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◆進撃の巨人ネタバレスレpart640 [無断転載禁止]©2ch.net (1002レス)
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23
: 2016/12/11(日) 00:42:28.83 ID:???
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23: [sage] 2016/12/11(日) 00:42:28.83 ID:??? リヴァイの躰は小刻みに震えていた。エレンの腰を抱きしめる腕はこんなにも力強いのに。立場も年齢も下の自分に懇願して怯えている。 ずっと憧れ、絶対視してきた英雄像はエレンの中でこの瞬間、人となったのかもしれない。そっと手を伸ばして、リヴァイの髪を撫でる。短く清潔に刈り込まれた髪を撫でて、そっと肩を叩いた。 「リヴァイさん。判りました。……顔をあげて下さい」 エレンの声が甘く優しくなる。それは決して上官と部下ではなかった。必死で縋る男を許容することをエレンは既に選んでいた。甘え縋る男とそれを受け止める存在という新しい関係性を。 「エレン………許してくれるのか?」 リヴァイの顔は蒼白だった。おずおずとした動作とどこか定まらない視点が普段のリヴァイとは全く違う。 自分の選択の意味に気づいて、エレンの中に自分への絶望、いや諦めの色を探しているようだ。青ざめたその顔は、倍以上も年齢を重ねているというのに、エレンはどこか可愛らしくさえ感じてしまう。 「はい、リヴァイさん」 調査兵団の英雄としてのリヴァイならば、自分はもう信頼できない。許容できない。けれども、この縋り付いてくれる愛しいただのリヴァイを自分は受け入れよう。エレンはそういう思いで頷く。 その瞬間、リヴァイの切れ長の瞳が一滴の涙を絞り出すように流した。それを見つめた瞬間から、二人は関係を変えたのだ。完全な絶対者と従うものから、対等な恋人同士へと。 「俺はお前が好きだ。頼むから……嫌いにならないでくれ」 リヴァイの懇願にエレンはその背中を優しく撫でた。人類がどうのと御託を並べても、自分たちはお互いの親友を助けたかったのだ。それは決して悪いことではない。 ただ、極限の場所で、お互いにお互いのエゴが剥き出しになった。そこで初めて自分たちは、自分たちの心の中にある欲望にも気づけたのだろう。 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/csaloon/1481383595/23
リヴァイのは小刻みに震えていたエレンの腰を抱きしめる腕はこんなにも力強いのに立場も年齢も下の自分に懇願して怯えている ずっと憧れ絶対視してきた英雄像はエレンの中でこの瞬間人となったのかもしれないそっと手を伸ばしてリヴァイの髪を撫でる短く清潔に刈り込まれた髪を撫でてそっと肩を叩いた リヴァイさん判りました顔をあげて下さい エレンの声が甘く優しくなるそれは決して上官と部下ではなかった必死でる男を許容することをエレンは既に選んでいた甘える男とそれを受け止める存在という新しい関係性を エレン許してくれるのか? リヴァイの顔は蒼白だったおずおずとした動作とどこか定まらない視点が普段のリヴァイとは全く違う 自分の選択の意味に気づいてエレンの中に自分への絶望いや諦めの色を探しているようだ青ざめたその顔は倍以上も年齢を重ねているというのにエレンはどこか可愛らしくさえ感じてしまう はいリヴァイさん 調査兵団の英雄としてのリヴァイならば自分はもう信頼できない許容できないけれどもこのり付いてくれる愛しいただのリヴァイを自分は受け入れようエレンはそういう思いでく その瞬間リヴァイの切れ長の瞳が一滴の涙を絞り出すように流したそれを見つめた瞬間から二人は関係を変えたのだ完全な絶対者と従うものから対等な恋人同士へと 俺はお前が好きだ頼むから嫌いにならないでくれ リヴァイの懇願にエレンはその背中を優しく撫でた人類がどうのと御託を並べても自分たちはお互いの親友を助けたかったのだそれは決して悪いことではない ただ極限の場所でお互いにお互いのエゴが剥き出しになったそこで初めて自分たちは自分たちの心の中にある欲望にも気づけたのだろう
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