[過去ログ] 【進撃の巨人】エレン以外のミカサカプを語るスレ (815レス)
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227: 「いつかはもっと」 2013/09/08(日) 00:28:55.46 ID:VG5s7nnH(1/5)調 AAS
SS投下します。
コニー×ミカサ、告白のストーリーなんでエロどころかろくにイチャイチャもしません。
書き溜めてあるので連続で投下しますが、100行ちょっとあるので、連投に引っかからないといいな…
228: 「いつかはもっと」 2013/09/08(日) 00:30:54.20 ID:VG5s7nnH(2/5)調 AAS
夕方、訓練兵団の寮の裏手
「ミカサ、オレ、お前が好きだ。
付き合ってくれ!」
「コニー、すぐに答えることができない。
許してほしい。
でも、聞いてほしい話がある」
「いいよ、なんでも聞くぜ」
「もし、私が今、うんと言えば、コニーは今までよりたくさん私の側にいてくれる。
それは私には嬉しい事。
コニーにもきっと嬉しい事」
「もちろんだ!」
「でも、コニーの言う『好き』はハンナがフランツに言う『好き』の事。
私はハンナみたいになれるか分からない」
「すぐハンナみたいにベタベタしてくれなくてもいいんだぜ?
それか、ハンナみたいに、って言うならハンナに相談してみたらいいんじゃねえか?」
「いいかもしれない。
ありがとう」
夜の男子部屋
「で、馬鹿コニー、ミカサは今ハンナの部屋ってわけか」
「ジャン、そんな言い方はないだろ!
無理に答えろって言ったらミカサがかわいそうじゃねえか」
「まぁコニーにしてはいい答えだったんじゃないか?
コニーが答えてもロクな事にならないだろ」
「ライナーまで…
大丈夫だよ、コニー。
ミカサはきっと答えを出せるよ」
「ありがとな、アルミン」
229: 「いつかはもっと」 2013/09/08(日) 00:32:42.98 ID:VG5s7nnH(3/5)調 AAS
一時間前、食堂の出口
「ハンナ、相談がある」
「何?
ミカサが相談なんて初めてだね」
「食堂では少し話しにくい。
庭でもいい?」
「いいよ、今は涼しい季節だし」
「で、ミカサ。
相談ってなんなの?」
「今日、コニーに好きだと言われた」
「告白されたんだ!
最近ミカサとコニー仲良かったもんね。
で、どう答えたの?」
「コニーの言葉に『うん』と言えば、きっとコニーは今まで以上に私の側にいてくれる。
そうなれば私は嬉しいし、私が『うん』という事はコニーにとっても嬉しいはず」
「そうだね。
じゃあ付き合うの?」
「でも、ハンナとフランツを見ていると、不安になった。
私はハンナのようになることはできないと思ったから」
「なんで?
エレンがいるから?」
「エレン?
付き合う、とか恋人になる、には家族と話し合ってからでないと上手くいかないという事?」
「ええと…
そうじゃなくて…
でも、今のミカサの答えを聞いて安心したよ。
ミカサはコニーと一緒にいたいんでしょ?
だったら大丈夫だよ」
230: 「いつかはもっと」 2013/09/08(日) 00:34:03.08 ID:VG5s7nnH(4/5)調 AAS
「ありがとう。
どうしてハンナはフランツにああいう風にできるの?
その…手を繋いだりとか」
「そうしたいからだよ。
ミカサは手を繋ぎたいとか思わないの?」
「よく、わからない。
でも食事の時コニーが隣だと嬉しい。
移動の時コニーが一緒だと嬉しい」
「大丈夫だよ、ミカサの気持ちはしっかりしてるから。
もしかしたらミカサはちょっと怖いのかもね」
「怖い?」
「そう。
コニーを好きになってくと、ミカサの気持ちって言うか、性格も少しずつ変わっていくから。
それに、初めての恋なんだから、手が触れるだけでドキドキするとかも普通なんだよ?
一緒にいて、少しずつ慣れていけば、いつか私とフランツみたいにラブラブになれるよ!」
「ありがとう、ハンナ。
コニーと一緒にいたい、それは本当だから。
だから明日、コニーに答える」
「良かったね。
おめでとう、ミカサ!
のろけ話も今度聞かせてね」
「ありがとう、ハンナ。
おやすみなさい」
「うん、おやすみ〜」
231: 「いつかはもっと」 2013/09/08(日) 00:34:59.82 ID:VG5s7nnH(5/5)調 AAS
寮に戻る廊下
「あ、ハンナ」
「アルミン、こんな時間にどうしたの?」
「ああ、僕はコニーに貸してた本を返してもらったから、静かなところで読みたくて」
「そうなんだ」
「ねえ、ミカサがハンナのところにいったんでしょ?」
「なんで知ってるの?」
「コニーが部屋で…」
「あ〜…」
「で、ミカサは答えを見つけられたのかな?」
「大丈夫だと思うよ」
「そっか、良かった」
「私ね、最初ミカサにちょっと意地悪な事言っちゃいそうになったんだ」
「え?」
「ミカサってずっとエレン、エレン、だったから。
もう付き合ってるのかな、とか、少なくとも好きなんだろうな、って思ってたの」
「あ〜、わかるよ」
「でね、コニーにどう答えるか悩んでるって聞いて、エレンとコニーを天秤にかけてるんだと思っちゃって。
ミカサはそんな子じゃないのにね。
で、つい『エレンがいるから答えが出せないの?』って聞いちゃったの」
「ミカサはなんて?」
「付き合う前には家族には相談した方がいいの?って」
「ミカサらしいね」
「うん。
でも、私はちょっと恥ずかしくなっちゃった」
「ミカサがハンナに相談してくれてよかったよ。
やっぱり恋愛相談は女の子同士がいいよね」
「そうかもね。
これからはミカサののろけ話も聞けるのかも。
楽しみだな〜」
「そうだね。
コニーののろけ話は想像がつくけど」
「あはは、そうだね。
じゃ、おやすみ、アルミン」
「おやすみ、ハンナ」
翌日の夕方、寮の裏手
「コニー、答えを出したので聞いてほしい」
「おう」
「私はコニーと一緒にいたい。
コニーが隣にいると嬉しい。
でもまだ、恋人らしい事は上手くできないと思う。
それでもコニーが側にいてくれるなら、私は嬉しい。
いつかはもっと上手く好きと言えるようになりたい」
The end
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