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気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第9章 (734レス)
気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第9章 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206353662/
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372: ◆/pDb2FqpBw [sage] 2009/02/23(月) 16:28:51 ID:NHu/P1zW 僕は息を吸った。 どうせ夢ならええいままよ。というものだ。 え?夢じゃないって言ったって? そう。夢じゃない事は判っている。 でも和歌葉先輩が僕の事を嫌いになっていない事、 今ここにいてくれるって事は夢みたいなものだ。 だから、夢だと思って言うべき事を、しっかりと息を吸って僕は言う。 「和歌葉先輩が好きです。」 先輩は面食らったみたいな顔をして、それからぼん。と赤くなった。 「あ、あ、ありがとうございますとかでしょう。ここは・・・」 「和歌葉先輩が好きです。順番が逆になってごめんなさい。 僕は先輩の事が大好きで、それでこれからも一緒にいたい。 それから今日の先輩の服、すっごく可愛い。」 「ま、また急にそんなこと・・・」 「ダメですか?」 僕がそう言うと、先輩はむむむむむ。と困ったように両手を振った後、 両手の一番近くにあった自分の三つ編みを掴んでねじった。 暫く考えるようにした後、 「へ、返事は君の風邪が治ってからっ。も、もう食器片付けるからね。」 そう言って横を向いてしまう。 そして。 「少しは貴志君、にも気を揉んでもらわないといけないから、君の風邪が治ってからっ。」 和歌葉先輩はそう言い足すと、食器を持って立ち上がって、少しだけ僕を睨んでからぷいと僕から顔を反らせた。 http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1206353662/372
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