[過去ログ] セーラームーン総合スレッド2 (818レス)
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595: ムーン陥落42 2006/06/19(月) 00:53:56 ID:SIQ2CPG5(9/12)調 AAS
「う……ぐ、うっ」
城に連れ込まれた瞬間、凄まじい瘴気に気分が悪くなった。
地球の人間がいるべき空間ではないのだと、うさぎにもわかった。目に付く調度品の類は一切なく、ひたすら薄暗く無機質な室内だった。
(ここは、どこなの?)
白い髪の青年は、うさぎの身体を乱暴に玉座に突き飛ばした。服を着せてくれるわけでも、温かい言葉をかけるわけでもない。
全ての温もりを拒絶するかのような冷たい瞳が、うさぎの裸体を嘗め回すように見つめてくる。
「あなたは誰っ?」
助けてくれた相手が敵であることを、うさぎは敏感に感じていた。
額の印を見るまでもなく、いい加減、自分に危害を加える者とそうでない者の区別はつくようになった。
酸素が薄い室内では、ひどく息が苦しい。邪黒水晶の塊が、あちこちに見える。
あれが、動力の源───人間の部屋に喩えるなら、コンセントのような役割を果たしているのだろう。
「ここはどこ?まもちゃんに、ちびうさに、みんなに会わせてっ!」
悲痛な声にも、青年は眉一つ動かさなかった。
病的な白い肌と、それとは相反するように激しい力を秘めた瞳が、うさぎの目前に迫る。
「あんな薄情な男は忘れろ。それより、俺の名をよく覚えておけ……プリンス・デマンドだ」
触れる指先が、おぞましい感触をともなってうさぎを責めた。
裸の胸や手足に、ゴツゴツした手が触れる。恋人でもなんでもない、見知らぬ人の手だ。
「いやっ!」
身を捩っても、男の力には敵わない。この青年が座っていたとおぼしき玉座は、まだ体温が残って生温かかった。
「お前にずっと会いたかった。その目で見つめて欲しかった」
青年はうさぎの身体を押さえつけながら、片手で脇のテーブルに触れた。
テーブルの上にはグラスが乗っており、白ワインにしては色が濃すぎる液体が満たされていた。
デマンドは、酸素を求めるうさぎの唇に、グラスの縁をそっと近づける。
「ぐ、ぶ……いやぁ」
白くぬるぬるとした液体には、見覚えがあった。
精液だ。
気付いた瞬間、うさぎは猛烈に暴れだした。デマンドはその顎をしっかりと押さえつける。
「飲むんだ。四守護神がどうなってもいいのか?」
うさぎは目を見開いた。
(み、美奈子ちゃんたちが……)
ブラック・ムーンに捕らわれているのはヴィーナスだけではない。マーキュリーたちも一緒なのだと、うさぎは初めて知った。
この男が黒幕か。ルベウスやあやかしの四姉妹らを操り、地球制服を目論もうとしている、全ての元凶。
「あ、あなたが……みんなをっ!」
憎悪の言葉は、最後まで紡がれる事はなかった。
「そうだ。お前の大事な部下は全て俺の手の内にある」
言いながら、デマンドはグラスをゆっくりと傾ける。中に溜まっていた液体が、少女の口の中に滑り込んできた。
「うぐっ……う、ぷうう」
舌先に苦味を感じる。飲み込むことが出来ずに耐えている少女を見守りながら、デマンドは更にグラスを傾けた。
口の中が苦い液体で満たされ、喉の奥まで届いた。
「ぶ、えほえほ、ぐうう、ん、くっ」
噎せ返った瞬間、喉に精液が滑り込み、ごくんと音を立てた。
衛とのセックスは、ごくノーマルなものだった。精液を飲むのは、当然初めてだ。そもそも、これは本来口に入れるべきものではない。
(ま、まもちゃん以外の人の……飲んじゃった……)
舌に絡みつく生臭い匂いが、うさぎを絶望的な気持ちにさせた。
口の端から、ねっとりと白い液体が流れ出す。鼻から下が、デマンドの精液で白く濡れた。
前歯にグラスの淵が当たり、カチカチと震える。怯えのあまり歯の根も合わない。
「お、、お願い…もう、やめ……」
咳き込みながら訴えても、デマンドは注ぐのをやめなかった。
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