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あの作品のキャラがルイズに召喚されました Part313 (750レス)
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652
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アクマがこんんちわ
◆wg35mxeotnaW
2012/07/26(木) 10:56:42.59
ID:h7IIqGb8(2/9)
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652: アクマがこんんちわ ◆wg35mxeotnaW [sage] 2012/07/26(木) 10:56:42.59 ID:h7IIqGb8 ルイズと人修羅の二人が、ロンディニウムを脱出してから丸一日。 遠くまで広がる草原と、牧草地を隔てる林という、のどかな景色を眺めつつ、轍のある街道を進んでいた。 街道は見渡す限り起伏のある草原が広がっており、見晴らしが良い。 時々、荷物を積んだ馬車や、兵士の駆る軍馬が通りすぎていくが、ぼろぼろの服を着て、革袋を背負った二人には目もくれない。 ルイズに背負わせた革袋は、藁を詰めて膨らませてあるので軽いが、慣れぬ長歩きに疲れはある。 夜になれば人修羅が背負って走るが、昼間は人目があるため、人一人を背負って馬よりも早く走るなど目立つ真似もできない。 「……ふうっ……」 時々、隣を歩くルイズが呻きとも取れる吐息を漏らす。 人修羅はそれを気にしてゆっくり歩こうとするが、それに気づいたルイズが持ち前の負けん気を発して頑張って足を速める。と、今度は人修羅がルイズに速度を合わせる。 しかしすぐにルイズも吐かれてしまい、元の速度に戻ってしまう。そんな風に歩いていた。 「今のところ、追手も、竜も見当たらないな。……野生の馬か竜でもいれば捕まえるんだが」 「捕まえてどうするの?」 「そりゃもちろん、乗せてもらう。馬なら移動にも楽だし、竜ならラ・ロシェールまで行けるだろうし」 「野生の竜なんかとても乗りこなせないわよ、それに、馬だって簡単には捕まえられないわよ」 「そうかな」 「そうよ。それに、ラ・ロシェールがどっちなのか解らないじゃない」 「そうだな…確かに方角も解らないよな。間違って逆方向に出たら大変だからなあ」 「私は海の真ん中で取り残されるなんて嫌よ」 「俺も嫌だなあ。この案は保留か」 疲れを感じながらも、ルイズにはお喋りをしながら歩く余裕はあった。 召喚されて間もない頃を思い出してみると、今のルイズは随分落ち着きがあるように見える。 名誉の死を享受すべく最後の晩餐を楽しんだアルビオン王党派の面々、目の前で殺されかけたウェールズ、ワルドの裏切り、それらを見つめて何か変わったのだろうか。 ニューカッスル城内では、普段の威勢はこれっぽっちも見られなかった、戦争を目の当たりにして口数も少なかった。 ワルドに裏切られて意識を失い、目を覚ましてからは何か心に一本芯が通った気がする。…気のせいでなければだが。 「ん、草の色が違う…麦か何かかな」 人修羅が何かに気づき、呟いた。 ルイズの目ではとても見えないが、人修羅には草原の向こうに耕作地が見えている。麦のような作物がびっしりと植えられ、風になびいている。更に向こうには建物も見えた。 「私には見えないけど」 「この感じだと10リーグ(10km)ぐらい先じゃないかな。寄ってみるか。道を教えて貰うか、食べ物でも分けてもらえればいいんだが」 「10リーグ…わ、わかったわよ、行きましょう」 「おっと、その前に一休みしよう。ちょうどいい所だからな」 そう言って指差した先には、幾本の木々が調度良い日陰を作っていた。 牛飼いか羊飼いかが一休みするのに使うのか、旅人が野宿したのか、よく見れば焚き火の跡も見られる。 ルイズはひとまず腰を下ろし、人修羅に寄りかかった。 「少しの休憩でも靴は脱ぐほうがいい、足の裏も揉めば、疲れが残りにくい」 「うん」 ボロボロになった靴の代わりに、人修羅がどこからか探してきた粗末な革靴は、ルイズの足には少し大きい。 紐を緩めて靴を脱ぐと、ホコリのせいでの裏が黒くなっていた。 ルイズは、自分の足が真っ黒になるなど子供の頃以来だと思いつつも、足の裏を揉んだ。 「うー…。やっぱり痛い」 「見せてみろ」 「えっ」 返事を待たずルイズの足を掴み、足の裏をマッサージする。 「こう、足の真ん中あたりから押していくんだ。