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お姫様でエロなスレ3 (499レス)
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308
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姫とお見合い 9
2006/07/19(水) 16:37:14
ID:ZQpMrSBs(10/15)
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308: 姫とお見合い 9 [sage] 2006/07/19(水) 16:37:14 ID:ZQpMrSBs 公子はもう片方の腕をなんとか二人の間からひきあげようとしたが無駄だった。 王女がきつく抱きついているのでかえって怪しい動きになると見極めた。 彼はあきらめ、のろのろと王女のほうを向いた。 労わるように肩にもう一方の手のひらをそっと置かれて彼女は一層安堵し、天蓋の隙間をちらっと見た。 いらだたしげな雷光のせいで窓枠の影が奇妙な動きで室内をのたうちまわっている。 ひどい雷はまだ続きそうだが、この方のお陰で少しは安心…。 * ヴィクトールの災難はやみそうになかった。 ベアトリスの考えているような雷の今後の展開推移の予測など彼の頭にはかけらもなかった。 王女の鼓動までつぶさに感じ取ることができる。 速めのそれは臆病な小鳥のようで可愛いが、やはりその伝わり方が問題だ。 ふにふにでむにむにでしっとりすべすべのふっくら柔らかな乳房がふたつとも、ぴったりとくっついている。 一応絹の薄地と彼のシャツで隔てられてはいるものの、かえって肌の質感が、直に触れている以上に生々しい。 彼女の呼吸は鼓動と同じく速めであり、下手をすると喘ぎにも聞こえる。 しかも否応なしにいい匂いがする。 部屋だけの匂いではなく、くっついている王女の髪や肌や吐息の芳しさだ。 王女の胸の谷間に肘を挟まれ、手首を太腿の間に拘束された左腕から伝わる暖かな触感だけでも悩ましいのに、聴覚と嗅覚からも刺激を受けているわけであり、ヴィクトールは天を恨めばいいのか感謝すればいいのかわからない。 大丈夫なのは視覚だけか。 そう思った矢先稲光が朧にさしこみ、ベアトリスの、彼も初対面時に認めた『かなり整った』顔が目を潤ませて浮かび上がった。 彼は目を閉じ、胸の中で祈りを唱えようとしてためらった。 こんな場合にすがるべき聖人などどこにも存在しないのは明らかだ。 どうやら悪魔はベアトリスではなく誘惑されつつある自分のほうに取り付き始めたようである。 目を開けるといつの間にやら己の右手が、いかにも安心させるような柔らかさで、王女の細い肩に触れていることに気がついた。 わが手ながらなんと巧妙な。 ヴィクトールは冷静になろうと深呼吸をした。 いくらなんでもこのまま見合い相手を襲ってしまってはまずい。 相手は王女である。正式な婚儀を経た後に初床で礼儀正しく抱くべき女である。 しかも自分は公子である。後継者を得るための妻との結びつきは誰にも後ろ指をさされないようあるべきではないか。 そうだ、でなければならない。 わざわざ見合いのためにこの離宮を訪れたのは両国の結びつきを強めるためで、決して婚約前に相手を我が物にするためでは……。 そこに雷が落ちた。 これまでで最大級の雷だった。 ばりばりという大音響が続いたから、もしかしたら森の近場の大木のどれかが倒れたかもしれない。 ベアトリスはものも言わず、当然のようにヴィクトールの体にしがみついた。 いかにも深窓の姫君である、抱きつかれる側の苦労などこれっぽっちも考えてはいない。 ただ、いかに深窓の姫君とはいえど感覚は一般人と変わらない。 股間の辺りでこわばったままの彼の指から伝わった微妙な刺激に彼女は思わず艶の滲んだ声をあげた。 身悶えた彼女をヴィクトールがひき寄せた。 「大丈夫」 耳元に落ちた言葉に、ベアトリスは涙でいっぱいになった目をあげて頼もしい公子を見つめようとした。 唇が震えているが暗くてヴィクトールには見えない。 だが大体の位置はわかる。 ヴィクトールは顔を伏せ、腕の中の王女の体を揺さぶりあげて唇を重ねた。 http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1148836416/308
公子はもう片方の腕をなんとか二人の間からひきあげようとしたが無駄だった 王女がきつく抱きついているのでかえって怪しい動きになると見極めた 彼はあきらめのろのろと王女のほうを向いた 労わるように肩にもう一方の手のひらをそっと置かれて彼女は一層安堵し天蓋の隙間をちらっと見た いらだたしげな雷光のせいで窓枠の影が奇妙な動きで室内をのたうちまわっている ひどい雷はまだ続きそうだがこの方のお陰で少しは安心 ヴィクトールの災難はやみそうになかった ベアトリスの考えているような雷の今後の展開推移の予測など彼の頭にはかけらもなかった 王女の鼓動までつぶさに感じ取ることができる 速めのそれは臆病な小鳥のようで可愛いがやはりその伝わり方が問題だ ふにふにでむにむにでしっとりすべすべのふっくら柔らかな乳房がふたつともぴったりとくっついている 一応絹の薄地と彼のシャツで隔てられてはいるもののかえって肌の質感が直に触れている以上に生しい 彼女の呼吸は鼓動と同じく速めであり下手をするとぎにも聞こえる しかも否応なしにいい匂いがする 部屋だけの匂いではなくくっついている王女の髪や肌や吐息の芳しさだ 王女の胸の谷間に肘を挟まれ手首を太腿の間に拘束された左腕から伝わる暖かな触感だけでも悩ましいのに聴覚と覚からも刺激を受けているわけでありヴィクトールは天を恨めばいいのか感謝すればいいのかわからない 大丈夫なのは視覚だけか そう思った矢先稲光がにさしこみベアトリスの彼も初対面時に認めたかなり整った顔が目を潤ませて浮かび上がった 彼は目を閉じ胸の中で祈りを唱えようとしてためらった こんな場合にすがるべき聖人などどこにも存在しないのは明らかだ どうやら悪魔はベアトリスではなく誘惑されつつある自分のほうに取り付き始めたようである 目を開けるといつの間にやら己の右手がいかにも安心させるような柔らかさで王女の細い肩に触れていることに気がついた わが手ながらなんと巧妙な ヴィクトールは冷静になろうと深呼吸をした いくらなんでもこのまま見合い相手を襲ってしまってはまずい 相手は王女である正式な婚儀を経た後に初床で礼儀正しく抱くべき女である しかも自分は公子である後継者を得るための妻との結びつきは誰にも後ろ指をさされないようあるべきではないか そうだでなければならない わざわざ見合いのためにこの離宮を訪れたのは両国の結びつきを強めるためで決して婚約前に相手を我が物にするためでは そこに雷が落ちた これまでで最大級の雷だった ばりばりという大音響が続いたからもしかしたら森の近場の大木のどれかが倒れたかもしれない ベアトリスはものも言わず当然のようにヴィクトールの体にしがみついた いかにも深窓の姫君である抱きつかれる側の苦労などこれっぽっちも考えてはいない ただいかに深窓の姫君とはいえど感覚は一般人と変わらない 股間の辺りでこわばったままの彼の指から伝わった微妙な刺激に彼女は思わず艶のんだ声をあげた 身悶えた彼女をヴィクトールがひき寄せた 大丈夫 耳元に落ちた言葉にベアトリスは涙でいっぱいになった目をあげて頼もしい公子を見つめようとした 唇が震えているが暗くてヴィクトールには見えない だが大体の位置はわかる ヴィクトールは顔を伏せ腕の中の王女の体を揺さぶりあげて唇を重ねた
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