[過去ログ] お兄さんとショタでエロパロ(二次オリ問わず (558レス)
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236(1): 2007/05/16(水) 00:07:11 ID:sPeIBRHd(1)調 AAS
レポート出さないけないから不定期になるからジャンジャン爆撃したって
237(2): 2007/05/16(水) 23:03:49 ID:yHfPtozo(1/12)調 AAS
>236
それではお言葉に甘えまして。
今度のイベントで頒布する同人用の原稿として書き上げました。
なにぶんこの手の小説は初めてですので、反応を知りたくて投下いたします。
至らぬ点等あるとは思いますが、ご容赦のほどを。
内容は女装美少年モノです。
238: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:05:32 ID:yHfPtozo(2/12)調 AAS
上目遣いでこちらの視線を確認しながら、ねっとりと舌を勃起に絡める。 悪戯好きそうな瞳はあやしく輝き、男の急所を握った優越感に満たされていた。
栗色の柔らかそうな髪が自分の股間に揺れている。
抱きしめるように細い両腕が尻に回っていた。
男の前にひざまずく身体はあくまで華奢。肉付きの薄い肌をセーラー服が覆っている。
怒張した男根だけを引っ張り出して、嬉しそうにほおばっているのだ。
年端もいかない少女が。
赤い舌を敏感な亀頭に這わせ、先端に口づけすると先触れの液を啜り、ぱっくりと口に含むと舌先で転がす。
「んんっ……」
その刺激に思わず声を漏らすと、嬉しそうな表情を浮かべるのだ。
「ふふっ。おにーさんのチンポしゃぶっていたら、こんなになってしまいました」
妖艶な表情で立ち上がり、短めのスカートをゆっくりとたくし上げていく。
磨き上げた白磁のようなつややかな太腿。そして股間を覆う白い下着。
ひときわ目を引くのが、その中央部をテントのように盛り上げているしなやかな肉棒であった。
それは紛れも無い男のしるし。
彼女は正確に「彼」と表記すべきであろう。だがその淫蕩な表情は少女と間違えかねない。
性別なんてものは関係なかった。彼がもたらす快楽の虜となり、また彼も男から愉悦を引き出していく。
少女にしか見えない少年の妖艶な微笑みに釣られるように手を伸ばした。
甘美な背徳の場所へと。
239: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:06:34 ID:yHfPtozo(3/12)調 AAS
彼と初めて知り合ったのは一ヶ月ほど前のことだった。
あてつけのように定時にタイムカードを押して帰宅する途中の電車の中である。
普段、深夜の空いた電車しか見たことのない自分には、夕方の混雑した車内は新鮮であった。朝の殺人的な詰込車両とは別次元であるが、それでも結構な乗車率である。
扉付近に立ってなにげなく窓の外で夕闇に暮れようとしている朱色のビルが流れていくのを眺めていた。
弛緩しているようであるが、はらわたは煮えくり返っている。
あの糞上司が。
先日までデータ作成に追われ、本日ようやく提出したのであるが、それを上司が「間違っているじゃないか」と頭ごなしに叱り付けられたのである。
二重にチェックしたのだから正確のはずだ。だが「言い訳するな!」とより激昂して、再びチェックすることになったのだ。
ところが、間違いは見つからず、上司のもつデータと照らし合わせたところ、奴の開いていたのは先週提出した試算データだったというオチがついたのである。
つまり上司の保存したフォルダの勘違いだったのだが、それに対する奴のコメントや詫びは皆無であった。
さすがに仕事にならず五時に職場をあとにしたのである。
「ったく。なにが『新しいフォルダ(34)』だよ」
車窓に流れる景色に向けて呟いた。
その向こうの人物と目があう。知らず知らずのうちに駅に滑り込んでいたようである。慌ててさりげなさを装い視線をずらした。
乗り込んできたのは女子高生が一人である。降りた人物はいない。
240: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:08:23 ID:yHfPtozo(4/12)調 AAS
彼女は扉の前で背中を向け景色を占有するように目の前に立った。
窓の外を眺めることを奪われ、ちょっと不快になる。だが、かぐわしき体臭にムカムカはムラムラへと変換されるのだ。
目の前に少女の髪が揺れた。襟足がタイトなミディアムレイヤー……後から聞いたらそういう名称なんだそうな。つまり長めのショートカットでナチュラルブラウンのカラーを入れてある。
そして軽くした髪にまとわりつかれている白いうなじ。清潔そうなセーラー服の襟。
窓の風景よりも魅力的な光景なのだ。
そして、混雑のおかげでその華奢で柔らかな身体と密着同然なのである。
股間の肉棒が制御を離れ勝手に仰角を取るのだ。
こんな状況ではさすがにまずい。慌てるその視界に窓に映る女子高生の表情が入った。
……微笑んでいる?
嬉しそうに、彼女は上品な笑みを口元に浮かべていたのだ。
少女の手が伸び、男の手首を握り締める。戸惑うのも一瞬、凄い握力で悲鳴を上げそうになった。
慌ててそれを飲み込む。その表情が面白かったのか、彼女は声をこらえて笑っていた。
「おにーさん、いまボクが騒ぎ立てたら、逮捕ですよ」
その指摘は真実であろう。手首までも決められているのに勃起は収まらない。弁解も無駄、身の破滅だ。
「それでは次の駅、ボクと一緒に行きましょうか」
241: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:09:17 ID:yHfPtozo(5/12)調 AAS
だが、彼女が連れて行った場所は駅員の前などではなく、身障者用トイレであった。
始めて入る場所である。男性用と女性用の中間の場所にあり、広さは同等なのだが便器はひとつしかなく、代わりに荷物置き場と洗面台が充実している。
こんな場所に連行され、戸惑うしかない。
動転する男に頓着せず、少女は施錠すると蠱惑的な表情でしなだれかかってきたのだ。
「あら?」
股間に手を伸ばし、期待した固さがないことに落胆する。
その場所は緊張のあまり縮み上がっていたのだ。
だが少女のゆっくりとした愛撫がズボンの上から与えられ次第に力を取り戻していく。
それを信じられない趣で男は眺めていた。
見知らぬ少女が自分のプライベートな部分を遠慮なくもてあそぶ。
ジッパーを下ろし、待ちきれない思いで顔を覘かせる先端を無理やり引っ張り出し、どちらかというと悪臭のはずなのに「香ばしい……」と鼻を近づけ視姦し、そのまま口付けして舐めまわすのだ。
あまり経験のない鮮やかな色をした亀頭に舌を這わせ、桜色をした唇にくわえ込む。口腔内で敏感な裏側を舌先でねぶると、喉奥まで頬張るのである。
唾液が濡れた音を立てた。
口淫を行うのは、名前も知らない先刻電車で乗り合わせただけの少女なのである。現実ではありえない行為に常識が悲鳴を上げ、白昼夢のように理性を麻痺させていく。
ただリアルなのは肉棒に与えられる刺激だけだった。
次第に絶頂が近づいてくるのが判る。だがそれは彼女も同じようで、寸前に止めて肉棒が刺激を求めてひくつくのを笑いながら眺めていた。
「おにーさん、イきたい?」
242: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:10:13 ID:yHfPtozo(6/12)調 AAS
勃起に触れるか、触れないかの微妙な距離で指を勃起に絡める。そよぐ微風の刺激だけでも達しそうであるが、決定的な一撃にはならない。
自分から腰を突き出し、少女の掌に擦りつけようとするが、その動きは見切られており怒張は虚空を空振りするのみである。
堪えきれずに懇願するのだ。見栄もプライドもかなぐり捨てて、年下の少女に。
「お願いだ。イかせてくれ」
「……くれ?」
「イかせてください。お願いします」
その台詞を聞いて、少女は喉で笑った。
「それでは、ボクのも触ってもらえますか?」
無邪気な悪戯を仕掛ける小悪魔のように、……いや、人間を堕落させる地獄の悪魔のように少女は期待の表情を浮かべ、セーラー服のスカートの裾を持ち上げる。
その中に秘められていたのは。
勃起した男根だった。
可愛らしい少女の持つ異形の器官に呆然とする。
だが、衝撃が去れば彼女にふさわしい一品と理解したのだ。
勢いよく白い布地を持ち上げているが、端からのぞく先端は包皮に覆われ、体つきと同じように細く頼りなげである。むしろ健気と表現した方がよい。
少女のような容貌を持つ少年に順当な肉茎である。
男は無言で鑑賞した。
その沈黙を別の意味にとったのか、いたたまれなくなった少女……正確には女装少年が所在無げに小さな声をだす。
「もしかして……引きました?」
「いや。なんか感動した。かわいいよ」
予想外の言葉を聴いて彼の表情が明るくなった。
「じゃぁ、触ってやるよ」
少年の返事も聞かず、欲望をたぎらせている稚い男根に手を伸ばした。
それは男が一線を踏み越えた瞬間でもあった。
243: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:11:29 ID:yHfPtozo(7/12)調 AAS
「ひぃあ!?」
すべすべとした下着の手触り。そのなかで脈動する熱い肉棒。
欲情して勃起する他人の生殖器など触るのは初めてである。だが、勝手知ったるなんとやら。自分の持ち物を慰める要領でゆっくりとしごき始めていく。
「ん、んんっ」
唇をかみ締めてこらえる様子が可愛らしい。すべての空気を支配していた先刻よりも、男根を玩弄されて頬を染めている今の方がよほど少女らしい雰囲気である。
その扇情的な様子に我慢できず、下着をひき下ろして少年の性器を露出させてしまった。
「やっ……」
最後の一枚を失って抗議のような悲鳴を上げる。だが裏腹に期待がこもっているのを隠し切れていなかった。
その先端は先走りの液によって濡れて、包皮から顔を僅かにのぞかせて桃色に輝き、引き締まった陰嚢と飾り毛は薄く頼りなげで、熱量だけは一人前の幼い肉茎である。
直接それを握り締め、今度はリズミカルにしごきたてるのだ。
「ぁああっ」
強い刺激に内股が緊張し細い膝ががくがくと震える。白くてすべすべとして、とても男の脚とは思えない。
すぐに掌は我慢汁で塗れ、動かすたびに粘膜がこすれるような湿った音が響くようになった。
一番下まで手を動かすと、連動するように包皮がめくれ、桜色から濃い桃色に熟した瑞々しい亀頭が姿を現し、上に動かすと子供の未成熟な性器のように皮はすべてを覆い隠し、唯一の出口から半透明の雫をこぼす。
そのギミックが面白くて、ゆっくり動かして鑑賞したり、すばやい動作で少年の表情の反応をみたりして、愉しむのだ。
「ィ、イきそ……う……」
だが夢中になりすぎた。少年の限界を理解できずに、うっかりその瞬間を迎えてしまう。
「あっ、あああぁっ」
少年の身体が痙攣し、勃起した男根から勢いよく精液が噴出された。
生命力を象徴するように夥しく。
これが少年との初めての交わりだった。
244: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:12:24 ID:yHfPtozo(8/12)調 AAS
携帯のメアドを交換し、時間を見つけては逢瀬を楽しんだ。
もっとも、こっちからの連絡は黙殺されることが多く、一方的に向こうからのメールを待つことが多かったが。
大体は週末が多く、まれに平日呼び出された時は何とか有給を申請して待ち合わせ場所に駆けつけたのである。
そして、駅のトイレ、ラブホ、公園と、ひとつとして同じ場所はなく、さまざまな場所で欲情し、それを満足させたのだ。
