼馴染みが私は欲しい  みつを
347: 2008/11/10(月) 16:08:41 ID:BvEcIlhY(1)調 AAS
>>346
GJ
まさかあなたの作品が馴染みスレで読めると思わなかったよ
348: 2008/11/10(月) 16:20:15 ID:d6PPtPKS(1)調 AAS
>>346
GJなんだけど出来れば名前変えて欲しかったよ
349: 2008/11/11(火) 02:15:35 ID:tVwrCf7J(1)調 AAS
GJ!!
キモウトSSの続きも近々投下予定って受け取って良いんですか?
350
(1): 決して届かない手を 2008/11/12(水) 04:32:04 ID:mcR0WQLL(1/2)調 AAS
もう五年前の話になるだろうか?俺はずっと後悔していることがある。
それはもう手を伸ばしても決して届かない。
なぜ?何で?ナゼ?ナンデ?そんな自問自答を何度繰り返したことだろう。
しかし、何度叫び、悲鳴を上げようと一度輝きを失ったものは取り戻せない。
何故なら最愛の彼女は________

それはいつもと変わらぬ景色、自分の部屋から見えるピンク色のカーテンを見つめる。
そこのカーテンの裏側に俺が恋している少女、香澄がいる。香澄とはいわゆる幼なじみってヤツだろうか?
そんな彼女と俺は、恋愛している。もうこれから一生忘れることはないだろう。
一週間の俺の情けない告白に頬を赤く染め、言葉ではなく唇で返してきたあの表情を。
そして____

「香澄?」
「・・・」
「どうした?さっきから無言で」

香澄はデート中ずっとうつむいていた。不謹慎かもしれないが生理とかだろうと思って別段きにしないでいたが、
流石におかしいと思い、帰りの道のりで声をかけた。
そして彼女は一言だけ、本当に一言だけ

「・・・お母さんに、今日は帰らないって言ってある」

と言った。おれは驚きとうれしさ半分で答えた。

「・・・いいんだな?」
「・・・・・・うん」

そして俺と彼女は一つになった。夜景や海などの見えない安いラブホテルだったが、
俺と香澄は、一緒にいるだけで幸せだったんだ。
その帰り道、幸せ絶頂の俺たちに不幸が襲った。俺たちは自宅へと帰宅すべく
電車を待っていた時だった。
ふいに香澄の身体が宙に浮かんだ。それは時が止まっているようにも見えた。
そして香澄の身体はゆっくりと線路へと向かってゆく。
その数十メートル先には、ライトを照らし、猛然と向かってくる電車の姿があった。
俺は手を伸ばす、香澄に届くように。助けられるように、しかし___

「あきrっ」

それが彼女の声を聞いた最後だった。
俺が横を見ると若い少年が狂ったように笑い、叫びながら駅員に取り押さえられている。
後に聞いた話では誰でもよかったらしい。ただ幸せそうに寄り添う俺たちの幸せを壊したくなったそうだ。
何か?それはおれたちのせいなのか?おれが香澄と付き合ったりしなければ香澄は殺されなかったのか?
どうせおまえは誰であろうがやっていただろう?最初から殺すつもりでここへきたのだろう?
もはや相手には怒りも感じなかった。香澄を失い、香澄の親にも罵倒され、
俺に残ったのは脳裏に焼きつく香澄の恐怖に怯えた顔だけだった___

こうしていても今でも鮮明に思い出す。あの時、香澄を家に帰していれば助かったのだろうか?
そもそも俺が香澄と付き合ったりしたからあんなことになったんじゃないか?
自問自答をしても彼女は帰ってこない。
もうどんなに手を伸ばしても、彼女のほうは手を伸ばすことすらできないのだから。
俺は五年たった今でも、その決して届かない手を、伸ばし続ける。

後味悪くてスマン。なんかふと書きたくなった。
某スレ主より
351
(3): 決して届かない手を 2008/11/12(水) 04:38:13 ID:mcR0WQLL(2/2)調 AAS
すまん。なんか少年がニュースとかでやってる無差別殺人に対して何かを伝えたくなった。
ほんと唐突に思った。その理不尽で殺された人、そしてその周りの人間の悲しみのことも考えてほしい。
そう思って作りました。後悔はしてない。
352: 2008/11/12(水) 08:08:35 ID:6T8N4g/a(1)調 AAS
>>350
十分伝わったと思う。
ありがとう
353: 2008/11/12(水) 08:23:12 ID:re5xqTsz(1)調 AAS
>>351
なんで自己主張したがるの?馬鹿なの?死ぬの?
354: 2008/11/12(水) 11:08:14 ID:nmjrirpL(1)調 AAS
>>351
うざ
355
(1): 2008/11/12(水) 14:07:43 ID:jTWDJBml(1)調 AAS
別に良いだろ後書きのコメントくらいwww
書き手だってSS生産マシンじゃないんだから
356: 2008/11/12(水) 20:00:18 ID:DJ46l3EX(1/2)調 AAS
某スレ主て
お願いだから向こうとこっちで区別つけてくれないか
向こうに全く興味無い人間もいるんよ
357: 2008/11/12(水) 21:17:01 ID:avOpCbfX(1)調 AAS
>>351
主張したい事はわかる
けど書く場所を考えて欲しい
358: 2008/11/12(水) 21:25:55 ID:LAqX/nun(1)調 AAS
>>355
後書き云々の話てか書き手そのものが問題
はっきり言ってかなりうざい
359
(2): 2008/11/12(水) 21:35:32 ID:bcK6S1TC(1)調 AAS
今日俺の爺さんが小学校の幼馴染みと再婚したよ
ほのぼのまったりとしたいい式でした
360: 2008/11/12(水) 21:46:22 ID:2CntkXhU(1)調 AAS
>>359
じいさんうらやましいなあ
俺も幼なじみが欲しかったよ
361
(1): 2008/11/12(水) 21:51:39 ID:tB5BfeX2(1)調 AAS
一瞬爺さんと自分の幼馴染が結婚したのかと思ったじゃないか。
362: 2008/11/12(水) 22:09:32 ID:8dUufQPG(1)調 AAS
何たるNTR。そして爺さんオメ(*^◇^)/゚・:*【祝】*:・゚\(^◇^*)
363
(1): 2008/11/12(水) 23:09:24 ID:DJ46l3EX(2/2)調 AAS
>>361
実際、幼馴染みとの年の差ってどこまで許せるかなぁ、と
一人で思いを張り巡らせていたら
もの凄く虚しく
364: 2008/11/13(木) 03:00:44 ID:K+nU+6Pe(1)調 AAS
>>359
爺さんが小学生の幼馴染と再婚したと読んでしまった俺はどの病院へ行くべきだろうか?
365: 2008/11/13(木) 07:34:29 ID:ZMbE3sRV(1)調 AAS
あれ、俺がいる
366: ◆oL/gQPdy0M 2008/11/13(木) 15:14:41 ID:heBj8b8D(1)調 AAS
>>363
当人達が幸せなら、何歳でもいけるさ。
367: 2008/11/13(木) 17:20:14 ID:QTxw1Sx9(1)調 AAS
そろそろあげるか
368: ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/14(金) 00:46:00 ID:UgkNvefK(1/7)調 AAS
次から投下。
エロ無しです。NGは酉で。
369: 『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/14(金) 00:48:38 ID:UgkNvefK(2/7)調 AAS
1
 俺の幼馴染みは変わってる。

 容姿は良いんだ。170を越える身長にサラサラと流れる長い黒髪。切れ長で天然のレッドアイズにグラマラスで白くしなやかな柔肌。
 スポーツ万能で成績優秀で家事の一切を熟し、性格もクールドライでポーカーフェイス。
 たいていの事は「そう……」の一言で流し片付ける。
 俺が言うのもなんだが、かなりカッコイイ。実際モテるしな……女からも告白されてるし。
 しかも女なのに『村雨(むらさめ)』って変な名前なんだぜ? いまどきありえねぇって! そんでモテるんだぜ!? 世の中不公平だっ!! まっ、名前だけなら俺の小太刀(こだち)も負けてないが。
 そんな幼馴染みは、数多くの告白を受けてるのに、未だ彼氏を作らない。俺なんて十回くらい告白したけど、一回も首を縦に振ってくれなかった……
 俺だけは幼馴染みの『秘密』を知ってるのに、他の奴よりも有利な筈なのに、毎回「ゴメンねコタ……」って台詞で却下される。
 つまり、俺が一番、可能性無いわけだ。笑えねぇ。

