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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ9 (454レス)
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ9 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1195822039/
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364: 奪え、全て、その手で 3/10 ◇1sC7CjNPu2 [sage] 2007/12/04(火) 05:38:02 ID:f25l5XK/ 書庫は、一般利用者の立ち入りが禁止される資料や文書を保管する倉庫だ。 本の劣化や損傷を防ぐため、基本的に窓はなく温湿度はほぼ一定に保たれている。 基本的に希少だったり貴重な資料や文書を保管しているものだが、所詮は螺旋王によって作られた舞台装置。 そうたいした物はない――そう、アルベルトは思っていた。 「……これは、ロボットの設計書か」 『ガンメンの設計図まとめ』。アルベルトが何気なしに手に取った本のタイトルだ。 特に期待もせず本を開いてみると、そこにあったのはBF団の所有するロボットと並ぶほどのロボットの設計図だったのだ。 数枚ページをめくり、それから今度は書架にある本のタイトルを凝視していく。 『獣人の製造法』、『トビダマの原理』、『カテドラル・テラの運用について』、『アンチ・スパイラルに対しての考察』。 どれもこれも、アルベルトの知らない単語ばかりだ。 ――惜しい。 そう、アルベルトは思う。 これだけの未知の資料だ。持ち帰れば、BF団に取ってどれだけの利益になりえるだろうか?! しかし、今はこれだけの資料や文書を持ち運ぶことはできない。この殺し合いの場で、余分な荷物を抱え込む余裕などないからだ。 そして一刻も早く戴宗との再戦を望むアルベルトに、これだけの資料に目を通す時間はない。 しかたなくアルベルトは手に持った本だけをデイパックに詰め、書庫を後にすることにした。 何も焦る必要はない。後々にBF団の力を持って奪取すれがいいだけのことだ。 ――しかし、これだけの資料を会場に放置しておくだと? ――螺旋王とやらはいったい何を考えている? ■ 不死者の少女――柊かがみは、ひたすら落ち込んでいた。 思えば、この殺し合いに参加させられてからいきなり襲われたのは初めてのことだ。 木津千里との時とは違う。完全に、人を殺すのを躊躇しない襲撃者。 あっという間に千里とかがみは殺され――かがみだけが、こうして生き残った。 「いいのよ、別にあんなやつ……」 不思議と襲撃者の恐怖より、千里が死んだことの方がかがみには重苦しかった。 かがみはできるだけ、千里の悪いところを思い出すことにした。 あいつは最低の人間だ。死んでもよかった、数時間だけ一緒にいただけの人間だ。 そう思わなければ、やっていられなかった。 『あなたはこう言いたいのでしょう?自分の友達が心配だって』 『つかささんだけいればなんて言っても、他のお友達のことが気になるのでしょう? 私にはそうとしか聞こえなかったけれど?』 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1195822039/364
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