今日は、いわゆるマンスリーマンションと呼ばれる場所だった。
無個性な扉を開けるとフローリングの六畳ほどの一間しかない生活臭のない部屋である。
その空間には無機質なパイプベッドが唯一の調度品として設置されており、この場所の目的を如実に示していた。
事実を知っていても少女にしか見えない容貌を持った少年は部屋に入るとシャワーも浴びずに男の怒張にむしゃぶりつく。
そして一通りもてあそんだ後は自分の勃起を露出させて愛撫することを要求するのだ。
いつもなら、これでお互い射精させて終了なのだが、今日は違っていた。
少年は秘密を打ち明けるように囁いてきたのである。
「おにーさん。挿れてみたいですか?」
お菓子をねだる子供のように無邪気な表情で微笑みながら言われては、辞退するはずがなかった。
パイプベッドの上に腹ばいにさせ尻だけを掲げさせる。華奢な背中のラインと細い腰が魅力的な曲線を描いた。
この角度なら男の象徴はまったく見えず少女としか思えない。いや少女にしておくにはもったいないと言うべきか。
セーラー服のスカートをたくし上げ、下着に包まれた臀部をあらわにする。余計な脂肪の付いていないしなやかな尻肉。
撫で回すのもそこそこに、下着を半分ほどずらして秘密の狭間を視界に晒した。
245: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:13:47 ID:yHfPtozo(9/12)調 AAS
「なんだ。最初からそのつもりだったじゃないか」
その場所は蜜を湛えてほころびかけていたのである。
収縮する窄みに指を当てるだけで、ずぶずぶと飲み込まれていった。
洗浄を済ませワセリンを塗りこんであるのだろう。嫌なにおいはまったくなく、挿入した指をきつく締め付けてくる。
「これならすぐに出来そうだな」
自分の勃起を取り出し少年の後門にあてがった。
「いいか? 挿れるぞ」
「大丈夫ですよ、おにーさん。待ちかねてますから」
「余裕だな」
ちょっと意地悪な気持ちになって、わざと乱暴に肉の洞窟へ捻りこむ。
「んんんっ」
喉から声が漏れた。
排泄孔とは思えないその器官は収縮しながらぐいぐいと体奥へ飲み込んでいくのだ。
熱い。その結合した部分だけものすごい熱量が発生している。
少年の中は熱く、男根を熔解するようなのだ。
二人の呼吸が酸素を求めて荒くなる。
挿入しただけで、これだけとは。ならば抜いてみようとすると。
「ああぁっ」
絡み付くような抵抗が肉棒にかかった。粘液で光る灼熱の男根がゆっくりと肛門からひりだされていく。名残惜しそうに肉色の粘膜が勃起にまとわりついた。そしてまた、それを押し戻すように挿入するのである。
「はっ……はぁ……はっ……はぁ……」
呼吸に合わせてゆっくりと抜挿を繰り返すうちに肉もほぐれ動きがスムーズになってくるのだ。
目の下にはセーラー服をまとい、尻だけを出した少年がうつぶせにつぶれ頭を抱えるようにして、刺し貫かれている苦痛か快楽か翻弄される刺激を必死でこらえている。
愛おしいその様子に男は、健気に勃起している少年の肉棒を握り締めた。
「はうぅ。そこは……」
「尻穴犯されてこんなに硬くなっているんだ」
普段主導権を握られているお返しである。少年は少女の姿をしながらも、どことなく傲然としたところがあったが、不思議なことに男根を弄れば弄られるほど少女のように可愛らしくなるのだ。
包茎の敏感な亀頭を親指でつぶすようにこね回す。そこは既に先触れの液でしどけなく濡れ、皮と粘膜が擦れて湿った音が響いた。
246: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:15:00 ID:yHfPtozo(10/12)調 AAS
「やぁ……」
泣き声のような声に嗜虐心をそそられ、少年のすべてが見たくなってきたのである。その可愛らしい表情も、欲情して固くなった性器も。
胎内に打ち込んだ肉杭を中心軸として、少年の足を抱え回転させる。そして両膝の裏をもってM字に掲げた。
眼前には絶景が広がっていたのである。
男はセーラー服をたくし上げて、細い腰や引き締まった腹、薄い胸をあらわにさせた。でも下着は片足に引っ掛けたまま。それがなんとも魅惑的である。
両手を伸ばして胸を刺激し、舌を使って乳首を嘗め回した。
少年は羞恥で頬を染めて掌で顔を覆うようにしている。それと裏腹に存在を主張しているのが天を指して屹立する肉棒であった。
細く頼りなげであるが、若さと勢いを示すように硬くそそり立っている。その先端は包皮によって防御されているが、先程の攻撃によって内側の肉の果実をさらけ出し、果蜜を溢れさせているのだ。
男は再び腰を使い始める。今度は違う角度で粘膜が擦られて少年はあられもない嬌声をあげた。
「んんぁあぁっ!」
勃起の裏側にある前立腺が、男の抽送によって直接刺激されるのだ。
その衝撃に肉棒を誇示するように腰を突き上げ、のけぞってこらえる。
緩急をつけて打ち込まれる欲棒を少年の細い腰は受け止め、吸収し切れなかった衝撃は少年の全身を震わせ、前後運動にあわせて陰嚢と肉茎がゆらゆらと揺れるのだ。
もの欲しそうに雫をたらしているその場所に、刺激を求め期待しているその場所に、男は手を伸ばそうとはしなかった。
より強く、激しく、肛肉をかき回し、蕩ける粘膜を撹拌し、荒々しく少年の瑞々しい肉体を蹂躙する。
掘削せんばかりに肉棒の裏側を突き通した。その瞬間。
「あああぁぁぁーーーーーっ」
少年はひときわ高い声で啼き、溢れるように精液を腹の上にぶちまけていた。
そして男も射精による括約筋の収縮を受け、少年の腸内に流し込んだのである。
それが少年との最後の情事だった。
247: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:16:01 ID:yHfPtozo(11/12)調 AAS
気が付くと連絡が取れなくなっていたのである。
連絡はメールしかないのに、いくら送信しても送付先不明で戻ってきてしまうのだ。
なぜ? ちょっと乱暴にやりすぎたか?
悔恨と絶望が感情を乱す。いなくなって初めて自分が少年にのめりこんでいたことを理解させてくれるのだ。
夢遊病者のように電車を乗り継ぎ、少年の姿を捜し歩いた。
理性では、そんな可能性は皆無であることを知りつつ、感情が……いや欲望が納得しなかったのである。
そして。
男の目が、見覚えのあるセーラー服を捉えた。
駅のホーム。こちらには背を向けて顔は見えないが、ナチュラルブラウンのカラーを入れた長めのショートカットがセーラーの襟の上でゆれている。
引き寄せられるように、その背後に立ち、ためらうことなくスカートの中に手を入れた。
「ち、違う……」
その中には期待した勃起の感触はなく、柔らかな肉の肌触りしかない。
刹那。
構内に響き渡るものすごい悲鳴と、駅員によって床に組み伏せられる男。怯えたような表情の見知らぬ少女。
「違う……違うんだ」
呟く男はまだ理解できていなかった。自分が既に破滅していることを。
目の前の現実を拒否し、ただ少年の面影を虚空に探していた。
了
248: 女装美少年ハァハァ……。 2007/05/16(水) 23:18:52 ID:yHfPtozo(12/12)調 AAS
以上です。
長文お付き合いいただきありがとうございました。
ところで、これ。タイトルが未定なんですけど、ふさわしいタイトルを提案していただきたいのですが。
お手数ですがよろしくお願いします。
249: 2007/05/18(金) 08:01:11 ID:c0ZNbZet(1)調 AAS
新しいフォルダ(34)
250: 2007/05/18(金) 14:44:22 ID:6LncH4SU(1)調 AAS
賛成
251: ちょっとした連載のその1 2007/05/18(金) 23:23:58 ID:XcfOa8nN(1/5)調 AAS
ちょっとした連載
何回かに分けて投下しますので気長にお願いします。
252: ちょっとした連載のその1 2007/05/18(金) 23:25:17 ID:XcfOa8nN(2/5)調 AAS
きょうだいがほしかった。おねーちゃんやおにーちゃんのいるおともだち、いいなぁ。
おとうとやいもうとって、かわいいなぁ。
だけど、いつのまにか、おかあさんがいなくなって、おとうさんと2にんだから、むりなんだって。
おかあさん?どこいったの?
おきゃくさまがきました。
おんなのひとと、おとこのひと。
おんなのひとはおとうさんと同じ、36さいだって。
おとこのひとは、16さいで、はるあきくん。11さいちがう。
そして、ふたりとも、こえから、このいえにいるから、なかよくしてほしいといったんだ。
おばちゃんとおとうさんは、おなじおへやでねることになった。
たまに、おふろもいっしょ。
まいにちのしょくじはおばちゃんがつくってくれる。おいしい。
253: ちょっとした連載のその1 2007/05/18(金) 23:26:04 ID:XcfOa8nN(3/5)調 AAS
今日は、はるあきくんの誕生日、20歳になった。
ボクは、おばちゃんにドレスをもらって、それを着て、4人で出かけた。
ピンク色とうす水色が多く使われている、ソデが無い、ヒザが出ているワンピース。
ヒジが隠れる手袋。
ひらひら飾り付きのふくらはぎくらいの靴下。そして花の飾りが付いた靴。
髪の毛には、星の付いたピンが二本、そして赤いリボンで三つ編みを止めている。
そして小さい花がいっぱいのパンツと、白い模様編みのスリップ、スリップのスソはドレスのすそから見え隠れしている。
おばちゃんもはるあきくんもボクに女の子の服を着せるのが好き。
お父さんもイジワル。言葉使い、しぐさ、など女の子として扱う。
しかも、時間さえあえば、掃除、洗濯、お菓子つくり、お裁縫、などなどお手伝いさせられる。おばちゃんから。
恥ずかしくて嫌なんだけど、髪の毛も肩にかかっているし。
学校でもその女の子みたいな髪型でからかわれる。
学校のお友達に気持ち悪がれるのも、イジメに合うのも嫌。
だけど、お父さんとおばちゃん、はるあきくんに嫌われるほうが、もっと嫌だから仕方ない。
学校に行くときや学校のお友達と遊ぶ時には男の子の下着と男の子の服を着て行く。
でもお家では、下着も服も、全部髪の毛も女の子の格好に着替える。
パジャマ?も、ドレス?ワンピース?みたいなものを着る。
254: ちょっとした連載のその1 2007/05/18(金) 23:34:17 ID:XcfOa8nN(4/5)調 AAS
何かの食堂に入る。
喫茶店やファミリーレストランなどとは雰囲気が違う
テーブルには、お皿がいっぱい。そして、スプーン、フォーク、ナイフ、などが並んでいる
真ん中に花瓶があって花が飾ってある。
係りのオジサンが椅子を支えてくれて座る。
飲みものが来て、乾杯
そして
1品つづ、出てくる食べ物。いちいち説明が有る。
こういうのも悪くは無いなぁ。 などと思う。
でも、女の子みたいに食べるのは難しいと思う。
あまり大きく口開けられないし。
255: 2007/05/18(金) 23:35:48 ID:XcfOa8nN(5/5)調 AAS
今回の投下はここまでです。
こんなのでよければ、いつか続きを投下します。
256(1): 2007/05/19(土) 01:12:01 ID:Pbepyxwj(1)調 AAS
内容よりも、まず「2にん」だとか「一品つづ」だとか誤字が気になります。
257(1): 2007/05/19(土) 01:59:07 ID:YWbexg2l(1)調 AAS
>>256
えーとですねぇ
小学校入学前の子や小学校低学年の子が書いている作文なので、誤字、誤記、脱字、その他、変な表現、などは許してあげてください。
258(1): 2007/05/22(火) 20:42:11 ID:Q810J9s8(1)調 AAS
>>257
ここは21歳未満禁止ですよ?
