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宇宙世紀の小説書いてみてるんだけど (1002レス)
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◆tyrQWQQxgU
2020/07/28(火)00:27
ID:m1HvhbmY0(3/7)
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961: ◆tyrQWQQxgU [sage] 2020/07/28(火) 00:27:12.05 ID:m1HvhbmY0 「ここに居たんだな…。大丈夫か?」 ハッチの外の声に驚き、少尉は思わず顔を上げた。フジ中尉だった。 「ああ…中尉ですか…」 資料をシートに隠してハッチを開けた。 「大尉じゃなくて悪かったな。廊下で声を掛けても無視して走っていったから、何事かと」 気づかなかった。それどころではなかったのだが、少し悪いことをした。 「何でもないですよ。ただ、ガンダムが気になって」 「ふん、それならいい。無理に話す必要はあるまいよ」 察したのか、中尉はそれ以上深く聞かなかった。 「…あ、そういえばあのデータ…」 「あれか?ちゃんとロード出来たみたいで何よりだ。役に立ったろう?」 「無かったら危なかったかもしれません。にしてもあのメッセージ何だったんです?意味わかんない」 「相変わらずだな。少しは言葉や歴史を学んだらどうなんだ」 「いいから教えてくださいよ」 中尉は意地悪く笑った。 「形影相同…。影の形というものは、身体と相同じ様に動くだろう?転じて、心が正しく動いたならば、物事もその様に動くだろうと言うことだ」 「ふーん、なるほど」 父は、間違った行いをしたのだろうか。娘の為に誤った道を歩み、その結果死んだというのだろうか。ならばそうして残された少尉は、過ちの産物なのか。 「…私達は、正しいんでしょうか」 少し驚いた様に中尉が眉を動かした。 「誰にも正しいことなんてわからん。だが、正しいと思った事をやらねば何も変わらん。影は、私達が動かなければ動かないだろう?」 「中尉にもわからないことってあるんですね」 「わからんから学ぶんだ。少尉も本くらい読めばいい」 そういって、持っていた本で軽く少尉の頭を叩いた。 「…何かあればいつでも呼べよ」 「ありがとうございます」 彼が去っていった後も、少尉はしばらくシートにうずくまっていた。 63話 正しいこと http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/x3/1563897040/961
ここに居たんだな大丈夫か? ハッチの外の声に驚き少尉は思わず顔を上げたフジ中尉だった ああ中尉ですか 資料をシートに隠してハッチを開けた 大尉じゃなくて悪かったな廊下で声を掛けても無視して走っていったから何事かと 気づかなかったそれどころではなかったのだが少し悪いことをした 何でもないですよただガンダムが気になって ふんそれならいい無理に話す必要はあるまいよ 察したのか中尉はそれ以上深く聞かなかった あそういえばあのデータ あれか?ちゃんとロード出来たみたいで何よりだ役に立ったろう? 無かったら危なかったかもしれませんにしてもあのメッセージ何だったんです?意味わかんない 相変わらずだな少しは言葉や歴史を学んだらどうなんだ いいから教えてくださいよ 中尉は意地悪く笑った 形影相同影の形というものは身体と相同じ様に動くだろう?転じて心が正しく動いたならば物事もその様に動くだろうと言うことだ ふーんなるほど 父は間違った行いをしたのだろうか娘の為に誤った道を歩みその結果死んだというのだろうかならばそうして残された少尉は過ちの産物なのか 私達は正しいんでしょうか 少し驚いた様に中尉が眉を動かした 誰にも正しいことなんてわからんだが正しいと思った事をやらねば何も変わらん影は私達が動かなければ動かないだろう? 中尉にもわからないことってあるんですね わからんから学ぶんだ少尉も本くらい読めばいい そういって持っていた本で軽く少尉の頭を叩いた 何かあればいつでも呼べよ ありがとうございます 彼が去っていった後も少尉はしばらくシートにうずくまっていた 話 正しいこと
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