[過去ログ] 気の強い娘がしおらしくなる瞬間に… 第9章 (734レス)
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293: 2008/11/21(金) 23:44:21 ID:jhVxUc0C(1)調 AAS
し
294: 2008/11/22(土) 20:00:39 ID:znafviBx(1)調 AAS
し
295: 2008/11/23(日) 17:41:27 ID:Qn5fQSPD(1)調 AAS
泣いた
296: 2008/11/23(日) 18:20:09 ID:3xRJ4Gkt(1)調 AAS
とりあえずあげ
297: 2008/11/28(金) 01:09:34 ID:N46SNHv4(1)調 AAS
ほしゅ
298: 2008/12/02(火) 00:51:26 ID:lkljoKMh(1)調 AAS
hosu
299: 2008/12/02(火) 11:24:57 ID:Nwso/6l2(1)調 AAS
ほーたるこい
300: 2008/12/07(日) 02:49:36 ID:qNPXIHDW(1)調 AAS
保守
301: 2008/12/07(日) 17:41:50 ID:WTChqRZ7(1)調 AAS
ほ
302(1): 2008/12/08(月) 22:18:37 ID:vuCTJ3vu(1)調 AAS
泣いた
303: 2008/12/09(火) 15:50:02 ID:Z3kq7Kyn(1)調 AAS
>>302
「何故君は泣いているの?」
「ひっく、うっさいわよ!このバカ!」
「理由を話してくれなきゃ分からないよ」
「どうせアタシなんかより他のスレの方がいいんでしょ?もうほっといてよ!」
「き、急になにを言いだすんだい!」
「どうせアタシなんか素直じゃないし口答えばっかりしちゃうし、アンタに文句言ってばかりだし……」
「すぐに嫉妬しちゃうし、寂しがりやだし……それに、二人きりになれば素直だしね」
「な、なに真顔で恥ずかしいこと言ってんのよ!アンタなんかどっかのスレに行っちゃえばいいのよ!」
「……確かにここには色々なスレがあるよ。おとなしい娘やメイドさん。ハーレムのスレもあるね」
「や、やっぱり飽きたんだ……ぐす、アタシに飽きちゃったんだ」
「でも、ね?僕が好きなのは、文句を言いながらもずっとそばにいてくれて、時々叩いてきたりするけど、
二人きりになると涙を浮かべながら謝ってきて、優しい仲直りのキスをしてくれる、君のようなスレさ」
「バ、バカ……なに恥ずかしいこと言ってんのよ」
「寂しい思いをさせてゴメン……これからはずっと君を見てるよ」
「あ、謝るくらいなら最初からアタシだけを見ててよ!」
「ゴメン……これからは離れていても君だけを見てるよ」
「バカ……側で見てなさいよ」
「うん、分かった」
「わ、分かったのなら仕方ないわね。仲直りをしてあげるわ」
頬を赤く染めた彼女がそう呟き、目を閉じて唇を突き出してきた。
僕はそんな愛しい彼女をギュッと抱き締め仲直りのキスをする。
唇から伝わる彼女のこのスレへの思いを感じ取り、僕は彼女に囁いた。
「これからもずっと一緒だ。……保守だよ」
304: 2008/12/11(木) 16:50:44 ID:iZVDsiIE(1)調 AAS
ほ
305: 2008/12/16(火) 11:56:16 ID:FXuErYIE(1)調 AAS
し
306: 2008/12/17(水) 21:11:03 ID:Ug2A1dw9(1)調 AAS
ゅ
307: 2008/12/19(金) 00:08:58 ID:pqEftN+x(1)調 AAS
☆
308: 2008/12/19(金) 11:24:07 ID:Oj+tF+2K(1)調 AAS
し
309: 2008/12/20(土) 02:16:44 ID:QlCj4N6V(1)調 AA×

310: 2008/12/20(土) 03:10:40 ID:mt9bgIGK(1)調 AAS
保守ばかりじゃなく、職人さんが来ることを祈りながら、萌え語りでもしようぜ。
気の強い娘に似合う髪型は、もちろんツインテールだよな?
ツインテールで幼なじみな気の強い娘が王道だと思うが、逆に邪道な気の強い娘って何かあるかな?
311: 2008/12/20(土) 06:24:03 ID:VJBppKvz(1)調 AAS
家に帰って裏声使ってお人形さんと会話
312: 2008/12/21(日) 00:37:56 ID:WPohibV1(1)調 AAS
それを男に見つかって真っ赤になるわけだなww
313: 2008/12/21(日) 04:00:12 ID:BhHNSzjn(1)調 AAS
ツンデレじゃなくて悪友ってのもいいよな
314: 2008/12/22(月) 22:57:12 ID:IoOPYK5m(1)調 AAS
つまりこのスレはツンデレスレなのか?
315: 2008/12/22(月) 23:56:35 ID:YKhYBSY1(1)調 AAS
ツンデレ娘は気の強い娘の中の一人でしかないよ
316: 2008/12/25(木) 22:42:33 ID:fFSztu4E(1)調 AAS
寝るか
317: 2008/12/26(金) 06:21:04 ID:+q6QIHsO(1)調 AAS
「あんた誰が好きなの?」
「誰かなぁ…」
「まさか私とか!私かわいいしナイスバディだし、むっつりのあんたならありえない話じゃないわね!」
「うん」
「え?」
「看破されたら仕方ない。お前が一番好きだ」
「そんな…わ、私そんな…不細工だし体も平たいし…」
「…?」
318: 2008/12/27(土) 15:42:53 ID:IfKnU6D3(1/2)調 AAS
『弱っちー男は強い女、強そうな女に惹かれ、強い男は性格がえばりんぼうなので強い女を生意気と嫌い弱そうな女を好む。』
外部リンク[html]:www.sunmarie.com
↑(一部抜粋)男性ホルモンが多い男性は攻撃的で、闘争心が強いから「エストロゲン」が豊富な女性との相性は◎。
でも男性ホルモン少なめの男性は中性的なので、同じく中性的か少し男性的な女性との相性が◎よ。
中性的でシャイな男
シャイな男というのは、自ら果敢に攻めるということがないため、気が強くてちょっとわがままな女性や、しっかり者でリーダーシップのとれる年上の女性と付き合うことが多いようです。
俺様系の強引男
男としてのプライドが高く、どちらかと言えば女性を卑下する傾向も強いのが特徴です。
女に対しては綺麗でか弱いという幻想を抱いていることも少なくありませんですので、自分より有能そうなバリキャリの女性や、男勝りで女らしさに欠ける女性などは敬遠しがち。
似ていないひとに惹かれる=自分に無い魅力に惹かれる。自分とは違う遺伝子が欲しい。
強いもの同士・弱いもの同士は引かれ合わない
ヤフー知恵袋にあった書き込み↓
自分の職場に、見るからにとても気が強い女性がいます。
そんな女性の彼氏として務まるのは、やっぱり女性慣れしていてリードできる男性だろうな、と思っていたのですが、何と誰が見ても物静かな雰囲気の男性でした。
正直、「これだけ気が強い女の子の彼氏って、どんな人なんだろう・・・」と思っていたのですが、とてもビックリです。
外部リンク[php3]:www.chatran.net
↑
なぜだか、ずっと、強い女性が好きでした。
それも単純に、アクション系の見た目強い女性、戦う女性が好きで、見ていてスカッとして憧れてしまうのでした。
自分自身は運動神経が鈍くて精神的にも弱く、すぐ落ち込んだりイジイジしやすい大人しめのダメダメタイプだったから、
よけいにそういう女性に憧れたのかもしれません。
外部リンク[htm]:www.yomiuri.co.jp
↑
――主人公に元気のいい女の子が多いですね。
自分から一番遠い存在で、書いていて楽しいからでしょうか。
ぼくは気が弱いので、引っ張っていってくれる強い女の子が好きです。
それに、家に閉じこもってばかりいる子では、物語が進展しない(笑)。
ぼくが運動音痴(おんち)だったので、運動神経バツグンの主人公を書くなど、自分にできない夢を登場人物に実現してもらっています。
外部リンク[html]:www.so-net.ne.jp
気の強い女性が好きで、自分がリードするのは苦手。寺岡呼人によれば、そんな町田直隆の恋愛関係はミュージシャンの本道らしいんです。
319: 2008/12/27(土) 16:02:21 ID:uzMH9Y0h(1)調 AAS
懐かしいコピペだな。
スレ住人やSをMに変えたい奴はどう解釈されるのか。
320: 2008/12/27(土) 16:10:07 ID:IfKnU6D3(2/2)調 AAS
>>1みたいに女にか弱さを求める男は男らしいたくましい男です。
自分は逆なんで分かるんです。
強い女を女の癖に生意気だ!と言ってる男は弱々しい男たちではありません。
なぜなら、弱っちー男は女に対し弱さや弱そうなところに腹立ち、強さに惹かれるからです。
顔、体つき男勝りなのが好みです。といっても有名人にいい例がいないので画像を貼ることができませんが。
それは自分自身が弱っちーためになよなよした感じの女に腹立つんです。
強そうな女が魅力的に見えるのとは反対です。
弱いくせになにが弱い女が嫌いだ?ではなく腹立つものは腹立つんです。
多分遺伝子が弱い女を避け、強い女を求めてるのでしょう。
声も低いのが好みです。低くてでかい声で怒鳴るとその声がかっこいいし勃起します。
ですから、女はか弱いほうが女らしくて可愛いって性癖は強い男たちが言ってる台詞です。
実際テレビでタレントたちに可愛がられてるぶりっ子系は嫌いなタイプですし。
321: 2008/12/30(火) 19:15:09 ID:IHIjNgXM(1)調 AAS
緊急保守!