そんなことも分からないのなら小説書かなくていいから来ないでください。
259: 2007/05/22(火) 21:53:47 ID:LuzvIXn2(1)調 AAS
「そういった風味の書き方」って意味じゃないの
260: 2007/05/23(水) 00:15:41 ID:VYagF/Sd(1)調 AAS
>>258
今21歳以上の人が、幼稚園や小学校のときに書いた作文を、そのまま掲載しているなら問題無いのでは?
261: 2007/05/23(水) 01:29:45 ID:fWlNG632(1)調 AAS
作為的文章なんだし問題ないと思うが
ちなみに、ここは少し前にルールが変わって18歳未満立ち入り禁止になった
262: 2007/05/24(木) 08:09:43 ID:Kc+z/elb(1)調 AAS
問題ないどころか、突っ込む輩の気が知れん
263: 2007/05/24(木) 09:11:18 ID:IKGwa3v/(1)調 AAS
粘着荒らしに変貌する悪寒
264: 2007/05/25(金) 04:58:12 ID:1m+sA2/7(1)調 AAS
>>234
の続きマダー?あれ好きなんだが
265(1): 2007/05/27(日) 12:48:50 ID:yZT9M+/Q(1)調 AAS
>>237
女子高生な年齢設定がこのスレ的に合わないのではと
266(1): 2007/05/27(日) 13:37:44 ID:2uRkM0Y1(1)調 AAS
いや、「出来ればタイトル考えてくれ」ってのが
反応返しづらくなってる原因なんじゃないかなぁと思ふ。
ちなみに自分は好きだったよ。>>>237
中性的な美少年ハァハァ
267: 265 2007/05/28(月) 10:54:31 ID:pCebSmFv(1)調 AAS
>>266
なるほろ。
俺は対価が発生するエンターテイメントに、バッドエンドはきついなとも思った。
268(1): 2007/06/04(月) 22:10:48 ID:0OC+rQ9S(1)調 AAS
>>231-232
>>234 続き
「・・・・・・そんなこと、言えません・・・・・・」
結城は俯きながら呟く
いやらしい笑みを浮かべてAは結城に囁く
「止めてやるよ」
「え?」
AはDに目配せするとローターのスイッチを切った
不意にローターの振動が止まり、アナルに挿入されていたバイブも抜かれた
「あ・・・・・・の?」
結城は手をモジモジとすり合わせながらAを不安そうな目で見る
「あ?止めて欲しかったんだろ?」
Aは結城のチ●コを掴むと乱暴に扱き始めた
「あ、ひっ!」
結城は背を反し快感に耐える
既に限界が近かった結城は、痛みすら感じるほど乱雑なAの手コキで絶頂を迎えそうになっていた
「ひっ!あぅ〜!いっちゃう!僕、電車の中でいっちゃうよぉ〜!」
結城の体が小刻みに震える
・・・・・・出ちゃう!
射精する!と思った瞬間、Aはチ●コから手を離した
「え?は、な何で?」
結城は言ってしまってから自分が何を言ったかを認識して顔を赤く染めた
「何だ?結城イかせて欲しいのか」
結城は顔をさらに赤く染めて俯く
「イかせて下さいって言えば良いのに」
Bは結城の限界まで勃起した乳首を指で弾く
「ら、らめぇ!僕乳首は弱いんですぅ〜!」
Bはそのまま結城の乳首を10分以上も執拗に責め続けた
269(1): 2007/06/05(火) 04:23:18 ID:vCwAPDD/(1)調 AAS
続きキター
これからどうなるのかワクワク
270(1): 2007/06/06(水) 07:04:19 ID:vBkEIkL7(1)調 AAS
>>269
実は、俺の知り合いが書いた作品を俺が貼ってるから更新はかなり不定期なんだ
271: 2007/06/06(水) 11:18:41 ID:DOTOsU4j(1)調 AAS
保管庫マダー?
272: 2007/06/07(木) 00:06:29 ID:bSUjx19H(1)調 AAS
>>270
そういう事情でしたか
じゃあ続きは気長に待つことにします
273: 2007/06/10(日) 12:03:04 ID:2UMk7rUT(1/2)調 AAS
ほしゆ
274: 2007/06/10(日) 12:23:09 ID:UMmcjM85(1)調 AAS
期待
275(1): 2007/06/10(日) 18:17:31 ID:2UMk7rUT(2/2)調 AAS
宣伝の一つでもすれば書き手も増えるんじゃないだろうか
女除いたショタとの絡みはこのスレですよって感じで
276: 2007/06/13(水) 07:41:53 ID:fUM2AC9g(1)調 AAS
>>275
宣伝は、荒らし目的の書き手を増やす。
スレを上げるのは、荒らし目的の書き手を増やす。
本来の良いSS職人は、
「sage」進行で、宣伝もしない。
催促の書き込みしない。
保守だけを目的とする書き込みしない。
などの条件がそろえば降臨する。
おとなしく、落ちない程度に、sage保守で、降臨を待つのが良い。
277: 2007/06/20(水) 21:34:55 ID:b1xpzCQz(1)調 AAS
保守sage
278: 2007/06/26(火) 15:31:11 ID:EWD7A8r2(1)調 AA×
279: 2007/07/03(火) 21:08:05 ID:/WlZY6RO(1)調 AAS
保守
280(3): 2007/07/04(水) 03:16:08 ID:8pAW+dp5(1)調 AAS
>>268
「もう・・・・・・ダメ」
結城は桜色に染めた体を殆どBに預ける様にしながら必死に立っていた
長い責めに足は小刻みに奮え体中に汗をかき、薄いワンピースが結城の華奢な体に張り付いて起伏の無い体のラインを晒し、さらに勃起したチ○コの先から出た先走り液がワンピースの短い丈に大きな染みを付けていた
しかし結城はそんなことを気にしてる余裕は無かった
もう立っているのがやっとで、そして倒れてしまえばその衝撃で射精してしまうかもしれない程に限界を迎えていた
「結城、逝かせて下さいって言えば直ぐに逝かせてやるぜ?」
Bは結城の乳首を捻りながら囁く
「いや・・・・・・もう許してくださぁい」
涙を流しながら結城はBの顔を見上げて懇願する
「案外強情だな」
Bの責めを見ているだけだったDがいきなり結城の脇腹に蹴りを入れた
「あぐっ!〜〜〜っ!」
いきなりの痛みに結城は膝を着いて脇腹を押さえる
「ほら、ほら」
Dは2度3度としゃがみこんだ結城の背や腹に蹴りを入れる
「あ、あぅ・・・・・・痛いです」
結城は背を丸め痛みに耐えていた
突然のDの行動に驚いて誰も止めようとしなかった
そうこうしてる内に結城は5人の輪の外に蹴り出されてしまった
281: 2007/07/05(木) 21:25:03 ID:QurEiHb4(1)調 AAS
>>280
乙です
エロくて勃起する一方、結城くんが可哀相で泣ける…
282: 2007/07/06(金) 00:09:07 ID:Wx8YHAOZ(1)調 AAS
>>280
乙です。
結城君、かわいそう。。。
283(1): 2007/07/07(土) 16:44:13 ID:bYF6NBuL(1)調 AAS
>>280
「やめてださい・・・・・・」
体を丸めたまま結城は弱々しく呟き恐る恐る顔を上げる
瞬間結城は顔は真っ青になった
「は・・・・・・え、なんで」
5人の輪から完全に出てしまい電車内の他の乗客の視線が結城に集まっていた
周囲を見回すとさっき居た場所から離れた場所にA〜Eが嫌らしい笑みを浮かべながら立っていた
助けてくれる気は無いようだった
「あ、あの、ちが・・・・・・違うんです・・・・・・ぼくは」
座り込んだまま顔を隠して結城は何かを弁解する様に呟く
「あの娘の男か?」
乗客の一人が結城の股間を指差し呟く
その言葉に他の乗客の視線が結城の股間に集まる
「見ないでください!」
結城は顔を真っ赤にしてチ○コに手を被せ隠す
結城は股間に手を当てて気付いた
「ふぇ?」
こんな状況でも勃起したままだった結城のチ○コは視線が集まったことで更に硬く熱くなってしまった
「な、なんで?なんで小さくならないの?おかしいよ変だよ」
涙を流しながら必死に股間を隠す
乗客の汚い物を見るような視線を感じ、結城のチ○コ更に硬く熱くなっていく
そしてチ○コを隠す為にさっきから何度も亀頭を擦ってしまい射精寸前になっていた
「もう我慢できないよぉ!」
結城が叫んだ時、電車が一際揺れ停車した
284(1): 2007/07/07(土) 16:45:54 ID:2Or19bs+(1/6)調 AAS
いきなりですが、投下させて頂きます。
============
今日も教室では騒々しいはしゃぎ声が響いている。
そんな喧騒の中で、彼―高梨凛はそれを避けるようにぼんやりとしていた。
平穏が一番。窓際で日の光を浴びる姿は小学生と言うより老人である。
しかし、その容姿はきわめて可憐で到底男子には見えない。それ故様々な問題もあるのだが。
「おい、凛のやつまた爺さんになってるぜ」
「お、ホントだ。こっちにひきづり込むか。」
そう言うと窓の外を眺めている凛を後ろから羽交い絞めにすると一気に抱き寄せた。
「え、ええ!?」
いきなりの出来事(と言っても日常茶飯事なのであるが)に驚いて力が入らず、そのままずるずると引きづられて行く。
そう、彼の「問題」はこうして級友達に遊ばれてしまうこと、だ。
時にはマスコットのように愛され、時にはからかわれる。もちろん悪意ある行動ではない。
でも、本人は結構大変なのだ。
「ほら凛!爺さんやってないでこっちこっち!」
そう声を掛けるのは入学当時からの幼馴染である宮原悠太だ。
クラスのリーダー的存在で凛も頼りにしている少年だ…が。
でも、こういうときの悠太は違う。悪戯好きの一面が顔を覗かせるのだ。
285(1): 2007/07/07(土) 16:47:36 ID:2Or19bs+(2/6)調 AAS
案の定、悠太は何かするつもりらしい。
「ゆ、悠太君・・・何にも、しないよね・・・?」
おずおずと聞く凛。
「大丈夫、痛いことはしない。」
「し、質問と答えがかみ合ってないよっ!」
「へへへ・・・。凛、覚悟ぉ〜!」
そういうと床にねっころがされた凛の上に悠太が覆いかぶさってくる。そしてちょうどお腹の下あたりに座るとくすぐり始めた。
「ひゃっ!だ、だめ・・・ぼ、僕くすぐりは弱いっ!」
「知ってる〜。昔からだもんな。」
「わ、わかってるなら・・・ひゃあっ!」
まるで女の子のような悲鳴である。
「だ、だめっ、あはっ!くすぐっちゃ・・・ひんっ!」
目に涙を一杯に溜めて抗議する。
「あはは!判ったよ。じゃあ次は・・・。」
286(1): 2007/07/07(土) 16:48:57 ID:2Or19bs+(3/6)調 AAS
「え・・・まだ次が・・・。」
「へへーえいっ!」
悠太が凛にのしかかる。体格的にはそれほど大きな差があるわけではないのだが、元々ひ弱な凛がスポーツ万能型の悠太に勝てるわけが無い。
「ゆ、ゆーた君・・・お、重いよー・・・」
あっぷあっぷと凛が声を出す。
「どうだ凛、参ったかぁ!」
「参ったも何も最初から勝負なんてしてな・・・っ」
その時、ある異変が生じた。
それは―…男の子の象徴。凛の股間である。
悠太ののしかかりとその後の刺激で若干勃起し始めてしまったのだ。
(ど、どうしよう!?このままじゃ皆にあそこが勃ってるところ見られちゃう・・・。)
とはいえ、人間の生理現象がちょっとやそっとでどうにかなるものではない。
その間にも事情を知らない悠太がグリグリと太ももを押し付けてくる。
「ひゃん!」
いきなりの刺激に思わず声が漏れる。
287(1): 2007/07/07(土) 16:50:39 ID:2Or19bs+(4/6)調 AAS
「お、どうした〜。苦しいのか?」
どうやら悠太はまだ気づいていないようだ。
「く、くるしいわけじゃないけど・・・あんっ!」
「?どうした、子犬みたいな声で・・・。」
「ち、違うの・・・なんでもない・・・っ」
こうしたやり取りの間も悠太の足がどんどん凛に快感を与え始めている。
「はあっ…はあっ…うんっ」
次第に凛の声が潤みはじめてきた。
実は凛は既に精通を済ませていた。
つい先日、近所のお姉さんに…まぁこの話は割愛しよう。
その所為か、凛は感じはじめてしまっていた。
もともといじめられっ子気質で潜在的にMなのかもしれない。
心は拒否していても体は正直。そのジレンマに凛は今、悩まされていた。
(だめぇ…このままじゃ出ちゃうぅ…)
先走り汁が溢れているのが自分でもわかる。
気持ちいい。このままイッちゃったらもっと良いだろうな…。
凛は段々とそんな事すら考えはじめてしまっていた。
一方の悠太もSっ気があるのかびくびくと快感に打ち震える(彼はそうとは知らないが)凛を見てすっかりノリノリだった。
「これでどうだ…えい!」
288(1): 2007/07/07(土) 16:52:18 ID:2Or19bs+(5/6)調 AAS
トドメだった。昇り詰めはじめて敏感な所を一気に攻められた。
(あああっ…だめぇ!出ちゃうっ…出ちゃうよぉっ!)
