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気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第9章 (734レス)
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ないと・ほーくすその2
2009/07/20(月) 01:14:39
ID:Wvk4O0Hr(5/6)
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494: ないと・ほーくすその2 [sage] 2009/07/20(月) 01:14:39 ID:Wvk4O0Hr 「負け戦はしない主義だ。」 卑怯な言い方だ。だがもう何とも戦う気が起きなかった。 「じゃあ僕の不戦勝だ。」 「ああ。」 「敗者は勝者の言うことを聞かなければいけない。」 「・・・ああ。」 償えるなら何でもしてやる、と思った。 「君は久美に告白しなければいけない。」 「なんでだ。」 前言を撤回します。 「・・・教えてやらない。」 俺は立ち上がって制服を手で払った。 「・・・いますぐか」 「自分で考えなよ。」 そういって卓也は歩き出した。 だんだん遠ざかっていく。 俺は一瞬口に出すのをためらった。だが叫んだ。 「お前は、それで、いいのか!」 「いいわけないだろ!」 怒鳴り返された。卓也が走り出す。すぐに角を曲がって姿が見えなくなった。 分かれ道には俺と鋭い痛みだけが残った。 「後悔してばっかりだ・・・。」 首筋にひやりとした冷温を感じた。 空を見上げる。 塵を多く含んだ大粒の雨が顔を叩いた。雨が地面に叩きつけられる音が俺を包んだ。 それは大きい音のはずなのに、俺はなぜだか静寂を感じていた。 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206353662/494
負け戦はしない主義だ 卑怯な言い方だだがもう何とも戦う気が起きなかった じゃあ僕の不戦勝だ ああ 敗者は勝者の言うことを聞かなければいけない ああ 償えるなら何でもしてやると思った 君は久美に告白しなければいけない なんでだ 前言を撤回します 教えてやらない 俺は立ち上がって制服を手で払った いますぐか 自分で考えなよ そういって卓也は歩き出した だんだん遠ざかっていく 俺は一瞬口に出すのをためらっただが叫んだ お前はそれでいいのか! いいわけないだろ! 怒鳴り返された卓也が走り出すすぐに角を曲がって姿が見えなくなった 分かれ道には俺と鋭い痛みだけが残った 後悔してばっかりだ 首筋にひやりとした冷温を感じた 空を見上げる 塵を多く含んだ大粒の雨が顔を叩いた雨が地面に叩きつけられる音が俺を包んだ それは大きい音のはずなのに俺はなぜだか静寂を感じていた
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