BSD/LinuxでのOffice/Desktop環境を語れ! Part03 (399レス)
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10: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD 2021/10/18(月) 11:04:08.38 AAS
□FreeBSDにおけるwime導入手順の再まとめ(2021/10/18)
wimeとは、Wine環境下にインストールされたWindows用日本語IMEを
Cannaサーバに見せかけて、Unix界に蓄積されたCanna系ソフトウェアを
そのままで使えるようにする、というものです。
ここでは、もっともシンプルに、Cannaとして使う方法を記述します。
ただし、Wineが正常に動く事が大前提となります。
※初出 2chスレ:unix
□環境 FreeBSD(i386)
ports : wine , wine-devel
どちらでもよい。ただし、現在のFreeBSDでは、
i386において、Wine5.8以降は、makeは通るが、バイナリは動作しない。
※2chスレ:unix
amd64のi386-wineでは、メンテナのAlexander88207氏の対応により、
Wine6.0/Wine6.12は動作する。
※2chスレ:unix
pkg : ja-canna-lib-3.7p3
wimeをmakeするために必要。
現在では、ja-canna-libが、ja-canna-serverに依存していないので
ja-canna-libだけを入れればよい。
pkg : gmake-4.x
wimeをmakeするために必要。
wime-4.x.x.tar.bz2
公式サイトより取得の事。
11(2): Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD 2021/10/18(月) 11:12:15.31 AAS
■ portsのWineに、wimeのimm-magicパッチをあてる
1. % /usr/bin/tar xvzf wime-4.x.x.tar.bz2(ユーザ権限でよい)
2. ほどいた wime-4.x.x/patch/imm-magic-1.7.3 の記述内容を変更。
最初の2行の両行とも、以下のようにバージョン名を削除。
wine-1.7.3/dlls/imm32/imm.c → dlls/imm32/imm.c
※すべきかどうかわかりませんが、patchの文法を知らないので。
現在の判断(未検証)ですが、おそらく内容変更も、
ファイル名変更も、しなくてもよいと思います。
3. wimeのimm-magic-1.7.3 を、patch-imm-magic-173 などと
ファイル名を変更し、
/usr/ports/emulators/wine/files/patch-imm-magic-173
などとして置く。
※リネームはしなくてもよいと思いましたが、すでに置かれている
他のパッチの命名方法にならいました。パッチをあてる順番の
正解はわかりませんが、imm.cを見ると、C言語は分かりませんが
パッチ通りに変更されているように思えました。
4. ports/emulators/wine 下で、「# make ; make install」
私はmakeオプションは特に変えませんでした。
make install一発でも、portinstallとでも、お好きにどうぞ。
つまり、あらかじめ、wimeのパッチをwineのportsの
パッチ置き場(wine/files)の下に置いておくのがポイントです。
12(2): Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD 2021/10/18(月) 11:22:37.04 AAS
■ wimeをmakeする ※gmakeが必要
1. wime-4.x.x/conf.mk を対象に、wimeのmake時の変数を変更。
PREFIX?=/usr/local ※FreeBSDでは、このままでよい。
WINEDIR?=/usr/local ※FreeBSDでは、このままでよい。
WOW64?=1 ※「WOW64?=0」へ変更。
※FreeBSD(i386)で32bitOSなので、Wineも32bit版となるため。
USE_CLANG?=0 ※FreeBSDでCLANGなので「USE_CLANG?=1」へ変更。
※「USE_CLANG?」の記述がない場合は、単なる書き落としです。
処理内容は、conf.mkの末尾に存在するので、書き足してください。
「USE_CLANG?=1」がない場合、gccでコンパイルされてしまい、
FreeBSDでは動作しないバイナリができます。
2. wime4.x.x下で、ユーザ権限でよいので「% gmake」。
3. root様で「# gmake install」し、root様で「# ldconfig」。
■ ATOKをWineへインストール
1. 「wine setup.exe」などとして、ATOKをWine環境下へインストール。
2. 「wine regedit.exe」し、
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Keyboard Layouts