ついでに膝近くのツボも押しておくと、多少違う。確か、これは三里って言ったか」 流れるようにルイズの足から膝へと手を移し、三里のツボを押していく。 「いたた…ねえ、ホントにこれで疲れが取れるの?」 「本当は出発前か睡眠前だといいんだが、何もしないよりは、調子いいはずだ。…なんかこう、重くなった足が軽くなる感じはないか」 左右の足で違いを感じるのか、ルイズは首を傾げながら足を振った。 「よくわからないけど、揉んだ方は軽くなった気がするわ」 「じゃあ続けるぞ」 「うん」 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1341653902/652
ルイズと人修羅の二人がロンディニウムを脱出してから丸一日 遠くまで広がる草原と牧草地を隔てる林というのどかな景色を眺めつつ轍のある街道を進んでいた 街道は見渡す限り起伏のある草原が広がっており見晴らしが良い 時荷物を積んだ馬車や兵士の駆る軍馬が通りすぎていくがぼろぼろの服を着て革袋を背負った二人には目もくれない ルイズに背負わせた革袋は藁を詰めて膨らませてあるので軽いが慣れぬ長歩きに疲れはある 夜になれば人修羅が背負って走るが昼間は人目があるため人一人を背負って馬よりも早く走るなど目立つ真似もできない ふうっ 時隣を歩くルイズがきとも取れる吐息を漏らす 人修羅はそれを気にしてゆっくり歩こうとするがそれに気づいたルイズが持ち前の負けん気を発して頑張って足を速めると今度は人修羅がルイズに速度を合わせる しかしすぐにルイズも吐かれてしまい元の速度に戻ってしまうそんな風に歩いていた 今のところ追手も竜も見当たらないな野生の馬か竜でもいれば捕まえるんだが 捕まえてどうするの? そりゃもちろん乗せてもらう馬なら移動にも楽だし竜ならラロシェールまで行けるだろうし 野生の竜なんかとても乗りこなせないわよそれに馬だって簡単には捕まえられないわよ そうかな そうよそれにラロシェールがどっちなのか解らないじゃない そうだな確かに方角も解らないよな間違って逆方向に出たら大変だからなあ 私は海の真ん中で取り残されるなんて嫌よ 俺も嫌だなあこの案は保留か 疲れを感じながらもルイズにはお喋りをしながら歩く余裕はあった 召喚されて間もない頃を思い出してみると今のルイズは随分落ち着きがあるように見える 名誉の死を享受すべく最後の晩餐を楽しんだアルビオン王党派の面目の前で殺されかけたウェールズワルドの裏切りそれらを見つめて何か変わったのだろうか ニューカッスル城内では普段の威勢はこれっぽっちも見られなかった戦争を目の当たりにして口数も少なかった ワルドに裏切られて意識を失い目を覚ましてからは何か心に一本芯が通った気がする気のせいでなければだが ん草の色が違う麦か何かかな 人修羅が何かに気づきいた ルイズの目ではとても見えないが人修羅には草原の向こうに耕作地が見えている麦のような作物がびっしりと植えられ風になびいている更に向こうには建物も見えた 私には見えないけど この感じだとリーグぐらい先じゃないかな寄ってみるか道を教えて貰うか食べ物でも分けてもらえればいいんだが リーグわわかったわよ行きましょう おっとその前に一休みしようちょうどいい所だからな そう言って指差した先には幾本の木が調度良い日陰を作っていた 牛飼いか羊飼いかが一休みするのに使うのか旅人が野宿したのかよく見れば焚き火の跡も見られる ルイズはひとまず腰を下ろし人修羅に寄りかかった 少しの休憩でも靴は脱ぐほうがいい足の裏もめば疲れが残りにくい うん ボロボロになった靴の代わりに人修羅がどこからか探してきた粗末な革靴はルイズの足には少し大きい 紐を緩めて靴を脱ぐとホコリのせいでの裏が黒くなっていた ルイズは自分の足が真っ黒になるなど子供の頃以来だと思いつつも足の裏をんだ うーやっぱり痛い 見せてみろ えっ 返事を待たずルイズの足を掴み足の裏をマッサージする こう足の真ん中あたりから押していくんだついでに膝近くのツボも押しておくと多少違う確かこれは三里って言ったか 流れるようにルイズの足から膝へと手を移し三里のツボを押していく いたたねえホントにこれで疲れが取れるの? 本当は出発前か睡眠前だといいんだが何もしないよりは調子いいはずだなんかこう重くなった足が軽くなる感じはないか 左右の足で違いを感じるのかルイズは首を傾げながら足を振った よくわからないけどんだ方は軽くなった気がするわ じゃあ続けるぞ うん
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