「ひゃあっ!?あうぅぅ…!」
ビクッビクッ…
彼の下着の中でその幼い怒張が弾けた。
快感。皆がいる前で射精してしまった背徳感に苛まれつつ、確かに凛はイッた。
「はぁ…はぁ…はぁ…」
イッた直後の虚脱感に全身包まれ、ぐったりしている凛を悠太は苦しいのだと勘違いしたらしい。
「お、おい凛!大丈夫か!?」
「はぁっ…大丈夫…良かった…だけ…」
「良かった?」
ついに本音が零れる。
「う、ううん!なんでもないよ!」
そう慌てて言うとばたぱたとトイレに駈けていく凛。
そしてその後ろ姿を見て
(凛のやつ…もしかして…?)
何か思案にふける悠太が居たという。
289(1): 2007/07/07(土) 16:53:55 ID:2Or19bs+(6/6)調 AAS
以上です。お目汚し失礼致しました。
290: 2007/07/08(日) 16:10:45 ID:3XGY70M9(1)調 AAS
283 超GJ!!
あんたは神か
291: 2007/07/12(木) 12:34:06 ID:4BSA1hSR(1)調 AAS
脳内で「妖怪大戦争」の神木きゅんとそのクラスメートに変換してごめんなさい
292: 2007/07/14(土) 08:11:32 ID:ZvRcTVy3(1)調 AAS
結城…もやしもんかな?
293: 2007/07/17(火) 04:36:42 ID:laAXEPb5(1)調 AAS
次の瞬間ーー
ぶしゅぶしゅしゅー
あうーん
の人かw
294: 2007/07/21(土) 02:55:22 ID:DXtTE/d6(1)調 AAS
保守
295(1): 2007/07/26(木) 21:54:11 ID:npoh9KYG(1)調 AAS
>>284-289
ハアハア・・・続き書いてください
296(1): 2007/07/26(木) 22:01:15 ID:vh3+mcca(1)調 AAS
>>295
> お前気持ち悪い
297: 2007/07/28(土) 00:38:51 ID:suGv7/k1(1)調 AAS
>>296おまえも負けてない
298: 2007/07/28(土) 01:02:43 ID:QEuL57Kx(1)調 AAS
しかしそれじゃあ日本じゃ二番目だ
299: 2007/07/28(土) 02:29:46 ID:79Zl/jLM(1)調 AAS
なにぃっ!?じ、じゃあ、だれが日本一だというんだ!
300: 名無しさん@そうだ選挙に行こう 2007/07/29(日) 11:00:03 ID:NMetMMYt(1)調 AAS
それは、こいつだ!
つ[蛆こと真道寺軍]
301: 2007/08/01(水) 09:58:01 ID:PQnVfhfV(1)調 AAS
保守
302: 2007/08/06(月) 23:11:18 ID:YWg+2wmZ(1)調 AAS
保守
303: 2007/08/09(木) 23:42:23 ID:tBBr98A9(1)調 AAS
☆
304: 2007/08/13(月) 00:43:18 ID:CVpzlD/7(1)調 AAS
ほ☆しゅ
305: 2007/08/13(月) 02:06:50 ID:cww58vYY(1)調 AAS
投下予定
306: 2007/08/14(火) 00:16:39 ID:RhGRGGA1(1)調 AAS
期待
307(1): 2007/08/16(木) 00:11:50 ID:EUwOg7zH(1/5)調 AAS
兄弟の朝
コンコン!
部屋の扉がノックされる軽い音、その音に半覚醒だった俺の体が目覚め始める
「おにいちゃん?起きてる?起きてますか?」
扉越しに聞こえる幼い声
毎朝俺を起こしに来る弟の変声前の優しい声
その声を聞きながら布団を退かしてベットに腰掛ける
「起きてないの?入るよ〜?入りますよ?」
返事の無いのを気にすることも無く扉を開けて顔を出したのは弟の穂波
まだ12才になったばかりの幼さない顔でベットに座る俺を見つめる
「あ、お兄ちゃん起きてたんだ」
子供らしい青のパジャマを来た穂波は俺が起きてるのを確認して微笑む
「おはよーお兄ちゃん」
体半分を扉に隠したまま挨拶する穂波に俺は手招きをする
「穂波・・・・・・扉を閉めて来い」
俺の言葉を聞いて、その言葉の意味を理解した穂波は頬を赤らめ無言で頷いた後、体全体を部屋に入れ後ろ手で扉を締め鍵をかける
「早くしろよ時間ないだろ」
まだ躊躇する様子に壁にかけられた時計を指差し催促する
時刻は6時52分
朝食は7時10分からなのであまり時間は残されていない
時計を眺めていた穂波はパジャマの合わせの部分をギュッと掴み、顔を伏せて俺の前まで歩く
「飯の時間までにさっさとな」
またも無言で頷き床に座る
308(1): 2007/08/16(木) 00:30:26 ID:EUwOg7zH(2/5)調 AAS
>>307
「・・・・・・失礼します」
そう呟き俺のズボンに手をかけ少しずらす
パンツを押し上げるチ○コに一瞬唾を飲み込む
「し、失礼します」
同じことを呟き、パンツをずらし俺の勃起したチ○コを取り出す
しばらく俺の顔を眺めた後に朝の生理現況で興奮気味のマイサンの裏筋にキスする様に吸い付く
「ちゅぅぅぅう」
小さな口で吸うポイントを変えながら唾液を塗す
裏筋に満遍なく唾液を塗り付けた穂波は口を大きく開き亀頭を飲み込む
「はむ、ちゅ、くちゅぅ」
亀頭を舌で念入りに舐める
俺は穂波の頭を撫でながらゆっくり力を篭め、深くくわえさせる
「ふば?んんぅ!」
チンコを深く入れられ苦しそうな声を出す穂波を無視してさらに押し込む
「んんん!くぅ」
小さな口にチンコを根本までくわえさせ、抜けないように上から抑える
「ふびゃぅ!くぅひぃれしゅ、んむぅ!」
口いっぱいにチンコを入れられても対した抵抗もしない穂波を面白く思いさらにさらに頭を押し込み亀頭を喉に押し込む
「ぎゆぅ!」
妙な声を出しながらも必死にチンコに舌を絡ませる
しばらく、穂波の反応を楽しんだら頭を両手で抑え上下に激しく移動させる
「ぐちゅ!ぎゅぽ!ちゅむ!」
まるでオナホの様な扱いをされる穂波
309: 2007/08/16(木) 01:28:04 ID:nNWoqKsb(1)調 AAS
がんばれ!!
310: 2007/08/16(木) 08:59:03 ID:ImEMKF4K(1)調 AAS
唾液で臭くなった兄者のチンコと
ザーメンで臭くなった弟者の口臭と
それに気づかないフリをして朝食を出す母親者と
311(1): 2007/08/16(木) 14:19:41 ID:EUwOg7zH(3/5)調 AAS
>>308
「じゅぶ、じゅばぁぁぁ!ぷはぁ・・・・・・はぁはぁ」
穂波の髪を掴みチンコから口を離させる
「あ、の?おにいちゃん?」
酸欠でややブレてる目をしたまま舌を延ばしてチンコを舐めようとする
しかし髪を掴まれている為、舌が後少し届かない
「えと・・・・・・出さない、の?もう7時だよ?」
髪を離さない俺に不安そうな顔を向ける
「少し待て・・・・・・」
俺は唾液に塗れたチンコを扱く
「おにいちゃん?」
「もう少し待て・・・・・・そろそろ出る」
扱く手を強め、亀頭を床に向ける
びゅっ!びゅぅぅぅぅ!
「ふぅ・・・・・・結構出たな」
部屋の床を精液が広範囲に渡って汚した
穂波の髪を離してやる
「え?な、何したの」
普段なら自分の口に出されるハズの精液と俺の顔を見つめる
ティッシュを取り出しチンコに付いた唾液を拭き取りズボンをきちんと穿き直し立ち上がる
「おにいちゃん?」
「早くした方が良いぞ」
「え?」
訳が解らないという顔をしている穂波に床に広がった精液を指差して次に時計を指差す
「あと7分で飯の時間だ、床の精液しっかり舐めとけよ」
「おにいちゃん!?」
叫ぶ穂波を無視して部屋から出る
・・・・・・少し足で広げたから時間がかかるだろうな、時間に間に合っても口を洗う時間ないだろ
312(1): 2007/08/16(木) 14:56:02 ID:EUwOg7zH(4/5)調 AAS
>>311
精液だからけの口で食事をする弟を思い浮かべると笑いが零れる
中で必死に床に舌を這わせて精液を舐めとっているだろう穂波を置いて一足早く食卓につく
居間では母が、作った料理を机に並べているところだった
「あ、おはよー・・・・・・あれ穂波は?一緒じゃないの」
普段は連れだってやってくる俺と穂波が一緒来ないことに不審の目を向ける母をごまかし席に着く
時間は7時10分
・・・・・・間に合わなかった様だな
「おはよう、ございます」今の入口に穂波が立っていた
「あ、穂波おはよー。ん顔赤いよ?」
母は料理を机に置くと行き荒く立つ穂波に近づく
「風邪?」
穂波の額に手を当てる
「熱は無いかな?」
「うん、平気」
「そう・・・・・・ん?何の匂いかしら?」
「っ!」
穂波の吐く息に含まれる精液の匂いを嗅ぎ取り周囲を見回す
穂波は口を固く閉じ、さらに顔を赤くする
「穂波はなんか匂わない?」
鼻を鳴らしながら訪ねる
「べ、別に・・・・・・」
それだけ早口に言って俺の隣に座る
気のせいかかしら、そう呟き母は台所へ向かう
「・・・・・・」
伏せた顔を赤くして座る穂波のチンコを掴む
「ひゃっ!」
「お前、精液舐めて興奮してたのか?」
小さいチンコはしっかりと勃起していた
「だって、だってぇ・・・・・・」
313(2): 2007/08/16(木) 14:56:40 ID:EUwOg7zH(5/5)調 AAS
最近ギャルゲーのシナリオ書いてたから
まんまシナリオの書き方になってるし
314: 2007/08/17(金) 03:12:57 ID:91ozPIv3(1)調 AAS
>>313
つ、続きを…
ください…
315: 2007/08/17(金) 14:39:01 ID:IGvbBO2I(1)調 AAS
>>100
316(2): 2007/08/18(土) 19:31:48 ID:sOtSzQmi(1)調 AAS
>>313
本職さんですかい?
