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宇宙世紀の小説書いてみてるんだけど (1002レス)
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◆tyrQWQQxgU
2020/06/07(日)13:43
ID:vuolscyX0(3/9)
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819: ◆tyrQWQQxgU [sage] 2020/06/07(日) 13:43:32.58 ID:vuolscyX0 「このまま放ったらかしですかね?私達」 整備の為格納庫へ向かいながら、パイロットの3人で並んで歩いた。 「そうもいくまい。そろそろ局面が動く」 ワーウィック大尉が難しい顔で言った。 「ティターンズだけでも手一杯な今、更に敵が増えるのは避けたいところですが…」 フジ中尉はこの間の件といい、いくら戦局が厳しくなるとはいえやはり残党と表立って手を組むというのは抵抗もあるだろう。 「色々と条件もある。いくらエゥーゴが反地球連邦といっても、ザビ家再興などを掲げているのであれば力を貸すわけにはいかないだろうしな」 そうは言うが、大尉はもうジオンに未練はないのだろうか。 「ザビ家って全滅したんじゃ?」 「いや、ドズル中将の娘がいる。彼女自身はまだ幼いが、マハラジャ・カーンの娘が摂政としてついている筈だ。その位は伝え聞いたが、それ以上の事は何も」 「ザビ家かあ…イマイチ実感湧きませんね。なんか、そこだけ時間の流れが私達と違うみたいです」 「小惑星などに引き篭もっていればそうもなるさ」 ワーウィック大尉はやや不機嫌そうに鼻で笑った。 スクワイヤ少尉達が整備を進めている間にも、上層部は今後の事を話し合っているはずだった。ひと通りの作業を終えて休憩していた面々に再び招集がかかる。 拭った煤が頬についたままの少尉を始め、バタバタとブリッジへ皆が集まった。 『諸君、調子はどうかね』 1番大きなモニターにロングホーン大佐の姿が映った。相変わらずの仏頂面である。腕組みして椅子にふんぞり返っている。 『揃った様だから始めるが…。今現在我々は、接近しつつあるアクシズの対処に追われている。今頃はバジーナ大尉達が接触している頃かな』 ブレックス准将の死後、アーガマのクワトロ・バジーナ大尉が後継者としてエゥーゴを背負って立つ事になった。その彼が直接交渉に出向いたということか。 しかし、何故ロングホーン大佐やブライト・ノア大佐ではなく彼が後継者として選ばれたのかはわからない。 「アーガマの報告待ちということですか?」 フジ中尉が問う。 『いや、こちらも待ってばかりでは居られまい。ある意味で彼らは敵地に乗り込んだ様なものだからな。諸君には彼らの出迎えをやってもらいたい』 大佐は組んでいた腕を解くと、身を乗り出す様にして両手を机についた。 『アーガマの出迎えとは言うが、実際のところ逆に敵の出迎えに遭遇する可能性もある。アクシズの連中に歓迎されるとも限らんし、アーガマがティターンズに出し抜かれていることも考えられる。…危険だが任されてくれ』 「了解しました。すぐにでも出港します。…最後に1つだけお伺いしても?」 珍しくグレッチ艦長が一言添えた。 『なんだね?』 「アーガマの交渉が破談していた場合、今後エゥーゴはどう動くので?」 『…ふん。いずれにせよ最後に勝つのは我々でなければならない。それだけだ』 ロングホーン大佐はそれだけ言うと一方的に通信を切った。それを聞いたグレッチ艦長は帽子を深く被り直す。 http://medaka.5ch.net/test/read.cgi/x3/1563897040/819
このまま放ったらかしですかね?私達 整備の為格納庫へ向かいながらパイロットの人で並んで歩いた そうもいくまいそろそろ局面が動く ワーウィック大尉が難しい顔で言った ティターンズだけでも手一杯な今更に敵が増えるのは避けたいところですが フジ中尉はこの間の件といいいくら戦局が厳しくなるとはいえやはり残党と表立って手を組むというのは抵抗もあるだろう 色と条件もあるいくらエゥーゴが反地球連邦といってもザビ家再興などを掲げているのであれば力を貸すわけにはいかないだろうしな そうは言うが大尉はもうジオンに未練はないのだろうか ザビ家って全滅したんじゃ? いやドズル中将の娘がいる彼女自身はまだ幼いがマハラジャカーンの娘が摂政としてついている筈だその位は伝え聞いたがそれ以上の事は何も ザビ家かあイマイチ実感湧きませんねなんかそこだけ時間の流れが私達と違うみたいです 小惑星などに引き篭もっていればそうもなるさ ワーウィック大尉はやや不機嫌そうに鼻で笑った スクワイヤ少尉達が整備を進めている間にも上層部は今後の事を話し合っているはずだったひと通りの作業を終えて休憩していた面に再び招集がかかる 拭った煤が頬についたままの少尉を始めバタバタとブリッジへ皆が集まった 諸君調子はどうかね 番大きなモニターにロングホーン大佐の姿が映った相変わらずの仏頂面である腕組みして椅子にふんぞり返っている 揃った様だから始めるが今現在我は接近しつつあるアクシズの対処に追われている今頃はバジーナ大尉達が接触している頃かな ブレックス准将の死後アーガマのクワトロバジーナ大尉が後継者としてエゥーゴを背負って立つ事になったその彼が直接交渉に出向いたということか しかし何故ロングホーン大佐やブライトノア大佐ではなく彼が後継者として選ばれたのかはわからない アーガマの報告待ちということですか? フジ中尉が問う いやこちらも待ってばかりでは居られまいある意味で彼らは敵地に乗り込んだ様なものだからな諸君には彼らの出迎えをやってもらいたい 大佐は組んでいた腕を解くと身を乗り出す様にして両手を机についた アーガマの出迎えとは言うが実際のところ逆に敵の出迎えに遭遇する可能性もあるアクシズの連中に歓迎されるとも限らんしアーガマがティターンズに出し抜かれていることも考えられる危険だが任されてくれ 了解しましたすぐにでも出港します最後につだけお伺いしても? 珍しくグレッチ艦長が一言添えた なんだね? アーガマの交渉が破談していた場合今後エゥーゴはどう動くので? ふんいずれにせよ最後に勝つのは我でなければならないそれだけだ ロングホーン大佐はそれだけ言うと一方的に通信を切ったそれを聞いたグレッチ艦長は帽子を深く被り直す
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