 家も隣同士で、3歳の頃から17になるまで思い続けて来たけど、さすがに限界だよ。十四年間、口説いても振り向いてくれない人を、これ以上は追い掛けれない。
 俺だって彼女作って、イチャイチャしてHしたいんだ。どれだけ素敵な人でも、手を出せないのは辛過ぎるよ……だから今夜、幼馴染みに言わないと。
 もう、部屋には来ないでくれって。
 もう、二人きりになるのはヤメようって。
 言わないと……

 「よしっ、いっちょ気合い入れますか!」
 覚悟を決めれば後は楽。みんな帰宅した教室の中、突っ伏していた机から顔を上げる。
 今日は高二の終業式。今日の夜もベランダ越しに幼馴染みは来るだろう。窓をノックもせず、了承も得ずに、俺の部屋に入り込んで来るだろう。
 その時に、言うんだ。付き合ってくれる人ができたと嘘を付いて、だからもう部屋に来るなと、関係を終わらせる。
370: 『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/14(金) 00:50:15 ID:UgkNvefK(3/7)調 AAS
2
 夜も九時を過ぎた。今日は家に一人だけ。二階の自室でベッドに座り、ぼんやりとテレビニュースを眺めてた。
 「給付金かぁ……何に使うかなー」
 そして何気なく呟くと、

 「漫画でも買えば良い。そしたら私が読みに来るよ」
 すぐ後ろから聞き慣れた声。
 鍵の壊れている窓は開けられ、部屋に上半身を差し込みながら村雨が答えていた。
 漫画……か。俺の部屋壁は、四面のうち一面が本棚で、漫画本は2000冊以上存在する。子供の頃からの小遣いも、バイト代も、その殆どを漫画を買う為に注ぎ込んだ。
 俺自身はそんなに漫画を読まなくとも、新しい漫画を買えば村雨が読みに来るから。
 それが嬉しくて、馬鹿みたいに漫画を買い集めた。だけどそれも終わり。二束三文でも、全て売り払う。できた金は、これから現れる恋人に使うんだ。
 「いんや貯めとくよ……それと、新しい漫画は買ってないぞ?」
 俺は前を向いたまま。正面のテレビを見詰めたまま。平静を装ったまま。小さく、小さく、深呼吸。
 「んっ? ああ、今日はそうじゃないんだ。ほらっ、前に『シタ』日から三日だろっ? そろそろ貯まって来たかと思って」
 声と足音が近付き、テレビを遮って前に立つ。
 ブレザー制服の幼馴染みを見上げれば、白い頬を僅かに赤くして俺の顔を見下ろしていた。
 正確には顔じゃない。『耳』だ。村雨の秘密……それは、重度の耳フェチだと言う事。
 耳掃除と称して俺の耳を舐め、しゃぶり、唾液を流し込み、耳垢と一緒に啜(すす)る。俺の耳に関する時だけ、クールな仮面は剥がれ、卑猥なセリフを連発する淫女になる。
 初めて綿棒で耳掃除して貰う時、息を荒くしながら「コタのイヤーバージン奪っちゃうから……」と囁かれたのにはビックリした。それぐらい耳が好きなんだ。
 だから困る。恍惚の表情で一心不乱に耳を舐められて、その間中抱き締められたら、絶対に勃起する! 手を出したくなる!
 村雨も性的に興奮して太腿を擦り合わせてるし……生殺し過ぎるだろ!?
 いつもいつも嫌なんだよ! 耳を舐められた夜に、一人で村雨の名前を呼びながらオナニーするのは!!
371: 『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/14(金) 00:51:59 ID:UgkNvefK(4/7)調 AAS
3
 数秒も無言で居ると、我慢できなくなったムラサメは俺の左隣に腰を下ろし、そのまま肩へと寄り掛かって来た。
 「なんだコタぁ……こんなにぐちゅぐちゅの垢なんか溜めて、私を誘ってるのかぁ?」
 そのまま嬉しそうに、アゴのラインまで長い舌を垂らして口を広げ、俺の耳を一口でしゃぶろうとしている。

 ここまでだ。さよならムラサメ。

 村雨の肩を掴んで引き離し、驚いてる顔へ振り向いて見据え、呼吸を一つ、二つ、三つ。言葉を紡ぐ。
 「聞いてよ村雨。俺、さ……今日、彼女できたんだ。だからもう、俺の部屋に来るな。耳掃除も彼女にして貰うからしなくていい」
 俺は落ち着いた顔をしてられてるか?
 声は変わらず普段通りに出せているか?
 その結果は、瞳を大きくし、唇を震わせてるムラサメを見れば解る。
 「あっ、秘密は絶対にバラさないから安心して。村雨も早く彼氏見付けて、いっぱい耳掃除してやれよな!」
 ポンと村雨の肩を叩いてそう切り上げ、トイレで泣こうとベッドから腰を上げようとして、
 「私と付き合えコタ……」
 上げれない。
 両の二の腕は、爪が食い込む程の力で掴まれ握られていた。聞き間違いでなければ告白まで添えられている。
 「付き合ってる子とは別れて……昨日までは私が一番だったんだろ? 良かったなコタ! 十年以上も告白してた相手と交際できるんだぞっ♪♪」
 口調は軽く、笑っているのに、目だけが笑ってない。掴んでる腕も執拗に握り締めたままだし。
 そんな状況で言われても、怪しくは有るけど嬉しくはない。余計に疑問は増大。
 「だから、なっ? 私の身体を好きに触っていいから……恋人同士だもんな! 恋人同士だから、耳……良いよな?」
 村雨は甘い台詞を吐きながら、再び俺に寄り掛かって来る。
372: 『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/14(金) 00:53:26 ID:UgkNvefK(5/7)調 AAS
4
 しかしまぁ、最悪だよ。ちょっぴり期待はしてたけど、するんじゃなかった。村雨は自らの身体を差し出してまで、俺のパーツ……俺の耳を手放したくないだけ。
 「ううん、付き合え無いよムラサメ。これからの彼氏の為に、身体は大事にして」
 今でも好きで焦がれてる想い人を完全に拒絶した。だって悲しいよ……好かれても無いのに。
 村雨も今度は堪えたのか、瞳だけではなく、全身を硬直させてる。口だけがパクパクと動いてる状態。
 「ふっ……あははははははははっ! はぁあっ……駄目だっ!! ダメだダメだダメだダメだ駄目だっ!! コタは私のモノだ! 別れて私と付き合ってよ……そしたら、せっ、セックスとか、しても良いんだぞ?」
 顔を何度も左右に振り、耳まで赤く蒸気させて催促する。
 本気だってわかるけど、
 本気だってわかるから、
 好きだって言って貰えないのは悲しい。
 まぁ言わないよ。だって、俺の耳が好きなだけなんだもんな?
 それならこっちにも考えが有る。
 「俺は、別れるつもり無いよ。ムラサメには一ヶ月に一度ぐらい耳掃除させてあげるから……それで良いだろ?」
 身体は、心から好きだって言える奴ができたらソイツに差し出せよ。
 耳だけの為に、好きでもない男の側に居るな。好きになった男の耳を好きになれ。
 それまでは妥協して、耳だけを貸してやるから……