322: 2009/01/01(木) 04:54:54 ID:BgByWZsP(1/2)調 AAS
「ふっふっふ……ついにお前達にも最後が訪れるようだな」
私は口角を上げ、ニヤリと心から愉快そうな笑みを浮かべた。
拳を地面に叩きつけながら唇を噛む武闘家。
MPが切れ、悔しそうに顔を歪ませる僧侶。
杖を頼りになんとか立ち上がろうとする魔法使い。
そして…私が最も痛めつけたい憎き勇者が地面に膝をついている。
…残念ながら顔は俯いていて見えないが。
「お前等なんか私が本気になればこんなものだ!
所詮は人間…諦めて私の父上の下僕となるがいい」
黒く伸びたツインテールを風で揺らしながら私は得意気に薄い胸を張る。
「誰が…魔王なんかにっ…!」
屈辱に塗れた声を漏らしたのは普段きつい目つきで私を睨みつける武闘家。
「従うわけない…でしょ!」
漸く立ち上がった魔法使いが私を睨みつけながら強がって見せる。
「私達は……この命が尽きようとも、貴方達に抗うわ…!」
最後に、腰まで届く髪を靡かせながらどこまでも神を信ている僧侶が言い切った。
「ばっかじゃないのアンタ達。それ、ボロボロの状態で言う事じゃないのにさー」
私はあまりの必死さについつい噴出してしまった。
ああおかしい、こういうバカどもを力で捻じ伏せるのはこの上なく快感だ…。
そんな有頂天の私に、やっと口を開いた勇者の声が響いた。
「…わかった。従おう!」
顔を上げてやけに強い口調でそう言った勇者を他の3人はありえないものを見るような目で見ていた。
…それは私も同様だった。
「俺は従う!今すぐ魔王の元……いや、お義父さんに会わせてくれ!!」
……誰しも口を開けずにいた。
ただ1人、バカ勇者が熱く拳を握り締めているだけだった。
「…? もしかしてミリちーは結婚してから紹介したいタイプだったのか?
いやいやそれはさすが駄目だろう。道徳的に…いくら魔王だからといって…」
1人延々と駄目だ駄目だ、まずは挨拶から…とかなんとかバカな事を勇者は呟いている。
私は漸く…キレた。
323: 2009/01/01(木) 04:55:42 ID:BgByWZsP(2/2)調 AAS
「ばっ………バカな事を言うのも大概にしろ!!このバカ勇者!!!」
「ええっ!?どこがバカな事なのさ。おれ真剣だよ?」
「誰が…アンタみたいな正義正義した勇者と結婚するか!!
私は魔王の娘だぞ!いい加減脈がない事くらい気づけ!」
「ハッハッハー、いいんだよいいんだよ無理しなくて。
本当はミリちーが俺にゾッコンラブ!だってことは承知してるからさー」
そう言いながら勇者がにこやかに私に近づいてくる。
「っ!? く、来るなぁぁーー!!」
その笑顔に身の危険を感じ、身体が勝手に魔法を繰り出していた。
けれど勇者はボロボロになっていた筈なのに…何故か食らっても平気な顔をしていた。
「なっ、なんでぇ!?アンタ私に負けて………」
「んー、ミリちーに負けたらお義父さんのところに連れて行ってくれるかなーとか思って。
だから今日はわざと手を抜いてみたよー」
…プツンと、私の中の何かが切れた。
「………ふ…………」
「…ふ? …不倫でも貴方を愛したい?」
「……ふぇぇぇん………折角…折角勝ったと思ったのにぃ…!」
この日の為に沢山準備をしてきたのに。
お小遣いを溜めて強い武器を買ったり…。
モンスター達や部下達のスケジュールが合う日を選んで…。
念には念を入れてトラップや魔封じの札だって用意した。
お金もかかって時間もかかって…漸く作ったチャンスだったのに…!
「うううぅぅぅぅぅぅっ……ひどいよぉ…折角頑張ったのに!うわぁぁーーーん!!」
とうとう私は泣き出してしまった。
涙が止め処なく溢れてくる。
憎き勇者は私の涙にオロオロしているようだ。
「み、ミリア様!ここは一先ず退却いたしましょう!」
「…うっ、ぐす…うん……退却ぅぅ………」
涙声で部下にそう指示して、ぐいっと涙を拭う。
そしてビシッと勇者どもに指を突きたてる。
「…きょ、今日はこのくらいで勘弁してやる!
次会った時がお前達の最期………なんだからぁぁ!」
最期は涙声でうまく言えたか心配だったけど、私は一刻も早くこの場を立ち去りたくて足早に部下の作った転送用魔方陣の上に乗った。
「ミリちー!愛してるよーーーー!!!!」
バカ勇者が手を振りながらまたバカげた事を言っている。
「…アンタなんか、だぁぁぁぁーーーーーーっい嫌いなんだからぁぁぁーー!!」
私は精一杯勇者に向って言葉を返す。
…なんでこんなバカ勇者にわざわざ反応してやってるのか自分でもわからないけど、とにかくあいつはむかつく奴だ!
だから大嫌いだ!
私は徐々に転送されながら、ニコニコと笑顔で手を振る勇者をいつまでも見続けていた。
投下場所間違えたりもしたけどあけおめ保守ネタ
324: 2009/01/02(金) 00:40:14 ID:sexZAzBX(1)調 AAS
なんというお年玉…!
ミリア可愛ええー!!
325: 2009/01/05(月) 00:41:14 ID:ixEdgz70(1)調 AAS
保守
326: [な] 2009/01/05(月) 09:49:15 ID:G2kN0rY9(1)調 AAS
>>272
亀レスだけど泣きまくった
智代アフター思い出した
結末が悲しい物語って見るに耐えないはずなのに美しいと感じる
327: 2009/01/08(木) 03:44:44 ID:BGW6oeJh(1)調 AAS
私、負けません!
328: 2009/01/13(火) 17:27:55 ID:3vH6Kc/Q(1)調 AAS
ほ
329: 2009/01/13(火) 19:35:57 ID:Sg4TZTvF(1)調 AAS
ん
330: 2009/01/13(火) 20:00:01 ID:T8MopP0m(1)調 AAS
と
331: 2009/01/13(火) 21:09:24 ID:gonjRDy0(1)調 AAS
う
332: 2009/01/13(火) 22:55:19 ID:YKzOe11J(1)調 AAS
は
333: 2009/01/13(火) 23:13:03 ID:3tiM7Obg(1)調 AAS
ぺ
334: 2009/01/14(水) 01:16:51 ID:cC7lRPlI(1)調 AAS
や
335: 2009/01/14(水) 02:27:43 ID:edkg71on(1)調 AAS
ん
336: 2009/01/14(水) 03:32:47 ID:/D2o9t8l(1)調 AAS
ぐ
337: 2009/01/14(水) 15:55:39 ID:t0m1nG6y(1)調 AAS
ソ
338: 2009/01/14(水) 22:14:15 ID:i8h5m+GP(1)調 AAS
ー
339: 2009/01/14(水) 23:06:00 ID:BLXEL+Ei(1)調 AAS
メ
340: 2009/01/15(木) 00:48:28 ID:bfksChEe(1)調 AAS
ン
341: 2009/01/15(木) 01:52:14 ID:X4m8QjgW(1)調 AAS
と
342: 2009/01/15(木) 03:32:57 ID:HtpeMTEZ(1)調 AAS
も
343: 2009/01/15(木) 11:25:42 ID:PK7B6v5n(1)調 AAS
よ
344: 2009/01/18(日) 16:38:15 ID:azGG2ilh(1)調 AAS
本当はベヤングそーめん友よ。
これは難題だ…
345: 2009/01/18(日) 17:33:12 ID:9lJ8GKnH(1)調 AAS
とも よや すら かに
346: 2009/01/18(日) 20:20:32 ID:nKEivr0B(1)調 AAS
そーめん
347: 2009/01/20(火) 19:22:10 ID:aQMQx4Cu(1)調 AAS
「ペヤング」とは「ペアでヤングな」の略らしいな。
貧乏な主人公(男)。同じクラスの少女に唐突に弁当を恵まれて狼狽。
「ほら、これ食べなさいよ。か、勘違いしないでよね!いっつも昼に教室の隅っこで一人でソーメンすすってて陰気臭いのよ!!」
親友に男の前では言えない本心を打ち明ける女。
「ホントは…ホントは……あいつと一緒に…一緒にソーメンすすりたいだけなのに…」
そんな若い二人。
うん、ありがち。
348: 2009/01/20(火) 19:42:59 ID:9L5N/Mob(1)調 AAS
ペヤング=先生=クルサード・・・
349: 2009/01/20(火) 21:58:33 ID:bB3UxAv7(1)調 AAS
やきそばだけかと思っていた。
そーめんも、まろやかなのか?