の「E0020411」を「E0010411」に変更。
3. 上記レジストリキーの「Ime File」が、フルパスつきの「atok??w.ime」
であった場合、パス部分を削ってファイル名のみに変更する。
■ winecfgでの注意
「/usr/local」を W: ドライブなどのドライブに割り当てておく。
そうしないと、Wineからは「/usr/local」以下が見えないので
wime起動時に「wine:cannot find 'wime.exe.so'」と言われて
起動できません。
13(1): Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD 2021/10/18(月) 11:38:41.59 AA×

外部リンク[html]:ikumi.que.jp
外部リンク[html]:www.ceres.dti.ne.jp
2chスレ:unix
14(5): Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD 2021/10/18(月) 11:57:01.04 AAS
□FreeBSD(amd64)でwimeを使う場合
FreeBSD(amd64)でもwimeは使えますが、32bitなATOKの場合、
i386-wine , i386-wine-devel で使用する事になります。
また、wimeも32bit版をmakeしないといけませんので、
実機のi386機なり、仮想環境のi386でmakeし、ファイルコピーなどで
wimeのバイナリ群を持ってくる必要があります。
※amd64でwimeを32bitとしてクロスコンパイルできれば、
持ってくる必要はありません。
また、32bitなWineでパッチがあたった「imm32.dll.so」も、
amd64のi386-wineに持ってくる必要があります
※i386-wineで、wimeのパッチがあたるかは、執筆者は未検証。
i386でWineにパッチをあてた「imm32.dll.so」は、
i386-wineに持ってきても、単純なファイルコピーで動きます。
・imm32.dll.soを配置する場所。
amd64(i386-wine)/usr/local/lib32/wine/imm32.dll.so
i386(wine) /usr/local/lib/wine/imm32.dll.so
・makeされたimm32.dll.soのバイナリが置かれている場所。
※portsでは、該当ディレクトリのworkの下に
インストール前のバイナリが置かれている。
※以下は5.0でのパス。
emulators/wine/work/wine-5.0/dlls/imm32/imm32.dll.so
なお、thomas氏によると、FreeBSDでは、64bit版ATOKは
インストールできなかったそうです(公式サイト)。
15(3): Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD 2021/10/18(月) 12:04:41.67 AAS
□年度別のATOKのwimeでの動作状況
2004 ○ 2chスレ:unix
※執筆者によるCannaServerとしてのみの検証
2008 ○(公式)動作する
2010 ○(公式)動作する
2011 ○(公式)動作する
2012 ○(公式)動作する
2014 ×(公式)動作しない(詳しくは公式サイトで)
2015 ○(公式)動作する
2016 ○ 2chスレ:linux
※おおむね動作する
2017 △(公式)動作するが(詳しくは公式サイトで)
※試用版と製品版では動作が異なる可能性があります。
※他年度版の動作状況があれば、報告していただけると幸いです。
16: Wine + wime + ATOK(For Windows) on FreeBSD 2021/10/18(月) 12:11:57.96 AAS
□現在執筆者が把握する似たような手法としての他の成果物一覧
※URLは省略しました。ググれば出ます。
・えせかんな(esecanna)
商用のVJE3.0/2.5,Wnn6をCannaクライアントで使う。
現在もFreeBSDには存在する。
japanese/esecannaを参照の事。
・ximimm
Windows版ATOKをWine上で動かし、LinuxのX11上のXIMから使用する。
2010年の製品版で動作確認、
2014年の体験版はインストールできず、との事。
・canna2imm32
Cygwin環境下で、Cannaプロトコルにより、Windows側のIMEを使う。
・FepBridge
DOSエミュレータで、DOS/VのFEPを動かして、Unixから使う。
・(OMRON)Wnn8 for Linux/BSD ※似たような手法ではありませんが。
現在も販売されているLinux/BSD用の商用かな漢字変換。
IIIMF(wnn8le)、XIM、GTK2系。
有志によるWebの知恵によると、Wnn7Egg、esecanna、
tamago-tsunagi(修正すれば)で、使う事が出来るとの事。
※公式によると、FreeBSD12.1R以降ではamd64のみ対応、との事。
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