 「私とセックス、したくないのか?」
 「彼女以外の人とはしたくない」

 心にも無い言葉で拒絶し、村雨は下を向いて肩を震わせる。ただ掴まれ続けてる俺の腕だけが痛みに軋んでいた。
 この痛みは、村雨を悲しませた罰。
 「そっ、かぁ……そんなに彼女が良いのかコタ? 昨日まで私をオナペットにしてたクセにっ!
 ふふっ……コタの私を呼ぶ声、私の部屋まで聞こえていたんだぞ? あんな愛しそうに呼ばれたら……んふっ、声だけで妊娠してしまいそうだよ♪」
 村雨は瞳を三日月に細め、俺の身体を抱きしめて耳元に口を寄せる。
373: 『寝取られ彼氏』前編 ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/14(金) 00:55:04 ID:UgkNvefK(6/7)調 AAS
5
 ……はっ? 村雨は今、何て言ったのか。俺のオナニーしてる声が聞こえると言わなかったか? いや、だってそれはオカシイ! もう七年だぞ!? その間、ずっと黙ってたって言うのかよ!?
 グルグルと考えが巡り、体動は影縫われる。
 「他の男子と話ししててもわかるだろ? 学年で一番のオカズにされてるのは私だ。みんなこの身体を見て想像してるんだぞ?
 この胸を揉み、もっとオチンチンで突いてって喘がせて、当たり前にチツナイ射精するんだ……コタが私と付き合わなきゃ、いずれ誰かとこうなるんだぞ? そんなの嫌だよなコタ?
 私の……わた、ひっ、ふんんっ、だめっ、我慢できな……んちゅ、ちゅぎゅちぎゅちぎゅ♪」
 突然。台詞は打ち切られて終わり、右耳に水っ気たっぷりの温かさが触れた。
 へりの軟骨部分を唇で挟んでコリコリと音立て、粘着質な唾液を徐々にコーティングして絡める。
 「ふぁぁっ!? ヤメッ……離れ、ろ、ムラサメ!!」
 村雨が施した長年の口淫と愛撫により、俺の耳は完全な性感帯へと姿を変えていた。ゾクゾクと駆け抜ける快楽はダイレクトで足の付け根に伝わり、たった数秒でズボンを押し上げてしまう。
 ハグから逃げようとしても、さっきまで掴まれていた腕は痛むばかりでちっとも動いてくれない。ははっ、あーあ、こりゃ痣になってるなぁ……
 「んぢゅ♪ ぢゅるぢゅる、んん、ちゅぱっ、おいひいよコタぁっ……いっぱいエッチするからぁっ、コタの赤ちゃんいっぱい産むからぁっ……わたひのモノになってよぉっ」
 一旦口を離して更に抱き寄せ、俺の顔を柔らかくふくよかな胸にぎゅうっと押し当てる。腕を頭の後ろに回し、息苦しくなるぐらいに力強く。
 「なっ? コタ、なっ? 別れろよ、なっ? あした一緒に謝ってあげるから、それでいいよな?」
 こんな現状、昨日までだったら押し倒してたかもしれない。今だって、腕が動けば村雨を押し倒したい。
 でもできないから、色々と考えて、脳内で村雨の言葉を反芻させる。
 そして気付く。あれっ、もしかしてプロポーズ紛いの事を言われなかったか? と。子供を作るとかなんとか。
 それって、俺を好きだって自惚れても良いよな? おおっ、もしかして……もしかしてもしかするのか!? きちんと、話しを聞かないと。

 僅かな光明を感じ、
 「苦しいんだよムラサメ、早く離れ……」
 息苦しいから一度離してくれ。腕が動かないんだと続けようとした瞬間……

 「いやだっ!!」
 急速に首への圧迫が増し、あっと言う間も無く視界がホワイトアウトして消えた。
 心地良い気絶の中で聞こえたのは、
 「悪いけど、彼女からコタを寝取るから……」
 そんな村雨の笑い声。
374: 2008/11/14(金) 00:57:01 ID:UgkNvefK(7/7)調 AAS
後はエロ→オチ。
次の後編で終わります。
375
(1): 2008/11/14(金) 01:17:15 ID:Ew73Edxm(1)調 AAS
また全裸で明日を迎えるのか…
376: 2008/11/14(金) 01:26:02 ID:CSwK/BDr(1)調 AAS
期待して待ってる。
しかし、村雨がらきすたのみなみで再生されるのは
俺だけでいい。
377
(1): 2008/11/14(金) 07:03:16 ID:V8EBdm63(1)調 AAS
>>375
おまいは服を着るのか?

常にSSをお待ち申し上げる身としては全裸待機あるのみ
378
(1): 2008/11/14(金) 08:31:35 ID:7dD+C8V+(1)調 AAS
学校に登校して教室でテント張ってるのは俺だけか?SS超期待して待ってる。それまでヤらない
379: 2008/11/14(金) 08:55:29 ID:umVv2kot(1)調 AAS
GJ!
なんだが、寝取られものじゃないのにタイトルに「寝取られ」と書くと、それだけで飛ばす人も多かろうと
380: 2008/11/14(金) 15:51:30 ID:RrOIrVFI(1)調 AAS
寝取られどころかラブラブじゃねーかwww

コタが逸物とバイブで村雨の前と後ろを攻めまくる小太刀二刀流マダー?
381: 2008/11/14(金) 20:12:33 ID:A1p2ljYf(1)調 AAS
ヤンオサもなかなかいいですねふふふふ
382
(2): TYの部屋 2008/11/14(金) 23:59:50 ID:1CuQ4dwB(1/3)調 AAS
寝とられ彼氏、のオードブルにでもw

それはいつもと変わらない日曜日だった。
俺は自分の部屋でいつものようにPCをいじり、幼なじみのゆうはそれをベッドの上から見てくる。
しかし、この日はゆうの様子がいつもと違った。

ゆう「ねぇ〜隆〜」
隆「んだよ。おれは今忙しいの」
ゆう「むぅ〜少しはかまってよ」
隆「いまさら二人で何すんだよ」

そう言って俺は抱きついてくるゆうを引き離す。いつもこの繰り返しだ。
ゆうは男ってもんがわかってない。俺だからいいもののほかの男だったらヤられてんぞこら。
しかし、次のゆうの発言で俺は上記の言葉を撤回する羽目になる。

ゆう「…H……しよ?」
隆「ぶううううううううううううううううううううう」

ゆうの発言で俺は口に含んでいたココアを盛大に噴き出した。

隆「おまっ!いきなり何言ってんだよ!」
ゆう「だって…他にすることないんでしょ?だったら…しよ?」
隆「おっおまえは…」

ゆうは初めてではないのだろうか?俺はゆうが誰かと付き合ったなんて聞いたことはない。
しかし、こうして気軽に誘ってくる辺り、初めてではないのだろう。

ゆう「隆、初めてなんでしょ?」
隆「…」
ゆう「私が童貞もらってあげる♪」
隆「うわっ!」

ゆうはそう言うと俺の身体を椅子の上からベッドの上へと押し倒した。
俺はエロゲの主人公みたいに理性を…保っていられなかった。
俺は逆にゆうを押し倒し、気がつくと唇を重ねていた。

隆「…」
ゆう「ん・・・」

俺の部屋にはくちゅくちゅといういやらしい水音が響く。
俺は童貞ながらAVなどを思い浮かべ、胸に手を伸ばした。
ゆうの胸は控えめだが…硬い?しばらく触っているとゆうが唇を離し

ゆう「…待って、自分で脱がせて?」
隆「…分かった」

そして俺はもう残り少ない理性というライフを行使し、ゆうが服を脱ぐのを待った…。
383: TYの部屋 2008/11/15(土) 00:01:01 ID:1CuQ4dwB(2/3)調 AAS
ゆう「…いいよ」

その言葉で後ろに振り向くと生まれたままの姿で俯いているゆうがいた。

隆「きれいだ…」

気がつくと俺は自然とその言葉を出していた。
そしてまたしても唇を重ね、ゆっくりとベッドに倒れこみ、胸をもむ。
さっきとは違い、かなり柔らかい。
そして一通り揉み終えると俺はゆうの大事なところを見る・・・するとすでにそこは湿っていた。