それとも同人?
ギャルゲーのシナリオ書きつつショタSS書いてる
そんな貴方に乾杯
317(1): 2007/08/19(日) 06:32:18 ID:P3VWHRn3(1)調 AAS
>>316
同人
夏コミではショタ調教のサウンドノベルを出した
318: 2007/08/19(日) 08:40:16 ID:Mffzkrbi(1)調 AAS
コミケカタログ だれか たのむ
319(1): 2007/08/20(月) 16:16:21 ID:lqR43qzb(1)調 AAS
続き激しく希望
320: 316 2007/08/20(月) 19:16:26 ID:Hbh+pT7h(1)調 AAS
>>317
ショタ調教だったりギャルゲーだったり
多方面なサークルさんですなあ
床のせーえき一人で舐めてオッキしちゃってる穂波くんのシーンもあったりしたら尚GJ!
321(1): 2007/08/21(火) 08:38:53 ID:neheQCs9(1)調 AAS
>>319
今夜辺り投下します
322: 2007/08/21(火) 12:51:40 ID:UCPQF/q7(1)調 AAS
wktk
323: 2007/08/21(火) 13:06:07 ID:RWlGFPED(1)調 AAS
>>321
めっちゃ楽しみにしてる
324: 2007/08/21(火) 14:40:26 ID:sfhzL4Vj(1)調 AAS
全裸でティッシュ買って来る
325: 2007/08/22(水) 04:57:14 ID:gqZDNYp0(1)調 AAS
はやく夜にならないかなあ……
326(2): 2007/08/22(水) 07:37:42 ID:eVd7vbIn(1/2)調 AAS
投下できずにすいません・・・・・・今日こそは!今日こそは穂波くんを頭の中で虐めたい!!
327: 2007/08/22(水) 08:03:33 ID:BNOeVi2c(1)調 AAS
>>326
楽しみにしよ
328: 2007/08/22(水) 10:07:34 ID:uSg6FF0E(1)調 AAS
>>326
まあ別に金払ってるわけじゃないし、
人それぞれ事情があるので気にしませんよ
とりあえず、オナニー我慢しながら気長に待ってます
329: 2007/08/22(水) 10:34:38 ID:eVd7vbIn(2/2)調 AAS
職人さんを気取る訳じゃないですけど
プレイのリクエストとかありませんか?
ネタがあった方が楽しいので
330: 2007/08/22(水) 15:33:34 ID:IlfzxPzG(1)調 AAS
尻コキ!
331(1): 2007/08/23(木) 00:51:39 ID:Qeulnt59(1)調 AAS
>>312
母に見つからない様に机の下で穂波のチンコを弄る
「こんな固くしてるのかよ・・・・・・完璧なまでに変態だな」
「ち、違う・・・・・・ふぁぁぁあ!皮は皮はだ、ダメ!!」
ズボンの上から、まだ剥けきっていな皮をすり合わせる
皮に包まれた敏感な亀頭を責められた穂波は背筋をピン伸ばして歯を食いしばる
「ぁ・・・・・・ん、きゅぁぁぁあ!」
声を出さない様に必死に責め耐える弟の姿を見ていると得体の知れない熱い感情が沸き上がってきた
もっと・・・・・・もっとコイツを虐めたい
そう思った俺の視界に穂波を虐められそうな道具が入った
「おい穂波、ズボンをずらしてチンコを出せ」
耳元で囁きながら食卓に置かれたとろろを引き寄せる
急な命令に驚きながらも俺の顔を数瞬眺めた後にズボンをずらし、小さな皮付きチンコを露出させる
332: 2007/08/23(木) 14:16:27 ID:4YZgkxHy(1)調 AAS
ワッフルワッフル
333: 2007/08/23(木) 22:54:14 ID:zoMbkQcL(1)調 AAS
期待age
334: 2007/08/23(木) 23:40:12 ID:jfozMKms(1)調 AAS
>>331
続き期待してます
つかとろろですかw
335: 2007/08/25(土) 12:57:19 ID:RpmaySt/(1)調 AAS
置いときます
2chスレ:eroparo
336: 2007/08/26(日) 23:42:33 ID:Uu1+pOCU(1)調 AAS
急かすつもりは無いが・・・続き読みてー!!
337: 2007/08/30(木) 16:13:26 ID:O4ebVE9v(1)調 AAS
いい作品書くなら書き終えてくださーい!!続きが気にならない作品なら良いけど
この兄弟のは気になってしょうがない
338: 2007/09/01(土) 15:41:56 ID:XeGYotFM(1)調 AAS
保☆守
339: 2007/09/02(日) 23:04:05 ID:AKCZ5Y8E(1)調 AAS
保守アゲ
340: 2007/09/08(土) 01:08:24 ID:HIEXxe/b(1)調 AAS
ほす
341: 兄×義弟(0/11) 2007/09/08(土) 17:39:07 ID:DLgkvFnR(1/13)調 AAS
男性同性愛注意、兄視点、現代物
オーラルセックスあり、アナルセックスなし
全11レス、あぼん指定はタイトルで
342: 兄×義弟(1/11) 2007/09/08(土) 17:40:06 ID:DLgkvFnR(2/13)調 AAS
ある日、お袋がのたまった。
「あのさー、私、再婚しようかと思うんだ」
シングルマザーのお袋に、飯喰わせてもらって、育ててもらって、
感謝感激の被保護者の俺としては、否も応も無いですが。
ただ、ガキの頃にケンカしてる親父とお袋を、さんざん間近に
見てきたことを思えば、心配が先に立つんですがねぇ。
「まーね。そこら辺は私も心配だわ」
そんな、身も蓋も無い事を。それに、家とかどーするんで?
このアパートん中で、見知らぬオッサンと顔つき合わせて、
『やぁ、今日から私がお前のパパだ』とか言われても、
思春期真っ盛りの俺には、どう切り返せばいいのか分かんねぇですよ?
「あー、家持ちだから、あの人」
ほぅ『あの人』ときましたか。ひゅーひゅー。
でも、お家はどこなんで? 俺の通学の事も、
ちょっとは思い出してくれると嬉しいんだけど。
「んー、遠いんだな、ちょっとばかり。
通勤は出来なくも無いけど、通学はちょっちツラいわね」
あっそ。じゃ、転校?
「お前みたいなバカを、ややこしい時期に受け入れさせるような
迷惑を、他所の学校にかける訳にゃいかんでしょ。
お前は、とりあえずこのアパートで頑張って、
私やあの人が残業の時の、緊急のねぐらを確保するのよ」
へぃへぃ。ま、そうやってじわじわと慣れさせていこうという
コンタンが丸見えなんですけど?
「ほほー、意外と鋭いわね。動物園のサル山で、
別グループの若サルを群れに馴染ませる手法の応用なんだけどね」
俺には、ホモ・サピエンスとしての自覚も許されないんですか? ママン?
「あら? ニホンザルも良いものよ?
あと、もし話がまとまったら、君には弟が出来ちゃうんで、よろしく」
え!? もう、仕込みを済ませちまった、って事?
「何ほざいてんのよ! 本気ではたくわよ、エロガキ!
あの人のお子さんなの。小5よ。すっごく可愛いの!」
へぇへぇ、可愛げの無い愚息で、悪うござんした。
その時、俺の脳裏には、こしゃまっくれたガキの姿が浮かんでいた。
お袋が「カワイイ」つうんだから、ぜってークソうざいガキだろうな。
つか、再婚しようかっていう男と、前の奥さんの間の子供だろ、それ?
女として「カワイイ」とか思うもんかね、普通。
でも、俺が引っ越さずに居残るんなら、そいつもココには来ないよね?
「それが、ちょっと訳アリでねぇ。
その子、こっちに移そうかっていう話もあるのよ」
げろげろ。マジすか?
「ともかく、今度の日曜ツラ貸して。顔見せするから。
別に気の効いた事喋ろうとしなくていいからね。
とりあえず、ちゃんと口閉じて、座っててくれりゃいいから」
何ですか、それは〜。
そして、日曜日がやってきた。
父親候補とやらは、いたって普通のオッサンだった。
そして、むこうさんの連れ子は、女の子かと見紛うほど、
センの細い子供だった。
父親の足に、半分隠れながら、おずおずと挨拶して来るんだ。
うっわー、確かにこれは可愛い過ぎるかも。
343: 兄×義弟(2/11) 2007/09/08(土) 17:41:07 ID:DLgkvFnR(3/13)調 AAS
一通り挨拶が済むと、とりあえず、ファミレスのボックス席に
陣取って、家族ぐるみのお見合いと相成った。
俺は、お袋の言いつけを守って、生ける信楽焼として
この場をやり過ごす決意だった。
向こうの子も、同じような事を言われているのか、
精一杯、大人しくしようとしている様子だった。
だが、大人たちの心無いやり取りが、
その子の決意をくじいてしまった。
何だよ、二人してノーパソ持ち出して、収入と生活費、
諸費用に税金、あーだこーだと数字を並べてさぁ。
あんたら、もっと愛とか夢とか、語ればどうよ。
会社合併の決算報告じゃないんだよ?
