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気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第9章 (734レス)
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ないと・ほーくすその2
2009/07/20(月) 01:12:04
ID:Wvk4O0Hr(3/6)
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492: ないと・ほーくすその2 [sage] 2009/07/20(月) 01:12:04 ID:Wvk4O0Hr 目覚まし時計の轟音が部屋を叩く。 俺は時計の電源を切っておきだした。 今日は二日に分かれてやる試験の一日目である。 部屋から出ると、久美の部屋のドアがあきっぱなしになっていることに気づいた。すでに登校したらしい。 久美の両親は共働きで、夜遅くにならないと帰ってこない。 だから、いつもは食事は久美が作るのだが、昨日は久美が部屋に鍵をかけて閉じこもったから、結局俺が作らざるをえなかった。 昔から彼女は機嫌を損ねればだいたい部屋にこもる。 ちなみに俺の料理は・・・下手の横好きという言葉がある。 だから、久美の部屋の前においておいた料理の盆が消えていることから、ちゃんと食べてくれたかと俺は安堵した。 外に出るとひどい湿気がほほを撫でた。 空は分厚い雲で覆われていて、朝から陰鬱な気分だ テスト終了のベルが鳴った。 俺はシャーペンを置いて深呼吸をした。 数学のテストは、毎回久美に百点を取られているので、それを阻止するためか、毎回最後の設問にえぐい問題がある。 だが今回はそれがさらに顕著であった。 とりあえず方針を立ててそれに従い最後までといてみたものの、もともとあってないような自信が完全に砕かれたことを感じていた。 俺は淡い絶望を感じながら、憔悴しきって椅子にもたれかかり、天井でせわしく首を回している扇風機の風にあたっている。 あっ!俺の体から真っ白な灰が!とか馬鹿なことを考えていた。 生徒が流れ出ていく校門に卓也を見つけた。 「よ。」 俺は挨拶代わりに軽く片手をあげた。 卓也は何もいわずついてくる。その表情は硬かった。 俺は絶望的な気持ちで空を見上げる。 鉛色の空ごと今にも降ってきそうだった。 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206353662/492
目覚まし時計の轟音が部屋を叩く 俺は時計の電源を切っておきだした 今日は二日に分かれてやる試験の一日目である 部屋から出ると久美の部屋のドアがあきっぱなしになっていることに気づいたすでに登校したらしい 久美の両親は共働きで夜遅くにならないと帰ってこない だからいつもは食事は久美が作るのだが昨日は久美が部屋に鍵をかけて閉じこもったから結局俺が作らざるをえなかった 昔から彼女は機嫌を損ねればだいたい部屋にこもる ちなみに俺の料理は下手の横好きという言葉がある だから久美の部屋の前においておいた料理の盆が消えていることからちゃんと食べてくれたかと俺は安堵した 外に出るとひどい湿気がほほを撫でた 空は分厚い雲で覆われていて朝から陰な気分だ テスト終了のベルが鳴った 俺はシャーペンを置いて深呼吸をした 数学のテストは毎回久美に百点を取られているのでそれを阻止するためか毎回最後の設問にえぐい問題がある だが今回はそれがさらに顕著であった とりあえず方針を立ててそれに従い最後までといてみたもののもともとあってないような自信が完全に砕かれたことを感じていた 俺は淡い絶望を感じながらしきって椅子にもたれかかり天井でせわしく首を回している扇風機の風にあたっている あっ!俺の体から真っ白な灰が!とか馬鹿なことを考えていた 生徒が流れ出ていく校門に卓也を見つけた よ 俺は挨拶代わりに軽く片手をあげた 卓也は何もいわずついてくるその表情は硬かった 俺は絶望的な気持ちで空を見上げる 鉛色の空ごと今にも降ってきそうだった
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