ゆう「恥ずかしい…」

ゆうはそういうが俺は初めて見る女性器に夢中だった。
そして散々指でいじくりまわしていたが…

ゆう「そろそろ…いいよ?」

その言葉で完全に理性が崩壊した気がした…。

俺は正常位でゆっくりと俺の分身をゆうの大事な部分にあてがう。

隆「…いいんだよな?」
ゆう「…うん」

そして俺はいざ入れようと…

隆「あれ?入らない…」

俺がそうして四苦八苦しているとゆうの手が伸びてきて「ここだよ…」と場所を指定した。
俺はその場所にゆっくりと差し込む…。無論ゴムをつける余裕などなかった。
384: 2008/11/15(土) 00:01:29 ID:GKDs2fB3(1)調 AAS
>>382
自分のスレでやってください
385: TYの部屋 2008/11/15(土) 00:01:43 ID:1CuQ4dwB(3/3)調 AAS
ゆう「っ……」
隆「ぅぁ…」

初めて入った女性の中はとても暖かかった。うねうね動いて今すぐにでもいきそうだ。

隆「ゆう・・・入ったよ」
ゆう「っ…うん…」

ゆうがやたら痛そうにしているので俺は下腹部を見た。するとそこからは血が滴っている。

隆「お前…初めてだったのか?」
ゆう「…えへへ、ばれちゃった…」
隆「初めてなのに何で…?」
ゆう「そんなの…好きだからに決まってるでしょ?」

そう言って痛みに耐える彼女の姿を見て俺はゆうを可愛いと思った。

隆「動いて…いいか?」
ゆう「うん…」

そして俺は動く。ゆうが痛がらないように、ゆっくりと。
だがゆっくりやっても痛いらしい。しかし、俺は腰を止めることができない。
ゆっくりとしたストロークを繰り返していく。
やがて俺には限界が訪れた。

隆「やばい…いきそう…」
ゆう「……んっ!」

なぜかゆうは俺がいきそうと言った途端に足に力を込め、抜けないようにしていた。
俺は今更ながらゴムをつけていないことに気づき、必死で抜こうとする。

隆「おいっ!やばいって!」
ゆう「…お願いっ!中に…隆とできた証が欲しいのっ!」
隆「まずいtt…ぅ…」

まずいとは知りながらも俺は我慢できず、ゆうの中に欲望を解き放った…。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

隆「はぁ〜…お前なんで初めてなのに誘ったんだよ…」
ゆう「馬鹿。好きだからに決まってるでしょ?」
隆「しかも最後のなんだよ…出来たらどうすんだよ…」
ゆう「むぅ…もう社会人なんだしいいじゃん♪責任…とってくれないの?」
隆「…まぁ…いいけどよ」
ゆう「♪隆大好きっ!」
隆「ちょwお前くっつくな!もう一回したくなるだろ!」
ゆう「…する?」
隆「………します」

そして数ヶ月後。二人の間には新しい生命が宿り、今では二人は幸せに暮らしているという…。〜FIN〜
386: 2008/11/15(土) 00:15:51 ID:QHfbsAG6(1)調 AAS
>>377
服は着てても心は全裸だ
387
(1): 2008/11/15(土) 01:54:36 ID:jUd7jmmx(1)調 AAS
>>382
お前が今まで読んできた小説には
括弧の前に名前が付いていたのか
と問いたい
388: 2008/11/15(土) 11:17:27 ID:xZw9CUzA(1)調 AAS
誰だあのスレから転載したのは
389
(2): 2008/11/15(土) 23:32:07 ID:xtR45DuL(1)調 AAS
>>387
生まれた時からネットが充実した環境の中で育ったのなら
あり得るかもしれん

最近、余所にスレ立てた彼とか>>378とかを見てると、自分が勘違いしてるのか不安になってくるんだけど
BBSPINKって年齢制限無くなったの?
390: 2008/11/15(土) 23:43:49 ID:WQ7njDne(1)調 AAS
いつのまにやら18歳に引き下げられた。
391: 2008/11/15(土) 23:45:44 ID:K8w2UybW(1)調 AAS
>>389
21禁から18禁になりました。
392: 2008/11/15(土) 23:54:25 ID:kC8fla3z(1)調 AAS
「もう、あんたはまだ17歳なんだからこんなエロサイトみちゃ駄目でしょ!」
393: 2008/11/16(日) 01:07:40 ID:avnKBLrS(1/2)調 AAS
>>389
前からうっかり年齢漏らして叩かれるバカはいたじゃないか
394: 『寝取られ彼氏』中編 ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/16(日) 22:40:49 ID:EUbkB0Qp(1/3)調 AAS
1

 ――ガタンゴトン、ガタンゴトン。

 ああ、身体が熱い。息も荒い。きっと夢の中。夢の中で俺が居るのは、一歩も動けないぐらいに詰まってる満員電車。
 勃起したペニスをズボンから出し、前に立つ女性のお尻にグリグリと先端を押し付けてる。
 ブレザーを托し上げ、ブラを抜き取って下に落とし、両手を使っても余る程に大きな胸を、入り口のドアガラスに密着させる。
 電車の外からは、潰れたふくらみと、コリコリに固くなった乳首と、羞恥で赤くなった顔が丸見えの筈だ。
 ペニスにスカートを掛けて隠し、痴漢行為により濡れて張り付いてる下着を、クロッチ部分に人差し指を引っ掛けて横にズラす。
 「ひあっ!? おっ、お願い、しま、す……私、これから……ひくっ、学校、なんですぅっ……」
 女はイヤイヤと長い髪を力無く左右に振り、涙目で俺にだけ聞こえる様に訴えるが、そんな被虐の表情をされても、余計に性欲を煽るだけ。絶対に止めたりしない。
 だから女の耳元に顔を近付け、できるだけ甘い声で、
 「駄目、だな……中出しだ。俺のザーメンを腹に溜めたまま学校に行けよ」
 膣内射精宣告をしてやった。
 弾力有る尻肉を両手でガッチリと掴み、ヴァギナにペニスを擦り付けてヌルヌルの愛液を全体に纏わせる。
 「ヤメ、てっ……ぐすっ、ください。手で……うくっ、いっしょうけんめい……しますっ、からぁ」
 あっ? 今更なに言ってんだコノ女は? 俺好みの顔とスタイルしやがって。
 「駄目だ。中出しだ」
 鈴口と挿入口をキスさせる。それだけで女の淫孔は水音を立てて吸い付き、物足りないと、言葉とは逆にディープが良いと催促して来る始末。とんだ淫乱だ。

 「はっ、うっ……ひぐっ、ううっ……せめて、中出しだけはヤメ……」
 「駄目だ。中出しだ」

 いつまでも縋(すが)る女に、もう助からないと教えるべく、台詞を遮ってゆっくりと腰を打ち込む。
 ぢゅぷっ、ぢゅぷちゅぶぢゅぷぢゅぷぢゅぷ……
 「んああっ!? そん、なっ……ふあぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」
 ついに漏れた××の悲鳴。身体を弓形に反らせ、口横からヨダレを垂らす。
 もうどうだっていい! バレたって構わない! だけど絶対に中出しだっ!!
 「ふぅっ、ふぅっ、ふぅぅっ!!」
 どうせこれは夢なんだから……
 だってこんなに気持ち良いのに、どんなふうに気持ち良いのかが解らない。セックスの経験がないから、せっかく×雨とシテるのに感触が伝わらないんだ。
 俺の好きな顔で泣き、俺の好きな身体を震わせ、俺の好きな声で喘がせてるのに、村×とセックスしてるのに、こんなのってないよ!
 って事は、気持ち良くてイキそうなのも、結局は夢精って事か? ちっく、しょう……
 「ちっくしょぉぉぉぉぉぉっ!!!」
 快楽の波がペニスの中心から噴き上がる感覚。ああ、夢精したなー。
 「コタっ、コタっ! コタぁっ!! もぅ、イっキゅぅぅぅぅぅぅぅっ!!!」
 そんな村雨の絶頂と同時に、ぼんやりと意識が覚醒し始め、パンツ洗わなきゃなーって考えが浮かんだ。
395
(1): 『寝取られ彼氏』中編 ◆uC4PiS7dQ6 2008/11/16(日) 22:42:15 ID:EUbkB0Qp(2/3)調 AAS
2
 目に映るのは見馴れた天井。俺の部屋だ。
 そして今度は間違い無く、身体が熱い……と言うよりも気持ち良い。
 確かめるために、その気持ち良い所に視線を流す。ヘソの位置よりやや下、男性シンボルの有る場所。
 「んむぅぅぅぅぅぅぅっ!!?」
 慌てて俺は声を出す。『ガムテープで口が塞がれ』てて、何て言ってるか理解できないだろうが、それでも構わない。
 だってヤメさせないと。こんな信じられない光景は終わらせないと。

