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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ9 (454レス)
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ9 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1195822039/
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333: 読子達がみてる ◆UCRiZtpozI [sage] 2007/12/02(日) 17:15:00 ID:lsYZ3mKS 「私を無視して、勝手に話を進めるルルーシュさんがいけないんですから」 「本当に申し訳ありません」 なんのフォローにもなっていないゼロの発言にカレンは再び深々と頭を垂れる。 「でも、ルルーシュのことを攻めないでください。あなたの負担を減らそうと思って代わりにやったことなんです。 もう勝手なことをしないように、私が言い聞かせますから」 カレンの言葉に糸色望は何かを言おうとして、止めた。 これ以上迂闊な発言をしてゼロがカレンの前から失われる結果は、今はゼロを名乗る彼にとって望むものではない。 「……まあ、いいでしょう。私のすべきことを代わりに実行した功績に免じて不問にいたします」 そう言いながら右手の掌を突き出し、今だ何かを言おうとするカレンを押しとどめる。 糸色望は適当な所で話を終わらすことにしたのだ。 「ありがとうございます」 カレンはルルーシュに何の御咎めがないことにほっと安堵しつつ、今だ意識を失っている彼の顔を見つめる。 これ以上勝手な振る舞いをされると、本気で処罰されかれない。 黒の騎士団は弱者の味方であるが、自分勝手に行動する彼に対しゼロの堪忍袋は何時まで持つか分からないのだから。 カレンはルルーシュが目覚めれば文句を言ってやろうと思い、何気なく視線を彷徨わせる。 そして、その瞳がある室内のある一点で止まる。カレンの見つめる物は、鳥の巣箱を模した木製の古い時計であった。 その時計は放送まで数分しか無い事を指し示していた。ぼうっとして下手をすれば放送による情報を聞き逃してしまう。 「もうこんな時間。早く用意をしないと」 「え、用意って?」 「放送の用意です」 この放送は聞き逃すのは不味い。北が禁止エリア南は行き止まりの現状では東か西が設定されただけで移動方向が限られる。 その上でこの場所が禁止エリアにでもなれば、ルルーシュを担いで移動しなければいけない。最悪逃げられなくなる。 拠点にすると言ったこの場所が禁止エリアにならない保障はないのだ。次の放送は自分たちにとって死活問題となる。 せめて放送までに出立した彼らに残って貰えたのならば悩む必要はないのだが、ルルーシュの発言によって出て行ってしまった。 このことが対螺旋同盟にひびを入れることにならなければいいのだが。 「まったく、これだからブリタニア人は」 ついつい愚痴が出てしまう。だがこれ以上は考えない。 せっかくゼロの許しが出たのだ、目覚めてから後でたっぷりと言い聞かせればいい。 「何か言いましたカレンさん」 「いえ、何でもありませんゼロ」 そのやり取りの後にカレンとゼロは鞄の中から、それぞれ名簿と地図と筆記用具を畳の上に取り出し、放送に備える。 できる限り状況が好転することを信じながら、二人は時が訪れるのを待つ。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1195822039/333
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