[過去ログ] 孕ませ/種付/受精/妊娠/妊婦/出産/HRネタ総合【5】 (854レス)
上下前次1-新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索 歴削→次スレ 栞削→次スレ 過去ログメニュー
144: ゲーパロ専用 ◆0q9CaywhJ6 2006/12/02(土) 17:26:16 ID:yP7/ttbv(3/23)調 AAS
「……」
うまく着地した僕は、あたりをきょろきょろと見渡した。
中庭には、たくさんの人たちがいた。
もう会場の時間になっていたから、父兄や近所の人たちなどが構内に入ってきているからだ。
そのうちの何人かは、窓から飛び出してきた僕を見て驚いたような表情になっている。
「……いない……」
上から見たときには確かに中庭にいた美月さんは、どこにもいなかった。
──すれちがいになったか。
あわてて渡り廊下に駆け込んで校舎の中に戻ろうとして、ひらめいた。
普通、教室に向かおうとしたら行くところは──。
息せき切って、昇降口のほうへ向かう──そこで足が止まった。
──薄暗い建物の中に外から差し込む陽光にさえも、艶々と輝いて見える黒い髪。
──穏やかな挙措で歩をすすめ、立ち止まっては何かを探している様子は、可憐の一言に尽きる。
──古びた下駄箱が立ち並ぶ殺風景の中で、そこだけ別世界のような──。
「……美月さん……」
思わず、声が漏れる。
僕に気がついたその女(ひと)が振り返った。
恥ずかしそうに、微笑む。
「えへへ……来ちゃいました」
その笑顔は、とても八歳上の人のものには思えないくらいに可愛くて、僕はごくりとツバを飲み込んだ。
ブレザー服、女子高生の格好は、どう考えたっておかしい。
美月さんは、僕よりずっと年上で、人妻で(もっとも夫は僕だけど)、しかも双子の母親だ。
でも、こんなに可憐で可愛い。
きらきらと輝く瞳に、僕は魅入られた。
「えっと……その……」
「うふふ」
どう声を掛けていいのか、わからなくて混乱している僕に、美月さんはにっこりと笑いかけた。
「……」
ことばはでなくても、すっと、気持ちが楽になる。
ああ。
この人の笑顔には、そういう力があるんだ。
上下前次1-新書関写板覧索設栞歴
あと 710 レスあります
スレ情報 赤レス抽出 画像レス抽出 歴の未読スレ
ぬこの手 ぬこTOP 0.005s