 「ちゅぴゅっ……んっ? たった今、私の手でシコシコピュッピュして小太刀君が目を覚ましましたぁっ♪」
 右手に付着してるザーメンを舐め取りながら、俺が仰向けに横たわるベッドに、村雨が寄り掛かってる。
 左手にはハンディカムのデジタルビデオカメラ。レンズ越しに俺のペニスから顔へと往復させて、口元を吊り上げて妖しく笑う。
 レンズ下に有る『撮影中』の赤いランプが点いてるし、村雨が何をしてるのかは一目瞭然。
 「んんぅぅっ!! んむぅぅぅぅっ!!!」
 止めようにも、身体は全く動かない。ズボンとトランクスを剥がされて下だけ裸にされ、膝上と腹部と胸部の三ヵ所を、ベッドごとビニールテープでグルグルに巻かれていた。
 なんなんだよ……なにがしたいんだよ村雨は!? 手でされたんだなってのはわかるけど、どうして今になってこんな事を?
 「なんだコタぁ、ムラサメは何をする気なんだって顔してるぞ?」
 村雨はカメラで撮影を続けながら、その場で立ち上がってスカートをパサリと床に落とす。
 「んんっ!?」
 そうしたら見えてくる。大事なトコロが隠れて無い、下着の役割を果たしてるのかさえ不安になる、布地が極端に少ない黒色のローレグパンツ。
 「コタも、机に仕舞ってるアダルトDVDを見たなら知ってるだろ? 今からするのは、ハメ撮り……と言うやつだよ」
 ハメ……頭がオカシクなったのは俺か村雨か。
 同じ言語で会話してるよな? 変なフィルターを通してないよな?
 ならハメ撮りってアレだろ? 男と女の接合部を撮影しながらセックスする……ん? 去年ネットで買って、机の引き出し奥に仕舞ってたの見付かってたのかよ……ああ死にてぇ。
 「いいよなコタ……これから先、コタとしかエッチしないから、コタのチンポしか挿れないからぁっ……なっ? コタのどーてい、私にちょーだい?」
 自己嫌悪してる間に、村雨は俺の身体を跨いでベッドの上に立つ。
 そしていつの間にか消えていた撮影ランプを、未だガチガチに勃起する俺のペニスに照準を合わせ、再び点灯させた。
 「見てるか彼女さん? 今から小太刀君は、交際一日目に浮気するぞ? いや、違うな……小太刀は貴女を弄(もてあそ)んでいたんだ。だから交際じゃない、ノーカン。
 小太刀も、初めて付き合うなら気心知れた人が良いと言ってたからな。それにコタはもの凄く鬼畜な奴なんだ。私なんていつもハメ回されて……ハメ殺される寸前まで犯されてるよ。
 もちろん避妊なんかさせて貰えない。生理だからと断っても、生理なんて毎日……はぁっ、ナカ出ししてれば来なくなるって、押し倒されるんだ。
 ふぅっ、ふぅぅっ……じゃあ、今日も、コタの……ふっ! チンポを、私のあっ……アソコにぃっ、ハメハメしてもらいましゅ♪」
396: 2008/11/16(日) 22:45:02 ID:EUbkB0Qp(3/3)調 AAS
今回は以上です。
中途半端でスミマセン。
長い移動中に携帯で書いてたら、電池が切れそうになったので保存代わりに投下させてもらいました。
今度こそ次で終わります。
397: 2008/11/16(日) 22:53:47 ID:0nyvJ4xb(1)調 AAS
中途半端すぎるww
続きが気になりMAX!
398: 2008/11/16(日) 23:09:44 ID:avnKBLrS(2/2)調 AAS
また全裸で正座してろって?なにこれ新手の拷問?
399: 2008/11/16(日) 23:22:52 ID:9SvY934/(1)調 AAS
うp主はドSと見た。
400: 2008/11/17(月) 00:02:06 ID:7sNEhDH6(1)調 AAS
俺がもがき苦しむ姿を楽しんでるな
GJです
401: 2008/11/17(月) 00:11:31 ID:RDYv7u/m(1)調 AAS
ああああああああああああ気になるうううううううううう!!
GJ!
402: 2008/11/17(月) 18:41:21 ID:JetfKhz0(1)調 AAS
何という天然ドSっぷりw
403: 2008/11/18(火) 00:54:33 ID:IXEIIUM1(1/15)調 AAS
ここってファンタジーってあり?
404: 2008/11/18(火) 01:06:12 ID:/CdwgIyB(1)調 AAS
幼馴染であれば
405
(1): 2008/11/18(火) 01:08:22 ID:IXEIIUM1(2/15)調 AAS
じゃその内投下します
406: 2008/11/18(火) 01:13:12 ID:PKBh64pN(1)調 AAS
厚着で待ってます
407
(2): 2008/11/18(火) 02:49:18 ID:IXEIIUM1(3/15)調 AAS
405です
ファンタジーな幼なじみもの投下。

エロなしほのぼの
巨乳好き俺様王子としっかり者婚約者候補

全体的に少女マンガ風味で王道で色々とアレでイタタな話なんで、
ダメそうならスルーよろしく
408: 成人の儀 2008/11/18(火) 02:52:38 ID:IXEIIUM1(4/15)調 AAS
これは、とある世界での、昼下がりの出来事。
東南に海を臨み、西に豊かな山脈が連なる王国にて、今日はめでたくも成人の儀が執り行われた。
そのため、国のちょうど真ん中に位置する王城内は、右往左往する人々の姿で溢れていた。
なにせ、成人と認められる15の年までに何らかの優秀な成績を修めた者は、
王城主催の成人の儀に出席する権利を得られるのだ。
家柄も階級も関係なく、才能ある前途有望な若人にのみ、王城の堅い門扉は開かれる。
そしてついにこの日、王城を目指した若者たちの努力は報われたのである。
そんな、喜び溢れる王城内に浮かされたように、中庭の回廊を駆けていく姿があった。

