[過去ログ]
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ11 (479レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
131
:
ボクのセカイをまもるヒト(前編)
◆LXe12sNRSs
2008/01/03(木) 14:15:16
ID:ru52p/us(9/27)
調
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
131: ボクのセカイをまもるヒト(前編) ◆LXe12sNRSs [sage] 2008/01/03(木) 14:15:16 ID:ru52p/us 歪みは膨張し、マタタビを本能のままに動く獣へと変貌させた。 キッドとの関係を示す上での、鍵とも思われた眼球。それを破壊された怒り。怒りから生じる敵意。殺意。 研ぎ澄まされた爪は、未だクリスタルを探すシンヤの身に襲い掛かる。 「なにっ!?」 獰猛な獣の気配を察知し、シンヤは僅かに振り返るが、影のようなマタタビの速度と小ささは、簡単に視認できるものではなかった。 不意を突かれ、左頬に三つの切創を作る。噴き出した鮮血が、シンヤに苦渋の表情を強いた。 「テメェは!」 シンヤへの第二撃を準備する刹那、マタタビは無意識の内に二回目の放送内容を反芻する。 クロ……キッドの名が呼ばれた事実を。 ――この目玉、返して欲しいか? ヘヘッ返して欲しけりゃ自分の手でオイラから奪ってみろよ―― 放送による事後報告など、信じる信じないはともかくとして、怒りを誘発させるほどのものでもない。 あのキッドが簡単にくたばるはずがない、という強い先入観を持つマタタビにはむしろ、事実に疑念を抱かせるだけだ。 しかし今、そのキッドが死んだという一応の情報を抱えたまま、眼球が破壊されたことによる怒りが生じた。 それは、満タンのガソリンタンクにマッチの火を投じるようなもの。 些細な感情は、火勢を強める。 「絶対に許さ――――ガッ!?」 再び挑みかかったマタタビを、シンヤは片手で掌握した。 「……やってくれるね。猫風情が、この俺に、テッカマンエビルに傷をつけるとはね!」 怒りに身を任せるのは、マタタビという獣だけではなかった。 ラダムのテッカマン――実兄への歪んだ憎悪を動力源として動くシンヤもまた、障害に対して容赦する心は持ち合わせていない。 ◇ ◇ ◇ 八神はやては、突然の事態に困惑していた。 突如としてマタタビに襲い掛かったシンヤ、それに反撃したマタタビ、そしてまたやり返すシンヤ。 眼前では、マタタビの小さな顔面がシンヤの手によって掌握され、握りつぶさん勢いで力が込められている。 マタタビも負けじとシンヤの腕に爪を突きたてるが、見るにその効果のほどは薄い。 (あれ……なんでシンヤさんが、マタタビと喧嘩しとるん?) シンヤのことを、「仲間に相応しい人物」として認識していたはやては、現状に混乱する。 そもそもはやては、シンヤがか弱そうな女の子を庇うように立つ様を見た時点で、彼は仲間にしてなんら問題ない人物だと判断していた。 この場合の仲間とはつまり、はやての意志と同調する人間、殺し合いに乗っていない者のことを指す。 だからこそ、件の命令に対して『仲間を得る』ことに重点を置いて解釈したはやては、エリア中心部へ到達するまでもなく、 シンヤに交換条件となるクリスタルを渡し、正式に仲間としての契約を結ぶことで、命令を終えるはずだった。 しかし、いまこの時点で、想定外の事態が起こったのである。 一度は仲間に相応しい人物だと判断したシンヤ。その、まさかの裏切り。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1199094345/131
歪みは膨張しマタタビを本能のままに動く獣へと変貌させた キッドとの関係を示す上での鍵とも思われた眼球それを破壊された怒り怒りから生じる敵意殺意 研ぎ澄まされた爪は未だクリスタルを探すシンヤの身に襲い掛かる なにっ!? 猛な獣の気配を察知しシンヤは僅かに振り返るが影のようなマタタビの速度と小ささは簡単に視認できるものではなかった 不意を突かれ左頬に三つの切創を作る噴き出した鮮血がシンヤに苦渋の表情を強いた テメェは! シンヤへの第二撃を準備する那マタタビは無意識の内に二回目の放送内容を反する クロキッドの名が呼ばれた事実を この目玉返して欲しいか? ヘヘッ返して欲しけりゃ自分の手でオイラから奪ってみろよ 放送による事後報告など信じる信じないはともかくとして怒りを誘発させるほどのものでもない あのキッドが簡単にくたばるはずがないという強い先入観を持つマタタビにはむしろ事実に疑念を抱かせるだけだ しかし今そのキッドが死んだという一応の情報を抱えたまま眼球が破壊されたことによる怒りが生じた それは満タンのガソリンタンクにマッチの火を投じるようなもの 些細な感情は火勢を強める 絶対に許さガッ!? 再び挑みかかったマタタビをシンヤは片手で掌握した やってくれるね猫風情がこの俺にテッカマンエビルに傷をつけるとはね! 怒りに身を任せるのはマタタビという獣だけではなかった ラダムのテッカマン実兄への歪んだ憎悪を動力源として動くシンヤもまた障害に対して容赦する心は持ち合わせていない 八神はやては突然の事態に困惑していた 突如としてマタタビに襲い掛かったシンヤそれに反撃したマタタビそしてまたやり返すシンヤ 眼前ではマタタビの小さな顔面がシンヤの手によって掌握され握りつぶさん勢いで力が込められている マタタビも負けじとシンヤの腕に爪を突きたてるが見るにその効果のほどは薄い あれなんでシンヤさんがマタタビと喧嘩しとるん? シンヤのことを仲間に相応しい人物として認識していたはやては現状に混乱する そもそもはやてはシンヤがか弱そうな女の子を庇うように立つ様を見た時点で彼は仲間にしてなんら問題ない人物だと判断していた この場合の仲間とはつまりはやての意志と同調する人間殺し合いに乗っていない者のことを指す だからこそ件の命令に対して仲間を得ることに重点を置いて解釈したはやてはエリア中心部へ到達するまでもなく シンヤに交換条件となるクリスタルを渡し正式に仲間としての契約を結ぶことで命令を終えるはずだった しかしいまこの時点で想定外の事態が起こったのである 一度は仲間に相応しい人物だと判断したシンヤそのまさかの裏切り
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 348 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
ぬこの手
ぬこTOP
0.087s