350: 2009/01/24(土) 04:01:44 ID:uhTazF4Q(1)調 AAS
まろやかも何も、ペヤング辛いぞ
味は薄いんだけど何でか辛い
ヒリヒリする
351: 2009/01/24(土) 17:30:42 ID:bqV+VeoO(1)調 AAS
ぺヤングのヒリヒリ感=化学調味料かなぁ
352: 2009/01/31(土) 21:08:47 ID:fpBdbvK6(1)調 AAS
ほ
353: [pkkhiro4] 2009/02/01(日) 00:51:10 ID:Mu2tV/IW(1)調 AAS
し
354: 2009/02/01(日) 01:19:20 ID:8QhYEgNY(1)調 AAS
ゅ
355: 2009/02/03(火) 20:29:26 ID:zJAdoy32(1)調 AAS
|
356: 2009/02/07(土) 14:21:17 ID:vGrPMHD0(1)調 AAS
ほ
357: 2009/02/08(日) 11:49:33 ID:QWxF0MEg(1)調 AAS
の
358: 2009/02/09(月) 12:09:41 ID:Uw8uhkZp(1)調 AAS
日
359: 2009/02/10(火) 02:22:38 ID:5vQwdqq4(1)調 AAS
さちねえさんの話は保管庫にあるので最後なの?
360: 2009/02/14(土) 23:54:15 ID:fEVquR0t(1)調 AAS
そのとおり。
また作者さんがフロッピーディスクを紛失したんだろう。
361: 2009/02/22(日) 15:39:53 ID:QGXnJCZ9(1)調 AAS
足軽堂さんの鯖落ちた?
362: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:19:58 ID:NHu/P1zW(1/12)調 AAS
夢についての閑話
-*-*-*-*-*
うそだろう。
いやいやいやいやいやいやいやいや。
ありえないありえないありえないありえないありえない。
うん。
学校に遅刻しそうで走っていたら
「わー!どいてどいてー」
どしーん。
「いたたたた・・・気を付けなさいよね!」
「な、なんだよそっちこそ!」
「今日は転校生を紹介します。」
「なーなー。女かな。美人だと良いよな。」
「どっちでもいいよ・・・くっそ、いてて。」
「今日からこのクラスの仲間になります・・・」
「あーーー!!」
「あーーー!!」
ぐらいありえないと言えばいいだろうか。
うん。多分それくらいには、ありえない。
363: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:21:07 ID:NHu/P1zW(2/12)調 AAS
@@
「ねえ。貴志くん。醤油はどこ?」
「あ、その上です。右の棚の下。ヤマサの。そうそれです。」
「・・・私は醤油入れどこって聞いたつもりなんだけど……、このまま使ってるわけね。
醤油入れぐらいは買おうよ。貴志くん。」
呆れた顔でこっちを見てくる和歌葉先輩の顔を見て頷く。
「あんまり使ってないので・・・」
顔が熱い。恐らく和歌葉先輩に向かって頷いた僕の顔は今、ものすごい呆けているんだろう。
熱の所為だと勘違いしてくれれば良いのだけれど。まともに顔を見れない。
「まあいいけど。いくら男の子の1人暮らしだって基本的なものは買っておいたほうが良いよ。」
「そ、そうですね。」
なんだろうか。これは。
目の前にエプロン姿の和歌葉先輩がいる、のは判る。
えらく可愛い。ものっそい可愛い。超可愛いって感じ。
いつものびっとした感じはそのままに、エプロンは熊さんだ。
スカートはお気に入りなんだろう、時々履いている赤のチェックのスカート。アメリカの女子高生みたいな奴。
そしてやばいくらいに真っ白で細い脚。
薄手のブラウスを腕まくりしている。何だか全体的に和歌葉先輩女子高生バージョン的な格好。
そしてトレードマークみたいに綺麗に編まれた長い一本の三つ編み。
狙ってやってるのだろうか。
物凄く似合うけれどそう言ったら言ったで和歌葉先輩は怒りそうな気もする。
364: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:21:56 ID:NHu/P1zW(3/12)調 AAS
「うっわ、案の定油も鍋も無いや。どうなってるんだきみの家は。持ってきてよかった。
ねえ、貴志君、きみ、梅干し大丈夫だよね。」
「…はい。」
「…あれ、熱上がったかな。」
僕の顔を見て、少し眉を潜めると、和歌葉先輩はぺっぺっと手から水を切ってこっちに近づいてきた。
「いえ、大丈夫です!全然、大丈夫ですから!」
「起き上がっちゃダメだってば。」
ぺと。とベッドから起き上がろうとした僕のおでこにかがみ込んで来た和歌葉先輩のひんやりとした手が当たる。
そしてそのままぐぐぐ、と力でベッドに押し倒される。
僕を押し倒した和歌葉先輩はつまり上半身を僕にくっ付けるように状態を倒しており、
そしてつまりその体勢、僕から見ると和歌葉先輩が圧し掛かる様にしている事によって僕の眼前に広がる未知との遭遇的な何か。
つまりブラウスの上の隙間から覗くすっごく際どい部分。
真っ白くて、柔らかそうで、ええと、思ったよりも大きいおっぱいの部分。とブラジャー。
おでこには和歌葉先輩の手。眼前にはおっぱい。
「んー。大丈夫かな。ご飯食べたら、解熱剤飲みなね。」
すっと体が離される。
和歌葉先輩が掛け布団をぽんぽんと叩く。
僕の顔を見て、にっこりと笑う。
やっぱめっちゃ可愛い。和歌葉先輩。
ああ、そうか。
僕は死ぬのかもしれない。
ふと思い至って、余りに自分の考えたその事が真実味を帯びていて背筋がぞっとした。
365: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:23:11 ID:NHu/P1zW(4/12)調 AAS
僕は今きっと、寒い自分の部屋にいるのだ。
エアコンも止まり、ひき込んだ酷い風邪の所為で意識はきっと朦朧としている。
1日前に食べたカップラーメンは片付けられないままきっと机の上に冷え切った汁が残ったまま放置されている。
電気は消えていてしん、と何の音もしない。
普段から使わない薬入れは空だ。
冷蔵庫にはビールと麦茶しか入っていない。
そんな中で弱弱しく咳込んでいるのだ。
最後にこんな幸せな夢を見ながら。
「うん、塩が無い。これは予想外だった。ね、貴志君、塩ってどこかな。もしかして無いなんて…寝ちゃった?」
だって、そんなはず無いもの。
和歌葉先輩がここにいるなんて、そんなはず無いもの。
366: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:24:20 ID:NHu/P1zW(5/12)調 AAS
@@
酒の上での過ち。という言葉を聞いて皆はどのような事を考えるだろうか。
酒の上での過ち=ちょっとした失敗
と考える人間はきっと幸せな人間だ。ね。
ちょっとした失敗なんだろうね。きっと。
吐いちゃって周囲に迷惑を掛けてしまった、とか。
絡んでしまった、位なんだろうね。
笑いながら語れちゃうんだろうね。ね。
持ちネタにしちゃったりするんだろうね。
僕は酒の上での過ちと聞く度に暗澹たる気分になる。
絶望的な気分になる。
死にたくなる。
その事を思い出す度、高い建物にいれば窓を破って外に飛び出したくなるし頭を掻き毟りたくなる。
ああああああああああああああああと叫びたくなる。
この前は近所のTUTAYAで思い出してしまって訳も無く店内を猛スピードで歩き回った。
そ、その、和歌葉先輩に対して。
それまでは上手くやっていたのだ。
上手くやっていたと思う。僕なりに。
好きな人に対する態度として、そんなに変な事はしていなかった。
サークルの勧誘で和歌葉先輩に勧誘してもらって。
地元が一緒っていう縁で僕の事をとっても可愛がってくれて。
だから、和歌葉先輩の事が好きになって。
和歌葉先輩と話がしたくて、もっと仲良くなりたくて。
1年間かけてようやく仲良くなって、もしかしたら今度デート出切るかもって事にもなりそうで。
和歌葉先輩も、もしかしたら僕のことが、なんて馬鹿なことさえ考えて。
それなのに、酒の上の過ちでぶち壊したのは、僕だ。
367: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:25:08 ID:NHu/P1zW(6/12)調 AAS
経緯はこうだ。
その日、というか2週間前、僕は同じ学科の奴らと飲みに行き、酔った挙句に忘れ物を思い出してサークル棟に行った。
するとそこに和歌葉先輩がちょこなんと座って勉強をしていた。
しかも。
サークル室のドアを開けたその時、和歌葉先輩がふと机から顔を上げて僕を見たその時、
ちょっと和歌葉先輩が嬉しそうな顔をしたように見えて、それで僕は有頂天になってしまったのだ。
その、普段はクールで勉強が出来て総代で卒業も間違い無しなんて言われている和歌葉先輩だけれど
ふと先輩は時々そうやって感情をみせてくれる。
僕だけにと思ったのはきっと自惚れだ。
でもそう云う時ってとても和歌葉先輩は無防備で可愛らしく見えて、
それで僕は勘違いをしてしまったのだ。
楽しく話をして(少なくとも僕はそう思っていた。)サークルの話とか、授業の話とかをして。
その時、僕と先輩の距離が近すぎたのが原因だと思う。
僕は椅子を逆側に座ってがこがこ揺らしていて和歌葉先輩は普通に背筋を伸ばして座っていた。
僕は酔っ払っていて、髪型とかがだらしなかったんだろう。
和歌葉先輩は
「貴志君、髪の毛がはねているよ。」
といって僕の頭に手を伸ばした。