「はぁ…はぁ…」
長い金髪を結い上げ、真っ白な肌の頬を紅潮させた少女だ。
何かのパーティーにでも行ったのだろうか。
少女の幼さの残る顔立ちに比べ、少し大人っぽい青のドレスを身にまとっている。
前方を真っ直ぐ強く見据える青の瞳は、纏ったドレスにも負けずキラキラと輝いていた。
その瞳で、少女はドレスの裾を両手でつまんで、キョロキョロと周りを見渡している。
「もう…どこに行ったんだろう」
息を乱して呟くと、少女は回廊を渡りきろうという手前で足を止めた。
「こういう日ぐらい、ちゃんと祝ってって言ったのに…」
メイフェルディ・ウォルト―メイリィは、走ったせいでもなく高ぶる気持ちを落ち着けようと、
先ほどのことを冷静に思い返すことにした。
409
(1): 405 2008/11/18(火) 02:54:59 ID:IXEIIUM1(5/15)調 AAS
さわりはこんな感じ。
残りは明日投下します。
もう寝る
410: 2008/11/18(火) 04:47:33 ID:PB92f/pf(1)調 AAS
こりゃぁ…携帯(からの投稿)小説か
411: 2008/11/18(火) 05:06:23 ID:zRWYrE1i(1)調 AAS
>>409
明日はコピペなど駆使して一気に投下して、投下終わり、ときちんと書くんだぞー
412: 2008/11/18(火) 11:00:08 ID:H96WFEUx(1)調 AAS
萌える
413
(1): 2008/11/18(火) 17:36:01 ID:kQ4OUh45(1/2)調 AAS
このスレのSSとゴーイングアンダーグラウンドの曲はなんとなく合う
414
(1): 2008/11/18(火) 18:08:16 ID:ovcwT2TR(1)調 AAS
ミラージュとかな。
415: 2008/11/18(火) 20:53:08 ID:cRTKjIbW(1)調 AAS
俺も最近幼馴染みに好意を抱くようになってきた。54歳だけど
416
(1): 2008/11/18(火) 20:55:11 ID:NQ3afyWZ(1)調 AAS
俺は最近幼馴染から敵意を抱かれるようになった。23歳
417: 2008/11/18(火) 21:08:26 ID:kQ4OUh45(2/2)調 AAS
>>416
なにしたんだよw
418: 2008/11/18(火) 23:29:54 ID:0wGwLrnp(1/2)調 AAS
俺は昔から幼馴染から敵意しか抱かれていない。19歳
419: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:30:42 ID:IXEIIUM1(6/15)調 AAS
続き投下します。
お察しのとーり携帯からなんで読みづらいときスマン
420: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:33:06 ID:IXEIIUM1(7/15)調 AAS
ざわめく広間では、参加者の緊張でぴんと張っていた空気が解けた反動からか、そこかしこで馬鹿笑いや大声が上がっている。
一大行事である成人の儀は無事終了し、今は玉座のある大広間で慰労の舞踏会が行われていた。
先月で満15才となり、様々な分野で才能を開花させてきたメイリィも、もちろんこれに出席していた。
『おめでとう、メイリィ。よくもまあ、ウチの愚息の相手をしながらこれほどの成績を修められたな。
お前の努力には、いつも目を見張らせられるよ』
そう言って、いつにも増して目を細め笑いかけたのは、この国の十七代目の王。
レイド・A・ライゼリムその人だった。
その昔『東南に武王あり』と恐れられたレイド王は、今でさえ屈強な体に衰えが見えない。
そして、強面な見た目に反して、性格は至って大らかで親しげだ。
『とんでもございません、陛下。
いたらぬ私を王子のご学友として迎えて下さった陛下や王妃様に報いる為には、このぐらい当然です』
恭しく礼をしながら、けれど毅然と言い放つメイリィ。
15才とは思えぬほどの意思の強さが、彼女を大人びさせる。
『…そうか。しかし、なんだな。メイリィも晴れて大人の仲間入りになったんだ。
もう少し色っぽい返答も覚えにゃならんぞ。どうだ?そのご学友…バカ息子との最近の進展なんぞは』
苦笑するレイド王に対し、メイリィはにこりともせずにべもない。
『お言葉ですが、陛下。コール王子と私の婚約は、あくまで形だけのはずではなかったでしょうか?
恐れ多くも、特に有力でもない家柄の私を王子のご学友として立てて下さったことは感謝しております。
ですが、婚約となるとこの身には余りすぎて、とても現実として考えられません。
なにより、王子ご自身がご不満を覚えていらっしゃるはずです』
いつもの朗らかな表情から一変して、硬い、実をつけたばかりの蕾のようにかたくなな顔。
レイド王はまだ苦笑しながらも、玉座から離れ、拝礼の姿勢をとっている少女の前に立った。
そして、丸く細い肩を、なだめるようにポンポンと叩いてやる。
『そうかな?俺には、あの人一倍意地っ張りで見栄っ張りの負けず嫌いが服着て歩いてるようなやつが、
お前には唯一気を許しているように見えていたんだがな』
『え?』
メイリィは目を見開いて、ついレイド王の顔を見上げてしまった。
許しもなく王の顔を見上げてはならないという規則を忘れるほど、メイリィには衝撃の言葉だった。
421: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:35:46 ID:IXEIIUM1(8/15)調 AAS
『お互い、もう子供じゃない。たまには意地とか体裁ってのを取っ払って、素直になったらどうだ』
『陛下…』
『もちろん選択権はあるさ。俺も鬼じゃない、お前がどうしても嫌だってんなら辞退も考えよう。
だが、お前たちはまだ何も始まってないんだ。どうせやめるなら、一度ぐらい試してみないか?』
レイド王の言葉は、まるでメイリィの心を見透かしているかのようだった。

「陛下は、私とコールが恋仲になると思ってるのかな…」
ようやく整ってきた息を、すうっと吸い込んで吐き出し、胸を落ち着けさせる。
メイリィにとって、さっきのレイド王の言葉は、全て寝耳に水とも言うべきものだった。
「私とコールの関係なんて、ただ学友として一緒にいただけの、腐れ縁みたいなものなのに」
(けど、こうしてわざわざ探しまわってるのは、本当にそれだけの理由かしら)
自問自答している自分に、心臓がどきどきと責めている。
メイリィは、自分で自分の気持ちに折り合いをつけることができなくなっていた。
レイド王は、言葉でもってメイリィの気持ちを操る魔法でもかけたのだろうか?
こんな落ち着かない気持ちは初めてだ、とても耐えられそうにない。
メイリィがそう思ったときだった。

「……いじゃない、せっかく…の日なのに〜。ヒドイ男ね、コール様」

(コール様…?)
甘ったるい女の声が確かにそう読んだのを、メイリィの耳は聞き逃さなかった。
コール。
それは今探している男と同一人物かと、メイリィは声がした方へ無意識に足を運んだ。
それが最悪の事態になろうとは、知る由もなく。
422: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:38:55 ID:IXEIIUM1(9/15)調 AAS
「ふん、その晴れの日に誘ってきたのは貴様の方だろう。何がひどいだ。俺様に非はない」
「そうかしら。こんなとこで、分かりやすい誘い文句を口にする方に、非は微塵もない?」
「貴様、俺様に同じ事を二度も言わせる気か。…よほど仕置きを受けたいようだな」
「ふふ…女ですもの。手加減はなさってね」
「誘い上手も過ぎれば興ざめだな…」