向こうの子ども、退屈しちゃって、居眠りこいてるじゃん。
俺は、さりげなくお袋に合図すると、その子を指差した。
お袋とオッサンが「しまった」てな顔を見合わせた。
「俺、その子連れて、ちょっとその辺歩いてくるわ」
「ちょい待ち! どこら辺歩くつもりなの?」
精一杯気を使った俺の提案に、お袋が突っ込みを入れてくる。
「あー、商店街をぶらぶらと。あとナリユキで、公園行くか、
図書館覗いてみるか、駅前の本屋で立ち読み。
途中小腹が空いたら、サテンかミスドでお茶」
「んー、ミスドは避けて。サテンだったら、ほら、あすこの」
お袋は、ちょっと裏の道筋を言って来た。
「あの筋の角の店がホットケーキ美味しいんだってよ。
できたら、偵察してきて欲しいな」
さりげない仕草で、財布から千円札2枚取り出して、
そっと俺に寄越してきた。
「へーい」
俺は、眠そうに目をこするチビを伴って、
昼下がりの街に繰り出した。
「すいません。ご迷惑だったですよね」
こいつ本当に小学生か、てな気遣いを見せながら、チビが謝ってきた。
「気にするこたあ無いよ。俺も眠かったぐらいだし」
コンビニの前を通りがかった俺たちは、ふと足を止めた。
「アイスでも買ってく?」
「アイス!!」
俺の言葉に、さすがに子供らしい反応を示す。
ひょっひょっひょっ、大人じみて振る舞っても、まだまだ子供よのう。
「はいはい、そこの二人、ちょーっと署まで来てもらおうかぁ」
コンビニに入ろうとした俺たちは、急に呼び止められた。
振り向くと、悪友二人がニヤニヤしながら立っていた。
「おい、こら、コー。
おめぇ、同年代の女の子と付き合えないからって、
小学生に手を出すのって、どうよ?」
「児童誘拐は犯罪だぞ。早く親元に返すんだ。
つか、そんなカワイイ子、いったいドコから連れてきた?」
いきなり話しかけられて、チビは初対面の時のように、
俺の足にしがみついて、半分隠れていた。
ま、今朝は親父さんの足にしがみついて、俺にびびっていた訳だが。
「ばかやろ、お前ら、変なこと言うから、びびってんじゃん。
この子は、ひょっとしたら、俺の弟になるかもしれねえんだよ。
妙なコト吹き込むんじゃねぇや」
344: 兄×義弟(3/11) 2007/09/08(土) 17:42:07 ID:DLgkvFnR(4/13)調 AAS
俺はチビの方に向いて、言ってやった。
「こっちの、ガラと頭と顔が悪いのがいっつあん。
その隣の悪徳弁護士みたいのがヒロ。
色々と変なヤツらだけど、怖い人じゃないから」
「そうそう。この中で一番怖いのは、コーだから」
「あの、安藤 薫(かおる)です」
チビはおずおずと自己紹介した。
「このやろ、やっぱ女名前じゃねぇか」
いっつあんが、俺の胸倉を掴んで詰め寄ってくる。
つか、男でもよく居るだろーが、薫って。
「まぁまぁ。で、ホントに兄弟になっちゃうの?」
「んー、多分ね。親同士ではほとんどナシがついてるっぽい」
「いきなり、こんな変なヤツの弟にさせられちゃって、可愛そうに」
「うんうん、全くだ。悲惨な事よのう」
からかってくる二人に、反撃しようとした俺は、
チビの声に出鼻をくじかれた。
「あ、あの」
思いつめた声に、思わず俺たち三人の視線が集まる。
その視線に負けまいとするように、チビが必死に言葉を紡ぐ。
「あの、ぼく、こーにーちゃんの事、好きです!」
あー、こらこら。真面目に反論するのはいいが、
からかわれてるだけなんだよ?
今日会ったばっかで、そんな事を、きっぱり宣言するなよ。
だけど、妙にくすぐったい、うれしい感じがしたのも、事実だった。
なんていうか、子分が出来た、みたいな?
それとも、保護した野鳥の卵を観察してたら、
羽化したヒナが自分の後を、必死こいてついてくる、とか?
かぁわいいなぁって思ってたら、俺の隣で、いっつあんが
ぼろぼろと涙を流しているのに気がついたんだ。
いっつあんにも、チビよりちょっと上ぐらいの弟が居たんだっけ。
「こ、このような弟が、この世に実在しえたとは……」
いっつあんの声は、うるうるとうち震えていた。
うわぁ、なんか本気で感動してる。ほとばしるエモーション?
まるで、大昔のアニメの、暑苦しいキャッチャーみたい。
つか、お前ら、普段どういう兄弟づきあいしてるんだよ?
「頼む! コー、あいや、コー様!!
その子とうちのケンジを交換してくれ!
なんなら、俺の持ってるゲームソフトも付けるから!!」
ヤだよ。いっつあんの持ってるゲームソフトって、
PC用のフリーゲームばっかじゃん。
いや、違う! そういう問題じゃない。
ちゃっかりチビの手を握っているいっつあんから、速攻チビを取り返した。
油断も隙もありゃしない。どっちが児童誘拐だよ?
「チビは俺のもんだ! お前なんかにやらんわ! しっしっ!!」
俺はチビを後ろから抱きしめて、いっつあんを睨んだ。
もの欲しそうにこっちを見るいっつあんと、にらみ合う俺に、
ヒロが冷静に突っ込みを入れてきた。
「おい、コー、その大事な弟くんが、目を回しているぞ」
言われて気が付いた。チビが俺の腕の中で、くったりしていた。
顔とか赤いし、暑気あたりかな?
345: 兄×義弟(4/11) 2007/09/08(土) 17:43:09 ID:DLgkvFnR(5/13)調 AAS
俺は、諸悪の根源のいっつあんをパシらせて、ガリガリくんを
買ってきてもらうと(お金はちゃんと払ったよ?)、
小さな公園の木陰のベンチに移動した。
チビが息を吹き返して、大事無いことを確かめると、
悪友どもは用があるからと各々に去っていった。
アイスを食い終えた俺たちは、ぶらぶらと散歩を再開し、
お袋ご推薦の茶店にしけ込んだ。
「もし、お父さんの再婚が決まらなかったら……」
ホットケーキを待つ間、チビが不安そうな顔で尋ねてきた。
「ぼくも、こーにいちゃんとは、もう会えないんですか?」
内心思った。もしそうなったら、大っぴらには会いづらいかもな。
「会えないわけじゃないよ」
自分で言いながら、上っ面な言葉だなぁって感じた。
何か、ちょっとした物でいいから、絆が感じられる物があれば、
チビも安心できるんだろうか?
ごそごそとズボンのポケットを漁ってみた。
さっき、いっつあんから受け取ったコンビニのレシートと、
何かのオマケのミニチュアボールペンが出てきた。
俺は、レシートの裏に、自分の携帯番号を書き込んだ。
「ほら、これ、俺の携帯番号だから」
チビのヤツ、その紙切れをすげ嬉しそうに受け取った。
「公衆電話から掛けちゃだめだぞ。金かかるから。
電話するときは、家の電話とか使えよ」
チビは大事そうに、レシートをポケットにしまうと、
にっこりと微笑みながら、頷いた。
一月ほど後、めでたくお袋は再婚を果たした。
ま、俺と親父さんとは、すんなり馴染めそうにはないけど、
時間をかけて、慣れていくしかないような。
お袋は、ゴリラのコロニーなら、ドラミングと遠吠えの勝負で、
群れの中の順位が速攻決まるのにねぇ、とため息をついた。
つか、早く俺を、類人猿から人間へと格上げして下さい、ママン。
そもそも、お袋と親父さんが、しっくりとした夫婦に
なり切れて居ないんだから、そっちが先でしょう、みたいな。
チビとお袋の間も、まだまだって感じだった。
チビって、お袋のことをつい「おばさん」なんて呼ぶしな。
そんな中で、俺とチビの間だけは、無理なく馴染んでいた。
そして、その事自体が、新しく出来上がったばかりの「家族」の中で、
お袋と親父さんの安心材料になっている様子だった。
年内かけて、お袋は生活の本拠を親父さんの家に移す事になった。
俺はとりあえず、苗字は変えないまま、今のアパートに残る。
そして、年が明けた三学期から、チビはこっちに転校してきて、
俺と、今のアパートで暮らす事になるらしい。
そうなったら、アパートには、お袋と親父さんが交替で顔を出すようだ。
はぁい、はぁい! 質問がありまぁす!
「何よ、愚息」
お袋が居なくなるのも、チビがやって来るのも大歓迎なんだけど、
(俺は見た! お袋のコメカミがぴくぴくと引きつるのを!!)
チビの転校は、学年が変る4月の方が良いんじゃね?
「うん。でもね、中途半端じゃない、三学期って。
どうせ転校するなら、早いうちが良いかと思って」
ふーん? なんか事情がありそうっすね。
ま、早目にチビが来るんなら大歓迎だから、いいけど。
346: 兄×義弟(5/11) 2007/09/08(土) 17:44:12 ID:DLgkvFnR(6/13)調 AAS
「あと、カオルちゃんの事をチビって言うな」
え? あっしの事は、愚息呼ばわりなのに?
「カオルちゃんには、薫っていう名前があるんだから、それで呼ぶ。
お前は、愚息だから、愚息と呼ぶ。これで何か、問題あんの?」
いえいえ。何の異論も御座いませんとも。
それでも、チビはチビだけどな。
年が明けて、チビが俺の住んでるアパートにやって来た。
同居して知る、驚愕の事実。何と、チビは料理の達人であった。
マジお袋より上手かも。
なんつーの? 「潤いのある家庭料理」みたいな?
「ウマい」「美味しい」ってホメてたら、
チビの方も、なんかヤル気を出しちゃって。
せめても、俺に出来る手伝いって事で、食後の皿洗いを
かろうじて手伝わせていただける仕儀と相成った。
うっ、うっ、役に立たない義兄でごめんよぉ。
月が替わって、二月の半ば近くになると、何故だか
チビの料理の忙しさがヒートアップしたんだ。
たまたま、当番でアパートの方に泊まってたお袋に、
なにやら料理道具のありかを教わっていた。
居間でテレビ見てた俺は、チビの様子が気になって、
飲み物を取りにいく振りをして、台所に顔を出した。
念のために言い添えておくが、決して、自分だけ
仲間外れになった気がして、寂しかった訳じゃないので、
そこんとこ、誤解の無いように。
そこで耳に挟んだのは、驚愕の会話だった。
「おっきいボウルはここにあるんですね」
「そうよ。こっちのと組み合わせたら、テンパリングが出来るから」
ちょっと、ちょっと、お袋! チビにマージャン教えてるのかよ?
「はぁ? 誰がマージャンの話なんかしてるのよ?」
だって、今、テンパったとか、何とか、言ってたじゃん。
俺でさえ、上がり役の点数計算できねーのに。
それを聞くと、お袋は哀れみと蔑みの目つきで俺を見た。
「テンパってるのは、お前の頭よ、愚息。
私らが話してるのは、テンパリング。料理の事なの。
図体でかいのが台所うろついてると邪魔だから、あっち行ってな」
そして、世間は、2月14日を迎えた。
はぁ、今年ぐらい、2月13日の翌日が15日って事になればいいのに。
乏しい今日の釣果(ちなみに全部義理)を持って、
とぼとぼと家に帰ると、レジ袋一杯にチョコをもらったチビが居た。
「あ、おかえり、こーにぃ」
てか、お前、先月からこっちの学校に変ってたんじゃね?
それなのに、なんで、そんなにチョコ貰えてるワケ?
「うん、一緒に居たのは一ヶ月ほどだけど、
クラスの女の子たちが、チョコをたくさん分けてくれたんだよ」
あうぅ。チビよ、そんな気を使った言い方をしなくても良いのだぞ?
「じゃあ、はい」
チビは、当然のように右手を差し出してきた。へ? なに?
「こーにぃもチョコもらったんでしょ? 出して」
俺は、渋々と今日の成果を提出した。
「これだけ?」
うぅっ、チビよ、そんな目で兄を見るな。
つうか、これは、悪魔の所業にも等しい仕打ちではあるまいか。
347: 兄×義弟(6/11) 2007/09/08(土) 17:45:08 ID:DLgkvFnR(7/13)調 AAS
俺は余りの情けなさに打ちひしがれながら、嫌々肯いた。
すると、チビのヤツは、邪気の無い顔でにっこりと笑った。
「よかった」
そうして、ひとまわり大きな箱を俺に差し出してきた。
「はい。こーにぃのチョコは、これだよ」
は? へ? 俺? これ?
チビがくれるって事は、チビが買ってきたのか? え! 手作り?!