サークルの窓の外は真っ暗で、窓から大学の広い敷地と、敷地内にある電灯だけが薄ぼんやりと見えてた。
サークル室に置いてある和歌葉先輩が中学生の時に使っていたっていうラジカセからは奥華子の曲なんかが流れてて、
夜中だからそれ以外の音は何も聞こえなかった。
そして和歌葉先輩の手が僕の頭を擽るように動いて。
そして僕はあろう事か、先輩の手を取って僕の方に引き寄せて、和歌葉先輩にキスをしたのだ。
思いっきり。
舌とか入れた。初めての癖に。
先輩の唇は柔らかくて、差し入れた舌が感じる口の中はあったかくて、そして甘い匂いがした。
先輩の唾液が僕の舌に感じられて、僕は震えるぐらい、感動した。
和歌葉先輩は本当にびっくりしたみたいに目を見開いていて、みるみる首筋まで真っ赤になった。
不思議な事に僕が唇を離すまで先輩は抵抗をせずに受け入れてくれていた。
きっと、びっくりして動けなかったんだろう。
368: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:25:40 ID:NHu/P1zW(7/12)調 AAS
うん。バカだな。やった僕もびっくりした位だ。先輩はもっとだ。
もしかしたら怖かったのかもしれない。
いや、怖かったに決まっている。
酔っていた僕はどんな顔をしていたのだろう。
赤い顔をして、酒臭くて、そして、和歌葉先輩に向かって欲望丸出しな、きっと醜い顔をしていただろう。
一分位して唇を離した瞬間、和歌葉先輩は目を見開いたままで。
それからはっと我に返ったみたいに唇を押さえた。
そして。
「貴志君の、馬鹿ぁっ!!!」
と叫んでばちこーーーーーんと僕のほっぺたを叩いたのだ。
僕も僕で混乱していてそのまま走って逃げた。
誰もいない大学の構内を、電灯の光に案内されるように僕は泣きながら全力で走った。
そして走りながら考えた。
終ったのだと。
僕の軽率な行動でとんでもない事をしてしまった。
和歌葉先輩を傷つけてしまった。
もう、僕と和歌葉先輩の仲も、おしまいだ。
きっともう先輩は口なんて聞いてもくれないに違いない。
そしてそれだけじゃない。
僕と先輩の仲も、そして先輩以外に僕しかメンバーのいない、
僕が入るまで先輩が1人で守ってきた水道管ゲームサークルもこれでおしまいなのだ。と。
369: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:26:31 ID:NHu/P1zW(8/12)調 AAS
@@
「塩がないなら味噌だ。という感じで途中で軌道修正できるあたり、自分の才能が時々怖くなる。うん。いける。多分。」
ふう。ふう。とスプーンの上に乗せたお粥を醒ましながら先輩はそのスプーンを半分、ぱくりと口に咥えた。
普通それは僕に食べさせてくれるのでは。と思った瞬間、
先輩はそのスプーンをそのまま、僕の口元へと持って来た。
それは先程、先輩の口にちょっと咥えられたスプーンで。
上には凄くおいしそうなおかゆが乗っている。
これは、罠なのではないだろうか。
ふと頭を過ぎる。
このスプーンを咥えようとすると先輩が鬼の形相になって鍋ごと頭からばしゃーって。あちちあちち、って。
「ほら、あーん。」
そんな事も無く、僕の口の中にスプーンが突っ込まれる。
何とも食欲をそそる、葱の風味と少しの味噌の風味が合わさった香りが口内に広がる。
急におなかがぐうと鳴って、自分が腹ペコだった事を思い出す。
「ほら、貴志君、もう一口。」
1人で食べれます。と言っても和歌葉先輩はスプーンを僕の口元に運び続けてくれた。
僕は生まれたての雛鳥みたいな気分になりながら、差し出されるお粥を食べ続けた。
温かいお粥がどんどんとお腹に溜まっていって、
それと同時にどんなに布団に包まっていても冷え切っていた僕の身体も温まってきた。
370: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:27:05 ID:NHu/P1zW(9/12)調 AAS
これが夢じゃない事は、もう判っていた。
部屋の電球は明るくて、部屋の中は温かくて、そして和歌葉先輩が目の前にいる。
食べ終わってから、僕は和歌葉先輩に向かって聞いた。
「和歌葉先輩、どうして」
「どうしてはこっちのセリフです。」
瞬間、遮られる僕の言葉。そしてなぜか敬語になる先輩。
「というかね、貴志君。ありえないでしょう。」
そして怒る和歌葉先輩。
「風邪ひいてるからちょっとだけにしておくけど。
急にキスしてきた上に走って逃げるわその上姿を現さなくなるわ。どうなってるの?
普通、キスっていうのはお付き合いをしている間柄でするものでしょう。」
「はい。」
突然飛び出た全くの正論に言葉も無いが、なんだかそういう話でも無い気もする。
とりあえず怒られているので正座は出来ないが神妙に頷く。
「しかも酔っ払った上でキスなんて。男の子ならもうちょっとちゃんとした舞台を整えるべきじゃない?
ううん。整えるべき。整えるべきです。」
和歌葉先輩はわたわたと手を振りながら主張してくる。
「はい。」
何を言っているか判らないけれど、頷く俺。
371: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:27:47 ID:NHu/P1zW(10/12)調 AAS
「こっちにだって心の準備だとか考えていた事とか、色々ある訳。そういうのをすっ飛ばしたら、ダメなの。
水道管ゲームだって、UNOだって、ルールをちゃんと覚えればもっと面白くなるって私、きみに教えたでしょう?」
「はい。」
「それに、私も初めてだったからびっくりして引っ叩いちゃって良くなかったけれど、
君もびっくりした女の子を放って走って逃げるって何?どういう事?
その上次の日も次の日もサークルに現れないってどういう事?
私言ったよね。水道管ゲームもUNOも1人で出来ないんだからサークルには毎日来る事って君に言ったよね。」
「はい。」
「あんな事された上に、サークル部屋に1人ぼっちでいる私の事を君は考えなかったわけ?」
「すいません。」
「女の子はね。1人でいるのに弱いの。判ってる?
わたし、じゃない水道管ゲームサークルは、君がいないともう成り立たないの!」
先輩は僕の目を見ながら、そう言って怒る。
先輩の目はちょっと潤んでいて、色白の可愛らしい顔で、怒っているから口がへの字型に曲がっていて。
「そ、その上、いい加減もうどういう事?と思って文句言おうと思って君の家にきたら寝込んでるし唸ってるし。
家の中には何も無いから家に色々取りに帰ったりスーパーに行ったり大変だったんだから。」
「はい。」
「で、何かいう事は。」
372: ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:28:51 ID:NHu/P1zW(11/12)調 AAS
僕は息を吸った。
どうせ夢ならええいままよ。というものだ。
え?夢じゃないって言ったって?
そう。夢じゃない事は判っている。
でも和歌葉先輩が僕の事を嫌いになっていない事、
今ここにいてくれるって事は夢みたいなものだ。
だから、夢だと思って言うべき事を、しっかりと息を吸って僕は言う。
「和歌葉先輩が好きです。」
先輩は面食らったみたいな顔をして、それからぼん。と赤くなった。
「あ、あ、ありがとうございますとかでしょう。ここは・・・」
「和歌葉先輩が好きです。順番が逆になってごめんなさい。
僕は先輩の事が大好きで、それでこれからも一緒にいたい。
それから今日の先輩の服、すっごく可愛い。」
「ま、また急にそんなこと・・・」
「ダメですか?」
僕がそう言うと、先輩はむむむむむ。と困ったように両手を振った後、
両手の一番近くにあった自分の三つ編みを掴んでねじった。
暫く考えるようにした後、
「へ、返事は君の風邪が治ってからっ。も、もう食器片付けるからね。」
そう言って横を向いてしまう。
そして。
「少しは貴志君、にも気を揉んでもらわないといけないから、君の風邪が治ってからっ。」
和歌葉先輩はそう言い足すと、食器を持って立ち上がって、少しだけ僕を睨んでからぷいと僕から顔を反らせた。
373(1): ◆/pDb2FqpBw 2009/02/23(月) 16:30:19 ID:NHu/P1zW(12/12)調 AAS
-*-*
ご無沙汰しております。
小ネタですが、まあ、たまには。
では。
ノシ
374: 2009/02/23(月) 17:51:39 ID:qZVWCjga(1)調 AAS
GOD JOB!
あいかわらずuniさんの文章はいいですねー。
375: 2009/02/23(月) 19:38:56 ID:Q6sAN8BZ(1)調 AAS
>>373
ニヤニヤが止まりませんGJ!!
376: 2009/02/24(火) 17:08:51 ID:yR6TMSXs(1)調 AAS
うにさああああああああああああああん
GJです
377: 2009/02/24(火) 23:14:36 ID:IYt3+zCz(1)調 AAS
うん、すまない
そう、またなんだ
おっきした
うにさん、GJ
378: 2009/02/25(水) 11:46:31 ID:ypVvnSE1(1)調 AAS
いいなぁ、こういうの大好きです!さすがはうにさん、参りました。GJっす!
379: 2009/03/05(木) 13:37:23 ID:Wqp884YX(1)調 AAS
3月も作品が来るまで保守
380: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:09:25 ID:irW2LXWA(1/10)調 AAS
現実についての閑話
-*-*-*-*-*-*-*
普通にさ、彼女居るのに結婚しない人ってたくさんいると思う。
というか、いるよね。
何でだと思う?
