[過去ログ] ●●寝取り・寝取られ総合スレ5●● (769レス)
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531: 374 ◆ldQo/fT6KU 2007/08/29(水) 18:30:34 ID:vLP5oV3K(7/15)調 AAS
「……何だよ?」
出し抜けに、唯が私の方を見て、そう言ってきた。
その時になって初めて、私はこいつを注視していた事に思い至った。
「べ、別に……アンタにそういう一面がある事なんて、知らなかったから。
……ちょっと意外だなって、思っただけ」
だが、私が答えた瞬間には、もうそんな事はどうでも良くなっていたのか、
唯は志保ちゃんのお皿に、ローストビーフやミニトマトをよそってあげていた。
母親というものは、たまには育児から解放されて、
思い切り飲み食いしたいと、常に思っているものらしい。
唯は挟道さんのそんな気持ちを推し量ったのか、
積極的に志保ちゃんの面倒を見てあげているようだった。
これだけ切り取って見ると、微笑ましい風景だ。
さしづめ、幼い女の子と親戚のお兄ちゃん、といった感じだ。
恐らくは今、慎君達は唯に対する第一印象を、少し改めているだろう。
ただ一人、吉良君だけは相変わらず不快そうな顔をしていたけれど。
「こら、志保。お兄ちゃん、重いでしょ?」
「あはは、大丈夫っすよ。気にしないで良いからねー、志保ちゃん」
いつの間にか志保ちゃんは、唯の膝の上に座っていた。
居心地が良いのだろうか、お気に入りの座席を確保したようだった。
まだ会が始まって十分かそこらなのに、もう唯は
幼子の心をがっちり掴んでしまった。
私の隣で、吉良君が「……強姦魔に懐いちゃって、良いのかな」と
呟いたのが聞こえたけれど、私は敢えて聞こえないフリをした。
「唯クンと話すの初めてだけど、何か第一印象とは随分違うのねぇ」
嘉狩はそう言って、唯と志保ちゃんを、交互に眺めた。
「正直さ、初めて唯クンを見たのが、吉良君と喧嘩してた現場だったからさ。
あんまり良い印象無かったんだけど、意外と良いお兄さんって感じじゃん?」
何も知らないくせに……と吉良君が脳内で呟いた声が、私にも届くような気がした。
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