[過去ログ] 宇宙世紀の小説書いてみてるんだけど (1002レス)
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500: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:21 ID:E2KM/Ibu0(5/12) AAS
『いくら倒しても切りがねえ!』
サドウスキー大尉が弱音を吐き始めた。彼の言うとおり、2人で相手をするにはいささか敵の数が多過ぎた。
アトリエ中尉達も一向に合流する気配がなく、万一の不測の事態が頭をよぎる。通信が途切れた時、大きな熱源反応を感知していた。それと関係があるのかどうか。
「…何にせよ朱雀は健在だ。我々が持ちこたえなくてどうする」
『そうはいうけどよ…!』
サドウスキー大尉の弾薬を節約する為白兵戦を繰り返していたが、機体の駆動系も悲鳴をあげ始めている。元より近接格闘を前提にチューンナップされた両機ですら、このままでは時間の問題だった。
501: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:22 ID:E2KM/Ibu0(6/12) AAS
どうにか再び周囲の敵を一掃した我々だったが、レーダーにはまた熱源反応。機体だけでなく、パイロットも限界が近かった。
機体の影が目に入る。反応が鈍ってきた大尉より先に、私は急接近しナギナタで斬りかかった。
『おいおい待て待て!!!!』
ナギナタの柄をシールドで止めたのはアトリエ中尉だった。私はあろうことか中尉のガンダムに斬りかかるところだった。鈍っていたのは私の方か。
「おっと…済まない」
『それで済むかよ!全く…』
「来るのが遅すぎるぞ…」
『色々あったもんでな。こっちもこっちで大変だったのよ』
そういってモニター越しの中尉が後ろを指差した。ガンダムMk-?の後ろから薄っすら機影が見える。
近づいてきたそれは、かの黒いガンダムだった。シェクター少尉のメタス改と予備機のジム2が随伴している。
省9
502: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:23 ID:E2KM/Ibu0(7/12) AAS
「なるほどな…」
合流した皆からの報告を聞いた。
『お2人が敵を引きつけてくれてたおかげで、他の部隊もかなりの数が降下しています』
シェクター少尉が言う。彼ら曰く、サイコガンダムはまだ完全に動かせているとは言えない様で緩慢な動きしか出来ないらしい。私からすればメアリーの脳波で動いているだけでも信じられないが。
「しかし、これ以上ここに留まっている場合ではないな。侵入路を見つけなければ」
『敵影が途切れたあたり、ここらには無さそうだな。増援は中尉たちの反対側から来ていた。多分そっち側に出入り出来る場所があるのだろう』
サドウスキー大尉の推測は正しい様に思える。
『だったら決まりだ。行こうぜ』
中尉のガンダムが先頭を行く。私とサドウスキー大尉が両脇を固め、背後をサイコガンダム、メタス改とジム2が付いてくる形になった。
恐らくこの攻略戦において最も戦力が充実した部隊になっているだろう。敵も見逃してはくれまい。何せ敵の兵器まで引っ提げているし、おまけに巨大で目立つ。
省1
503: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:23 ID:E2KM/Ibu0(8/12) AAS
やや先行気味の私とアトリエ中尉が、まず目視した敵機を落とす。エゥーゴ・カラバの他部隊と交戦するティターンズの背後から強襲する形となった。
『ワーウィック大尉が切り込み隊長だ!進路を拓けよ!アトリエ中尉は大尉を援護しながらサイコガンダムを守れ!取り付いてくる連中は俺と少尉が叩く』
サドウスキー大尉が叫ぶように指揮を取る。
『俺だけ仕事が多いんじゃないっすかねえ?』
そういいつつもアトリエ中尉は右に左に敵を上手く捌いていく。
『あたしだってやれるわ!』
メアリーが興奮気味に言うが、サドウスキー大尉がなだめる。
『嬢ちゃんに無理はさせられん。ただ突っ立ってるだけでも敵が来てくれるんだ、下手に動くんじゃないぞ』
メアリーは不服そうだったが、ここがどういう場所なのか理解している様だった。大人しく引き下がった。
「いい子だ」
省1
504: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:23 ID:E2KM/Ibu0(9/12) AAS
前方でも攻勢が続いている。押し合いになりつつも、徐々に我々と挟み潰す様相になってきた。反対側の自軍にも腕の立つパイロットがいる様だ。
その時、見慣れない機体が単独で基地から出てきた。彩度の低いカラーリングのその機体は、自機のブースターで自力飛行している。爪の様なマニピュレータ含め、その姿は異形だった。
『あれは…バイアラン!?』
ワン中尉が呟いた。
