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913(1): 美香 ◆ESCVVanDCU 2005/10/14(金) 17:39:12 AAS
「万葉集 ビギナーズクラシックス」(坂口由美子/角川ソフィア文庫)
「古今集・新古今集」(大岡信/学研M文庫)
→万葉集? 古今集? 新古今集? 何を気取りやがって!
そう思われるかたもいるでしょう。賛同します。上品なのはわたしには似合わない。
下品なことが大好きです。毎日、ワイドショーを騒がせる犯罪の数々。大好きです。
ひとの不幸を笑い、ひとの幸福をねたむ、わたしはそんな人間です。
だけど、ときたま、なんかなあと思う。
だから万葉集などの手を出す。99%見栄です。
万葉集、古今集、新古今集といっても原典をそのまま読むわけではない。
注釈書。それも最も平易に書かれているものを入念に選んで。
しかし恥ずかしながらそれでも難しい。万葉集の長歌などはいまだに読めない。
これから書くのは2005年を生きるなんら知識のない人間の感想です。
万葉集か、それとも古今集・新古今集かという問題があるみたいです。
明治時代に正岡子規というえらいひとが、万葉集に軍配を上げたそうですが。
さて、わたくし。万葉集の初期の作品は意味がわからない。だから、つまらない。
大伴旅人、山上憶良の時代になるとなかなか悪くないなと思う。
とくに大伴旅人の酒賛美の歌はよろしい。山上憶良もいい。平明だから。意味がわかるから。
つぎに古今集・新古今集。国語便覧の知識そのまま、たしかにお上品になっている。
うん、きれいなんだけど、胸に迫ってくるかといわれたら、うーむ、下品だからわたし。
けど、新古今集くらいになるとあれがいい。無常観。ほら仏教が浸透したがための。
万葉集・古今集・新古今集に共通していえるのは自然を詠んだものはだめ。
都会育ちだから植物の名前がわからない。それにビルに囲まれた都会っこ。
山に沈む夕日がどうの、朝の霜がどうのといわれても。霜って見たことがないかもしれない。
写真や絵で説明されても、生活実感がともなっていないから……。
気に入った歌をいくつか取り上げてさもわかったようなことを書こうとも思ったけれども、
このほうがわたしらしいと思いまして。
あ、上記の2冊は入門書の入門書という感じでたいへんよかったです。
これから西行、芭蕉とすすみ、大ファンの山頭火へ帰還する予定です。
914: 美香 ◆ESCVVanDCU 2005/10/14(金) 18:27:00 AAS
>>913
8行目訂正)→だから万葉集などに手を出す。
ムーちゃん、よろしく♪
「それでも飲まずにいられない」(開高健・編/講談社文庫)絶版
→お酒にまつわるエッセイ・短編小説を集めたもの。
だからもちろんお酒を飲みながら読む。悪いか!
それでも飲まずにいられないとはいえ、やっぱりからだにはわるいのかな。
最近、めっきり記憶力が……。万葉集も古今集も新古今集もそう。
実をいうとまえにけっこう勉強していたりする。それも今年の話ですぞ(w
だけど、今回、ほとんど抜け落ちていることに気づいた。これお酒(が原因)だよね?
あとやたら涙もろくなる。お酒。ふだんなら鼻で笑うようなくさい美談にも泣いちゃう。
いいのだ、いいのだ。大伴旅人さんも万葉集で詠じている。
「験(しるし)なき 物を思はず一坏(ひとつき)の 濁れる酒を飲むべくあるらし」
(=くよくとせずに、まあ、飲みましょうよ♪)
「賢(さか)しみと 物いふよりは酒飲みて 酔泣(えひなき)するしまさりたるらし」
(=えらそうなこといわんで、お酒飲んでわんわん泣こう♪)
「あな醜(みにく) 賢(さか)しらをすと酒飲まぬ 人をよく見れば猿にかも似る」
(=お酒を飲めない堅物なんて、ほら猿みたいな顔してやがる♪)
「この世にし 楽しくあらば来む世には 虫に鳥にも我れはなりなむ」
(=お酒を飲んで楽しもう、来世なんて知るもんかい♪)
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