メイリィが、中庭の奥まった場所で見た光景。
眼鏡を掛けた黒髪の男と、豊満な体を持った貴族の婦人の密会現場。
それは、メイリィを婚約者候補としているはずのくだんの王子コール・A・ライゼリムと、
成人の儀に列席したと見られる年上の女性が、キスをしながら抱き合っているというものだった。
メイリィはまず、驚きと羞恥とみじめさで、軽いめまいを覚えた。
ともすれば、膝が崩れそうになるほどの衝撃だった。
そして、その最初の衝撃が過ぎ、一番にメイリィの感情を突き抜けていったのは、怒りだ。
(別に、今さら驚くようなことでもないじゃない。コールは前から女好きだったし、
私には隠そうとしてたみたいだけど、何人かの人と付き合ってるって噂なら前からあった。でも…)
メイリィは、薄い手の甲に血管が浮かぶほど、ぎゅっと拳をにぎりこんだ。
(よりによって、今日、このタイミングで!私とは全然違う美人でスタイル良くて大人の色気たっぷり、
おまけに超・巨乳の人と、こんな所で、寒々しいセリフ吐きながらいちゃつかなくたって〜!!)
メイリィの小さな胸の中はもはや、いろんな種類の怒りでごった煮状態になっていた。
423: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:41:27 ID:IXEIIUM1(10/15)調 AAS
「コール!」
人の情事に出歯亀するような趣味などもちろん持ち合わせていないメイリィだったが、
レイド王の言葉で盛り上がっていた気持ちの行き着く先は、もはや怒りでしかないのだから仕方ない。
「め、め、メイリィ!?お前、舞踏会に出てるはずじゃ…」
メイリィの鋭い声に反応した男―コールは、さっきまでのカッコつけた雰囲気はどこへやら、
可哀想なほどうろたえていた。
「その舞踏会に最初に誘ってきたの、誰だっけ?」
「いや、ちょっと用事が出来てだな…」
「ふ〜ん、こんなとこで女の人といちゃついてるのが、そんなに大事な用事なんて、知らなかった。
明日の王城新聞の三面記事が楽しみね〜。『コール王子、真昼の逢瀬!相手はやはり巨乳だった!』」
「ばか…っ。ち、ちょっとこっち来い!」
慌てた体でコールはメイリィの細い腕を掴み、その場から引きずり出した。
「ちょっと、なにするの!?放してよ!」
「うるせぇ!」
暴れ出すメイリィを無視して、コールは力任せにずんずん中庭から離れていく。
自然、取り残された形の貴族の婦人は、腹を立てた様子もなく「ご愁傷様〜」と手を振っていた。
「痛いって!舞踏会に戻るんだから放してよ!」
「説教したらいつまでも好きなだけ踊らせてやるよ!」
「なんで私が説教されなきゃならないのよ、立場が逆でしょ!」
「だから、部屋に戻ったら聞くって言ってんだろ、この貧乳!」
「なんですって馬鹿眼鏡!」
その、王子とその婚約者候補のものとはとても思えぬ言い合いを聞く者は、幸か不幸かいなかった。
424: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:44:15 ID:IXEIIUM1(11/15)調 AAS
連れ出された先は、コールが執務室として使っている部屋だった。
書棚が右側の壁を埋め尽くす一方、左には様々な武器が飾られている、雑念とした部屋だ。
メイリィはいつもならなんとも思わず入るこの部屋に、言い様のない居心地の悪さを感じた。
「…放してよ。ここまで来たんだからもういいでしょ」
憤懣やるかたなし、といった表情のメイリィを見て、コールは渋々手を放した。
「ったく。なんであんなとこに居たんだよ」
溜め息混じりのコールにまた怒りが湧く。
あなたを探しにきた、なんて死んでも言いたくなかった。
「私がどこにいようと、コールには関係ないじゃない」
「かっ…わいくねぇな〜いつもいつも!ちょっとはしおらしく言えねぇのかよ」
いつものメイリィなら、こんな憎まれ口は上手に流せるはずだった。
しかし、さっき女のプライドをズタボロにされたばかりのメイリィには、無理な注文だ。 「そうよ!かわいくなくてしおらしくもないよ私は!悪かったわね、美人でも巨乳でもない上に、
性悪な女が婚約者候補で!…でも、もう終りにするから安心してよ」
メイリィの常にない剣幕に圧倒され、コールはズリ落ちそうな眼鏡を引き上げることも忘れている。
一方メイリィは、驚きもあらわなコールをよそに、感情に任せて言葉を吐き出していた。
「七才の頃から腐れ縁でここまで来たけど、さすがに成人の儀を終えたらそうはいかないでしょう?
私、婚約者候補を辞退するって陛下に進言する。政略でも恋愛でもない婚約が、成立するわけないもの」
唇を噛んで悔しげに言うメイリィは、言っているうちにこれが一番いい方法なのでは、と思えてきた。
そうなれば、ウォルト家は再びただの中流貴族に戻るだろう。
だがそれで普通なのだ。
ウォルト家は、王と王妃に一時の恩を売ったことによって顔を覚えられた。
その際、たまたまメイリィの利発さと容姿が王妃の目に止まって、コールの学友に推挙される。
その頃、一ヶ月と埋まることがいなかったコールの学友の席。
問題児の王子の学友など、誰も務めることは出来ないだろうという宮中の噂は、
しかし、メイリィが着任したことで覆されてしまった。
喜んだ王妃は、半ば強引に、当時8つだったメイリィをコールの婚約者候補にしてしまったのだ。
だが、学友になることはできても、婚約者に、ましてや伴侶になどなれるはずもないとメイリィは思う。
友達は、恋人ではないのだ。
425: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:48:30 ID:IXEIIUM1(12/15)調 AAS
「ちょっと落ち着けよ。大体、辞退ったって、あの親父が簡単に許すはずねぇだろう。
お前だって、せっかくありえねぇほど賞取りまくって今年の成人の儀のトップになったんじゃねぇか。
俺の婚約者候補って肩書きがありゃどんな施設も使い放題、おまけにその成績ならどこだって歓迎だ。
もう少しの間くらい、我慢しろよ」
な?と、なだめるように頭を撫でてくるコールに、理由の分からない寂しさを抱いた。
メイリィは、そんな自分に戸惑いを覚える。
「いいか?俺様の婚約者候補になりたいだなんて女、他にゴマンといるんだぞ?
お前、もうちょっとその辺有り難み感じろよな、ったく。…ま、ガキには分からんかもしれんがな」
そう言って、ひひ、と下品に笑うコールに、メイリィは笑いも怒りも、ツッコミも返せない。
(やっぱりコールは、私が婚約者候補やめてもいいんだ…
コールにとっても、ただの肩書きでしかなかったんだ…)
なんだか、心の中に空っぽの空洞が出来て、そこから全ての感情が抜け落ちてしまったような気がした。
「そう…ね。そうかもね…今やめるんじゃ、もったいないかも」
「お、おう。だろ?」
メイリィの反応がいつもと違うせいか、コールは拍子抜けしている。それでも場を取り持たせようと、「よく言った!」などと言っておどけて見せた。
せっかくセットした髪は、コールが遠慮なく撫でたせいでぐちゃぐちゃになってしまった。
でも、その撫でた掌が温かくて、怒りもすっかり収まって、メイリィはもう切なくなるしか術がない。
つきつきと痛む胸の中、「我慢しろよ」「ガキには分からん」というセリフだけ、ぐるぐる、
髪の毛のようにぐちゃぐちゃに混ぜ返されていた。
426: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:49:46 ID:IXEIIUM1(13/15)調 AAS
おざなりな会話もそこそこに、執務室をあとにしたメイリィは、早足で歩き出し、やがて駆け出した。
大手を振って走るので、青いドレスの裾が乱れて白い太股があらわになる。
だが、メイリィにはもはや何もかもがどうでもいい。
着ているのがメイリィなら、コールにはドレスでも部屋着でも同じなのだ。
『お前たちはまだ何も始まってないんだ。どうせやめるなら、一度ぐらい試してみないか?』
不意に思い出したレイド王の言葉が、溢れ出しそうな感情の歯止めを壊す。
スタート地点にも立てないのに、試すなんて出来るはずがなかった。
学友は学友、腐れ縁は腐れ縁でしかない。
せっかく15になって、成績も上げて、精一杯のおめかしをしても、コールにとっては無意味なのだ。
約束の舞踏会すら、巨乳美女よりは軽かった。
(あんな人と、恋仲になんかなれるはずありません、陛下。なれるもんか……)
つきつき、痛む胸。
(痛くて、泣けてくる)
溢れ出る涙を拭いもせず、メイリィは自室までひたすら走ることで頭を空っぽにしようとした。
427: 成人の儀 2008/11/18(火) 23:53:45 ID:IXEIIUM1(14/15)調 AAS
舞踏会もようやく終わり、静まりかえった夜更け。
王城のとある一室に、音もなく忍び込もうとする影があった。
キィ…
かすかにたてられた扉の音に、しかし中にいる部屋の主は眠っているのか、反応はない。
気配を完全に絶っている影は、見知った部屋なのか、暗闇の室内を迷うことなく突っ切っていく。
そして、寝室に踏み入ると、天窓から漏れる月明かりに照らされた部屋の主の寝顔を、しばし眺めた。
穏やかな寝息をたてているのは、まだ幼げな丸みを頬の線に残している少女。
その頬には、くっきりと涙の跡が残っていた。
ついさっきまで泣いていたことが窺える。
「悪かったな…メイリィ」
低い、音にならない声。
部屋の主とともに照らし出された影の正体、コールは、常にかけている眼鏡が外されているせいか、
いつもよりも表情が柔らかく見受けられた。
コールはおもむろにズボンのポケットから何かを取り出し、ベッドサイドの台の上に無造作に置いた。
それは小さな正方形の箱だった。
「この俺にこんなもん買わせやがって……」
悪態をついているようで、その顔は優しげだ。
どうかしている、とでも言うように頭をかきむしると、コールはまた足を忍ばせ、部屋を出ていった。
誰かに贈られても贈ったことはない彼が、半年以上悩んで選んだものがその箱の中身だとは、
メイリィはおろか、誰も知る由はない。
まして、贈り物まで用意しておきながら舞踏会の約束をすっぽかした男の複雑な胸中などは、
なおのこと誰にも計り知れないことであった。