「新型か?」
『開発中のデータしか見てはいませんが…SFS無しで飛行するMSです。もう試作段階に入ってたなんて』
『作りかけか。いよいよジリ貧になってきた証拠だな!』
アトリエ中尉が威嚇射撃を行う。難なくそれを躱した敵機は、中尉の機体を容易く抜いてそのままサイコガンダムを狙ってきた。
505: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:24 ID:E2KM/Ibu0(10/12) AAS
『野郎…!行けよインコム…!』
インコムで死角からの攻撃を試みる。敵はそれをわかっていたかのように最低限の動作で避けると、腕部のメガ粒子砲でインコムをピンポイントに撃ち抜いた。
『馬鹿な…ちぃ!』
サーベルを抜いた中尉が迫る。それをサドウスキー大尉のリックディアスが砲撃で支援した。大尉の砲火を避けながら、敵はターゲットを中尉に切り替えた。
先程のメガ粒子砲からサーベルを形成し、中尉の刃を受ける。互いのIフィールドが反発し合い、磁場の様なものを生じさせながら睨み合う。
『こいつは…不愉快だぜ』
再び距離を取る敵の試作機。中尉と単機でまともにやり合うなど、少なく見積もってもエース級の相手だ。
506: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:24 ID:E2KM/Ibu0(11/12) AAS
『ベイト!あいつ、サイコガンダムを動かしてたやつよ!同じ感じがする!』
メアリーがそう言うと、サイコガンダムが拡散メガ粒子砲で敵機を撃つ。華麗に飛び回りながらそれを掻い潜る姿は確かに常人離れしている。
間髪入れずに再び中尉とサドウスキー大尉がビームライフルで狙う。それも直撃には至らず、敵の肩を数回掠めただけだった。それどころか逆にサドウスキー大尉の機体の脚部を的確に撃ち抜く。
『くそ!脚をやられた!誰か中尉の援護を!』
「確かに1対1はまずい」
まとわりつく他の敵機を払うと、私も試作機に肉薄する。中尉と切り結ぶ敵の背後から、マラサイはモノアイを光らせた。
こちらが大振りで横に凪いだところを宙返りで躱すと、敵機は両腕のサーベルを展開したまま駒のように1回転した。ナギナタの柄でどうにか受けるも両断されてしまう。
敵は怯む私をそのまま踏みつけ、踏み台のようにして飛ぶと中尉へと迫る。
507: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/09(水)14:25 ID:E2KM/Ibu0(12/12) AAS
次の瞬間には中尉の懐に入り込んだ敵機。我々の誰もがそれに反応しきれなかった。切り上げられた敵のサーベル。
『うおおおお!!』
機体を目一杯に逸らしギリギリのところを躱そうとする中尉。躱しきれずに弾け飛ぶガンダムの左腕。更に敵が振りかぶった時、少尉のメタス改が敵機に直接突っ込んだ。
『やらせないッッッ!!』
そのままハイメガキャノンを押し込むと、ゼロ距離で撃った。融解する砲身もそのままに撃ち抜く。耐えきれず主砲を破損したメタス改はそのまま不時着した。
しかし、肝心の敵機は右腕を失っただけでまだ少尉の面前に立っていた。
『逃げろ!!!』
同じく不時着した中尉が叫ぶ。私はマラサイの力の限り、敵へとナギナタを投げつけた。
首を軽くひねる様にしてそれを躱した敵は、残る左腕のサーベルでメタス改に止めを刺そうとしていた。少尉は必死にもがく。
『くそ…!動けよ…くそ…!!!』
省2
508: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:39 ID:d++Auzh+0(1/14) AAS
「シェクター!!!」
アトリエ中尉は無我夢中で叫んだ。ガンダムは動かない。しかし、敵機の様子がおかしい。先程振り下ろした筈の左腕はそれ以上動かなかった。代わりに、敵機の胸部には背後から突き立てられたビームサーベルが貫通していた。
崩れ落ちる敵機。その後ろに立っていたのは、赤い色のリックディアスだった。
その機体からは、これまでに感じたことの無いオーラを感じた。強化人間の黒いプレッシャーとも、メアリーの無邪気なものとも違う何かだった。悲しみと暖かさをない混ぜにした様な、複雑なものを感じ取った。
509(1): ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:40 ID:d++Auzh+0(2/14) AAS
『朱雀所属小隊、全機無事だな?』
そのリックディアスから通信が入る。一体何が起きたのかわからぬほど速過ぎる立ち回り。取り乱していたとはいえ、まともに目視出来なかった。1秒にも満たない出来事だったというのに。
「助かった…あんたは?」
『カラバのアウドムラ所属だ。間に合って良かった』
『アウドムラだと?じゃああんた…』
サドウスキー大尉が驚きを隠せない様子だ。アウドムラのリックディアスといえば、もう思い当たるのは1人しかいない。