あれ? 男同士で、チョコのやりとりするって、何か変かも?
でも、チビから貰えるんなら、うれしいかも。うん。そうだそうだ。
チビからプレゼントが貰えるなら、別にいいじゃねーか。
あの、食べていいか?
間抜けな俺の質問に、チビは「もちろん」って答えてきた。
うやうやしく包装を剥がし、フタを開けると、
でっかいハート形が現れた。わぉ♪
一口齧ると、なんとも言えない味わいが、口の中に広がった。
チロルチョコとも、キットカットとも違う、濃厚なチョコの味。
あぁ、生きていて良かった。
「おいしい?」
心配そうな顔で聞いてきたチビに、むちゃくちゃ美味いと
答えてやったら、チビのヤツ、凄く嬉しそうに微笑んだ。
さて、それから一月近くの時間が経った。
いつもは、義理返しの安物クッキーで済ますホワイトデーだが、
今年ばかりはそうはいかない。
でも、手作りチョコのお返しって、何渡せばいいんだろ?
やっぱ、高級なクッキーかねぇ?
だけど、予算も潤沢にあるわけじゃないしなぁ。
高いヤツをちょびっと、つうのも、食べでが無くて寂しいし。
思案に暮れつつ、コンビニに足を踏み入れた俺は、天の啓示を得た。
でかいし、立派だし、食べではありそうだし、バッチグーじゃん!
てなわけで、レジの後ろのでっかい缶に入ったクッキーを買い求めた。
我ながら名案であったと、自惚れていた俺は、
アパートに近づくにつれ、不安にかられてきた。
発想として、いまいち安易に過ぎたかも。
手作りチョコに比べて、見劣りがするかも。
あのチョコのお返しが、これだと知ったチビが、気落ちするかも。
部屋に着く頃には、俺は自分の後ろ向きな考えに、
すっかり打ちのめされていた。
「こーにぃ、おかえり!」
あー、チビ。こないだのバレンタインのお返しだけどな。
「?」
もっと美味いもん一杯食わせてやりたかったんだけど、
俺、こんなモンしか、買えなかったんだよ。
「!」
この不甲斐ない兄を、許してくれ、チビ!
「あの、これ、ボクに?」
うん。イヤだったら、イヤって言ってくれ。自分で食べるから。
「これ、ぜんぶ、ボクが食べちゃっていいの?」
え? 食べてくれるの? 当然、食べたかったら、全部食っていいんだよ?
「嬉しい! ありがとう、こーにぃ!」
チビのヤツ、クッキーの缶を両手で抱きしめて、喜んでやがる。
あぁ、こんなモンでも、買ってきて良かった。
348: 兄×義弟(7/11) 2007/09/08(土) 17:46:14 ID:DLgkvFnR(8/13)調 AAS
やがて、4月、5月と月日は進んだ。
連休だっつうのに、梅雨前線の影響とやらで、激しい雷雨。
お袋も親父さんも、アパートの方に顔が出せねーから、
しっかり戸締りして、嬉しげに街をうろつくな、という指令が来た。
へいへい。
ご命令に従って、明るい内に、ディスカウントストアで
ペットボトルの飲料水や簡単に食べれる物を確保した。
夜になって、電気、戸締り確認して、チビも早目に寝かしつけて、
自室に引っ込んだ俺は、おもむろにパソコンの電源を投入。
ほら、なんつうか、嵐の晩って、何か原初的な本能を、
刺激するモノがあるじゃないすか。
身体の奥底の、雄の部分を呼び覚ます、みたいな?
てぇ訳で、今日のおかずは何にしようかな〜、と。
わぉ、洋モノエロサイト、さすがにエグい。
よくもまぁ、こんなトコまで写すよな。ま、そこが良いんだが。
ティッシュペーパーを手近において、おっきしたイチモツ握り締め、
今日も元気にストレス発散。
嵐の音もヒートアップしてきて、右手の動きもクレッシェンド。
おぉぅ、だんだん盛り上がってきたぜぃ。
さぁ、そろそろフィニッシュかなぁ、て時に部屋の扉が開かれた。
げ!
恐る恐る振り返ると、部屋の入り口で、目をまん丸に見開いて、
固まって突っ立っている、チビがいた。
あぅあぅ、声も出せずに焦っている所に、マイサン発射。ぴゅ。
あ、こら! こんな時に!! 引っ込めよ、おい。
それと同時に、チビのヤツが目に涙を滲ませて、言った。
「こーにぃ、汚いよ、不潔だよ、こーにぃ!」
それだけ言うと、号泣しながら、チビは自分の部屋に駆け戻っていった。
あ、おい、ちょっと待てよ、こら!
とりあえず、手早くあれこれ始末して、チビの部屋を覗き込んだ。
あー、チビったら頭から布団かぶってるよ。
チビ、怒ってる?
「やだ! 来ないでよ!」
えーと、その、嫌なモノ見せちゃって、ごめんね?
「あっち行ってよ!」
あのぉ、男なら当然いろいろとある訳で。
チビも男なら分るだろ? てゆうか、分って。お願い。
「やだ! こーにぃなんか嫌いだ! やだっ!!」
うっ。チビに嫌われてしまった。
ショックを受けた俺は、すごすごと自室に引き上げた。
パソの電源を落とし、部屋の明かりも消して、
がっくりとベッドに横たわる。
どうしよう? チビに嫌われちゃったよ。
あれ? 俺がチビぐらいの頃って、えっちな写真見て喜んでいたような?
ん? おかしいのはチビの方か?
いやいや。きっと俺は、エッチでスケベでダメな子供だったんだ。
でもでも、いっつあんやヒロなんかも、一緒になって喜んでいたような?
おや? やっぱ、おかしいのはチビの方なのか?
いやいやいや。多分俺たち三人は、揃いも揃って
ドエッチでドスケベでダメダメな子供たちだったんだ。
そうだ。きっとそうに違いない。
失意と混乱と動転の内に、俺はいつしか眠りにおちた。
349: 兄×義弟(8/11) 2007/09/08(土) 17:47:15 ID:DLgkvFnR(9/13)調 AAS
『こーにぃ、起きてよ、こーにぃ』
ん、んん〜、あ、あれ? チビ?
『いつまでもチビチビって呼ばないでよ。これでも、女の子なんだから』
え? そうだっけ? そうなの?
そうかそうか、俺も、兄弟でチョコやクッキーやり取りしたり、
オナニー見られて動転したり、おかしいなぁ、とは、思ってたんだ。
なんだ、そうだったのか! チビは女の子だったんだ。
『こーにぃも、昨日のネットみたいに、女の人とセックスしたいの?』
あー、凄く言いにくいけど、正直、したい。
『わたしじゃ、だめ?』
え?
『セックスするの、わたしとじゃ嫌?』
え、あの、その、嫌じゃないけど、お前まだ小学生だし、
俺たち、兄妹だし。ダメだよ、いろいろと。
『わたし、こーにぃがして欲しいんなら、どんなことでも、する!』
その言葉を聞いた瞬間、俺の心の奥底で、何かが弾ける音がした。
じゃ、キス、しても、いいかな?
俺がそう訊くと、チビは軽く目を閉じて、俺のほうを向いた。
チビの華奢な身体を抱きしめて、顔を寄せる。
「…… こーにぃ ……」
柔らかな髪の毛の匂いが、鼻をくすぐる。
チビの髪の毛って、こんなにいい匂いがするんだ。
俺は、キスの前に、チビの頭に顔を埋めた。
「…… 苦しいよ、こーにぃ ……」
チビの身体を抱きしめながら、いよいよ唇を合わせようと、 ……
ん、んんっ …… あ、あれ? 今のは、夢?
ってチビ! なんで、俺のベッドに!?
「昨日から、風の音や、カミナリの音が怖くて ……」
抱きしめていた俺から、身体を引き離すようにして身を起すと、
チビは恥ずかしそうに言った。
げ、俺、なんか、寝言喋ってなかったか?
「なんか、もにょもにょ言ってたけど、よく分んなかった」
ほっ。助かった。
安堵する俺に、思いつめた表情のチビが問いかけてきた。
「こーにぃも、昨日のネットみたいに、女の人とセックスしたいの?」
あれ? どっかで聞いたようなセリフだな? あ、いや、こっちの話。
うん、したいよ。凄く。
「そうなんだ」
俺の返事を聞くと、チビのヤツは、寂しげに、つぶやくように答えた。
憂いを含んだチビの顔を見ながら、俺は考えていた。
こんな時だけど、いや、こんな時だからこそ、
今日は、今だけは、これまで心の奥底に秘めていた想いを、
吐き出してしまっても、いいんじゃないだろうか。
さっきまで見ていた、夢の余韻と、痛みすら感じるほどの朝立ちに、
俺の理性はあっさりと消し飛んでいた。
本音を語るのに、ジャマな物は何も無い。
なぁ、チビ。
切羽詰った俺の声に、チビが不審そうに首を傾げて、こっちを見る。
キスしても、いいかな?
喜び、不安、期待、恐怖、様々な表情を顔に浮かべたチビは、
最後に神妙な表情になって、ゆっくりと肯いた。
350: 兄×義弟(9/11) 2007/09/08(土) 17:48:08 ID:DLgkvFnR(10/13)調 AAS
俺は、顔だけをそっとチビに近づけた。
チビは、そっと目蓋を閉じた。
そのまま、唇を合わせる。
自分の動悸が、音として聞こえるんじゃないかと思うぐらい、
激しく感じられる。
唇だけの接触に、飽き足らなくなって、俺は舌を差し出そうとした。
だが、チビの前歯は、固く閉じられていた。
俺は、両手でチビの身体を抱きしめた。
身体に廻された腕の感触に驚いたのか、軽く悲鳴を上げるように、
チビの口が小さく開いた。
俺の舌は、その小さな隙間に突き進んでいった。
お互いの、柔らかな舌が、重ね合わされる。
必要以上に怯えさせないように、俺が舌の動きを止めると、
チビの方から、おずおずと舌を絡めてきた。
かすかに甘いような味が、触れ合う部分から感じられる。
口の中に唾液が湧き上がってきた。
どれくらいの時間、唇を重ねていたのか、
息苦しさに耐え切れなくなった俺たちは、互いの顔を離した。
チビは、口の端から、一筋の唾液を垂らしながら、
呆けたような顔で、俺のことを見返してきた。
俺は、再びチビに顔を寄せると、チビのあごに走る
一筋の唾液を舐め取った。
「あんっ」
顔に当る舌先の感触に、チビは切なげな吐息を吐いた。
俺は、チビの両肩を掴むと、真正面からチビの顔を見た。
もし、チビが拒むのならば、もう、これ以上のことはしない。
だけど、俺の事を受け入れてくれるのなら、もっとしたい。
言葉に出来ない問いかけを、目線で訊ねかける。
チビは無言で肯くと、ゆっくりと仰向けに横たわった。
チビの身体からパジャマと肌着を取り去る。
色白の、まるで女の子のような裸が、顕わになった。
股間を覆うチビの手を外させる。
チビは、一瞬緊張したようだったけど、素直に従った。
まずは、乳首に舌を這わせる。
軽く汗ばんでいる、その汗の味すら、甘い。
チビは、恥ずかしそうな、くすぐったそうな素振りで、
身体をよじっている。
俺は、口の位置をじわじわと下げていった。
腹の上、おへそを通り、股間に達した。
ペニスを、こんな間近に見るのは、生まれて初めてな事に気付く。
自分のモノすら、こんなに近づいては見ないもんな。
緊張しているせいなのか、それとも他に理由があるのか、
チビのそこは、ちいさくしおれていた。
「こぉにぃ …… あんまり …… 見ないで」
恥ずかしそうに、チビが訴えるのを無視して、
俺はその部分を、口に含んだ。
「ひゃぁぁっ!」
甲高い悲鳴をあげて、チビがのけぞる。
口の中に、ちょっとすえたような味が広がった。
そんな味にすら愛しさを感じながら、俺はその器官に舌を絡め続けた。
チビの悲鳴は、すっかり切なげな喘ぎ声になっていた。
それなのに、チビのものは大きくならない。
俺は、チビのペニスから口を離すと、今度は片方の睾丸を口に含んだ。
351: 兄×義弟(10/11) 2007/09/08(土) 17:49:07 ID:DLgkvFnR(11/13)調 AAS
「あぁんっ!」
すすり泣くような悲鳴を上げると、チビは小さくのけぞった。
「だめぇ、こぉにぃ、だめぇぇ」
チビの喘ぎ声が大きくなっていった。
俺は、チビの左右の睾丸を、代わる代わる口に含んだ。
二つの睾丸が、唾液にまみれてしまった頃、
俺は再び、小さなままのチビのペニスを口に含んだ。
「だめぇ、来るぅ、来ちゃうぅ」
チビが悲鳴を上げ、やがて大きくのけぞった。
勃起も、射精もしてないけど、チビが何かに達した事を悟った俺は、
横たわるチビに、添い寝するように横になった。
チビは、目尻に涙を浮かべ、浅く大きな息を繰り返していた。
だじょうぶか?
