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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11 (479レス)
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二人がここにいる不思議(前編)
◆LXe12sNRSs
2008/01/27(日) 01:28:45
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278: 二人がここにいる不思議(前編) ◆LXe12sNRSs [sage] 2008/01/27(日) 01:28:45 ID:gFGPUmTf 「ほう、貴様のような若造にこのワシの胸中が読めるとな?」 「ふん。貴様が無礼者であることには変わりないがな、我の怒りを誘い、隙を探ろうとしているのは見え見えよ。 狡い手だ。そちらの女も含め、とても手を取り合うべく声をかけたとは思えんな。 大方、利害が一致しただけの一時的な関係……我を狙ったのは、財目当ての愚挙か」 「はずれだ阿呆め。我らの目的は一つ――螺旋王へ至る道、そのための情報入手よ」 壊れかけの戦闘機人に向けた情け容赦ない殺意を幾時かぶりに再燃し、ギルガメッシュは歯軋りした。 それを嘲笑うかのように、アルベルトは余裕ぶった所作でまた煙を吐き捨てる。 「貴様らとて、この一日を指針もなく周旋していたわけではあるまい。ワシが欲するはその成果よ」 「ハァ? それってつまりは、ここから脱出したいってことじゃないの?」 アルベルトの言葉に険しい表情を作るギルガメッシュの横、奈緒が常人としての解釈を疑問に乗せる。 「ふむ。八割は正解と言っておこう。ただし、それは貴様のような小娘が考えつく平和的解決策ではない。 要点は二つ――螺旋王との接触、ワシとここにいる柊かがみの生還。他の者がどうなろうが知ったことではない。 優勝という手段でもいいのだが、定員が一名のみとあってはな。他の方法、つまりは脱出策を模索するしかあるまい」 「って、ちょっとあんた! なにべらべらと本音喋っちゃってんのよ!」 腹の底に蹲る野心、自己中心的なプランを惜しげもなく公表するアルベルトに、隣の柊かがみは声を荒げた。 「なに、この男は虚言が通じる相手ではなさそうなのでな。 かといって懇切丁寧に協定を申し出たところで、聞き入れはせんだろう。 ゆえに、ワシは本音を語るのみだ。我らが野望のため、礎になれとな――」 咥えていた葉巻を教鞭のように突きつけ、アルベルトはギルガメッシュと奈緒の返答を待つ。 即答はない。が、その表情は見るだけで心中が悟れるほど、不快に歪んでいた。 「……要するに、利用されろってこと? はっ、冗談。オッサン、あたしたちをなめすぎなんじゃない?」 「……無礼者ではなく愚者の類であったか。我の持つ万物、全てがそれ即ち財。知識とて例外ではないと知れ」 「返答はノーということか」 「無論だ」 譲歩はなく、また交渉の余地もない。完璧なる拒絶が、各組の間に走った。 ただし話はそれで終わらず、今までの不敬を清算せんとばかり、ギルガメッシュは鍵剣を構え、 「よかろう――ならば、決闘だ」 アルベルトの思わぬ発案により、一時的に戦意を抑制させられた。 「この世の理はどこも等しく皆力よ。この殺し合いとて、異郷の者も多勢のようだがそれは変わるまい。 ならば潔く力で決着をつけようではないか。ワシと貴様が戦い、勝者が敗者を従える。そういう条件のな」 「……オッサンが勝ったら、あたしたちはオッサンの下僕になるわけだ。でも、金ぴかはそんな生易しい性格してないと思うけど」 「無論だ。我は雑種を飼い慣らす趣味など持ち合わせてはいない。敗者に振るものなど、死以外にはありえんと心得よ」 「フン。先ほども言ったとおり、ワシが欲するは情報であって貴様らの命ではない。 