アメコミを叩く理由を教えてくれ【漫画】 (444レス)
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265(1): 2009/02/17(火) 17:54:58 ID:+H0M2e/z(2/3)調 AAS
それでもVIZメディアの影響は、リストの数ほどには大きくなさそうだ。
ひとつはVIZメディアのマンガの大半は、マニア向けのコミックス専門店でなく一般書店で売られているためである。
もうひとつは、コミックス専門店への流通は、ダイヤモンド・コミック以外の中小の取次店を利用することが可能だからだ。
だから、むしろ重要なのはダイヤモンド・コミックが、なぜ日本のマンガの取り扱い縮小に動いたかである。
ひとつは、ダイヤモンド・コミックの経営の問題がありそうだ。
2008年のコミックス市場の状況は悪くなかったが、ダイヤモンド・コミックの経済状況は必ずしもよくないようだ。
同社は非上場企業であるため、経営内容は開示されておらず、その経営状況は不明である。
しかし、既にこの1月に、雑誌形態の商品カタログの発行を中止して、ネットカタログへ移行することを明らかにしている。
さらに同じ1月から、小売店が同社へ注文出来る注文価格の最低ラインを1500ドルから2500ドルに引き上げている。いずれもコスト削減のためとみられる。
そして、顧客のほとんどが20代以上の男性であるコミックス専門店のマーケットの特徴にも理由があるだろう。
こうした顧客層は、子供向けの作品が多いVIZメディアの顧客とずれがある。
さらに近年は、米国のグラフィックノベルの売れ行きも伸びており、
それに連れ発売タイトル数も飛躍的に増えている。一方で、コミックス専門店の棚に置ける作品数には限りがある。
さらに作品数の増加はダイヤモンド・コミックの在庫を増大させ、在庫リスクも拡大させている。
特にダイヤモン・コミックは、商品は返品不可の買取で行なっているため、在庫の増大は、ビジネス的には痛手だ。
そこで同社はより売れ筋である米国作品に取り扱いを傾斜することで、この在庫リスクを減らそうと考えているとみられる。
マンガは一般の出版取次ぎも扱っているため、ダイヤモンド・コミックにとっては、ほぼ流通を独占している
雑誌タイプのコミックスに較べて、市場支配力が弱く、ビジネス的にはうまみも少ないジャンルである。
そしてマンガ出版社最大手のVIZメディアの取り扱い作品はかなり多いから、
それを減らすだけでも在庫は相当数減らすことが出来る。そこで今回は、VIZメディアの作品が特に標的になったと考えられる。
こうした取り扱い点数の削減や注文の最低ロットの引き上げは、経費の削減により短期的には
ダイヤモンド・コミックの経営に貢献することになる。しかし、中長期的にみれば、同社のビジネス基盤を弱める可能性が強い。
もともとアメコミにしても、マンガにしても、ニッチ市場の商品で、数多くのマイナー作品の売上げの積重ねに
よってビジネスが成り立っているところがある。コミックス専門店の多くは、多品種少量販売とみられる。
大手取次ぎ会社の優位性は、1社で豊富なライナップの作品が揃うことにある。しかし、ダイヤモンド・コミックの新たな方針はこれと対立する。
そして、売れ筋以外の切捨て、少額取引を止めることで、コミックス専門店の多くが、新たに他社取次ぎと取引を始めるきっかけを与える危険がある。
拡大しつつあるコミックスやグラフィックノベルの市場が、あたらたにマス型の市場に移行している可能性がないわけではない。
しかし、ダイヤモンド・コミックの取っているリスクは小さくはない。
292(1): 2009/02/22(日) 16:20:22 ID:zO3GJkXw(1)調 AAS
>>264-265
>雑誌形態の商品カタログの発行を中止して、
>ネットカタログへ移行することを明らかにしている。
これってプレビューズの事かい?
ブリスターを通じて毎月注文してるんだが今後どうなるんだ?
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