ちょっと考えてみて。すぐ判るから。
そもそも、「彼女から奥さんにするのって、男が一方的に損する」んだよね。
愛もセ、セックスも自由も、別れる権利もあり、浮気しても賠償金がない。
それが結婚すると全部ひっくり返っちゃう。
この素晴らしい独身生活を辞めさせるに、それなりの対価が欲しい。
普通、男ってのはそう考える訳。
もちろん結婚してる男の人も多数居るけれど。
でもそう考える人間にとってみたら正直、結婚をすぐにする男って、
カイジの限定じゃんけんで、何も考えずヘラヘラ最初に勝負した人達みたいに見えるんじゃないかな。
もうちょっと考えないと、人生を損しちゃうよってね。
381: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:09:58 ID:irW2LXWA(2/10)調 AAS
うん。
もちろん、結婚により充実する人間もいるだろうね。
うん、それは否定しない。
だけど、何を持って満たされるかは人それぞれ違うじゃない。
仕事に生きがいを持つ人間も入れば、家庭に生きがいを持つ人間もいる。
つまり、こう考える人が多くなっても仕方ない訳。
「オレはどうしても結婚におけるリスクの高さが目について、満たされるとは思えないな。」
こんな風に。
否定できる?
何?選択するのは個人の自由?
・・・そ、それは確かにそうだよ。
うん。それはそうかもしれないね。
……で、でもそれもこう相手を思えるのであればじゃないかな。
「自分が結婚するに値する女である」って。
そう思えて初めて決断するんじゃない?
382: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:10:23 ID:irW2LXWA(3/10)調 AAS
あのね、世間には「この相手と結婚はないな」って考えながら付き合ってる人なんて沢山いるわけ。
じゃあそういう人がその後どうなるかっていうとそういう人は
ある程度の人間と付き合っていくうちに
「もし落ち着いたら結婚してもいい」っていう風に考え方が変化すると思うの。
でもこれも、ある程度の人物と付き合ってる事が前提だと思う。
そうやって人は変わっていく訳。
私?わ、私はつ、付き合ったこととか無いから。
一般論!今は、一般論の話をしているんです。
このまえ雑誌に書いてあっ・・・じゃなくて、ごく普通の一般論の話。
・・・矛盾してる?
べ、べ、別にそういう事じゃないもの。
私がその、お付き合いを断ったりしてるのは、今はそういう時期じゃないと思っているから。
あのね、貴志君が言うほどしょっちゅうじゃないからね。
年に2回とか3回とかそれくらいだから。
バイトしてた喫茶店のお客さんからのなんてきっと皆してからかってるんだから。
大体、ボーイフレンドとか、そういうのは、もっと後。
383: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:10:45 ID:irW2LXWA(4/10)調 AAS
高校の時からそうじゃんってそれはそうでしょう。
高校の時から今までそういうのは早いと思っているってそういう事じゃない。
何の矛盾もないです。
大体貴志君だって、ちょっと目を離すとすぐにだらしの無い生活をしたりしているんだから
私がそんなことしてる暇なんてないでしょう?。
大体今日は私の話じゃないし。
ちゃんと聞く。不満そうな顔しない。
って事で、男の子にとっていくらでも恋愛もセ、セックスもできる現代で、
いくらでも居る女の子と結婚までしたいっていう男が居るかって言うと、多分いないんじゃないかなってそう書いて・・・じゃないそういう話。
そう、だから今は結婚が不利なの。だって損するから。
だ、だから結婚すると男の人は死んだ魚の目になるって書いて・・・じゃないそうなるの。
384: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:11:13 ID:irW2LXWA(5/10)調 AAS
じゃあって、私?さ、させる訳無いでしょう?
あのね、貴志君、いくら幼馴染だからって言って良い事と悪い事があるよ。
わ、私がそんな風にいい加減にお付き合いとかするわけ無いじゃない。
だからって結婚ってそれは・・・屁理屈です。
な、なに笑ってんの?
あのね。君の方が年下なんだからね。
私がお姉さん。いつも言ってるでしょう?
だ、大体さ、君は私にもっとこう、私の事をお姉さんだと思うべき。
幼稚園の時に年長組だった私がいじめられて泣いてる貴志君を助けてあげたのも、
小学校の時からいっつも学校の勉強教えてあげたのも、
高校の時に生徒会に君を入れたのも、
大学に入ってどの教授の授業が面白いかとか教えたのも
1人暮らしになった君の家に時たま行ってご飯作ってあげてるのも、
いつまで経っても同じもの着てるから冬物と夏物の入れ替えしてあげてるのも
君が爛れた生活を送らないようにマメに電話してあげてるのも
帰省するときにどの電車で帰ろうとか決めてるのも
全部私。
だから。ね、君にとって私はお姉さんみたいなものでしょう?
お、お姉さんに見えないとか言わない。
だいたい貴志君はありがとう位言うべきだよ。
私にもっと感謝するべきです。
それなのにこの前なんか黙って合コンなんて行こうとしてるしさ。
知らなかったとか嘘。嘘です。
きっと行ったら鼻の下とか伸ばしてたに決まってるし。
そういうのは不潔。不潔です。
385: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:11:45 ID:irW2LXWA(6/10)調 AAS
だから、なんだっけ。
私が言いたいのはちゃんと現実を見なさいっていう事。
きちんとと考えなさいっていう事。
人生取り返しのつかないこととかあるの。
いっつも私、言ってるでしょう?
軽々しく口に出して良い事と悪い事があるの。
そ、それを何?急に
「結婚を前提に結婚してくれない?唯奈ねえちゃん。」
・・・また言った。
顔赤くない!暑いの!
だ、だからね、わ、私が卒業するからって遠くに行く訳じゃないし
ちゃんと近くに就職したし、だからこれからもこうやって来れるし。
それにね。こう言った事は急だと貴志君後悔するかもしれないよ。
だってさっき言ったように普通思うんだよ。
ほら、結婚すると貴志君、こんなに不利なんだよ。
雑誌に載ってたもの。結婚は男の墓場だって。
それなのに君は私と結婚したいって、そう言うの?
386: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:12:12 ID:irW2LXWA(7/10)調 AAS
ま、真顔でうんって・・・私の方が年上なんだよ。
一つ上なんだから当たり前とか言わない。そういうこと言ってるんじゃないの。
貴志君後悔しちゃうかもしれないよ。
け、結婚したら君にわ、別れる権利なんてな、無いんだからね。
・・・
嫌じゃないに決まってるで!・・・
・・・
ん?えーと。ちょっと待ってその、今の嫌じゃないって言うのはええっと
そうじゃなくってそうじゃなくってね。誤解しちゃ駄目。
ちょっとまって貴志君。
貴志君が大学来る為に家をでた時、私おじさんに言われた訳じゃない。
こいつはいい加減だからたまにでいいから死んで無いか見ててくれって。
それなのに私が卒業と同時に貴志君と結婚なんてしたら
なんかおじさん私の事こう、変に思うんじゃない?
こう、そんなことの為に頼んだんじゃない。みたいな。
も、もしかしたら学校もちゃんと行かずに爛れた関係にあったんじゃないかなんて思っちゃうかも
そうしたら何か私すっごくこう、ダメな女の子じゃない?
面倒を見てって頼まれてそれで騙しちゃったみたいなことにならない?
お父さん私のこと嫌いにならない?
387: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:12:42 ID:irW2LXWA(8/10)調 AAS
えええええ!おじさんオッケーって言ってたって。
何考えてるの?おじさん。いつもいつもいい加減なんだから。
大体貴志君は学生なんだから。
ちゃんとこれから勉強していろんなことしなきゃいけないじゃない。
それなのにそんな簡単に考えておじさん何考えてるのよ。
・・・わ、私もおじさんの事は好きだけど・・・
すっごく可愛がってもらったし。
えっと、えっと。
で、でも。何?じゃあ何?
貴志君はそ、その、おじさんが楽しみにしてるから私にその、結婚して欲しいとかそんな事言ったわけ。
・・・ふーん。
違うとか言っても信じられないな。
へー。そうですか。
でもダメ。結婚しない。
388(1): ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:13:34 ID:irW2LXWA(9/10)調 AAS
・・・ほら。泣きそうにならない。
話は終わってないから。
あと一年、ちゃんと勉強して卒業したら。
そしたら結婚して。じゃないやプロポーズして。
判った?
…な、なんでってが、学生結婚は駄目だから。
それだけです。
それだけだって。
めーです。駄目です。
それだけです。
大体ね、お付き合いしようとかそういう言葉が先にあるもんじゃないの?
いきなり結婚って・・・
大体結婚を前提に結婚って意味わからな・・・
ん・・・
納得できないって・・・
あーもう!
判った!!
あのね!
・・・き、君が不利になるかもしれないでしょう!
判んないの!?
貴志君はほら、結構顔だっていいし。た、多分女の子にだってそこそこ人気あるでしょう?
そ、それなのに君はそんな風に決めちゃって良い訳?
もっと良い人がいるかもしれないとか思われたらやだもん。
わ、私は貴志君の事が幼稚園の頃から大好きだからいいけれど
ずっと独占してきた訳でしょ。そんな有利な状態で、
しかも私が卒業したからって私に合わせてそういうのってなんか私が誘導したみたいだし
そんなのずるい気がするし、将来貴志君があー、もしかしたらもっと良い人がって思ったら
ちょっとでも思ったら許さないんだからね!
