[過去ﾛｸﾞ] タラちゃん調子乗りすぎ その２ (560ﾚｽ)
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418: たま ◆A2o6Qw.mp. 03/02/01 02:07 ID:jU0LXs/B(1)調 AAS
（続き）
いきなり、タラが現れたかと思うと、ヤツはマグロを横取りしやがった。
このヤロウ！せっかくの獲物に。
怒ったオレは、ヤツに飛びかかった。しかし、ヤツは素早く別の場所に移動した。
「あはは、たま遅いですぅ」
ヤツは笑っている。
チクショウ！どこまでも頭にくるヤツだ。
しかし、タラはこんなにすばしこっかったか？
…ん？待てよ？
確か、オレはヤツに「猫ダルマ」にするとか言って、雪の中に閉じ込められたはずだ。
となると…ここは、まさかあの世か？
頭の中が混乱してきた。こういう時こそ、冷静にならねば…
「欲しかったら、ここまで来るですぅ」
ヤツはそう言っている。
そうだ！ここは、あの世とこの世の境目に違いない。
だから、旨そうなマグロをエサに、あの世に連れこまれようとしているのだ。
あの世に行くには、まだ早い。おまけに、タラにこの仕返をしなければ、死んでも死にきれない！
そう考えた瞬間、いきなり体が冷たく感じた。
…気が付くと、オレはまだ雪の中にいた。
どりゃあああ！
オレは雪をかきわけた。
そうして、なんとか外に出ることができた。
タラはどっかに行ったらしく、いなかった。
ふふふ…オレに臨死体験までさせやがって、あのガキャ、ただではすまさねぇ！
（続く）
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