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宇宙世紀の小説書いてみてるんだけど (1002レス)
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935: ◆tyrQWQQxgU [sage] 2020/07/23(木) 23:22:37.67 ID:/Z+V/y3V0 「私…何も…知らなかった…」 ニュンペーが薙刀を振り下ろす。荒れたモニターが明るくなった。 「…余計に死ねないじゃない」 フジ中尉から貰った端末のロードが100%を示す。それと同時に表示された言葉は"形影相同"。 「中尉…だから意味わかんないってば」 緊急で左肩の接続を切り離し、ギリギリで薙刀を躱した。残る右腕に乗るニュンペーの脚にしがみつき、そのまま引き倒す。 『何を…!』 形勢を逆転し、跪いたニュンペーの前に立つ。 「私が本当は誰だろうと…」 離した左腕を拾い上げ、再度接続する。過剰な負荷のせいか、接続部から煙が上がった。 「私は…私の魂を信じる」 呼応する様にして、サブカメラが復旧する。煙の中でツインアイが光った。 『大層なことを言っても…何も変わりはしない』 ニュンペーが立ち上がり、こちらに向かってくる。しかし、ガンダムはそれを容易くいなすと脚を払い再び膝をつかせた。 『!?』 「皆…何も知らない癖にさ…知った様な気になる」 てっきり少尉は、ニュンペーのものと同じ様な敵の行動パターンを受け取ったのだと思っていた。 『馬鹿にして!』 立ち上がりながらニュンペーがハイキックを見舞う。しかしガンダムはそれに手を添えると、その蹴りの勢いで逆にニュンペーの体勢を崩させた。 『な…何が起こっている!?』 中尉のくれたデータは敵がどう出るかのデータではなく、自機の特性を活かすにはどうすればいいかというものだった。これまでの戦闘で得た癖の補正や弱点の補強…あくまでも能動的なデータだった。 「私は…全部受け入れることは出来ないかもしれない。でも…」 少尉は頭を空っぽにした。 「いくよ…マンドラゴラ」 今は何も考える必要はない。後で考える事が増えただけの事だ。 http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/x3/1563897040/935
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