[過去ログ] 【JOSF】東海ラジオの番組について語ろう16【1332】【FM929】 (705レス)
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469(1): 【だん吉】 【506円】 2022/01/01(土) 16:12:32.01 ID:NQP7eQ85(9/10)調 AAS
新聞製作の “ 憲法 ” である 「編集綱領」は、
昭和32年2月14日の 中日新聞社「本社支局長会議」で発表された。
発表に当たって『これは基本的な方向を示すもので、編集局長が代わっても
いささかも変更さるべきものではない。
この「編集綱領」を具体的に表現するのが編集方針であり、
編集方針は局長が代われば変化するかもしれないし
時期によっても変わることはありうる』
(鈴木充取締役・編集局長 説明要旨)と強調された。
この「編集綱領」は 杉浦栄三 取締役・新聞研究室長の草案が、そのまま決定を見たものであった。
「編集綱領」の起草者である 杉浦栄三 論説主幹は、
草案作成に当たっての問題意識を、こう述べている。
戦時はいうまでもなく新聞ジャーナリズムの暗黒時代であり、
戦後占領下のプレス・コード時代は、いわばその薄明時代だった。
そのかなたに自由な新聞をのぞみえたとき、まず感じたことは「新聞の自由」という言葉の重さであった。
しかし新聞の自由があらゆる自由の砦であるためには、
新聞の側におけるそれだけの自覚と、国民の支持がなければならない。
それを失ったとき、新聞の自由は空疎な美辞にすぎず、
ときには新聞の独善になってしまうことを考えさせられた。
いわゆる自由な新聞時代が到来したとき、自由を喜ぶことよりも、大きな不安に直面せざるをえなかった。
それは滔々として押し寄せる「マスコミ」という用語に包摂され、
公開の「フォーラム」であるよりも大衆的「商品」性に傾斜がかかって、
本来のジャーナリズムの機能がいよいよ影を薄くしていくのではないかという不安であった。
470: 【あたり】 【76円】 2022/01/01(土) 16:15:23.67 ID:NQP7eQ85(10/10)調 AAS
>>469 中日新聞社 編集綱領
1.新聞製作に従事することは公共の福祉と安寧に不可欠の名誉ある職業であることを信じ、
新聞の自由は国民のあらゆる自由の守護者であることを自覚しなければならない。
2.常に世論を尊重し社会の良識たること意図し、民主国家の建設維持に尽くすために、
みずからが厳正な批判者であるとともに、
進んで公衆に意見発表と意思流通の場を提供しなければならない。
3.敏速的確なニュースを、特に記録的正確性をもったニュースを提供しなければならない。
ニュースを与えることにおいても、与えないことにおいても、
また表現の方法においても、全読者に対して責任を負っていることを忘れてはならない。
4.重要なニュースを、興味あるニュースを提供しなければならない。
ニュースが重要であればあるほど興味深く書かれねばならない。
よりよく記事が理解されることは健全な世論をつくる第一歩であるからである。
5.犯罪、醜聞、その他の悪徳は、それが記事とされることによって
模倣者を出さないように注意する必要がある。
いかなる記事も家庭で声高らかに読まれうるものであることが必要である。
6.評論は不偏不党にして、いかなる権力、勢力にも左右されない
厳正公平なものでなければならない。
7.公共の問題と関係のない個人の秘密を侵してはならない。
防御の方法を持たない人に対して、社会的必要のないかぎり
論難、毒舌、ちょう笑などによる攻撃を加えることは許されない。
8.外部の影響力はもとより新聞事業自体の利害関係といえども、
ニュースや評論に着色することがあってはならない。
新聞の独立を脅かすいかなる力にも屈してはならない。
9.友人の言と同様に、反対者の言も聞かれねばならない。
自己の信念に忠実であることは必要であるが、独善に陥ってはならない。
広く聞いて公正に、深く聞いて寛容であることが必要である。
10.世界的視野に立ち、高い識見と誤りなき判断を読者に送るとともに
郷土への愛に徹し、その育成発展に力を注がなければならない。
新聞に課せられた社会強化の使命をつねに念頭において行動しなければならない。
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