[過去ログ] 【必勝不敗】能代工業 十八冠目【V58】 (442レス)
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178: 2012/11/25(日) 11:18:15.15 ID:??? AAS
大きな通りに入ると、街も賑やかになり、飾り付けが見られる。
タクシーの運転手と話してみると、この通りを真っすぐ行けばB市の中心街に向かうという。
近々B市北部の河原で花火大会があるらしく、街路脇の飾りはそのためのものだとか。
やがて目的地のアパートに辿り着く。
大通りから曲がって、やや住宅街の中に入った先にある、赤い屋根の二階建てのアパートだ。
特に古びたわけでもなく、一般的にありふれた形のアパートであろう。
少なくとも犯罪者がいたとは思えない。いるアパートなんてのも想像しづらいが。
およそ暗い事件からは縁のないように思えた。
タクシーを降りて、二人はアパートの階段を上っていく。
内藤ホライゾンが住んでいた部屋番号も警察にしっかり保管されていた。
空の彼方で雷鳴が聞こえた。
まだ降ってはいないが、そのうち大雨になるのだろうか。
空のどんよりとした雲はただゆっくりと蠢くのみであった。
目的地の部屋のドアを軽く叩く。
奥の方で物音が聞こえてくる。
中の住人がゆっくりドアに向かって来ているのだろう。
そして、扉が開いた。
lw´‐ _‐ノv
出て来た少女は、ショボンの顔とジョルジュの顔を見る。
年齢差が著しいこの二人を、少女はどのように見たのだろうか。
その視線は再びショボンに戻ってくる。特に何も言うことはなかった。
ショボンは警察手帳を見せる。
少女が手帳に目線を移し、若干見開いた。
(´・ω・`)「県警のショボンといいます。
今日は非番ですし、物騒なことがあったわけでもありません。
ただ少し調査していることがあるのです」
_
( ゚∀゚) 「いいのか? そんなものほいほい見せちゃって」
(´・ω・`)「別に隠すことでもない。事実なのだから。
それに、何もない普通の人間が他人の事情を詮索するというのは変なものだよ」
かといって仕事以外で警察がそれをしてもいいということはないと、ショボンにはわかっていた。
でもこれで少女は精神的に、我々に対してより多くのことを話してくれるかもしれない。
聞こえは悪いが、ただ質問をするだけだ。それほど悪いことでもないだろう。
lw´‐ _‐ノv「何でしょう」
小さい声で少女が言う。
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