だ、だから私なら待てるし貴志君が卒業してゆっくり考えてそれからだって
そ、それに今だって結構幸せなのにそれこそ君と結婚なんてしちゃったら私嬉しくて今まで以上にって
・・・
こら、ちょ、いつの間にスカート、え、駄目だってきゃ、キ、キスとか
んっ・・・こ、こらっ、胸、触っちゃ、きゃ、
きゃああああああああああああっ!!
389: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/06(金) 14:14:09 ID:irW2LXWA(10/10)調 AAS
-*-*
小ネタ第2弾。
では。
ノシ
390: 2009/03/06(金) 22:31:28 ID:xeRampoH(1)調 AAS
やべえ、すげーツボってるw
今からwktkして待ってます
391: 2009/03/07(土) 04:59:29 ID:ZcOflIf4(1)調 AAS
>>388
ああもおおおおおお
可愛いなあ
可愛すぎる!!!
第三弾もあるよね?ね?
っていうか唯奈ねえちゃんと貴志くんのらぶらぶエッチーシーンを希望
強く希望
392: 2009/03/15(日) 01:41:29 ID:rBIqJz16(1)調 AAS
ん?>>362-373も>>380-389も貴志君?
393: ◆/pDb2FqpBw 2009/03/23(月) 13:07:11 ID:eWn5blEm(1)調 AAS
今気付きました。
あれ?えーと>>380-389書くときに
いつもみたいに確か普通にどういう響きにしようかなと考えて名前決めて、
・・・
・・
すんません。
>>362-373も>>380-389も貴志君ですが別人です。
ええ。
394: 2009/03/31(火) 18:09:58 ID:GF1TKXwC(1)調 AAS
ほしゅ
395: 2009/04/05(日) 14:00:43 ID:l6L39yvQ(1/8)調 AAS
僕は今、彼女の部屋に来ていた、というのも、今日は彼女とデートの日なのだ。
「美香。」
「なにー」
「今日はどっか出かけよう。」
「なによいきなり」
「いや、デートといいつつもいつも家にいるだけだし、たまにはいいかなーと思ったんだけれど・・・」
「別に気使わなくてもいいわよ。お金ないんでしょ。」
それは・・・・
「いや、バイトして貯めたんで大丈夫です」
「ふーん、。」「そんでどこ行くのよ。」
「とりあえず買い物でも行こう。」
「んー、」
彼女は少し考えたが、
「そうね。いきましょ。」
僕は、今日の出費はかさみそうだ、と予感した。
僕は彼女と別れる。今日。
彼女が悪いわけじゃないし、僕にほかの好きな人ができたわけでもない。
デートの度、彼女に貢ぐことも、決していやなことじゃない。彼女の幸せは僕の幸せなのだ。
それでも、僕と彼女は今日別れる。
僕が彼女に告白したのは桜が舞う季節だった
その日は中学校の卒業式で、みんな支配からの卒業を喜んだり、全然理解できないが、泣いてたりする人もいた。
かくいう僕も送られる側の人であり、本命の公立高校受験も終わっていたので、心に緩みができていたのかもしれない。
卒業式が終わった後、僕は誰もいない教室で自分の荷物をまとめていた。
最後の荷物をまとめ終わり教室を出て行こうとすると、
「いつから?」
彼女がいた。こちらをじっと見据えていた。
「さっきから。たしか雄介に本貸していたと思ったんだけど。」
僕は、ああ、といって彼女に本を荷物入れから探す。
「どうだった?」
「美香らしい本だった。」
借りた本は江戸川乱歩賞をとったことのある本だそうで、なんというか、ハードボイルドを感じた。
僕は「でもおもしろかったよ。ありがとう。」といって本を手渡す。
396: 2009/04/05(日) 14:02:50 ID:l6L39yvQ(2/8)調 AAS
僕らはそれぞれ別の高校へいく。
美香とは長い付き合いで、生まれたときからずっとお隣さんの、いわゆる幼馴染をしている。
昔から美香は美人だったが、中学に入り成長するにつれ、彼女はますます綺麗に、そして・・・なんというか、ハッキリした物言い(要は男勝り)になっていった。
そのため、同学年に限らず、さらには異性に限らず、多くの人にモテた。
中学一年の秋、その中の一人(女子だが・・・)に美香が僕を煙たくおもっているしあんたと美香はつりあわないから別れなさい、なんて言われた。
別に付き合ってたわけではないのだが、どうやら付き合ってるように見えたらしい。うわさには、というか俗的なものには僕は無頓着だったので全然気づかなかった。
確かに僕が美香の隣にいたら、美香に迷惑がかかるかもしれない。だけど美香は優しいから、言い出せないのだ。
それからは、一緒に登下校するのもやめたし、小学生のころはよく行っていた彼女の部屋にも行かないようにした。
それでも美香は僕の部屋に来ることはあったが、それも次第に減っていった。彼女のためだ、寂しいとは思わない。なのに、たまに胸がキリキリ痛んだ。
「雄介」
少し間をおいて
「それじゃ、あたし帰るから。」
長い沈黙を破った彼女の言葉だった。
「あ、うん・・・」
それが僕にはまるで今生の別れの言葉に聞こえた。
だから僕は
「・・・好きだ。」
つい口を滑滑らせてしまった。
397: 2009/04/05(日) 14:03:40 ID:l6L39yvQ(3/8)調 AAS
「・・・え?」
美香は一瞬ピクリとしたあと、ゆっくり振り返ってこちらをじっと見る。
・・・・背中に冷や汗を感じる。
彼女の瞳の奥からはどんな感情も読み取れなかった。
「なんでもない。じゃあね。」
ぼくは本当になんでもないように彼女に返す。
そうすると彼女はどしどしと僕の近くまで寄ってきた。
「なんでもなくないでしょ。なんていったのよ。」
なんだ。ちゃんと聞こえていたんじゃないか。
彼女にはちょっと、いやかなりサドっ気がある。
ここでごまかせばさらに追求されるだろう・・・。ぼくは覚悟を決めた。
「ずっと好きだった。」
美香はSだが僕はMではない。と思う。たぶん。おそらく。
結果がわかった告白なんてしたくなかったし、答えも聞きたくない。
言ってすぐに僕はその場から逃げるように帰ろうとしたのだが・・・
美香はふーん、と一言いい、
「別にいいわよー。付き合ったげる。」
逃げ出そうとした僕は完全にフリーズした。
たしか彼女には彼氏がいたはずだ。
というか彼氏がいなかったためしがない。いつもとっかえひっかえしていた。
「・・・彼氏は?」
「いまはいないわよ。」
「あと、ひとつ言っておくけど、無理やり襲ってきたらただじゃおかないわよ。」
結局、僕らは幼馴染から恋人へ、よくある展開を遂げたらしい。
らしい、というのも、その後のことはよく思い出せないのだ。気づいたら家にたどり着いていた。
どうやら今日、僕と美香は恋人になったようだ。だが、僕は所詮僕は美香の彼氏と彼氏の中継ぎに過ぎない。
うぬぼれちゃいけない。それでいい。
彼女の幸せは僕の幸せなのだ。
398: 2009/04/05(日) 14:04:45 ID:l6L39yvQ(4/8)調 AAS
--------------------------------
「あー、おいしかったー」
彼女はすっかりご満悦のようで心なしかほほがつやつやしていた。
「それは・・・よかったよ。」
僕らは街で買い物をし、レストランで夕食を取った。
といっても驚いたことに彼女はうさぎのキーホルダーふたつしか買わなかったのだが・・・。
僕はもっと豪快な買い物になることを予想していたため、この日のために財布をふくらませておいたのだが杞憂だったらしい。
僕らは夜の街を背にベンチで食休みをしていた。
秋の寂しさを含んだようなかわいたかぜがほほをなでる。
街の光が遠くに見える。心に安らぎと、そして孤独が広がっていくのを感じた。
今日のデートは概ね成功だったようだ。
あとは彼女と別れるだけ。
美香は僕とはつりあわない。それは彼女もわかっているだろう。これは単なる美香のきまぐれ。
だから僕は彼女にほかの好きな人ができたら分かれようと思っていた。
この前、美香の部屋でデート(?)したとき、僕は偶然ゴミ箱に捨てられていたコンドームの箱を発見してしまったのだ。
僕は彼女とはセックスどころかキスさえしていない。
となると美香に他の彼氏がいるということになる。
僕はそれを見て、潮時だと感じた
美香にとっても他の彼氏がいるのだから僕の存在はうざったいだけだろう。
でも彼女は優しいから、僕に別れを言い出せないのだ。
だから僕から言い出さなければ。彼女のために・・・
「美香・・・」
「なに?」
彼女のために・・・・。
僕は胸に痛みを感じた。それは無視した。
「別れよう」
399: 2009/04/05(日) 14:05:23 ID:l6L39yvQ(5/8)調 AAS
美香は顔をゆっくりこちらに向けてきた。
彼女の大きな瞳は、僕が彼女に告白した時と同じだった。どんな感情も読み取ることができなかった。
「・・・・別れよう?」
「うん、別れよう」
僕はこみ上げる悲しみを感じた。
彼女の幸せは僕の幸せのはずなのに、たまらなく悲しくなって顔をふせた。
数秒の間をおいてから、美香は突如立ち上がり
「なにいってるのよ。あたしのことずっと好きだったんじゃなかったの。あんたから告白したくせに何で逃げるのよ!キスもする度胸もないのになんで告白なんかしたのよ!馬鹿みたいにお金ばっかりわたして!」
叫んだ。
「僕知ってるよ。美香は優しいから、僕の告白断れなかったんだろ?でももういいんだって・・・」
彼女のつめたい両手が突如僕の両ほほを包むのを感じた。ひっぱらっれるのに釣られて僕は立ち上がる。
僕は引っぱたかれるのを覚悟して目を瞑った。
・・・?
