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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ3 (397レス)
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390
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誰かが死ぬのが怖いのか?
◆LXe12sNRSs
2007/10/05(金) 23:30:43
ID:Oj+1+lxJ(11/12)
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390: 誰かが死ぬのが怖いのか? ◆LXe12sNRSs [sage] 2007/10/05(金) 23:30:43 ID:Oj+1+lxJ ◇ ◇ ◇ ……消防車が南へ進路を定め走り去っていった後、ジンが放り込まれた衣料店の屋根に、それを見送る怪しげな人影があった。 全身にかけて紫色、その正体は拳法家が着る道着。そしてその拳法着に包まれているのは、一本結びのおさげが特徴的な老人。 腕を組み仁王立ちという、厳格な態度が姿勢にまで現れている彼の人物こそ、人が東方不敗、またはマスターアジアと呼ぶ男だった。 「……小童共がなにやら騒いでいるかと思えば、なかなかに興味深い話をしてくれる。これより南に闘争の兆し有り、か」 衝撃のアルベルトとの戦いに区切りをつけた後、デイパックを回収し、しばしの休息を済ませ、そして移動しようとしたところに――鳴り響いたブレーキ音。 彼、東方不敗は、ジンとヨーコの急停止から現在に至るまで、影で全ての話を盗み聞きしていた。 「それにしてもあのラッドという男……自ら殺戮の火種を撒こうとは、愚かしいほど若い。だが、それだけに興味がある。 清麿なる小僧に奴が御せるとも思えん。あの車の行く先、もしくは血の雨が降るやもしれんなぁ……フフフ」 不敵に笑い、東方不敗は屋根から跳躍一蹴、軽やかな体捌きで路上に着地する。 女が一人、童が二人、若造が一人、襲撃を仕掛け全員血祭りにあげることも容易かっただろうが、東方不敗はそれをしなかった。 走行中の車を襲撃したというジャンパーの男、そしてそれと車上で渡り合ったというジンなる少年。 さらに、ジャンパーの男を殺すと大声で豪語してみせたラッドなる男、ついでに清麿という少年に、ヨーコという女……。 一見して、思想も感性もバラバラに見える四人組と、明らかにゲームに乗っている風な男。ただ散らすには惜しい気がした。 武闘家としての血が疼いた、というのも理由の一端ではあるが、闘争に参加するならそれに相応しい舞台を用意したい。 それが、これより南の方角に。おそらくは、あのラッドという男が引き金となって。 「より多くの人間を巻き込み、闘争と殺戮を繰り広げる渦と化す……あの若造は、その中心と成り得る資質がある。 数を減らすに、複数名による乱闘は好都合。中には、わしの求める情報を持つ者も居るやもしれぬ。 ……それまではあの四人組、せいぜい利用させてもらおうではないか」 あの四人の行く先で争いが起こるというならば、東方不敗はそれに便乗し、大いに盛り上げてやるのみ。 既に見えなくなった消防車を追おうと歩を進めるが――ここで一つ捕捉をしておく。 衝撃のアルベルトとの戦闘前、東方不敗が確認した支給物の中には、フラップターと呼ばれる空中移動用のはばたき飛行機が含まれていたが、彼はこれを使わない。 武闘家たるもの、文明の利便性に捉われてどうするか。自らの足こそ最速の移動手段。 そう言わんがばかりに、東方不敗は南へ向かって駆け出した。その走りは、人とは思えぬほど速い。 フラップターの他にも、ソルテッカマンと呼ばれる気密装甲服、いわゆる攻撃特化型パワードスーツも入っていたが、もちろん東方不敗にそんなものは不要だ。 拳こそ最大にして最強の矛、鍛え上げた筋肉は鎧にも劣らぬ頑強な装甲、武を極めた東方不敗に、これらの支給武器はまったく意味を成さない。 だが、ただ一つ。三つ目の支給品だけは、意味合いが違った。 「螺旋王よ、貴様にこれだけは言っておこう……アレは美味かったとなァ――!」 疾走する東方不敗の姿は、いつにも増して輝いているように見えた。 ひょっとしたら、休憩の合間に食したアレのせいかもしれない。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1190992762/390
消防車が南へ進路を定め走り去っていった後ジンが放り込まれた衣料店の屋根にそれを見送る怪しげな人影があった 全身にかけて紫色その正体は拳法家が着る道着そしてその拳法着に包まれているのは一本結びのおさげが特徴的な老人 腕を組み仁王立ちという厳格な態度が姿勢にまで現れている彼の人物こそ人が東方不敗またはマスターアジアと呼ぶ男だった 小童共がなにやら騒いでいるかと思えばなかなかに興味深い話をしてくれるこれより南に闘争の兆し有りか 衝撃のアルベルトとの戦いに区切りをつけた後デイパックを回収ししばしの休息を済ませそして移動しようとしたところに鳴り響いたブレーキ音 彼東方不敗はジンとヨーコの急停止から現在に至るまで影で全ての話を盗み聞きしていた それにしてもあのラッドという男自ら殺の火種を撒こうとは愚かしいほど若いだがそれだけに興味がある 清麿なる小僧に奴が御せるとも思えんあの車の行く先もしくは血の雨が降るやもしれんなぁフフフ 不敵に笑い東方不敗は屋根から跳躍一蹴軽やかな体捌きで路上に着地する 女が一人童が二人若造が一人襲撃を仕掛け全員血祭りにあげることも容易かっただろうが東方不敗はそれをしなかった 走行中の車を襲撃したというジャンパーの男そしてそれと車上で渡り合ったというジンなる少年 さらにジャンパーの男を殺すと大声で豪語してみせたラッドなる男ついでに清麿という少年にヨーコという女 一見して思想も感性もバラバラに見える四人組と明らかにゲームに乗っている風な男ただ散らすには惜しい気がした 武闘家としての血がいたというのも理由の一端ではあるが闘争に参加するならそれに相応しい舞台を用意したい それがこれより南の方角におそらくはあのラッドという男が引き金となって より多くの人間を巻き込み闘争と殺を繰り広げる渦と化すあの若造はその中心と成り得る資質がある 数を減らすに複数名による乱闘は好都合中にはわしの求める情報を持つ者も居るやもしれぬ それまではあの四人組せいぜい利用させてもらおうではないか あの四人の行く先で争いが起こるというならば東方不敗はそれに便乗し大いに盛り上げてやるのみ 既に見えなくなった消防車を追おうと歩を進めるがここで一つ捕捉をしておく 衝撃のアルベルトとの戦闘前東方不敗が確認した支給物の中にはフラップターと呼ばれる空中移動用のはばたき飛行機が含まれていたが彼はこれを使わない 武闘家たるもの文明の利便性に捉われてどうするか自らの足こそ最速の移動手段 そう言わんがばかりに東方不敗は南へ向かって駆け出したその走りは人とは思えぬほど速い フラップターの他にもソルテッカマンと呼ばれる気密装甲服いわゆる攻撃特化型パワードスーツも入っていたがもちろん東方不敗にそんなものは不要だ 拳こそ最大にして最強の矛鍛え上げた筋肉は鎧にも劣らぬ頑強な装甲武を極めた東方不敗にこれらの支給武器はまったく意味を成さない だがただ一つ三つ目の支給品だけは意味合いが違った 螺旋王よ貴様にこれだけは言っておこうアレは美味かったとなァ! 疾走する東方不敗の姿はいつにも増して輝いているように見えた ひょっとしたら休憩の合間に食したアレのせいかもしれない
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