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アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ3 (397レス)
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283
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蘇れ、ラピュタの神よ
◆WcYky2B84U
2007/10/02(火) 01:11:15
ID:NE2pJTu2(3/5)
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283: 蘇れ、ラピュタの神よ ◆WcYky2B84U [sage] 2007/10/02(火) 01:11:15 ID:NE2pJTu2 しかし、今のムスカにそれだけの事実を受け止めるだけの余裕があるはずも無く。 「…………………ふ……………………ふざ……ふざ……」 まるでおこりの様に、ムスカの体がブルブルと震え始め。 「…………ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 溢れ出す感情のまま、ナイフだった物を地面へと叩き付けた。 そのまま軽い音を立てて、二本の金属ゴミはどこかへと消えていく。 「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ………!!」 ナイフを叩き付けたポーズのまま、ムスカは荒い息をつく。 そして徐々にその息が収まり始めるのと比例して、彼の表情は青く染まり始めた。 無い。 もう…自分には武器が、ない。 ディパックの中にあるのは、ただの葡萄酒の空き瓶のみ。それは武器と呼ぶには余りにも貧弱。 自分は今、丸腰だ……もし、この状態で誰かに襲われたら? …………死ぬ?ラピュタを継ぐ者である自分が、神と崇められるべき自分が………死ぬ? 「ふっ、ふっ、ふっ……ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」 先ほどと同じ言葉を叫びながら、今度は手に持っていたディパックを壁に叩きつける。 だが、どれだけ周りの物体に怒りをぶつけようとも、ムスカの中の恐怖は消えない。 武器だ。何でもいい、武器が必要だ。 血走った目で辺りを見回す。もう二度と入るまいと誓った物置部屋の中すら覗き込み、武器を探す。 だが……何も無い。まともな武器として使えそうな物は、存在しない。 「クソッ、クソッ、クソッ、クソッ、クソォッ!!」 口汚い罵りの言葉を吐きながら、部屋の中に積まれていた道具をそこら中にぶちまける。 最早ムスカの顔に、先ほどまでの高揚感や余裕など見て取る事は出来ない。 あるのはただ、いつ自分の命が狙われるのかと怯え続ける小心者の表情だけ。 「どこだッ!?私の武器はどこにある!?かの雷のような、神たる私に相応しい武器が無いというのか!? そんな筈は………ッ!?そう、だっ………!!」 ヒステリックな叫びが中断され、ハッとした表情でムスカが呟く。 ムスカの脳裏に、天啓のようにある事実が浮かんだのだ。 「あそこ、あそこだ……!!あそこに、武器が……!!」 熱病にでも浮かされたかのように、ムスカがフラフラと歩き出す。 目指す場所は、病院の入り口。壁に手を着き、半分以上体をもたらせながら引きずるように移動する。 自分の記憶通りならば、あそこに武器が……だが、もしも? 反語と共に、ムスカは最悪のパターンを想像する。 もしも、あの忌々しい東洋風の男が、自分を閉じ込めた大罪を抱えたあの男が、『アレ』に気づいていたら? 息が荒い。心音がうっとおしい。汗が目に入る。 そうなったら、自分はもうどうしようも………? ああ、嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。何もかもが腹立だしい。もしもこの手に飛行石があれば、ラピュタの雷があれば全てを焼き払って…! しかし何も無いぞ?今の自分には何も無い。何故だ?何故こんな事に!?ああ、頼む、気づかないでいてくれ……!! 精神と肉体、両方の多大な疲労を抱えながら、『神』を名乗った男は哀れにも『神』に祈る。 そしてようやく男は………病院の入り口に到着した。 http://mao.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1190992762/283
しかし今のムスカにそれだけの事実を受け止めるだけの余裕があるはずも無く ふふざふざ まるでおこりの様にムスカの体がブルブルと震え始め ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! 溢れ出す感情のままナイフだった物を地面へと叩き付けた そのまま軽い音を立てて二本の金属ゴミはどこかへと消えていく はぁはぁはぁはぁはぁ!! ナイフを叩き付けたポーズのままムスカは荒い息をつく そして徐にその息が収まり始めるのと比例して彼の表情は青く染まり始めた 無い もう自分には武器がない ディパックの中にあるのはただの葡萄酒の空き瓶のみそれは武器と呼ぶには余りにも貧弱 自分は今丸腰だもしこの状態で誰かに襲われたら? 死ぬ?ラピュタを継ぐ者である自分が神と崇められるべき自分が死ぬ? ふっふっふっふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!! 先ほどと同じ言葉を叫びながら今度は手に持っていたディパックを壁に叩きつける だがどれだけ周りの物体に怒りをぶつけようともムスカの中の恐怖は消えない 武器だ何でもいい武器が必要だ 血走った目で辺りを見回すもう二度と入るまいと誓った物置部屋の中すら覗き込み武器を探す だが何も無いまともな武器として使えそうな物は存在しない クソックソックソックソックソォッ!! 口汚い罵りの言葉を吐きながら部屋の中に積まれていた道具をそこら中にぶちまける 最早ムスカの顔に先ほどまでの高揚感や余裕など見て取る事は出来ない あるのはただいつ自分の命が狙われるのかと怯え続ける小心者の表情だけ どこだッ!?私の武器はどこにある!?かの雷のような神たる私に相応しい武器が無いというのか!? そんな筈はッ!?そうだっ!! ヒステリックな叫びが中断されハッとした表情でムスカがく ムスカの脳裏に天啓のようにある事実が浮かんだのだ あそこあそこだ!!あそこに武器が!! 熱病にでも浮かされたかのようにムスカがフラフラと歩き出す 目指す場所は病院の入り口壁に手を着き半分以上体をもたらせながら引きずるように移動する 自分の記憶通りならばあそこに武器がだがもしも? 反語と共にムスカは最悪のパターンを想像する もしもあの忌しい東洋風の男が自分を閉じ込めた大罪を抱えたあの男がアレに気づいていたら? 息が荒い心音がうっとおしい汗が目に入る そうなったら自分はもうどうしようも? ああ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ何もかもが腹立だしいもしもこの手に飛行石があればラピュタの雷があれば全てを焼き払って! しかし何も無いぞ?今の自分には何も無い何故だ?何故こんな事に!?ああ頼む気づかないでいてくれ!! 精神と肉体両方の多大な疲労を抱えながら神を名乗った男は哀れにも神に祈る そしてようやく男は病院の入り口に到着した
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