唇に暖かい感触を受ける。
美香の仕業だった。
美香が僕にキスしていた。
「・・・!」
唇が離れる。
「これ、あたしのファーストキスだから。」
というがはやいかもう一度口付けられる。
こんどは舌を入れられ、もう僕の頭は沸騰寸前だった。
「みっ、美香っ!」
僕は彼女の体を強引に離す。
彼女は泣いていた。
400: 2009/04/05(日) 14:06:05 ID:l6L39yvQ(6/8)調 AAS
「あたしね、怖かったの。ゆーくん中学校はいったら急によそよそしくなったから・・・。」
「彼氏たくさんいるってのも全部嘘。ゆーくんの気を引きたかっただけ。ゆーくんがくれたお金も一円も使ってないよ。」
そこまで言うと美香は顔を手で覆う。
僕は美香を抱きしめたい衝動に駆られた。でもできない。
僕はこんな悲しそうな彼女を今までみたことがなかった。
「でもゆーくんはあたしのことどーでもいいんだよね」
「そんなこと・・・」
ない・・・という言おうとしていえなかった。僕は彼女の幸せというものを勝手に勘違いし、勝手に決め付けていたのかもしれない。
結局僕は僕のことしか考えていなかった・・・。
「でもね、あたしゆーくんがいないとだめ。ゆーくんじゃないとだめなんだよ」
「きらいにならないで・・・おねがい・・・」
美香は僕にしがみつき、服に顔をうずめている。時々嗚咽の声がきこえる。
僕は・・・こんなしおらしい美香をしらない。
どっちの美香が美香なのか。中学校に入って、僕と美香は離れすぎてしまった。
もう僕には美香の本当の幸せを見極めることはできない。
「ごめん・・・っ!」
僕は美香をひきはがしてそのまま逃げた。
悔しかった。美香を守れない自分がこの上なく情けなかった。
僕は家に着くと布団にもぐり、そのまま泣いた。
朝なんて来なければいい・・・・
401(3): 2009/04/05(日) 14:08:24 ID:l6L39yvQ(7/8)調 AAS
初めてSS書きました。
見苦しい点が多々あると思いますが、
もし読んでくださった方いたら歯に衣せずどんどん批評おねがいします。
お目汚し失礼です。
402(1): 2009/04/05(日) 15:49:13 ID:R/RoBDyr(1)調 AAS
>>401
まさかこれで終わりなんて言うんじゃないだろうな?
続かないとお前を取って喰う
403: 名無しさん@ピンキー 2009/04/05(日) 16:44:08 ID:l6L39yvQ(8/8)調 AAS
時間がなかなかとれず、続き書くまでかなり時間かかると思いますのでとりあえず完結ということで勘弁してください・・・。
もし続き書くとしても恐らく非エロになってしまうかと思います
404: 2009/04/05(日) 18:35:57 ID:8ESEQLEQ(1)調 AAS
こんな悲しい結末嫌だお・・・
405: 2009/04/06(月) 19:53:28 ID:o7cfammK(1)調 AAS
非エロでも構わないんで、お願いします。
いや、マジで。
406(1): >>401 2009/04/06(月) 21:07:31 ID:Sb27SNS8(1)調 AAS
続き書くことにしました。
ですが僕はかなりの遅筆なので、時間かかると思います・・・
いろいろわがまま言ってほんとすいません
なるべく早く仕上げます・・・
407: 2009/04/06(月) 21:53:40 ID:SpAnedrh(1)調 AAS
>>406
とりあえずコンドームの伏線ぐらいは解決させておくれ
408: 名無しさん@ピンキー 2009/04/07(火) 09:43:50 ID:cER7MCD1(1)調 AAS
美香さんは襲われるの覚悟でコンドーム用意して部屋に入り浸ってたのですが、
いつまでたっても襲わない雄介のヘタレさに呆れと空しさを抱いてすてちゃったみたいです
409: 2009/04/08(水) 10:04:19 ID:Wao0PqeH(1)調 AAS
続き書く前にネタバレしちゃ駄目だろw
410: >>401 2009/04/09(木) 18:11:48 ID:ibxTcqqq(1/6)調 AAS
雨が降っている。
灰色の空と、灰色の空を映したいつもの道は、どこか幻想的である。
「雨っていいよね。」
僕は雨が好きだ。
でも美香には理解できないらしい。
「ぜんぜんわかんないんだけど・・・。一体これのどこがいいんだか。」
そんなこと言われましても・・・
「・・・においとか?」
そうすると美香は鼻をくんくんさせる。
が案の定彼女はすぐに盛大にむせはじめる。霧雨が気管に入ったらしい。
僕は笑いをかみ殺しながら、美香の背中をさすってやる。
ここで対応を間違えればに死活問題なので僕としても必死にならざるをえない。
・・・と、突如頭部に衝撃を感じた。どうやら真っ赤になった美香が僕の頭を叩いたらしい、結構本気で。
「笑ってんじゃないわよ!あんたのせいなんだからね!」
「やっぱしわかりますぅ・・・?」
「当たり前よ!あんたのことなんて全部わかるんだから!」
「・・・・・」
僕はこの発言にあえて触れなかった。彼女から熱気が伝わってくるのを感じる。かく言う僕も顔から火を噴きそうだった。
今日は本当にいい日だなぁ。
美香と僕は沈黙を守ったまま、家路を歩いていた。
僕は雨の音ととたまにきこえる車の走り去る音の間に、何かを聞いた。気がした。
「・・・うさぎ?」
僕は怪しく思い、音の発信源と思われるダンボールを開いてみたら、なんとうさぎがいた。
「え?何?うなぎ?」
「あ、いやうなぎは確かに食べたいけれども・・・」
「きゃああああ!なにこれなにこれかわいいかわいい!」
「誰かが捨てたのかな。」
「こんなかわいいのに捨てるなんて人間じゃないわ!」
「うん・・・どうしようか。」
僕のうちは母子家庭で、父は僕が幼いうちに亡くなっていた。
なので経済的にかなり圧迫されており、うさぎを飼うことはできないだろう。
美香のうちは・・・かなり裕福な家庭に属すると思う。
「美香んちってペット大丈夫なの。」
「・・・弟がアレルギー持ってる・・・」
困った。
「ここに置いていったら、死んじゃうよね・・・」
「・・・・」
「二回も捨てられることになるよね。ペットになりたくて生まれてきたわけじゃないのに」
「・・・一緒に飼う?」
「うん!」
さっきまでのしおらしい彼女は一転、満面の笑みを向けて返事を返した。
図られた・・・!
でもいい。笑顔が見れたし。
411: >>401の続き 2009/04/09(木) 18:20:53 ID:ibxTcqqq(2/6)調 AAS
美香が泣いている。
僕らはうさぎを公園で飼うことにした。必要な小屋や何やらは拙いながらもぼくと美香が協力してつくった。
食べ物は小学校の行きと帰りに一回ずつ与えることにした。
だがそれも今日で終わり。
僕は、うさぎをを地面にゆっくりおろした。
するとこちらをふりかえり、僕の手をひとなめすると愛する妻と2匹の子供たちのほうへ走り去っていった。
美香のすすり泣く声が雨の音を縫ってわずかに聞こえる
「いっちゃったね・・・。」
「うさぎにとってみれば幸せなことなんだよ。」
ぼくはあえて、うさぎは僕らから離れるべくして離れたのだ、というニュアンスを含んだ物言いをした。
その言葉の半分は自分自身に言いきかせた。
なぜなら、僕たちもいつか家族を持ち、離れ離れになるのだから。
いざその時が来たら、痛みは少ないほうがいい。祝福できるくらいにあたりまえのことになってしまえばいい。
なのに・・・
胸が痛い。
「雄君」
「雄君は・・・雄君だけは・・・・
412: >>401の続き 2009/04/09(木) 18:21:57 ID:ibxTcqqq(3/6)調 AAS
----------------
カチッ、カチッ、カチッ・・・・
時計の規則正しい音が耳の中でこだました。
見ると、すでに昼を回っている。
懐かしい夢を見た・・・。
ぼくはこのまま死ぬまで眠り続けていたい気分だったが、顔を洗いに強引に布団からでた。
顔を洗いながら、僕は昨日見た夢を思い出していた。
美香は・・・
美香はあの時僕に、どこにもいかないでといった。
そうだ。美香は昔から、いつも、たったひとつのことだけを僕に願い続けていた。
でも僕は中学生になって、ゆがんだ価値観を美香に押し付けて、美香の隣から姿を消した。
僕は、美香が美しくなると同時に彼女のことをますます好きになった。
だが、同時に寂しさも深まっていった。結局、僕と美香は相容れぬ者同士なのだと。
もしかしたら、裕福で、美人で、父もいる彼女の幸福に嫉妬していたのかもしれない。
だからそんなゆがんだ価値観が生まれたのかもしれない。
どう転んだって、僕が最低な人間であることにかわりはなさそうだった。
413: >>401の続き 2009/04/09(木) 18:22:33 ID:ibxTcqqq(4/6)調 AAS
RRR、RRR、RRR、・・・
電子音が響く。僕はいま誰とも話したい気分ではなかったが、しぶしぶ受話器をとった。
「はい・・・駒沢です・・・」
「雄介っ?!あんたいままでなにしてたの?!」
「母さん?寝てたんだけど。どうしたのいきなり」
「あんたなにのんきにねてんのよ!この馬鹿息子!美香ちゃんが交通事故にあったの聞いてないの!」
え・・・・・
美香が・・・?
