[過去ログ] お姫様でエロなスレ3 (499レス)
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431: 妹4/4 ◆YxrCMAImAU 2006/08/14(月) 20:24:11 ID:LSO3oY+P(4/5)調 AAS
ロウィーナは本のことをすっかり忘れていた。
「でも」「兄さんはお話の続きが聞きたいんだ。それにこの魔法は少し時間がかかる」
「どのくらい?」「話を読み終える頃には魔法の効果が現れる。お前はきっと驚くぞ」
兄に催促され、彼女はぼうっとした頭で懸命に活字を拾った。
「するとそこには――」「お前は本当に兄さん思いのいい子だ」丹念に指を這わす。
「するとそこには、絹の布がついていました。おひめさまはその布を竜に……、
み、みつからないように」徐々にロウィーナの息が上がってきた。
「大切に……、しまうと……」途切れた文章の合間に切なげな吐息が混じる。
「お前はなんて可愛いんだ」小さな突起を執拗になで上げると、それにあわせるかのように
ロウィーナの息が漏れる。
指先に薬以外の感触を得て、兄の指は小刻みに動いた。
「じ、自分の髪の毛を……一本抜いて……抜いて……」ロウィーナの体がぴくりと硬直した。
「いや」そして逃げ場を求めるように身をよじった。
「いやあ!ああん!あああんん!」
最後に大声をあげてロウィーナは兄にしがみついた。抱きとめた体はがくがくと震えている。
兄は驚愕で目を見開いたままのロウィーナの額に口付けた。
「よしよし、いい子だ」兄は妹の頭を撫でた。「いい子だ」
言葉も出せずに、ロウィーナはぐったりと身を預けた。その髪を兄は撫で続ける。
「どうだ、すごい魔法だっただろう?このことは誰にも言ってはいけない。わかったね。もししゃべったら兄さんは死んでしまうからね」
「おにいさま!」穏やかならぬ事態にロウィーナは焦った。「死ぬってほんとう?」
「大丈夫だよ。お前が何も言わなければいいんだ。兄さんが好きかい?」
「好きよ。大好き。おにいさま、死んじゃいや」
「お前が言わない限り死なないよ。兄さんのことが好きなら誰にも内緒にするんだよ」
「わたし、ぜったいだれにも言わない。約束する。神様に誓うわ。だから死なないで、おねがい」
「いい子だ。ロウィーナ」
終
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