[過去ログ] 孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【5】 (854レス)
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385: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 2006/12/23(土) 12:02:30 ID:1QfassN5(4/8)調 AAS
「……」
「……」
異教の巫女と私は、しばらく無言のまま見つめあった。
互いの、用心深く注意深い視線が探りあい、
──お互いが、お互いを手ごわい女だと認識した。
同時に、本当に必要でないのならば、敵対しないほうが賢明な相手だということも。
私が、肩の力をそっと抜くと、アドレナも小さく息をついた。
「……あなたに一時的に巫女長の座を譲ったとして──」
私の隣で、イリアが、びっくりしたように顔を上げた。
(仮定の話よ)
横目で流した視線で、イリアの口を封じながら私はことばを続けた。
「――貴女がたが用意できる<代価>は、どのようなものかしら?」
態度の軟化を感じ取ったのだろう、交渉役の巫女がぱっと顔を輝かせて口を開く。
「それならば、大いなる富──街の収めるべき税金の一部を永続的に免除──」
イリアが眉をしかめかける。
<帝国>の、こうした押し付けがましさ──私たちの物を奪っておきながら、
尊大にそれを「返却」してくださる──には、反発以外の何も感じない。
しかし──。
「――貴女がたの<敵>への攻撃の際の、助力、でいかがでしょうか?」
巫女のことばが終わらないうちにアドレナは別の条件を出した。
イリアが息を飲んだのを私は感じ取った。
「敵……ですか、我々の?」
「はい。私(わたくし)たちにとっても、ですが……」
うなずいたアドレナに、私は一瞬返答するのが遅れた。
「……なんのことなのかは、よくわからないけど、そうした気持ちは嬉しく思います」
「はい。出すぎた真似をいたしました。
――ご容赦を。本日は、これまでにいたしとうございます。しかし、巫女長様……」
「ウルスラ、でいいわ」
「ウルスラ様、お忘れなきようお願いいたします。
我々は、いつでも貴女さまに<協力>できる、と思いますわ」
「それは、よく覚えておきましょう」
アドレナは引き際さえもよく心得た女だった。――到底まだ処女の身とは思えない。
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