『レイ大尉…でありますか…!?』
そう問うワーウィック大尉の声もまた震えていた。
『気を抜くな、まだ敵は来る。ガンダムのパイロット…彼女を頼む』
そういって赤いリックディアスは再び別の戦線へと去った。
510: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:40 ID:d++Auzh+0(3/14) AAS
「彼女…?少尉、大丈夫か」
『ええ…どうにか』
そうはいうものの、どう見てもシェクター少尉は当人も機体も満身創痍だった。
『あれが一年戦争の白い悪魔…!赤い彗星も手を焼いた訳だ』
ワーウィック大尉は色んな感情が混ざっている様だ。ジオンの男が彼を忘れるはずもないだろう。
『しかし…これじゃ基地潜入は厳しいな…』
サドウスキー大尉の言うとおり、戦力はズタボロだった。連戦に次ぐ連戦、そして極めつけは強化人間。援護が無ければ全滅していた。
511: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:41 ID:d++Auzh+0(4/14) AAS
そうこうしているうちに、辺りの敵はかなり掃討されていた。エゥーゴ・カラバの部隊が遂に基地内部へ侵入していく。
『どうするかだな。正直言って、俺達にこれ以上の行軍は無理だと思うが…』
サドウスキー大尉が口惜しそうに言う。
「サイコガンダムもデカ過ぎて内部には入れないしな。辛うじて動けるのは俺とワーウィック大尉か」
ワーウィック大尉の機体もかなりガタがきているが、外的損傷は少ない。
アトリエ中尉の機体も腕をやられてバランサーに狂いが出ているとはいえ、サドウスキー大尉やシェクター少尉に比べればまだマシだった。
『結局お前らか。散々頼りにしてきたが、最後の最後もやっぱり頼るしかないみたいだな』
サドウスキー大尉が力なく笑った。
『付いていきたいところなんですが…ちょっとお手上げです』
コックピット内を弄りながらシェクター少尉が言う。電装系もやられているらしい。
省1
512: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:41 ID:d++Auzh+0(5/14) AAS
簡単に装備を整える中尉とワーウィック大尉。
「大尉、ナギナタはほんとにそれでいいのか?」
マラサイは両断されたナギナタをそれぞれ両手に持っていた。
『仕方あるまい。まあ、二刀流だと思えば』
それに対してアトリエ中尉の機体は自機のライフルを腰部に、加えてサドウスキー大尉から借りた別のライフルを手にしている。
『お前ら、1本ずつ武器交換したらいいのにな』
サドウスキー大尉が笑った。
『「いやいやいやいや」』
つい2人の声が重なってしまった。考えていることは同じらしい。
『それぞれのスタイルってとこが良いんですよ』
省10
513: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:53 ID:d++Auzh+0(6/14) AAS
基地へ潜入を開始する両機。本来ならば1度補給に戻るところだが、その猶予は無かった。私のマラサイが先行しつつ、すぐ後ろにアトリエ中尉のガンダムが続く。MSが余裕を持って進めるだけの道があり、比較的探索はしやすい。
『既に先客が来てるからな。だいぶすっきりしてるみたいだ』
中尉の言うとおり迎撃戦があったとみられる残骸が散らばっているものの、敵影は見当たらなかった。
「かなり大規模な基地だ。司令部を見つけるまで、それらしい施設は全て抑えていくぞ」
『オーケー』
大きな熱源反応も無いまま、自軍が進んだと思われるルートを進む。
514: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:53 ID:d++Auzh+0(7/14) AAS
しばらく行くと、随分開けた場所に出た。MSの運用試験でもしていたのだろうか、様々な機器が不規則に並んでいた。
『さっきの試作機なんかはここで組んでたのかもしれねぇな』
「強化人間用らしい特殊な武装はなかったが、あそこまでの機動は常人には無理だな。正直言って中尉位しかまともに相手出来てなかったが」
『俺もやられる寸前だった。メアリーのニュータイプ論は撤回してもらわねぇと』
「天然のニュータイプと違って強化人間は身体強化も施されているからな。一概には言えんさ」
そんな話をしながら試験場を後にしようとしていた時だった。進路に熱源反応。
『やっと来たかガンダム!!!』
聞き覚えのある声。敵からの音声、やはり例の特務部隊の連中か。間髪入れず、向かっていたゲートの方からギャプランの様なMAらしき機影が突っ込んできた。
マラサイで正面から両腕で頭を抑え込むが、バーニアを噴射しても堪えきれない程の出力だ。私は敵機を持ち上げる様にして進路を上に逸らす。
『ははは!流石にじゃじゃ馬だなぁ!!』
省8
