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【必勝不敗】能代工業 十八冠目【V58】 (442レス)
【必勝不敗】能代工業 十八冠目【V58】 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/basket/1353334867/
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220: バスケ大好き名無しさん [sage] 2012/11/25(日) 23:08:45.48 ID:??? ビロードの言葉を聞いて、ショボンは納得する。 ショボンの記憶にある分手マスはひょろっとした痩躯の青年だった。 だからこそ、がっしりとした体型になっていたのを見たときに、誰だかわかるまで時間が掛かったのだ。 (´・ω・`)「優秀なお子さんで」 ( ><)「ええ、しかしその頃私は危惧もしていました。 たまに街へ工具などを買いに行くときに、彼は絶対外へ出ていかないんです。 これでは私がもし死んでしまったときに困るのではないか、そんな不安が常に私の胸の奥にありました」 ( ><)「けど、彼は変わりました」 ビロードの顔つきが変わる。嬉しそうに目元が緩んだ。 そして視線がショボンの方に向けられたので、ショボンは彼が言わんとしていることを察した。 (´・ω・`)「モララー……ですか」 ( ><)「そうなんです。 1987年の冬に、モララーが川を流れてくるのをワカッテマスと私が発見し、この家に連れてきました。 モララーは頭にひどい怪我がありましたが、応急処置をして麓の街の病院に連れていきました」 ビロードは思い出しているらしい。言葉を少しずつ紡ぎだしていく。 ショボンはいよいよ本腰を入れて話を聞きていた。 (´・ω・`)「川の上流から流れて来たとなると……旧G村ではないですか? あの村の端でも川は流れていますし、それより上流から流れて来たのなら村の誰かに見つかるはずです」 ( ><)「私もそのことはわかっていました。 だからモララーの意識が戻ったら、元の家に帰す気ではいたんです。 病室で、彼の意識が回復するまでは保護者として見守っていよう。それから後は預けよう、本当の親の元へ」 (´・ω・`)「しかし戻らなかった……彼は記憶喪失だ。少なくとも私の会った頃の彼は」 ビロードも「その通り」というように首を動かす ( ><)「私は仕方なくモララーを引き取りました。 施設に預けることもできたのですが、私はそういったところに子どもを渡すことに抵抗を感じたんです。 それに、マスのことがありました。彼にはもっと人と触れ合ってほしいと、私は思ったんです」 ( ><)「モララーは、元からそうなのかは知りませんが、とても行動的で、山が大好きな青年でした。 そしてマスに誘われて、本もたくさん読み、知識も得ていたようです。今思うと、彼の言動は機知に富んでいた。 何事にも考えを膨らませることができたように見受けられたんです。マスと一緒にいて、モララーにはそういう能力が身についたんです」 ( ><)「マスもまた、近い年代の友達ができて嬉しかったようなんです。初めこそ避けてはいましたが、モララーが積極的だったんです。 コミュニケーションが苦手なマスの気持ちを理解して、いくつもの話を振り、討論もしていたんです。 マスは変わりました。モララーのおかげなんです。一番の親友ができた、いや、双子の兄弟が出来たようなものだったんです」 (´・ω・`)「あなたにとってモララ―は息子同然というわけですか」 http://tamae.5ch.net/test/read.cgi/basket/1353334867/220
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