[過去ログ] 【必勝不敗】能代工業 十八冠目【V58】 (442レス)
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213: 2012/11/25(日) 22:48:22.31 ID:??? AAS
午後4時、B市総合病院――
ドクオはツンの容態を確かめるために、再びここへ来た。
受付に話をして、ツンのことを質問する。
大して期待はしていなかった。
まだ前回来たときからあまり時間が経っていない。
気落ちして入口から出て来たドクオに、ジョルジュが缶コーヒーを与えた。
_
( ゚∀゚)「面会は? 」
ジョルジュは話しかけてみる。
ドクオは小さく、首を横に振った。
_
( ゚∀゚)「そっか……
ま、アパート火災の中生きていただけでも幸せってものだろ
こわいよなあ、突然の事故だなんて」
今度は小さく頷くドクオ。
缶コーヒーを開けて、ちびちびと飲み始める。
('A`)「もういいさ。気は済んだよ」
思ってもいないことを口にする。
本当は確かめたかった。
子どもの頃は怖くて言えなかった、あの涙のわけを。
ブーンさんの正体がわかった今なら、聞く資格があるように感じた。
でも、まだ回復していない。まだ話をすることはできない。
つまりまだその時期じゃないんだ。ドクオはそう考える。
この計画を無事成功することができてから聞こう――ドクオはそう誓った。
缶コーヒーをゴミ箱に入れる。
まだ奥の方に残っていたが、気にしなくなっていた。
いや、それだけじゃない。
いろんな物事に対して、意識が及ばなくなっていった。
今はただ、殺人のことしか頭に残されてはいないような気がする。
それしか考えてはいけないような、そんな気分がドクオを取り囲んでいた。
ジョルジュが車を用意していたことにも、さほど驚かなかった。
車で向かえば、1時間ほどでD市には到着する。
それまでずっと、ドクオは頭の中でイメージを働かせていた。
モララーの頭を撃ち抜く瞬間を。
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