俺の問いかけには答えず、チビは俺の首に両手を廻してきた。
引き寄せられるように、顔を近づけ、そのまま口付けを交わす。
「今度は、ボクの番だよ?」
ちょっと虚ろな、でも、ぞっとする程艶っぽい笑みを浮かべたチビは、
身体を起し、寝巻き代わりの俺の短パンに手をかけた。
少し腰を浮かせて、チビの動きを手伝いつつ、自分でTシャツを脱いだ。
勃起したベニスに、目を丸くしながら、チビは俺の身体に跨ってきた。
俺はチビを迎え入れるように、仰向けになった。
チビは、再び唇を求めてきた。
ひとしきり口付けを交わした後、今度はチビの口が、
俺の身体を下っていった。
喉元を舐めあげるように舌を這わされた。
乳首をついばむように、唇で責められた。
チビの腹を押し付けられたペニスが、さらに摩擦を求める。
俺は、喘ぐような声を出しながら、下半身の小刻みな動きを
止めることが出来なかった。
やがて、チビの唇は、俺の股間に達した。
チビは、俺のペニスの亀頭をほおばるように、口に含んだ。
むき出しの亀頭が、チビの口の中と直に触れ合う。
心地よい暖かさと締め付けに、思わず腰を突き出してしまった。
「けほっ、けほっ」
驚いたチビが、口を離し、軽く咳をした。ごめん、苦しかった?
「ううん、こっちこそ、ごめん。大丈夫だから」
今度は、チビは両手を俺のペニスに添えて、用心深く咥えてきた。
さっきの事があったので、腰を動かさないように気をつけていたが、
じっとしているのが、辛くなってきた。
チビ、腰を動かしてもいいか?
チビは上目遣いに俺の顔を見て、ペニスを咥えたまま軽く頷いた。
俺は、いきなり激しく動かないように心掛けながら、
そろそろと、腰を前後させた。
ペニスに加えられる摩擦に、俺の口からはしたない喘ぎ声が漏れる。
快感に翻弄されて、動きがだんだん早く、大きくなっているのが、
自分でも分った。
でも、俺は、自分自身を押し留める事が、出来なくなっていた。
チビは、必死に動きに追従して、咥えたペニスを離すまいとしている。
背中に痺れるような快感が走る。限界が近づいてきた。
チビ、出る! 口離せ!
警告は、いまいち遅すぎたようだ。
口の中に迸った一発目に驚いて、口を離したところに、
二度、三度と放たれた射精が、チビの顔を汚してしまった。
352: 兄×義弟(11/11) 2007/09/08(土) 17:50:10 ID:DLgkvFnR(12/13)調 AAS
「これ、おしっこじゃないよね?」
自分の顔から滴る、白濁液を手に受けながら、
きょとんとした表情で、チビが言った。
ああ、それは精液だよ。
「ふうん、これが精液? こーにぃの精液なんだね」
そう言うとチビは、止める間もなく、手のひらに受けた俺の精液を、
ぺろりと舐め取ってしまった。あ、こら、汚いぞ。
「こーにぃの身体から出たものなら、なんにも汚くないよ」
そう言い返してきたチビの身体を、俺は再び抱きしめた。
「あん」
チビが甘えるような声を出す。
俺は、チビの顔に残る自分の精液を、舐め取っていった。
くすぐったそうに、チビが笑う。
「こーにぃ、ちょうだい」
チビが拗ねたようにねだってきた。
俺は、口に含んだ液体を、口移しでチビと分け合った。
互いの舌を絡め合いながら、気だるさと快楽の中で、
俺たちは再び眠りに落ちた。
再び目覚めると、日がすっかり高くなっていた。
俺たちは、シャワーを浴びて、身体を清めると、嵐の去った町に出た。
「あー、もうお昼近いんだぁ」
街頭の時計を見たチビが言った。
そうだねぇ。どっかで昼飯にしようか?
「じゃあ、こっち」
チビに引っ張られるようにして、俺は町を歩いた。
あれ? ここは?
「こーにぃと初めて会った日に、
ここでホットケーキ食べたんだよ。憶えてる?」
当然。でも、二人でこの店に来るのは、あれ以来だねぇ。
軽食を食べた後、誇らしげにチビが言った。
「お小遣いにちょっと余裕があるので、
今日は特別に、こーにぃにおごってあげましょう」
え? いいの? 別に俺が払ってもいいんだよ?
ま、いいか。本人がいいって言ってるんだから。
つべこべ言わずに、今日はごちそうになっちゃいましょう。
「うんうん、そうしなさい」
偉そうに胸を張りながら、チビが財布を出した。
財布の中から、お札を取り出す時に、小さな紙切れがふわり、と落ちた。
それは、かすかな風に乗り、床の上まで舞い落ちた。
あれ? なんか落ちたよ?
チビに渡してやろうと拾い上げると、それは真っ白な紙だった。
おや、と思ってふと裏返すと、そこには俺の携帯番号が書いてあった。
「あ、ごめん」
詫びながら、手を差し出してるチビに、紙切れを渡す。
まだ持ってたんだ、あの紙。
印字が退色して、もう真っ白になってしまった、あの時のレシート。
「だって、これはボクの宝物だから」
はにかんだ笑みを浮かべながら、チビが大事そうに紙切れを仕舞う。
勘定を済ませ、嬉しげに町へ飛び出すチビを追って、
俺も喫茶店を後にした。
〜 了 〜
353: 兄×義弟(11/E) 2007/09/08(土) 17:51:07 ID:DLgkvFnR(13/13)調 AAS
投下終了
354: 2007/09/08(土) 19:28:27 ID:4QaQcT4/(1)調 AAS
GJ!!!!
チビ可愛いよチビ
355: 2007/09/08(土) 23:33:34 ID:jMvkyDwH(1)調 AAS
薫きゅんが可愛い過ぎて悶え死にしそうになった
これはいい作品ですね
356: 2007/09/12(水) 13:57:11 ID:4LwGpYjc(1)調 AAS
文体が古臭いっていうかなんというか、違和感がものすごいよ
いろいろ意識しすぎじゃないか?
もっと普通に書いたら絶対に読みやすいのに
もしこれが自然体なら意識した方がいいと思う
投下乙でした
357: 2007/09/13(木) 22:54:54 ID:BC6d0cM+(1)調 AAS
たぶん読点が多いだけ。
358: 2007/09/14(金) 22:21:49 ID:yd1Y7xd8(1)調 AAS
読点で区切っているところに違和感があるね。
それでもGJ。
投下乙。
359(2): 大学生と眼鏡っこ小学生(1) 2007/09/15(土) 06:00:09 ID:ppwpUdbN(1/2)調 AAS
大学生×眼鏡っこ小学生の話を書いたんだが、
あまりにエロに入るまでの文書が長い&堅苦しすぎて…ここのスレに投下していいものか
とりあえず一部だけ投下してみて、大丈夫そうなら(誰か一人でも需要があれば)今夜にでも続きをうpするよ
エロよりエロに入るまでの過程が好きな人間なので、がっつりエロを期待する人にはつまらんと思うが……汗
九月も中頃に近付き、夜中はまだ冷房を必要とするくらい温度が高いと言うのに、日が沈むのだけは段々早くなってきた。
去年もこんなもんだったろうか。
もしかして最近ニュースでやたらと取り沙汰されている異常気象ってやつか?
そんな、世界にとっては一大事なんだろうがしがない大学生である自分にとっては非常にどうでもいい事を頭の中に並べながらのろのろとした足付きで階段を上がる。
築二十年(もはや骨董品の部類に入る)の木造二階建て、日当たり最悪、住んでいるのはむさ苦しい男のみと言う、家賃が月三万というのが取り柄のボロアパート。
安普請の階段は体重をかけるたびにギシギシと今にも抜けそうな音を奏でる。
しかしその音が意外なところで役に立つらしく、
俺が帰ってきたことにいち早く気付いた小さな足音が、こちらにパタパタと駆け寄って来るのが分かった。
どうやら扉の前に座り込んで待っていたらしい。まあ、いつもの事だが。
「……遅いっ」
最後の一段を上りきらないうちに見慣れた顔が見えて、俺はやれやれと息をつく。
「また来たのか?」
「借りた本、読み終わったから…」
そして何やらランドセルの中をごそごそと漁り出す。
……そう、ランドセル。
最近は紺色なんて洒落た
色があるんだな…などとまたどうでもいいことを考えながらも、視界の端に入った小学生の象徴みたいな物体を見やる。そして自覚する。
いま俺の目の前にいるのは、こんなボロアパートには縁があるはずのない小学生の少年で、
俺はこの少年に……とんでもないことをしでかしているということ。
「これ、面白かったよ」
少年……秋人は見るからに優等生といった風貌の小学生だ。
高そうな銀縁の眼鏡が顔の大半を占め、レンズの下には気の弱そうな、そのくせ神経質そうな瞳がこちらをちらちらと伺う。
他の何にも染まっていない真っ黒な髪は、肩につく寸前で切り揃えられている。
それが、秋人が自分の顔を隠すためにやっていることを俺は知っている。
この分厚いレンズの、長い髪の下にある、そこいらの女の子よりよっぽど可愛い顔をしていることも。
「ていうか何貸してたっけ?……カフカか」
子供が読む本じゃないだろこれ、と勧めた自分自身に突っ込みを入れながら、こんな場所で立ち話も何なので、俺は秋人を家の中に促した。
とりあえず冒頭部分だけ。主人公=オレ(読み手)視点なので、名前はなし
2〜3くらいからエロ突入を予定
360: 2007/09/15(土) 09:30:23 ID:KgA/jlsQ(1)調 AAS
>>359
需要ありまくり
早く続きを
361: 2007/09/15(土) 22:45:59 ID:xJ4gRsbz(1)調 AAS
>>359
主人公の語りの文体が面白かったです。
続き読みたい。
362: 2007/09/15(土) 23:29:07 ID:kfZ8UcLi(1)調 AAS
裸でポを握りながら待ってる ノ
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