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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ9 (454レス)
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301
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そして私のおそれはつのる
◆LXe12sNRSs
2007/11/29(木) 23:37:01
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301: そして私のおそれはつのる ◆LXe12sNRSs [sage] 2007/11/29(木) 23:37:01 ID:2yxgsgr/ ◇ ◇ ◇ 「一つの可能性、などという曖昧な根拠でつい失言を吐いてしまった。謝罪しよう」 「いえ、謝るほどのことでは……」 「さて、では迎えるとしようか――二回目の放送を。パズーへの心配を募らせて、な」 「はい」 言峰が振り返り、倒れたエドの下へと歩み寄っていく。 シータは言峰の言葉に賛同し、しかし足を動かすことはできなかった。 (――あれ?) 両足が、地面に植えつけられたかのように動かない。 遠ざかっていく言峰の姿を視線で追うが、その焦点は定まらない。 心が、ざわついた。 「……んー……あり、朝ぁ?」 「いや、昼だ。間もなく放送が始まる。君も静聴したほうがいいだろう」 言峰は倒れていたエドを起こし、気絶状態から再起させた。 それら、光景として視界に映る映像を受け止め、しかし介入することができない。 まるで、世界の外枠から外れてしまったようだった。 シータは心の中で反芻する。これから待ち受けるものを。 「放送。ここ六時間における死者の名と、新たな禁止エリアを発表する簡素な儀式だ。 螺旋王にとっては、それによって齎される我々の変化が、主な目的なのだろうがな」 言峰のふとした発言が、シータの奥底で重なる。 死者の発表。放送のメインイベントとも言える事柄に、並々ならぬ不安を抱えている自分がいた。 言峰の根拠のない言、パズーの死を否定して、なお放送を恐れるという矛盾に気付く。 「恐れることはない。恐れようとも、逃れる術はないのだからな。 仮に目を背け、耳を塞ごうとも、放送の内容は我々の頭に入り込んでくる。 意識するなというほうが無理なものだ……心配するにせよ、感傷を抱くにせよな」 パズーの名が放送で呼ばれる……パズーが、既に死亡している。 言峰の言うとおり、一つの可能性にすぎなかった。それが的中している確率など、シータにも言峰にも計れはしない。 誰の名が、どれだけの名が呼ばれるのか。 興味ではなく、知ることへの恐れ。 待ち遠しくもあり、忌避したくもあるもの。 しかしシータは、ただ黙って放送を待ち構える。 選択肢など、他にはなかったからだ。 「時間だ。さぁ、静聴しようではないか――螺旋王による、放送を」 それは小さな、とても小さな不純物。 シータはその正体を知る間もなく、第二回の放送を迎える。 http://hayabusa6.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1195822039/301
一つの可能性などという昧な根拠でつい失言を吐いてしまった謝罪しよう いえ謝るほどのことでは さてでは迎えるとしようか二回目の放送をパズーへの心配を募らせてな はい 言峰が振り返り倒れたエドの下へと歩み寄っていく シータは言峰の言葉に賛同ししかし足を動かすことはできなかった あれ? 両足が地面に植えつけられたかのように動かない 遠ざかっていく言峰の姿を視線で追うがその焦点は定まらない 心がざわついた んーあり朝ぁ? いや昼だ間もなく放送が始まる君も静聴したほうがいいだろう 言峰は倒れていたエドを起こし気絶状態から再起させた それら光景として視界に映る映像を受け止めしかし介入することができない まるで世界の外枠から外れてしまったようだった シータは心の中で反するこれから待ち受けるものを 放送ここ六時間における死者の名と新たな禁止エリアを発表する簡素な儀式だ 螺旋王にとってはそれによってされる我の変化が主な目的なのだろうがな 言峰のふとした発言がシータの奥底で重なる 死者の発表放送のメインイベントとも言える事柄に並ならぬ不安を抱えている自分がいた 言峰の根拠のない言パズーの死を否定してなお放送を恐れるという矛盾に気付く 恐れることはない恐れようとも逃れる術はないのだからな 仮に目を背け耳を塞ごうとも放送の内容は我の頭に入り込んでくる 意識するなというほうが無理なものだ心配するにせよ感傷を抱くにせよな パズーの名が放送で呼ばれるパズーが既に死亡している 言峰の言うとおり一つの可能性にすぎなかったそれが的中している確率などシータにも言峰にも計れはしない 誰の名がどれだけの名が呼ばれるのか 興味ではなく知ることへの恐れ 待ち遠しくもあり忌避したくもあるもの しかしシータはただ黙って放送を待ち構える 選択肢など他にはなかったからだ 時間ださぁ静聴しようではないか螺旋王による放送を それは小さなとても小さな不純物 シータはその正体を知る間もなく第二回の放送を迎える
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