貴様が勝ってワシをどうにかするのは自由だがな、ワシが勝った場合、貴様は真に犬へと成り下がると思え」 両組を隔てていた威圧感という名の壁が、一時的に崩れる。 両端には、構えを作る二人の男が。 「さぁ、返答を聞こうではないか“金ぴか”とやら!」 「答えるまでもない。そして知れ、我の名は金ぴかではなく“英雄王”ギルガメッシュだ!」 こうして、戦鐘は鳴らされた――前兆はなく、唐突に、しかしこの世界の理に適った始まりだった。 ◇ ◇ ◇ http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1199094345/278
ほう貴様のような若造にこのワシの胸中が読めるとな? ふん貴様が無礼者であることには変わりないがな我の怒りを誘い隙を探ろうとしているのは見え見えよ い手だそちらの女も含めとても手を取り合うべく声をかけたとは思えんな 大方利害が一致しただけの一時的な関係我を狙ったのは財目当ての愚挙か はずれだ阿呆め我らの目的は一つ螺旋王へ至る道そのための情報入手よ 壊れかけの戦闘機人に向けた情け容赦ない殺意を幾時かぶりに再燃しギルガメッシュは歯りした それを笑うかのようにアルベルトは余裕ぶった所作でまた煙を吐き捨てる 貴様らとてこの一日を指針もなく周旋していたわけではあるまいワシが欲するはその成果よ ハァ? それってつまりはここから脱出したいってことじゃないの? アルベルトの言葉に険しい表情を作るギルガメッシュの横奈緒が常人としての解釈を疑問に乗せる ふむ八割は正解と言っておこうただしそれは貴様のような小娘が考えつく平和的解決策ではない 要点は二つ螺旋王との接触ワシとここにいる柊かがみの生還他の者がどうなろうが知ったことではない 優勝という手段でもいいのだが定員が一名のみとあってはな他の方法つまりは脱出策を模索するしかあるまい ってちょっとあんた! なにべらべらと本音喋っちゃってんのよ! 腹の底にる野心自己中心的なプランを惜しげもなく公表するアルベルトに隣の柊かがみは声を荒げた なにこの男は虚言が通じる相手ではなさそうなのでな かといって懇切丁寧に協定を申し出たところで聞き入れはせんだろう ゆえにワシは本音を語るのみだ我らが野望のため礎になれとな えていた葉巻を教鞭のように突きつけアルベルトはギルガメッシュと奈緒の返答を待つ 即答はないがその表情は見るだけで心中が悟れるほど不快に歪んでいた 要するに利用されろってこと? はっ冗談オッサンあたしたちをなめすぎなんじゃない? 無礼者ではなく愚者の類であったか我の持つ万物全てがそれ即ち財知識とて例外ではないと知れ 返答はノーということか 無論だ 譲歩はなくまた交渉の余地もない完なる拒絶が各組の間に走った ただし話はそれで終わらず今までの不敬を清算せんとばかりギルガメッシュは鍵剣を構え よかろうならば決闘だ アルベルトの思わぬ発案により一時的に戦意を抑制させられた この世の理はどこも等しく皆力よこの殺し合いとて異郷の者も多勢のようだがそれは変わるまい ならば潔く力で決着をつけようではないかワシと貴様が戦い勝者が敗者を従えるそういう条件のな オッサンが勝ったらあたしたちはオッサンの下僕になるわけだでも金ぴかはそんな生易しい性格してないと思うけど 無論だ我は雑種を飼い慣らす趣味など持ち合わせてはいない敗者に振るものなど死以外にはありえんと心得よ フン先ほども言ったとおりワシが欲するは情報であって貴様らの命ではない 貴様が勝ってワシをどうにかするのは自由だがなワシが勝った場合貴様は真に犬へと成り下がると思え 両組を隔てていた威圧感という名の壁が一時的に崩れる 両端には構えを作る二人の男が さぁ返答を聞こうではないか金ぴかとやら! 答えるまでもないそして知れ我の名は金ぴかではなく英雄王ギルガメッシュだ! こうして戦鐘は鳴らされた前兆はなく唐突にしかしこの世界の理に適った始まりだった
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