[過去ﾛｸﾞ] 【小説家になろう】中流作者が上を目指すスレ★38 (1002ﾚｽ)
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787(1): 2020/01/14(火) 13:30:47 ID:HFVAHzZk(1)調 AAS
>>782
ID:2j75voP5の文章もってきた
「デュークよ、クレーンを伸ばすのだ！」
ゴルゴンに促されたデュークが球体に腕を伸ばします。
扉の中の光がカッと強くなると、その中から白い保護膜に包まれた物体が飛び出てきました。1.5メートルほどの物体がデュークのクレーンの中にスポッと飛び込むのです。
デュークが優しく包み込んだ白い保護膜に包まれた物体が、ポンと音を立ててはじけます。すると、中から白くぽわんとしたデュークのミニチュアが現れました。
「おお、これが僕の活動体か！」
「お前に似せて作ってあるからな」
「へぇ、僕ってこんな形をしてるんだねぇ〜〜」
デュークが自分のミニチュアを確かめて、感心します。実はデュークはこれまで自分のカラダをはっきりと見たことがありませんでした。
ネストの壁は少しぼやけた材質ですし、老骨船達が銀色の皮膚を持っていたのは今は昔ですから、鏡に映したような自分の姿を見るのは初めてなのです。
「すごい〜」
デュークは自分のミニチュアをまじまじと眺めたり、クレーンの先でつつきました。材質はフワフワでちょっとモコモコしていますから、ちょっとしたぬいぐるみのようです。
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