[過去ログ] 【必勝不敗】能代工業 十八冠目【V58】 (442レス)
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175: 2012/11/25(日) 11:15:08.90 ID:??? AAS
('A`)「目的はわからない、けどそいつは知っている。
僕の数少ない親友の一人です。
だけど……」
ドクオはそこで言葉を切る。
目はまた焦点を失い、拳がつくられる。
腕が震えるほど強く、ドクオは拳を握り締めていた。
('A`)「何が起きたのか聞かなきゃならない」
ドクオは深呼吸をする。
震えがだんだんと小さくなっていく。
それが悲しみだったのか、怒りだったのか、もうわからない。
('A`)「僕はあいつのところにいかなければならないみたいです。
会って、話をしてくる。そして目的を知らなくてはならない」
('A`)「モララーさん、どうかあなたはここに残って調査を続けてください。
もしモララーさんにあいつの目的を教えることができたら、僕はあなたに連絡します」
( ・∀・)「……止めても聞かなそうだな」
もうドクオが行く気であるということは見た目からわかっていた。
先程の電話は、その決心をさせてしまうほど、予想外の出来事であったみたいだ。
( ・∀・)「ドクオ……一つ言っておくぞ」
小さなバッグを抱えて、客間を出ていこうとするドクオに、モララーが声を掛ける。
ドクオは振り向かず、動きを止めた。
でもそれが聞く姿勢であることは、モララーにはわかっていた。
彼はブーンの息子に会おうとしている。
いや、なんとしても会って、その行動の目的を聞き出そうとしている。
どんな目にあっても――モララーはその気持ちを汲み取る。
絶対に、その姿勢には見覚えがあった。
ずっと昔に心についた古傷が、疼いた。
だからモララーはドクオに対して言う。
( ・∀・)「絶対、無茶はするなよ」
ドクオがどのような反応を示したかはわからない。
一度だけ鼻をすする音が聞こえた気もする。
だけどそれが何だったのか判別する前に、彼は部屋を出ていってしまった。
親友という者に、会いに行ったらしい。
そしてモララーと何らかの関わりがある人物に。
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