[過去ログ]
アニメキャラ・バトルロワイアル2nd 作品投下スレ1 (716レス)
上
下
前
次
1-
新
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
次スレ検索
歴削→次スレ
栞削→次スレ
過去ログメニュー
370
:
破壊者二人と仮装泥棒
◆ARkjy9enog
2007/09/23(日) 12:42:11
ID:PCyUROIO(5/12)
調
AA×
[240|
320
|
480
|
600
|
100%
|
JPG
|
べ
|
レス栞
|
レス消
]
370: 破壊者二人と仮装泥棒 ◆ARkjy9enog [sage] 2007/09/23(日) 12:42:11 ID:PCyUROIO 「来い」 自分の成すべきことをはっきりと見定め、骨を鳴らしてスカーもまた右手を構える。 一触即発の状況……何が引き金となって爆発するかわからないくらいに、不安定な空間。 夜風が舞い、波が揺れる。ザザァ……と規則正しい周期で波の音がする。 心なしか、その中で異音が紛れ込んだような気がしたがそちらに神経を傾けている余裕はない。 今はただ、互いに相手の隙を窺い続けるしかない。 ヴィシャスの肩と、スカーの右手の指が微かに動いたのはほぼ同時だった。 常人ならばとても気づかないそんな軽い動作。だが両者共にそれに反応した。 全身の筋肉が、躍動する――! 「いやあまいった! 変なとこから飛ばされてきたと思ったらいきなり海の上なんだもんなあ! あやうく溺れちまうところだったよ」 「「…………………………………………………………………………………………………………」」 突如、この張り詰めた空気の中で弛緩しまくった大声が鳴り響いた。 その声に思わず互いに動きを止めてしまう。 反応する速度も一緒、動きを止める速度も一緒、そしてこの場に現れた闖入者に顔を向ける速度もまた、スカーとヴィシャスは一緒だった。 そこには……パンツ一丁で全身ずぶ濡れになったどちらかというとやせ気味の、先ほど溺れかけたと言った割にはかなり気楽そうにからからと笑っている金髪の男がいた。 なんといおうか……自分で言うのもなんだがチンピラ同士のいさかいの最中に、空気も読めず乱入してくる酔っ払いのオヤジをスカーは連想した。 空気の読めなさは恐らくその酔っ払いと同等かそれ以上だと思われるこの男は、ペタペタと裸足でこちらに向かってきながらなおも笑って続ける。 「あ、でも聞いて驚けよ? なんと俺は海に落ちてから百メートルくらいは着衣したままクロールで泳ぎ続けたんだ! まあそのあとはやっぱ服脱いで犬掻きで頑張ったんだけどな。 多分犬掻き選手権でもやったら上位に食い込むくらい今回のことで泳ぎが上達したと思うぜ! 金メダル……は本家の犬に譲るとしてもそれ以外の生き物には絶対に負ける気がしないね! 余裕の銀メダルさ! それにしても犬ってすごいな! あんな疲れる泳ぎしかできないのに不平不満の一言も言わないんだからさ! なああんたらもそう思わないかい?」 「…………」 最初に動いたのは、ヴィシャスのほうだった。 素人相手だからか刀をろくに構えもせず、抜き身のままぶら下げた状態でゆっくりと乱入者に近寄っていく。 殺気は相変わらず放出させているはずだが、このパンツ一丁の男はまったくそれに気づいていない様子である。 というかさらに馴れ馴れしくなった。近づいてきたのが理解の印だと思ったのか無遠慮に彼の肩を叩いている。 http://anime2.5ch.net/test/read.cgi/anichara/1190383751/370
来い 自分の成すべきことをはっきりと見定め骨を鳴らしてスカーもまた右手を構える 一触即発の状況何が引き金となって爆発するかわからないくらいに不安定な空間 夜風が舞い波が揺れるザザァと規則正しい周期で波の音がする 心なしかその中で異音が紛れ込んだような気がしたがそちらに神経を傾けている余裕はない 今はただ互いに相手の隙を窺い続けるしかない ヴィシャスの肩とスカーの右手の指が微かに動いたのはほぼ同時だった 常人ならばとても気づかないそんな軽い動作だが両者共にそれに反応した 全身の筋肉が躍動する! いやあまいった! 変なとこから飛ばされてきたと思ったらいきなり海の上なんだもんなあ! あやうく溺れちまうところだったよ 突如この張り詰めた空気の中で弛緩しまくった大声が鳴り響いた その声に思わず互いに動きを止めてしまう 反応する速度も一緒動きを止める速度も一緒そしてこの場に現れた入者に顔を向ける速度もまたスカーとヴィシャスは一緒だった そこにはパンツ一丁で全身ずぶ濡れになったどちらかというとやせ気味の先ほど溺れかけたと言った割にはかなり気楽そうにからからと笑っている金髪の男がいた なんといおうか自分で言うのもなんだがチンピラ同士のいさかいの最中に空気も読めず乱入してくる酔っ払いのオヤジをスカーは連想した 空気の読めなさは恐らくその酔っ払いと同等かそれ以上だと思われるこの男はペタペタと裸足でこちらに向かってきながらなおも笑って続ける あでも聞いて驚けよ? なんと俺は海に落ちてから百メートルくらいは着衣したままクロールで泳ぎ続けたんだ! まあそのあとはやっぱ服脱いで犬掻きで頑張ったんだけどな 多分犬掻き選手権でもやったら上位に食い込むくらい今回のことで泳ぎが上達したと思うぜ! 金メダルは本家の犬に譲るとしてもそれ以外の生き物には絶対に負ける気がしないね! 余裕の銀メダルさ! それにしても犬ってすごいな! あんな疲れる泳ぎしかできないのに不平不満の一言も言わないんだからさ! なああんたらもそう思わないかい? 最初に動いたのはヴィシャスのほうだった 素人相手だからか刀をろくに構えもせず抜き身のままぶら下げた状態でゆっくりと乱入者に近寄っていく 殺気は相変わらず放出させているはずだがこのパンツ一丁の男はまったくそれに気づいていない様子である というかさらに馴れ馴れしくなった近づいてきたのが理解の印だと思ったのか無遠慮に彼の肩を叩いている
上
下
前
次
1-
新
書
関
写
板
覧
索
設
栞
歴
あと 346 レスあります
スレ情報
赤レス抽出
画像レス抽出
歴の未読スレ
ぬこの手
ぬこTOP
0.070s