僕は視界が真っ暗になり、受話器を取り落とした。受話器から怒鳴る母さんの声が聞こえる。
飛び出すように家をでた。
そして隣の美香のうちのインターホンを叩く。
でてくれ・・・でてくれ・・・出てよ・・・はやくでて・・・。
インターホンからはなんの反応もなかった。美香のうちは不自然なほどの静けさに包まれていた。
僕は絶望が心を支配するのを感じた・・・
僕は茫然自失となりかけたが、思い出したように携帯電話を取り出し母の携帯にかける。
「ゆうすけ?!あんた今すごい音したけどなに「美香はどこ?」
母は僕の言葉の迫力を感じ取ったのかいいかけた言葉をとめた。
「・・・○○病院の62号室よ。気をつけていきなさいよ。あんたまで事故に・・・」
僕はそこまで聞くと携帯をポケットにねじ込んで走り出した。
美香・・・・みか、みか・・・!
414: >>401の続き 2009/04/09(木) 18:23:35 ID:ibxTcqqq(5/6)調 AAS
ゆーくんに・・・捨てられた。
思えばあたしはゆーくんのことを裏切ってばっかりだった。
少しでもかまってほしくて、離れないでほしくてあたしはゆーくんが好きなあたしを汚していった。
ゆーくんは傷ついたことだろう。捨てられるのも当然のことだ。
あたしはあてもなく歩き続けた。多くの人があたしのまわりを流れていく。
なのにひとりぼっちだった。こんな孤独を感じたことはなかった。いつもゆーくんがいてくれた。
あたしは道端にうずくまり、からっぽの心を涙でうめるように泣いた。
・・・どれだけ時間が過ぎただろう。
さっきは多かった人通りもいまは少なくなり、店の明かりもいつの間にか消えていた。
・・・・帰ろう。
お母さんもお父さんも心配しているだろう。なによりゆーくんにこれ以上迷惑をかけたくなかった。
立ち上がった直後、あたしは手首をつかまれた。
「ねえ、お嬢さん。いくとこないの?いまどきいう家出?」
品のない笑い声が、近くなのに、遠くで聞こえた気がした。
「オレ達といいことしない?」
あたしは大声をだそうとしたが、
もういいや・・・・。もうどうでもいい・・・。
この人たちに犯されるんだったら、それはそれでいい。
卑しいあたしにはしかるべき罰なのかも・・・
そのとき、ポケットから出した片手に引っかかり、うさぎのストラップが落ちた。
ゆーくんがくれたストラップ・・・
直後、あたしはうさぎのストラップを掴むと手を振り払いそのまま走り出した。
助けて・・・助けてゆーくん!
あたしは必死で走った。なるべく人気のあるほうへ走った。
そして、遠くにコンビニの明かりを見て、
十字路をつっきろうとしたとき、あたしの体は真っ白な光に包まれた。
415: >>401の続き 2009/04/09(木) 18:25:32 ID:ibxTcqqq(6/6)調 AAS
------------------
病室の前には、長いすに腰掛けている美香の家族がいた。
美香に似て(美香が似たのか)いつも修司さんをしりにしいているパワフルな香織さんもやつれた顔をして、修司さんのひざの上で寝ていた。
「雄介君・・・」
「あの、修司さん。美香さんの様態は・・・?」
「命に別状はないらしい。・・・だが、頭を打ったらしく意識が戻らないそうだ。こればかりは医者でも治せないらしい。
意識が戻るのは1時間後かもしれないし、あるいは10年後かもしれない。」
修司さんはその後口を固く閉ざした。
ということはもしかしたら死ぬまで植物人間・・・
いや、そんなことは考えたくない・・・美香に限ってありえない
昨日まであんなに笑ってたじゃないか・・・・
なのにぼくは美香の笑顔を思い出すことができなかった。泣いている顔しかイメージできない。
「・・・・失礼します。」
僕は意を決して美香のいる病室へ入った。
-----------------------------------
「美香・・・・」
美香は昨日の服装のまま、何も変わらずベッドの上で横たわっていた。
酸素マスクから聞こえる、規則正しい呼吸の音が聞こえる。
ともすれば今にも起き上がりそうに見えた。
「美香、起きて。ほんとは目さめてるんだろ?」
ぼくは美香のからだを弱く揺らした。
小学生だったころは、よく朝に弱い美香を起こしにきてあげたなあ
「美香起きて・・・おきてよ・・・」
ねむりまなこをこする彼女の姿はとてもかわいらしかった。
「おきて・・・みーちゃん・・・早く起きないと・・・・学校遅刻しちゃうよ・・・・・・・・!」
僕はもう、涙を抑えることはできなかった。
すべて僕の責任だ。
僕が美香を知ろうとしなかったからこんな結末になった。
僕が美香に、僕が知っている美香であるように強いて、知らない美香を切り捨てたんだ。
僕は美香が僕をいつか裏切ると思っていたから、
だから必要以上に彼女に接近しようとしなかったし、彼女にもそれを許さなかった。
美香はいつも僕を信じていたのに僕は裏切ったのだった。
こんないい女、世界にどこにもいない。なんでそんな簡単なことずっと気づかなかったのか。
裏切られることが怖かったから心のそこから好きにならないようにしてた。
いまさら気づいても遅い。
顔を上げると窓からは赤い光が差し込んでいた。
長い時間寝ていたようだ・・・・。
僕は美香の酸素マスクをはずした。
美香の赤い唇にそっと口付ける。
僕は美香に口付けながら静かに泣いた。
彼女の顔が僕の涙でぬれていった。
416: 2009/04/09(木) 19:50:45 ID:QzvanxRp(1)調 AAS
支援
417: 2009/04/10(金) 00:22:42 ID:VyTgERlb(1)調 AAS
続き待ってるよぉぉぉ!!!!
418: >>415の続き 2009/04/10(金) 16:36:32 ID:QUqTJPGZ(1/2)調 AAS
ゆっくり唇を離そうとしたとき・・・
誰かの手が僕の頭を掴んだ。
「あんたに寝込みを襲う度胸があったとは知らなかったわ。」
「・・・っ!んっ!んー!」
美香の舌が僕の口の中で狂ったように動きまわる。
彼女の腕で固定された僕の頭はびくともしなかった。
こんな細い腕のいったいどこにそんな力があるのか。
ずいぶん長い間二人はお互いをむさぼった後
二人の唇が名残惜しそうに銀の橋をかけ、離れていく。
「美香・・・っ!」
僕は感極まって彼女に抱きついた。
「えへへーそんなに心配だった?」
美香は僕の頭をなでている。
「僕には美香がいないとだめだから、結婚してほしい。」
こんな歯が浮くような言葉も裏返ることなくいえた。
「そうよ・・・ゆーくんはあたしがいないとだめなんだから・・・気づくの遅いのよ!ばかぁ!」
「ごめん。」
「ばつとしてあたしの言うことしたがってもらうからね。」
「はい。」
「あたし以外の女の人と仲良くなっちゃだめ。」
「うん。」
「あたしの言うこと全部鵜呑みにしちゃだめ。」
「うん。」
「でもあたしが本当に伝えたいことわかって。」
「うん。」
「あたしを・・・きらいにならないで。」
「・・・うん。」
僕は、こんなしおらしい彼女を・・・・知っていた。
小学校にあがる前、美香は今とは正反対の性格をしていた。
だけど僕は、美香に気の強い女の子が好きだといった。
理由なんてあってないようだものだけど、強いてあげるなら僕ばっかり美香にほれるんだと思って
なんだか悔しかったことだろうか。
---------------------------------------------
美香の意識が戻った後も、経過をみるらしく何日か入院していたが、先日退院した。
ただ美香は・・・・骨折した足が完治するまで僕に高校の送迎を命令してきた。
なんだか美香の「気の強さ(?)」というものが最近拍車をかけて強まってきた気がする。
でも僕は知っている。
僕しか知らない美香を。
419(2): 2009/04/10(金) 16:43:21 ID:QUqTJPGZ(2/2)調 AAS
すいません最後の展開ちょっと悩んで投下一日ずれました
ハッピーエンド要望の声があり、僕としてはこんな感じのストーリーをイメージしてたんですが
いざ文面にしてみると、これご都合主義じゃね?と思い、
いろいろ悩んだ挙句結局はそのままの状態で投下してしまいました。
>>402さんには、作者を取って食う権利があります。
あでもやっぱいやです。痛いのはいやです。
じゃあちょっと半年旅に出てくるんでぼくはこれで。
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