その後、二人は三年の時を経て正式な婚約を交わすことになるのだが、それはまた別の話。

終わり
428
(2): 2008/11/18(火) 23:56:11 ID:IXEIIUM1(15/15)調 AAS
以上です

やっぱこの板的になんか違う気がするな
お目汚し失礼
429
(1): 2008/11/18(火) 23:59:36 ID:0wGwLrnp(2/2)調 AAS
>>407
GJ!!別に大丈夫じゃない?
430: 2008/11/19(水) 00:01:07 ID:iSHVCqSa(1)調 AAS
>>428
GJ。
さあ、すぐに別の話を書くんだ。
431
(1): 2008/11/19(水) 00:12:11 ID:VpHWOUoR(1)調 AAS
>>428
さぁはやく婚約するあたりの話をだな
432: 2008/11/19(水) 02:54:48 ID:Vga5V+GG(1)調 AAS
>>431早い話セクロスシーンを書けって事ですね。
同意します。
433: 2008/11/19(水) 20:14:26 ID:123TmpxY(1)調 AAS
GJ!
二人の掛け合いでらんま思い出した
434
(1): 2008/11/20(木) 09:46:50 ID:xMewV9EH(1)調 AAS
>>413-414
ミーハーながらランブルとトワイライトを推したい
435: 2008/11/20(木) 12:39:52 ID:kJ/xlsDv(1)調 AAS
>>434
たしかにトワイライトはガチ
436
(1): 2008/11/24(月) 09:14:09 ID:ghPYTaKg(1)調 AAS
NTR彼氏マダー?
437
(1): 2008/11/24(月) 09:59:49 ID:clGD4fIC(1)調 AAS
>>436
あの人、別スレに投下したばっかだからもうちょいかかるんじゃね?まったり待とうぜ
438: 2008/11/24(月) 21:53:57 ID:C7CCgbmY(1)調 AAS
練習スレに書き込みがあったから書き始めてるのは確か
439: 2008/11/24(月) 22:22:50 ID:ieKNT90n(1)調 AAS
もう1週間以上全裸なんだが
440
(1): 2008/11/24(月) 23:12:15 ID:UEeQS6Uv(1)調 AAS
靴下くらい履こうぜ

俺はサンタ帽で乗り切ってるぜ
441
(1): 2008/11/25(火) 19:01:32 ID:gqhMjBr5(1)調 AAS
>>437
どこですか?
442: 2008/11/25(火) 21:29:40 ID:f37r/qoX(1)調 AAS
>>440

ギンギンにいきり立ったイチモツにサンタ帽を被せて待ってるんですね。分かります。
443: 2008/11/26(水) 00:19:05 ID:1F5ZcwLo(1)調 AAS
>>441、337じゃないが、
恐らくココ。逆レイプスレの>>328から。他だったら知らん
外部リンク:same.ula.cc
444
(2): 2008/11/26(水) 00:19:57 ID:kuqNszmK(1/2)調 AAS
>>429
亀田が、凄いまったりと面白かった。
GJ!
445
(1): 2008/11/26(水) 00:24:04 ID:kuqNszmK(2/2)調 AAS
しまった、アンカつけ間違った。
>>407につけたかったんだ。
あと亀レスと言う意味で亀田じゃないんだ。色々スマン
446: 2008/11/26(水) 01:25:04 ID:UBY4LdxO(1)調 AAS
じゃあどんな意味なんだ、>>444の亀田は
気になるじゃないか
447: 2008/11/26(水) 18:46:29 ID:GtKDBQ8n(1)調 AAS
446に『亀田』という名前の幼馴染みがいるとかしかおもいつかん…

普段は名字で呼び合う仲なんだが、メールで『幼馴染み』と打つと、変換されるとか。

苦しいな。
448: 2008/11/27(木) 12:02:23 ID:H9VcLzkR(1)調 AAS
みる度に笑いがこみ上げてくる444スゴス
449: 2008/11/27(木) 17:31:13 ID:qZZE1Nqp(1)調 AAS
句点をつけろw
450: 2008/11/27(木) 21:14:18 ID:C6PD9lor(1)調 AAS
亀田「私の何がまったり面白いの?」
444「……ゴメン」
451
(2): 2008/11/27(木) 23:19:50 ID:SEK1s14n(1)調 AAS
>>444って
「亀レスだが」と変換しようと思ったのに「レス」を入力し忘れて
「かめだが」で変換>「亀田が」になったっていうオチじゃない?
452: 2008/11/28(金) 00:00:02 ID:NNf1701a(1)調 AAS
いやオチも何も普通にそうだと思ったが
453: 2008/11/28(金) 11:48:52 ID:939creKs(1)調 AAS
>>445で亀レスじゃないと明言している件
454: 2008/11/28(金) 13:07:00 ID:mYtQ3Y4I(1)調 AAS
444ですが、>>451の意味で合ってます。
亀レスって言いたかったのに、亀田って入れちゃったんだ。
日本語って難しいね。本当にスマンかった。
455
(3): 2008/11/28(金) 13:13:19 ID:7c/ufVwd(1)調 AAS
2chスレ:tomorrow
456: 2008/11/28(金) 18:09:14 ID:4mUdLISE(1)調 AAS
>>451
ネタに・・・
457: 2008/11/28(金) 18:52:29 ID:whdqAPOk(1)調 AAS
>>455
萌えますた
458: 2008/11/28(金) 22:28:33 ID:A+zKYioJ(1)調 AAS
>>455
萌えたと同時にどうしようもない空しさが

あれ 目から汗が…
459: 2008/11/28(金) 23:21:53 ID:KPrYSIgA(1)調 AAS
>>455
そのくらいの関係俺にだって…あれ…おかしいな、誰もいない…
460: 2008/12/01(月) 00:56:51 ID:SSIsO/Rr(1)調 AAS
保守
461
(2): 2008/12/02(火) 18:56:02 ID:Dtz5k10A(1/3)調 AAS
「そー君、今からそー君に催眠術を掛けるなら、この五円玉から目を離しちゃダメだよ?
 そー君の部屋だし、もし催眠術に掛かっても、変な事を要求しないから安心して。てーか、拒否したら起こしてあげないよ〜。
 あはははははっ♪ んっ……じゃ、いくからね? リラックスして〜、りらっくま、りらっくま♪
 
 貴方はこれから、私に対して素直になります。嘘は絶対に付けません。そして、催眠術に掛かっていた時の事は、催眠術が時に忘れてしまいます。良いですか?
 う〜ん、本当に掛かってる? ホントにホント? 絶対だねっ!?

 それじゃあね、そー君はドコにエッチな本を隠してますか?
 あらっ、黙っちゃった。やっぱり掛かってな……机の一番下の引き出しの奥ね?
 どれどれ……おー、ホントだ! じゃ、ホントに掛かってるんだ……

 それならさ、そー君。私の告白を聞いてくれないかな?
 そー君と私が出会って、もう14年だよね? 3歳の頃からだもん、幼馴染みとしても凄く長いよ。
 でね、そー君。黙ってたけど私ね、そー君が好きなんだぁ。ずっと片思い……化石になっちゃうかも♪ なーんて。
 そー君は、私を女として見てくれた事は無いかも知れないけど、私にとってそー君は一番大好きな男の子だったよ。
 だから、ねっ? この関係を壊したく無いの。そー君にフラれて、関係がギクシャクして、疎遠になってくのは堪えれないの。
 だからっ、だから催眠術なんか掛けて、そー君に告白して……って、そー君、なんで私の肩を掴んでるの?
 きゃっ!? どうしたのそー君、目が怖いよ? 私を押し倒したって……そっか、もしかして催眠術が変なふうに作用して……それならっ。

 はい、手を叩きましたよ。催眠術は解けましたよ! 解けたよね? ほらっ、好きでもない女の子を襲ったりしたら駄目だよ? 私だから良かったものの。わかったら……ふぇっ? 最初から掛かって無かったの?」

……と言うようなやりとりをしてみたい。
462: 2008/12/02(火) 18:58:55 ID:Dtz5k10A(2/3)調 AAS
脱字が多過ぎる……orz

朝起こして〜

催眠術が解けた時に〜ね。
463: 2008/12/02(火) 21:46:28 ID:8T1lDo/f(1)調 AAS
>>461
可愛いな。GJ!
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