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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11 (479レス)
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1199094345/
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166: ボクのセカイをまもるヒト(後編) ◆LXe12sNRSs [sage] 2008/01/03(木) 14:31:55 ID:ru52p/us 心の中で、なにかが渦を巻いている。 つよいつよい、なにか。 それはときに捻れて、ときに伸びて、結局ねじれる。 ぐるぐるぐるぐる、ぐるぐるぐるぐる。 目まぐるしい。まるで、今までの自分みたいだ。 感情って、回って、廻って、元に戻るものなんだ。 (なんか、スッとした。理解したら、うん、スーってなった) 神父の言葉は、今でも鮮明に覚えている。 だけどあのとき感じた不安は、まったく思い出せなかった。 (変わらへん。変わらへんよ私。私は一人じゃ駄目な子なんや。だからせめて、私を支えてくれた恩人たちに) 瞳から、完全に朱色が消えた。 クレアの行為、それを否定する本能、上回る感情。 絶対遵守の力を凌ぐほどの、強い意志。 ひょっとしたらこれこそが、螺旋王が求めた、真の螺旋力と言えるのかもしれない。 「クレアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!」 たぶん、あれは言葉で言っても無駄だ。 だから、言葉よりも行動に移そう。 そうすればきっと捻じ伏せられる。 ショック療法だ。 「なっ、はや――っ!?」 釘とトンカチを手にシンヤへと歩み寄ろうとしたクレア、その後ろから、はやてが猛然と迫る。 振り向き様、はやての鬼気迫る形相に唖然としたクレアの身が、僅かに停止する。 無防備になったクレア。 その唇に、 はやては、 自分の唇を、 強引に押し当てた。 「……っ!」 (せいいっぱい、恩返さへんでどうするねん!) 一秒か、もしくはそれよりも短い時間。 はやてとクレアは、互いの唇を合わせた。 「…………はっ!」 そして、唇を離す。 顔から火が出そうな思いだった。 「ぷ、プロポーズの返事!」 やけくそ気味に言い放ち、クレアは顔を赤くしてそれに答えた。 言葉にして返事が返せるほど、クレアに余裕はなかった。 あのクレアから、“余裕”を奪ったのだ。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1199094345/166
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