[過去ログ] 【必勝不敗】能代工業 十八冠目【V58】 (442レス)
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200: 2012/11/25(日) 17:04:42.80 ID:??? AAS
( ・∀・)「でけえな……」

目の前のビルを見上げながら、モララーは思わず呟く。
モナーのグループの一つである会社だった。

中に入って、受付嬢と話をする。
既にアポイントメントは取ってある。モナーが手をまわしてくれたおかげだ。
紹介されるのは、社長室へいく道筋だ。

つーは家に帰って来た後に、モナーの手によって出世を約束されたという。
どことなくモララーの嫌いな負のイメージがつきまとうが、気にしているとキリがないのでモララーは無視した。
そして時が流れて、一つの会社の社長にまで上り詰めたというわけだ。

その話は今朝モナーに聞いたものであり、モナーはあくまでも「つーには最初から才能があったモナ」と言い張った。

( ´∀`)「家出したときも、大学はもう出た後だったモナ。
       私は娘を嫁に出す気は無かったし、独り暮らしをさせる気もなかったから、捜索したんだモナ」
       
モナーの考え方が良いのか悪いのかまで判別する気はない。
ただ、なんとなくモララーにはつーが家出した気持ちがわかった気がした。

エレベーターで最上階まで上り、到着の音が鳴る。
扉が開いて、赤い敷物の上を歩く。

社長室はすぐに見つかった。
モララーはプレートを確認してから、扉をノックする。

入室の許可を示す声が中から聞こえてくる。
ドアノブを回して、「失礼します」といいながらモララーは中へと入って行った。

(*゚∀゚)

地上から遥かに高い快晴の空を覗かせる大きな窓を背にして、つーは立ち、モララーを見つめていた。
その体が壁際によったので、逆光から逃れて姿がよりはっきりとモララーの目に映る。
育ちの良さそうな品のある女性だった。その品格はしぃにも共通していたものだという考えが咄嗟に頭を過る。

(*゚∀゚) 「昨日の夜は大変だったと聞いているよ。
     うちの警備員が発砲事件を起こしたそうだね」
     
( ・∀・)「ええ、もう伝わっているんですね。モナーさんから? 」

(*゚∀゚) 「そうだよ。お父様はそういったことはすぐに連絡をよこすのさ」

つーは顔を綻ばせる。
モララーはその様子をじっと見ていた。
しぃと比べれば多少粗い言葉遣いだが、口調の奥にある気持ちは温かなもののように感じられた。

(*゚∀゚) 「なんだか不思議そうな顔をしているね」

( ・∀・)「ああ、いえ。すいません
      いろいろと昔の話を聞いていたものですから」
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