515: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:54 ID:d++Auzh+0(8/14) AAS
「ガンダム!?」
私は声に出して狼狽えた。そのガンダムは全身をティターンズカラーの黒に身を包み、Mk-?の面影を感じさせつつも明らかに違う機体だった。
『そう、これこそティターンズの正統なるガンダムだ。エゥーゴが強奪したMk-?とも、貴様らが研究所から盗み出したMk-?とも違う。ガンダムMk-?"ハーピュレイ"…まだ試作機だがな』
ビームスピアーを携行しているのはこのパイロットの使い慣れた得物という事だろう。万全な状態ならまだしも、現状でこの2機を相手取るのはかなり骨が折れそうだ。
「今更?か?うちのは?だ」
私は敵に急接近した。振りかぶったビームナギナタを敵はビームスピアーで受ける。
『そんな機体でどこまでやれるかな。貴様らのMk-?も研究データを試験的に建造したものに過ぎん』
敵機は容易くナギナタをいなすと、ビームライフルを放った。ショルダーシールドで受けるも、その反動ですら駆動系は悲鳴を上げた。
『あんまりガンダムに気ぃ取られてっと死ぬぜ!』
息もつかせずにギャプラン改が迫る。身構えた私との間に中尉が割って入る。
省2
516: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:54 ID:d++Auzh+0(9/14) AAS
ガンダムのビームスピアーを、両手のナギナタの刃を重ねるようにして受け止める。
「ちぃ…」
『キリマンジャロで試験運用予定だったものを回してもらったのだ。実戦配備される暁には貴様らのMSなど…』
「…連邦のエリートさんにいい事を教えてやる」
『何だと?』
マラサイでガンダムの腹を蹴り飛ばすと、再び距離を取った。
「MSの性能差は戦力の決定的差ではない。…旧ジオンのエース、赤い彗星の言葉だ』
『その男もついぞガンダムには勝てなかったがな!』
「彼のその精神が私の様な者達に引き継がれた。単なる象徴でしかないガンダムなど!」
マラサイの駆動系は限界だったが、それでもまだ動く。そろそろ奥の手を使うタイミングかもしれない。
省2
517: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:55 ID:d++Auzh+0(10/14) AAS
『…何をした』
「今に思い知る」
言うやいなや、マラサイは敵に迫った。今までとは比べ物にならない瞬発力に敵の反応が追いついていないようだ。私自身も強烈なGに耐えるのが精一杯の中、喰らいついていた。
一気に間合いを詰めると、敵がスピアーを向ける暇を与えずに片手のナギナタでガンダムの右腕を切り落とした。更にもう片方のナギナタを左肩の装甲に突き立て、剥き出しになった肩関節を直接マニピュレータで掴むと、腕ごと引きちぎる。
『馬鹿な!?』
追撃はここからだ。マラサイの姿勢を瞬時に低くすると、敵機の脚を払う。姿勢が崩れた間に、残るナギナタを掌で回すようにして逆手に持ち直す。
倒れる前にバーニアを吹かして距離を取ろうとする敵のガンダムだが、私は間合いを空けさせなかった。
逃げる敵に飛びかかる様にして更に迫る。敵の両脚を、短く持ったナギナタで凪ぐようにして順に捌く。尚も逃げようとする敵の頭部を回し蹴りで弾き飛ばした。
518: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:55 ID:d++Auzh+0(11/14) AAS
ボディ以外の何もかもを失い地に落ちたガンダムを踏みつける。初めてサイコガンダムに相対した時に感じた恐怖を感じることは無かった。もう今の私は記号としてのガンダムに何の意味もない事を知っている。
関節の各部から火花を散らしながら、私の機体はかつての悪魔の名を冠する敵を見下ろしていた。
「お前達ティターンズは、かつてのジオンがおかした過ちをもう一度繰り返してきた。…その螺旋は必ず私達が止める」
『一体何が起きた…』
「これがお前たちの言うガンダムなのかもしれないが、私の知るガンダムではないな」
そういうと、コクピットにナギナタを突き立てた。
519: ◆tyrQWQQxgU 2019/10/10(木)21:56 ID:d++Auzh+0(12/14) AAS
「中尉」
肩で息をしながら私は通信を行った。
『まじか!やったのかよ!?』
アトリエ中尉はギャプラン改と交戦している。確かに敵は高機動だが、この狭い場ではそれを活かしきれていない。
中尉のライフルもなかなか直撃とはいかないにしろ、確実に敵を追い込んでいる。
「中尉、出力リミッターカットを行った」
『下手打つとバラバラになるぞ!』
「あのままだとこちらがやられていた」
『そりゃそうかもしれねぇが…』
「バラバラにしてやるぶんにはいいだろ?」
省9
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